http://www.channelfireball.com/articles/initial-technology-getting-twisted-in-standard/
(原題)Initial Technology – Getting Twisted in Standard
Posted by Luis Scott-Vargas
March 6, 2011
私がスタンダードから離れて暫くたちました.PTパリ後から先週まで,私はスタンダードのゲームをしていませんでした.エクステンデッドとドラフトに集中していたのです.しかし幸運なことに,先週末のChannelfireballの5kトーナメントが私に(鷹の)編隊に舞い戻る気をおこさせたのです.なので,私は少しばかり研究を始めました.Gerryが使っていた青白タッチ赤のCaw-bladeはかなり魅力的に見えたので,彼にそれについてしつこく尋ねました.
このデッキについては既に他の記事があることを謝らなければなりません.しかし私が行った改良は,間違いなく十分に議論する価値があることを保証します.
彼が絶対に変更したいと考えていた部分は,増加するミラーマッチを想定して,《静寂の守り手,リンヴァーラ/Linvala, Keeper of Silence(ROE)》をサイドに加えること,《審判の日/Day of Judgment(M11)》と《業火のタイタン/Inferno Titan(M11)》を抜くことだけでした.私はこの程度の変更では満足できなかったので,自分が考えている”改良”案を探すことにしました.まずはGerryがDCのStarcitygames Openトーナメントで用いたデッキを試すことから始めました.テストプレイをする際は,元のデッキを回すことなく手を加えてはいけません.何度も元のデッキを回しましたが,デッキに十分精通するまでは,赤を加えたこのデッキに改善する部分は無い様に思われました(注1).
何回かの対戦の後に,私が行った変更は《審判の日/Day of Judgment(M11)》を2枚カットして2枚の《電弧の痕跡/Arc Trail(SOM)》を加えることでした.《審判の日/Day of Judgment(M11)》が《電弧の痕跡/Arc Trail(SOM)》より有効なマッチアップはヴァラクートだけです.また,このデッキはタイタンが着地してしまうとどっちみち勝てません.《地盤の際/Tectonic Edge(WWK)》も《広がりゆく海/Spreading Seas(ZEN)》も1枚も入っていないので,タイタンをDoJで流せたとしても既に死んだも同然です.しかもこちらのアタッカーまで全て流してしまうのですから.
更なる調整を加えて,金曜夜のトーナメントで使ったデッキが以下のリストです.トーナメントは1kトーナメントで,成績がよければ5kトーナメントの参加費が無料になるというものでした:
4《戦隊の鷹/Squadron Hawk(M11)》
4《石鍛冶の神秘家/Stoneforge Mystic(WWK)》
4《精神を刻む者,ジェイス/Jace, the Mind Sculptor(WWK)》
4《定業/Preordain(M11)》
3《稲妻/Lightning Bolt(M11)》
3《呪文貫き/Spell Pierce(ZEN)》
2《マナ漏出/Mana Leak(M11)》
2《電弧の痕跡/Arc Trail(SOM)》
2《審判の日/Day of Judgment(M11)》
2《ギデオン・ジュラ/Gideon Jura(ROE)》
1《業火のタイタン/Inferno Titan(M11)》
1《肉体と精神の剣/Sword of Body and Mind(SOM)》
1《饗宴と飢餓の剣/Sword of Feast and Famine(MBS)》
3《天界の列柱/Celestial Colonnade(WWK)》
3《金属海の沿岸/Seachrome Coast(SOM)》
3《沸騰する小湖/Scalding Tarn(ZEN)》
4《乾燥台地/Arid Mesa(ZEN)》
2《氷河の城砦/Glacial Fortress(M11)》
3《山/Mountain》
4《平地/Plains》
3《島/Island》
2《進化する未開地/Evolving Wilds(ROE)》
Sideboard
4《狡猾な火花魔道士/Cunning Sparkmage(WWK)》
1《バジリスクの首輪/Basilisk Collar(WWK)》
2《静寂の守り手、リンヴァーラ/Linvala, Keeper of Silence(ROE)》
2《神への捧げ物/Divine Offering(MBS)》
1《業火のタイタン/Inferno Titan(M11)》
4《瞬間凍結/Flashfreeze(M11)》
このデッキはかなり良い出来で,私は6-1で2位でした.トーナメントはスイスラウンド+1(訳注:原文はSwiss +1)だったので,Matt Nassが最終ラウンドで負けていれば実質優勝したことになります(少し前のラウンドで私を下した相手でした).残念で予想外なことに,彼は自分のマッチを全て勝っていました.なので私は2枚のジェイス で満足せざるをえませんでした.しかし,このトーナメントではより重要なものを得ました.それが以下に示す考えです.
・ ヴァラクートとの1ゲーム目はかなり分が悪いが,サイド後は有利がつき,マッチ全体で見ると悪くない.
