【GTCドラフト】赤ボロスと白ボロス、あるいはカルロスとオモロス
2013年3月20日コメント (6) 最近MOで復帰した古い友人に「ボロスって絶対マナフラになるよね。どうすんの」みたいなこと言われた。マナカーブを極端に下に寄せる必要があるから、後半失速するみたいなニュアンスだった。その時はドラフト先輩風吹かせて「大隊あるから下手に相打ちとるな。後半も強いアンコ2マナ生物を大事にしろ」とか言ったけど、ボロスで極端に下に寄ったデッキを作ること自体は否定しなかった。
しかしそもそもそれが間違ってるんじゃないかと最近思い始めた。
自分がボロスやる最初の指針になったのが
http://www.wizards.com/magic/magazine/article.aspx?x=mtg/daily/eventcoverage/ptgtc13jp/feature01
この記事。大いに参考になった。公式の記事だから参考にしている人は自分以外も多いと思う。
ボロスやるときに重要なのはもちろん大隊の達成で、大隊組んで攻撃できる回数、とどのつまりはスカイジェクが何回舞えるかが勝敗に直結する。
大隊での攻撃回数を稼ぐ手段としては
①マナカーブを下に寄せて3体そろうターンを早くする(赤住人、数合わせの2マナ生物)
②回避やサイズ、能力のおかげで死にづらい、継戦能力の高い生物を並べる
(グリフィン、3/5、白住人、2/1ダメージ軽減機械生物)
がある。上に乗せた記事でも
と書かれている。
で、最近感じるのは①の戦術はもはや機能するのが難しくない?ということだ。ボロスが速い強いのが周知されてきて、どのデッキも2マナ域を厚くしてきている。
赤住人や数合わせの2マナ生物を出しても、無人の戦場を駆けることはできず、初回の戦闘で鼠やらなんやらと相打ちとられるorトリックの消費を迫られて、大隊達成のためには追加戦力が必要になり続ける。
優良二マナ3種(理事スカイジェク槍兵)とスカイナイトがデッキの根幹なのは間違いないとして、その脇を固めるクリーチャーを
赤住人、爆弾部隊等の2マナ以下をたんまりと盛ってオールインするのか
4マナ飛行や5マナ3/5をマナカーブを阻害しない程度に厚めにとって、継戦能力を高くするのか
だと後者の方が環境にあってると思う。
以前いぜっとさんのDNで重いボロス、略して「オモロス」という言葉がちらっとでてきたが、もしかして同じようなこと考えてるのかな?とか思った。
しかしそもそもそれが間違ってるんじゃないかと最近思い始めた。
自分がボロスやる最初の指針になったのが
http://www.wizards.com/magic/magazine/article.aspx?x=mtg/daily/eventcoverage/ptgtc13jp/feature01
この記事。大いに参考になった。公式の記事だから参考にしている人は自分以外も多いと思う。
ボロスやるときに重要なのはもちろん大隊の達成で、大隊組んで攻撃できる回数、とどのつまりはスカイジェクが何回舞えるかが勝敗に直結する。
大隊での攻撃回数を稼ぐ手段としては
①マナカーブを下に寄せて3体そろうターンを早くする(赤住人、数合わせの2マナ生物)
②回避やサイズ、能力のおかげで死にづらい、継戦能力の高い生物を並べる
(グリフィン、3/5、白住人、2/1ダメージ軽減機械生物)
がある。上に乗せた記事でも
ドラフト上級者のために、リーツェルはボロス・デッキをさらにふたつの異なる陣営に分けた。《鋳造所通りの住人》を用いて「オール・イン」に寄せたもの、とリーツェルが述べる赤が基調のデッキでは、《五連火災》のようなカードが価値を増す。「トリッキー」に寄せた白が基調のデッキでは、強請メカニズムを増やし、《騎士の見張り》のようなカードでアドバンテージを取っていくのだ。
と書かれている。
で、最近感じるのは①の戦術はもはや機能するのが難しくない?ということだ。ボロスが速い強いのが周知されてきて、どのデッキも2マナ域を厚くしてきている。
赤住人や数合わせの2マナ生物を出しても、無人の戦場を駆けることはできず、初回の戦闘で鼠やらなんやらと相打ちとられるorトリックの消費を迫られて、大隊達成のためには追加戦力が必要になり続ける。
優良二マナ3種(理事スカイジェク槍兵)とスカイナイトがデッキの根幹なのは間違いないとして、その脇を固めるクリーチャーを
赤住人、爆弾部隊等の2マナ以下をたんまりと盛ってオールインするのか
4マナ飛行や5マナ3/5をマナカーブを阻害しない程度に厚めにとって、継戦能力を高くするのか
だと後者の方が環境にあってると思う。
以前いぜっとさんのDNで重いボロス、略して「オモロス」という言葉がちらっとでてきたが、もしかして同じようなこと考えてるのかな?とか思った。
コメント
2月下旬から3月上旬あたりは2マナ域生物が異常に高かったです。リーツェルの影響は少なからずあったかと思います。
この時期は2マナ域に対抗する3マナ域のディフェンシブクリーチャー(青住人、1/4壁など)が安く拾えたのでそれらを集めれば勝てました。
特にコモンで鼠と3マナ1/4を二種類用意できるオルゾフはかなり有利な立場にありました。いずれも凄く安かったです。
今はそれもネタばれして2マナ域を集めるだけでは勝て無いことが周知されたように思います。
変わりに現在オルゾフ人気、具体的には強請を持つカードが凄く高いです。
さらに一歩先をいく話ですが、そのオルゾフ対策を知っている動きをするプレイヤーはMOに明らかにいます。
今ドラフトで勝つにはオルゾフを意識しておいたほうがいいのは間違いありませんし、具体的戦術の引き出しも多く持っておきたいですよね。
重いボロス「オモロス」もそのひとつです。
ペンティーノさんの継戦能力を高くする方向へシフトすべきという点には同感です。
2マナの速攻が跋扈して3マナのディフェンシブクリーチャーが相対的に強くなるっていうのはDIIドラフトを思い起こさせます。あの時は各色(黒は違ったかも)コモンに3マナ2/3がいたので困りませんでしたが、GTCではその点でギルドの格差があるんですね。
3マナのディフェンシブクリーチャーが重要ってのは僕も同感で、「地底街の密告人」はその能力よりもコストとサイズが重要だと思ってるくらいです。
ディフェンシブオルゾフを食う必要があるってのも同感です。殴る気のない2/3や1/4を並べるのは軽いボロスみたいなデッキには効きますが、弱点もありますからね。
「無視する」「押しつぶす」「ボムる」のどれかはできるようにしたいなとドラフトする際に考えています。普通に強いボロスにも勝てなきゃいけないので難しいのですが。
強請にダメージレース負けしないよう・ディフェンシブクリーチャーを腐らせるよう、飛行を意識して集めた(雲ヒレ/スプライト/ドレイク)シミックが最近勝率いいです。ボロス対策の肉壁もシミックだと集めやすいですし。緑住人でガンマも1/4越えられるようになりますしね。といっても最近ただシミックが安いだけかもしれませんが