・《神への捧げ物/Divine Offering(MBS)》は装備デッキのミラーでは実は二流のカード.対戦相手がアーティファクト除去をサイドインしたら嬉しいと感じた際に,そのことに気づいた.これはデッキを自分から悪くするサイドボーディングで,装備品と1対1交換されるということは,石鍛冶がただで手に入るということ.それに,私は剣を装備する際に相手の動向を考慮せずにタップアウトしてシャクられる,ということはしない.相手にアーティファクト除去がある様なら,より慎重にプレイして打ち消し呪文でバックアップできるまで待つ. 対戦相手がアーティファクト除去をサイドインするのが愚作なら,もちろんこっちにとってもそうだ.アーティファクト除去をサイドインするというプランには魅力を感じなかったので,《神への捧げ物/Divine Offering(MBS)》を1枚カットするにした.
・赤い呪文はアグロ相手にもコントロール相手にもすばらしい働きをする.石鍛冶の隆盛によって”本物”のコントロールデッキは駆逐された.その戦略は今機能していない.つまり唯一の”コントロール”デッキはミラーということになる.そして赤い呪文はミラーマッチでかなり強い.《稲妻/Lightning Bolt(M11)》が青白のミラーマッチで効くなんて奇妙に思えるかもしれないが,このカードは間違いなく石鍛冶をめぐる戦いの鍵になる.装備品を纏った鷹のためにブロッカーを除去することもできる.
トーナメントが終わった後に,Wrapterと, Fobと私は互いの気づきを比べて,土曜日に使うレシピを決定しました.1kトーナメントに参加した経験は,われわれにメタゲームのサンプルを与えてくれました.5Kトーナメントに出場するプレイヤーの多数は,ついでに金曜の1kトーナメントにも参加するからです .
以下に示すのが,我々が使った素敵な,本当に素敵なリストです:
4《戦隊の鷹/Squadron Hawk(M11)》
4《石鍛冶の神秘家/Stoneforge Mystic(WWK)》
4《精神を刻む者,ジェイス/Jace, the Mind Sculptor(WWK)》
4《定業/Preordain(M11)》
3《狡猾な火花魔道士/Cunning Sparkmage(WWK)》
3《稲妻/Lightning Bolt(M11)》
3《呪文貫き/Spell Pierce(ZEN)》
2《マナ漏出/Mana Leak(M11)》
2《電弧の痕跡/Arc Trail(SOM)》
2《ギデオン・ジュラ/Gideon Jura(ROE)》
1《業火のタイタン/Inferno Titan(M11)》
1《バジリスクの首輪/Basilisk Collar(WWK)》
1《饗宴と飢餓の剣/Sword of Feast and Famine(MBS)》
3《天界の列柱/Celestial Colonnade(WWK)》
4《金属海の沿岸/Seachrome Coast(SOM)》
4《沸騰する小湖/Scalding Tarn(ZEN)》
4《乾燥台地/Arid Mesa(ZEN)》
1《氷河の城砦/Glacial Fortress(M11)》
4《山/Mountain》
2《平地/Plains》
3《島/Island》
1《進化する未開地/Evolving Wilds(ROE)》
Sideboard
4《瞬間凍結/Flashfreeze(M11)》
2《マナ漏出/Mana Leak(M11)》
2《紅蓮地獄/Pyroclasm(M11)》
2《よじれた映像/Twisted Image(SOM)》
1《剥奪/Deprive(ROE)》
1《肉体と精神の剣/Sword of Body and Mind(SOM)》
1《狡猾な火花魔道士/Cunning Sparkmage(WWK)》
1《神への捧げ物/Divine Offering(MBS)》
1《業火のタイタン/Inferno Titan(M11)》
少なくない変更が加えられています.まず第一に,メインデッキへの《狡猾な火花魔道士/Cunning Sparkmage(WWK)》の投入です.これは上で既に述べたことに関わっています.火花魔道士はいまやコントロールデッキにも有効なのです!RUG相手ですらコブラを使っていて腐りません.そしてミラーマッチでは火花魔道士は支配力を持ちます.《審判の日/Day of Judgment(M11)》も先に述べた理由によって,もうどこにも入れていません. たとえ超アグレッシブなデッキを相手にしたとしても,《電弧の痕跡/Arc Trail(SOM)》と《紅蓮地獄/Pyroclasm(M11)》の方がよい仕事をします.また,4ターン目に白白を出す必要が無くなったこと,そして土地を1枚減らしたのでマナ構成が変わっています.私はパリで用いた土地26枚というのが気に入っていて,それでよく回ると考えています.特に,デッキ内の有色シンボルについてはより扱いやすくなりましたからね.
サイドボードにはいくつかのスパイスが含まれています.打ち消し呪文を増量することでヴァラクートに対して強くなります.特に,このデッキに対しては《最後のトロール,スラーン/Thrun, the Last Troll(MBS)》や《ガイアの復讐者/Gaea’s Revenge(M11)》といったカウンター対策カードは上手く機能しませんから(こういったカードは鷹に仕事を邪魔されるだけで,プロテクション剣の存在は言わずもがなです). 《召喚の罠/Summoning Trap(ZEN)》は確かに問題ですが,このデッキはそうそうタップアウトするものではありません.なので,タイタンと罠双方に大抵は対処できると考えるのは現実的でしょう.
《よじれた映像/Twisted Image(SOM)》の採用はWrapterの所存ですが,私もこれはかなり使えると考えています.主要なターゲットは3枚あります.それも含めて倒せるカードを重要度順に並べると,《草茂る胸壁/Overgrown Battlement(ROE)》,《ステップのオオヤマネコ/Steppe Lynx(ZEN)》,《狡猾な火花魔道士/Cunning Sparkmage(WWK)》,《信号の邪魔者/Signal Pest(MBS)》,《羽ばたき飛行機械/Ornithopter(M11)》となります.このリストを注意して眺めてみると,少なくとも4つのデッキに効くことが分かります.どれほど効果的かは差がありますがね.基本的な用法は《草茂る胸壁/Overgrown Battlement(ROE)》対策です.今のヴァラクートには胸壁が4枚積まれていて,このデッキには効果的に対処する手段がありませんからね.今のヴァラクートは《絡み線の壁/Wall of Tanglecord(SOM)》をサイドインすることも多いですが,これに対しても劇的に効きます.相手はリミテッドレベルのカードをサイドインして,こちらはリミテッドでもあまり使われないカードをサイドインするのですが,ここでのアドバンテージはこちらにあるのです!ボロスは《狡猾な火花魔道士/Cunning Sparkmage(WWK)》と《ステップのオオヤマネコ/Steppe Lynx(ZEN)》を運用しています.どちらにも効きますが,オオヤマネコに対処できるのはずっと重要です.最後に,ミラーおよびカルドーサ・レッド相手にも十分サイドインする価値がありますが,ヴァラクートと同じくらい効くわけではありません.かなりいいカードなので,是非試してみてください!
《神への捧げ物/Divine Offering(MBS)》は1枚残しておきました.1枚もアクセスできないというのはやはりまずく,特にボロスの《骨溜め/Bonehoard(MBS)》対策になるからです.
2枚の《業火のタイタン/Inferno Titan(M11)》は少し過剰でした.近いうちに1枚にすると思います).
で,実際トーナメントはどうだったかって?
Fobはコスに早々に倒されました(注2).これは残念でしたが,私とWrapterは快進撃を始めました.
私は旧石器時代の青白コン(石鍛冶とか悪斬とかが入っていませんでした)に初戦で勝ち,その後ミラーや赤単やRUGを倒しつつ進みました.
Wrapterと私は2roundを残して5-0となったところで対戦することになり,リスキーでしたがIDを選択しました.どちらかは次のラウンドに行くチャンスがあり,少なくとも私たちのうち1人は次に進めそうなので,いい選択に思えました.
もちろん私はWrapterをタイブレーカ・ポイントで上回り、彼は下当りして,そしてすぐに負けました(注3).x-1のプレイヤーのうちタイブレイカー・ポイントが最も低いプレイヤーが負ければ彼にも可能性があったのですが,トップデッキされた《業火のタイタン/Inferno Titan(M11)》がその望みを絶ちました (注4)
TOP8はあっけない結末でした.私はMichael Hetrick (ShipItHolla)と対戦することになり,彼のデッキはストレートな青白型のCaw-なんちゃらでした.カバレッジはここでみれます:
http://www.channelfireball.com/events/quarterfinals-luis-scott-vargas-vs-michael-hetrick/
1ゲーム目は負けるはずがないと考えていました.私は先攻で,2ターン目に石鍛冶を出せ,3ターン目に彼の石鍛冶を焼くとともに剣を出しました.さらに手札も十分にあったのです.彼は鷹を装備つき石鍛冶のチャンプブロックに使い果たし,私は自分の鷹を着地させました.何とか剣での攻撃を通すことができ,そして私は明らかに優位に立っていると感じていました (注5).
残念なことに,Hetrickもまた彼のデッキにスパイスを加えていました.彼のメインデッキのリンヴァーラが私の火花魔道士をシャットダウンし,《転倒の磁石/Tumble Magnet》にかなりの時間を稼がれました.彼は私の《ギデオン・ジュラ/Gideon Jura(ROE)》を《呪文貫き/Spell Pierce(ZEN)》し,再度《審判の日/Day of Judgment(M11)》.そしてついに彼の側の剣+《天界の列柱/Celestial Colonnade(WWK)》が機能し始めました.私はまだ自分の列柱で彼を倒せる可能性がありましたが,彼の《地盤の際/Tectonic Edge(WWK)》がその希望を打ち砕きました. 《地盤の際/Tectonic Edge(WWK)》は青白純正型の大きな利点です.このゲームでも彼に利(Edge)をもたらしました.
2ゲーム目は恐らくミスで落としました.私は土地1枚に《定業/Preordain(M11)》というハンドをキープしました.石鍛冶,ジェイ巣,2枚の火花魔道士がありました.しかし,これは少し欲張りすぎました.2枚目の土地にはたどり着けたのですが,それ以上土地は伸びませんでした.されるがままになって負けました.
いくつかのスロットをいじりはしますが,私は間違いなくもう一度このデッキを使うでしょう.メインの《業火のタイタン/Inferno Titan(M11)》を抜いて《転倒の磁石/Tumble Magnet(SOM)》を入れようと考えています.ミラーマッチで目覚しい働きをするとともに,各種タイタンを少なくとも1体対処できるようになります.サイドボードはかなり好みの形だったのでそのままにすると思います(1枚の赤タイタンも含めてです.1枚は使えるようにしておきたい.)
このデッキのサイドボーディングは難しくありません.(メインデッキの)赤いカードも打ち消し呪文も効かないマッチアップがはっきりしていて,サイドにはそれより単純に役に立つカードがあるからです.ミラーマッチのサイドボーディングはトリッキーで,私は通常,同じ様にサイドボーディングをしません.打ち消しと《電弧の痕跡/Arc Trail(SOM)》を数枚抜いて,火花魔道士,剣,ささげもの,タイタン,そして相手が火花魔道士を使っているなら《よじれた映像/Twisted Image(SOM)》を加えます.通常,私は素早くサイドボーディングを済ませるべきだと考えています.上記の様なサイドボーディングは,対戦相手のカード選択やプレイスタイルに合わせて,最後の数分で変えなければならないからです(注6).
《よじれた映像/Twisted Image(SOM)》をスタンダードで使うプレイヤーに幸あれ!1ターン目に《ステップのオオヤマネコ/Steppe Lynx(ZEN)》を除去された際の相手の顔以上に愉快なものはないですからね.
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
注1)While I had played the base deck a lot, once the red got added it changed enough that I didn’t feel like tinkering with it until I had some games under my belt.
Onceからitまでの下りが自信なし
注2) Fob got Koth’ed to death rather quickly,
注3)Of course, I jumped Wrapter in tiebreakers, he got paired down, and promptly lost.
Got paired downが成績が下の人と当ったと解釈.「もちろん」から文が始まってるから,下当りしたのはそのラウンドより過去のことかな?heの前にbecauseがあるのかも
注4) He was still in if the lowest tiebreaker x-1 lost, but a peeled Inferno Titan guaranteed that wouldn’t happen.
コンマ前の因果関係も,コンマ後の比喩も分からない
注5) I managed to get a Sword hit in at one point, and felt extremely far ahead.
managed to get a Sword hit in at one point その時点ではなんとか剣の攻撃を通せた
and felt extremely far ahead. 具体的に何をしたのかは明言されてない.前後を考えてFar aheadを「先走りすぎた」としたけど,こういうニュアンスなのかは分からない
注6) As usual, I advocate sideboarding on the fly, since having a pre-written sideboarding guide can stifle the last-minute adjustments you often have to make, depending on the individual card choices or play styles of your opponents.
Adbocate/on the fly/ stifle等慣れない単語が多かった
(原題)Initial Technology – Getting Twisted in Standard
Posted by Luis Scott-Vargas
March 6, 2011
私がスタンダードから離れて暫くたちました.PTパリ後から先週まで,私はスタンダードのゲームをしていませんでした.エクステンデッドとドラフトに集中していたのです.しかし幸運なことに,先週末のChannelfireballの5kトーナメントが私に(鷹の)編隊に舞い戻る気をおこさせたのです.なので,私は少しばかり研究を始めました.Gerryが使っていた青白タッチ赤のCaw-bladeはかなり魅力的に見えたので,彼にそれについてしつこく尋ねました.
このデッキについては既に他の記事があることを謝らなければなりません.しかし私が行った改良は,間違いなく十分に議論する価値があることを保証します.
彼が絶対に変更したいと考えていた部分は,増加するミラーマッチを想定して,《静寂の守り手,リンヴァーラ/Linvala, Keeper of Silence(ROE)》をサイドに加えること,《審判の日/Day of Judgment(M11)》と《業火のタイタン/Inferno Titan(M11)》を抜くことだけでした.私はこの程度の変更では満足できなかったので,自分が考えている”改良”案を探すことにしました.まずはGerryがDCのStarcitygames Openトーナメントで用いたデッキを試すことから始めました.テストプレイをする際は,元のデッキを回すことなく手を加えてはいけません.何度も元のデッキを回しましたが,デッキに十分精通するまでは,赤を加えたこのデッキに改善する部分は無い様に思われました(注1).
何回かの対戦の後に,私が行った変更は《審判の日/Day of Judgment(M11)》を2枚カットして2枚の《電弧の痕跡/Arc Trail(SOM)》を加えることでした.《審判の日/Day of Judgment(M11)》が《電弧の痕跡/Arc Trail(SOM)》より有効なマッチアップはヴァラクートだけです.また,このデッキはタイタンが着地してしまうとどっちみち勝てません.《地盤の際/Tectonic Edge(WWK)》も《広がりゆく海/Spreading Seas(ZEN)》も1枚も入っていないので,タイタンをDoJで流せたとしても既に死んだも同然です.しかもこちらのアタッカーまで全て流してしまうのですから.
更なる調整を加えて,金曜夜のトーナメントで使ったデッキが以下のリストです.トーナメントは1kトーナメントで,成績がよければ5kトーナメントの参加費が無料になるというものでした:
4《戦隊の鷹/Squadron Hawk(M11)》
4《石鍛冶の神秘家/Stoneforge Mystic(WWK)》
4《精神を刻む者,ジェイス/Jace, the Mind Sculptor(WWK)》
4《定業/Preordain(M11)》
3《稲妻/Lightning Bolt(M11)》
3《呪文貫き/Spell Pierce(ZEN)》
2《マナ漏出/Mana Leak(M11)》
2《電弧の痕跡/Arc Trail(SOM)》
2《審判の日/Day of Judgment(M11)》
2《ギデオン・ジュラ/Gideon Jura(ROE)》
1《業火のタイタン/Inferno Titan(M11)》
1《肉体と精神の剣/Sword of Body and Mind(SOM)》
1《饗宴と飢餓の剣/Sword of Feast and Famine(MBS)》
3《天界の列柱/Celestial Colonnade(WWK)》
3《金属海の沿岸/Seachrome Coast(SOM)》
3《沸騰する小湖/Scalding Tarn(ZEN)》
4《乾燥台地/Arid Mesa(ZEN)》
2《氷河の城砦/Glacial Fortress(M11)》
3《山/Mountain》
4《平地/Plains》
3《島/Island》
2《進化する未開地/Evolving Wilds(ROE)》
Sideboard
4《狡猾な火花魔道士/Cunning Sparkmage(WWK)》
1《バジリスクの首輪/Basilisk Collar(WWK)》
2《静寂の守り手、リンヴァーラ/Linvala, Keeper of Silence(ROE)》
2《神への捧げ物/Divine Offering(MBS)》
1《業火のタイタン/Inferno Titan(M11)》
4《瞬間凍結/Flashfreeze(M11)》
このデッキはかなり良い出来で,私は6-1で2位でした.トーナメントはスイスラウンド+1(訳注:原文はSwiss +1)だったので,Matt Nassが最終ラウンドで負けていれば実質優勝したことになります(少し前のラウンドで私を下した相手でした).残念で予想外なことに,彼は自分のマッチを全て勝っていました.なので私は2枚のジェイス で満足せざるをえませんでした.しかし,このトーナメントではより重要なものを得ました.それが以下に示す考えです.
・ ヴァラクートとの1ゲーム目はかなり分が悪いが,サイド後は有利がつき,マッチ全体で見ると悪くない.
・《神への捧げ物/Divine Offering(MBS)》は装備デッキのミラーでは実は二流のカード.対戦相手がアーティファクト除去をサイドインしたら嬉しいと感じた際に,そのことに気づいた.これはデッキを自分から悪くするサイドボーディングで,装備品と1対1交換されるということは,石鍛冶がただで手に入るということ.それに,私は剣を装備する際に相手の動向を考慮せずにタップアウトしてシャクられる,ということはしない.相手にアーティファクト除去がある様なら,より慎重にプレイして打ち消し呪文でバックアップできるまで待つ. 対戦相手がアーティファクト除去をサイドインするのが愚作なら,もちろんこっちにとってもそうだ.アーティファクト除去をサイドインするというプランには魅力を感じなかったので,《神への捧げ物/Divine Offering(MBS)》を1枚カットするにした.
・赤い呪文はアグロ相手にもコントロール相手にもすばらしい働きをする.石鍛冶の隆盛によって”本物”のコントロールデッキは駆逐された.その戦略は今機能していない.つまり唯一の”コントロール”デッキはミラーということになる.そして赤い呪文はミラーマッチでかなり強い.《稲妻/Lightning Bolt(M11)》が青白のミラーマッチで効くなんて奇妙に思えるかもしれないが,このカードは間違いなく石鍛冶をめぐる戦いの鍵になる.装備品を纏った鷹のためにブロッカーを除去することもできる.
トーナメントが終わった後に,Wrapterと, Fobと私は互いの気づきを比べて,土曜日に使うレシピを決定しました.1kトーナメントに参加した経験は,われわれにメタゲームのサンプルを与えてくれました.5Kトーナメントに出場するプレイヤーの多数は,ついでに金曜の1kトーナメントにも参加するからです .
以下に示すのが,我々が使った素敵な,本当に素敵なリストです:
4《戦隊の鷹/Squadron Hawk(M11)》
4《石鍛冶の神秘家/Stoneforge Mystic(WWK)》
4《精神を刻む者,ジェイス/Jace, the Mind Sculptor(WWK)》
4《定業/Preordain(M11)》
3《狡猾な火花魔道士/Cunning Sparkmage(WWK)》
3《稲妻/Lightning Bolt(M11)》
3《呪文貫き/Spell Pierce(ZEN)》
2《マナ漏出/Mana Leak(M11)》
2《電弧の痕跡/Arc Trail(SOM)》
2《ギデオン・ジュラ/Gideon Jura(ROE)》
1《業火のタイタン/Inferno Titan(M11)》
1《バジリスクの首輪/Basilisk Collar(WWK)》
1《饗宴と飢餓の剣/Sword of Feast and Famine(MBS)》
3《天界の列柱/Celestial Colonnade(WWK)》
4《金属海の沿岸/Seachrome Coast(SOM)》
4《沸騰する小湖/Scalding Tarn(ZEN)》
4《乾燥台地/Arid Mesa(ZEN)》
1《氷河の城砦/Glacial Fortress(M11)》
4《山/Mountain》
2《平地/Plains》
3《島/Island》
1《進化する未開地/Evolving Wilds(ROE)》
Sideboard
4《瞬間凍結/Flashfreeze(M11)》
2《マナ漏出/Mana Leak(M11)》
2《紅蓮地獄/Pyroclasm(M11)》
2《よじれた映像/Twisted Image(SOM)》
1《剥奪/Deprive(ROE)》
1《肉体と精神の剣/Sword of Body and Mind(SOM)》
1《狡猾な火花魔道士/Cunning Sparkmage(WWK)》
1《神への捧げ物/Divine Offering(MBS)》
1《業火のタイタン/Inferno Titan(M11)》
少なくない変更が加えられています.まず第一に,メインデッキへの《狡猾な火花魔道士/Cunning Sparkmage(WWK)》の投入です.これは上で既に述べたことに関わっています.火花魔道士はいまやコントロールデッキにも有効なのです!RUG相手ですらコブラを使っていて腐りません.そしてミラーマッチでは火花魔道士は支配力を持ちます.《審判の日/Day of Judgment(M11)》も先に述べた理由によって,もうどこにも入れていません. たとえ超アグレッシブなデッキを相手にしたとしても,《電弧の痕跡/Arc Trail(SOM)》と《紅蓮地獄/Pyroclasm(M11)》の方がよい仕事をします.また,4ターン目に白白を出す必要が無くなったこと,そして土地を1枚減らしたのでマナ構成が変わっています.私はパリで用いた土地26枚というのが気に入っていて,それでよく回ると考えています.特に,デッキ内の有色シンボルについてはより扱いやすくなりましたからね.
サイドボードにはいくつかのスパイスが含まれています.打ち消し呪文を増量することでヴァラクートに対して強くなります.特に,このデッキに対しては《最後のトロール,スラーン/Thrun, the Last Troll(MBS)》や《ガイアの復讐者/Gaea’s Revenge(M11)》といったカウンター対策カードは上手く機能しませんから(こういったカードは鷹に仕事を邪魔されるだけで,プロテクション剣の存在は言わずもがなです). 《召喚の罠/Summoning Trap(ZEN)》は確かに問題ですが,このデッキはそうそうタップアウトするものではありません.なので,タイタンと罠双方に大抵は対処できると考えるのは現実的でしょう.
《よじれた映像/Twisted Image(SOM)》の採用はWrapterの所存ですが,私もこれはかなり使えると考えています.主要なターゲットは3枚あります.それも含めて倒せるカードを重要度順に並べると,《草茂る胸壁/Overgrown Battlement(ROE)》,《ステップのオオヤマネコ/Steppe Lynx(ZEN)》,《狡猾な火花魔道士/Cunning Sparkmage(WWK)》,《信号の邪魔者/Signal Pest(MBS)》,《羽ばたき飛行機械/Ornithopter(M11)》となります.このリストを注意して眺めてみると,少なくとも4つのデッキに効くことが分かります.どれほど効果的かは差がありますがね.基本的な用法は《草茂る胸壁/Overgrown Battlement(ROE)》対策です.今のヴァラクートには胸壁が4枚積まれていて,このデッキには効果的に対処する手段がありませんからね.今のヴァラクートは《絡み線の壁/Wall of Tanglecord(SOM)》をサイドインすることも多いですが,これに対しても劇的に効きます.相手はリミテッドレベルのカードをサイドインして,こちらはリミテッドでもあまり使われないカードをサイドインするのですが,ここでのアドバンテージはこちらにあるのです!ボロスは《狡猾な火花魔道士/Cunning Sparkmage(WWK)》と《ステップのオオヤマネコ/Steppe Lynx(ZEN)》を運用しています.どちらにも効きますが,オオヤマネコに対処できるのはずっと重要です.最後に,ミラーおよびカルドーサ・レッド相手にも十分サイドインする価値がありますが,ヴァラクートと同じくらい効くわけではありません.かなりいいカードなので,是非試してみてください!
《神への捧げ物/Divine Offering(MBS)》は1枚残しておきました.1枚もアクセスできないというのはやはりまずく,特にボロスの《骨溜め/Bonehoard(MBS)》対策になるからです.
2枚の《業火のタイタン/Inferno Titan(M11)》は少し過剰でした.近いうちに1枚にすると思います).
で,実際トーナメントはどうだったかって?
Fobはコスに早々に倒されました(注2).これは残念でしたが,私とWrapterは快進撃を始めました.
私は旧石器時代の青白コン(石鍛冶とか悪斬とかが入っていませんでした)に初戦で勝ち,その後ミラーや赤単やRUGを倒しつつ進みました.
Wrapterと私は2roundを残して5-0となったところで対戦することになり,リスキーでしたがIDを選択しました.どちらかは次のラウンドに行くチャンスがあり,少なくとも私たちのうち1人は次に進めそうなので,いい選択に思えました.
もちろん私はWrapterをタイブレーカ・ポイントで上回り、彼は下当りして,そしてすぐに負けました(注3).x-1のプレイヤーのうちタイブレイカー・ポイントが最も低いプレイヤーが負ければ彼にも可能性があったのですが,トップデッキされた《業火のタイタン/Inferno Titan(M11)》がその望みを絶ちました (注4)
TOP8はあっけない結末でした.私はMichael Hetrick (ShipItHolla)と対戦することになり,彼のデッキはストレートな青白型のCaw-なんちゃらでした.カバレッジはここでみれます:
http://www.channelfireball.com/events/quarterfinals-luis-scott-vargas-vs-michael-hetrick/
1ゲーム目は負けるはずがないと考えていました.私は先攻で,2ターン目に石鍛冶を出せ,3ターン目に彼の石鍛冶を焼くとともに剣を出しました.さらに手札も十分にあったのです.彼は鷹を装備つき石鍛冶のチャンプブロックに使い果たし,私は自分の鷹を着地させました.何とか剣での攻撃を通すことができ,そして私は明らかに優位に立っていると感じていました (注5).
残念なことに,Hetrickもまた彼のデッキにスパイスを加えていました.彼のメインデッキのリンヴァーラが私の火花魔道士をシャットダウンし,《転倒の磁石/Tumble Magnet》にかなりの時間を稼がれました.彼は私の《ギデオン・ジュラ/Gideon Jura(ROE)》を《呪文貫き/Spell Pierce(ZEN)》し,再度《審判の日/Day of Judgment(M11)》.そしてついに彼の側の剣+《天界の列柱/Celestial Colonnade(WWK)》が機能し始めました.私はまだ自分の列柱で彼を倒せる可能性がありましたが,彼の《地盤の際/Tectonic Edge(WWK)》がその希望を打ち砕きました. 《地盤の際/Tectonic Edge(WWK)》は青白純正型の大きな利点です.このゲームでも彼に利(Edge)をもたらしました.
2ゲーム目は恐らくミスで落としました.私は土地1枚に《定業/Preordain(M11)》というハンドをキープしました.石鍛冶,ジェイ巣,2枚の火花魔道士がありました.しかし,これは少し欲張りすぎました.2枚目の土地にはたどり着けたのですが,それ以上土地は伸びませんでした.されるがままになって負けました.
いくつかのスロットをいじりはしますが,私は間違いなくもう一度このデッキを使うでしょう.メインの《業火のタイタン/Inferno Titan(M11)》を抜いて《転倒の磁石/Tumble Magnet(SOM)》を入れようと考えています.ミラーマッチで目覚しい働きをするとともに,各種タイタンを少なくとも1体対処できるようになります.サイドボードはかなり好みの形だったのでそのままにすると思います(1枚の赤タイタンも含めてです.1枚は使えるようにしておきたい.)
このデッキのサイドボーディングは難しくありません.(メインデッキの)赤いカードも打ち消し呪文も効かないマッチアップがはっきりしていて,サイドにはそれより単純に役に立つカードがあるからです.ミラーマッチのサイドボーディングはトリッキーで,私は通常,同じ様にサイドボーディングをしません.打ち消しと《電弧の痕跡/Arc Trail(SOM)》を数枚抜いて,火花魔道士,剣,ささげもの,タイタン,そして相手が火花魔道士を使っているなら《よじれた映像/Twisted Image(SOM)》を加えます.通常,私は素早くサイドボーディングを済ませるべきだと考えています.上記の様なサイドボーディングは,対戦相手のカード選択やプレイスタイルに合わせて,最後の数分で変えなければならないからです(注6).
《よじれた映像/Twisted Image(SOM)》をスタンダードで使うプレイヤーに幸あれ!1ターン目に《ステップのオオヤマネコ/Steppe Lynx(ZEN)》を除去された際の相手の顔以上に愉快なものはないですからね.
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
注1)While I had played the base deck a lot, once the red got added it changed enough that I didn’t feel like tinkering with it until I had some games under my belt.
Onceからitまでの下りが自信なし
注2) Fob got Koth’ed to death rather quickly,
注3)Of course, I jumped Wrapter in tiebreakers, he got paired down, and promptly lost.
Got paired downが成績が下の人と当ったと解釈.「もちろん」から文が始まってるから,下当りしたのはそのラウンドより過去のことかな?heの前にbecauseがあるのかも
注4) He was still in if the lowest tiebreaker x-1 lost, but a peeled Inferno Titan guaranteed that wouldn’t happen.
コンマ前の因果関係も,コンマ後の比喩も分からない
注5) I managed to get a Sword hit in at one point, and felt extremely far ahead.
managed to get a Sword hit in at one point その時点ではなんとか剣の攻撃を通せた
and felt extremely far ahead. 具体的に何をしたのかは明言されてない.前後を考えてFar aheadを「先走りすぎた」としたけど,こういうニュアンスなのかは分からない
注6) As usual, I advocate sideboarding on the fly, since having a pre-written sideboarding guide can stifle the last-minute adjustments you often have to make, depending on the individual card choices or play styles of your opponents.
Adbocate/on the fly/ stifle等慣れない単語が多かった
コメント
ありがとうございます。
ところで
以下に示すのが,我々が使った素敵な,本当に素敵なリスト
の下の段落に《地獄火花の精霊/Hellspark Elemental(CON)》とありました《狡猾な火花魔道士/Cunning Sparkmage(WWK)》ですよね?.一応報告を.
遂に壁がメタられてしまいそうで怖いですw
これからの環境は赤が流行りそうですねー。
>《地獄火花の精霊/Hellspark Elemental(CON)》
修正しました。これではスタンダードに出れないw
>壁
《よじれた映像/Twisted Image(SOM)》の適用範囲の広さに驚きです
リンクさせてください!
注4はスリーブから抜かれたと言うのを比喩しているのではないでしょうか?
一旦赤が加えられると」だと思います
毎回毎回、とてもためになる記事をありがとうございます。
相互させていただきました、よろしくお願いします
セブイレさん
!peeledがスリーブから抜かれる、というのはかなりそれっぽいですね、思いつきませんでした。しかしそれでも因果関係が分からないなぁ…
猛烈に食うものさん
ありがとうございます。itまでってonce the red got added it changed enough that I didn’t feel like tinkering with itまでだったのですがaddedの後にもitありますね…
やっぱり意味は
一度赤が加えられたこのデッキは、修繕する部分が無い程度に十分変化していた(直訳)
でよさそうですね。
タチコマさん
あざっす。流行のネタを訳したくなるミーハーな自分ですが、今後もよろしくお願いします。
先日リンクさせていただきました、Avatarと申します。
また、リンクを返していただき、ありがとうございます。
流行のネタを訳されているとの事ですが、自分も流行に弱いので、どの翻訳記事も本当に楽しく、またタメになるものばかりで、お世話になっております。
(特に近頃の青白記事には、本当にお世話になっていますw)
現在訳されている青白と、このタッチ赤との内容の違いは本当に面白いですね。
どちらにも賛成できる部分があって、草の根の私にとっては振り回されるばかりですが・・・;;
記事の続き、楽しみにしています。
今後、よろしくお願いいたします。(`・ω・´)
peel は「トップデッキする」だというような話を最近どなたかのコメント欄で見た気がするのですが、失念してしまいました。あと、x-1 から負けたらタイブレーカーもくそもなく 5-1-1 よりは下になると思うんですが、タイブレーカー関係なく単にその人が負けてたら8位に入れてたってことを言いたかったんでしょうか。
:and felt extremely far ahead
:明らかに優位に立っていると感じていました。
ぐらいでいいのではないでしょうか。
試行錯誤のあとと、それがハマッたときの楽しさが伝わってくると最高です。
>x-1のプレイヤーのうちタイブレイカー・ポイントが最も低いプレイヤーが負ければ彼にも可能性があったのですが,皮を剥かれた《業火のタイタン/Inferno Titan(M11)》がそれが起きないことを保証していました(注4,直訳)
Peelには「めくる」という意味もあるようなので、その負けて欲しいプレイヤーによって「トップデッキされた(めくられた)赤タイタンがその望みを絶った」というような意味なのかなあ、と推測。
ありがとうございます。うれしいです。
僕は実は構築には触ってないのですが、構築のメタゲームやプレミアイベントの結果を「観戦者」としてめちゃくちゃ楽しんでいます。プロプレイヤーの間にも統一見解がでないのが面白いですね。人様の意見を「こんなすごいこと言ってる人がいるよ!」と我が物顔でひけらかすのが好きなので、今後も需要がありそうな記事があったら訳すと思います。
高潮のさん
peel
おおお、こういう辞書引いても分からない「MTG英語」を教えてもらえるのは助かります。
タイブレーカーの部分は同じところで疑問に思いました。
and felt extremely far ahead
felt 見落としてました。あれ、extrimelyて「過剰に」みたいなニュアンスがあると思い込んでいましたが、辞書見ると「極端に大きい」くらいの意味みたいですね。
今回もお世話になりました
re-giantさん
>デッキが成長や進化していく過程をカード単位で解説されるのが大好きです。
>試行錯誤のあとと、それがハマッたときの楽しさが伝わってくると最高です。
これ、全くもって同意です。僕はそんなに知識欲とかはないんですが、それでも技術史的な話は大好きで、MTGの攻略記事も同じ面白さがあります。定性的な理屈で物事が移ろい進んでいくのが好きというか。
peelは高潮のさんも指摘してくれているので、「トップデッキ」でよさそうですね。
ありがとうございました。