http://www.channelfireball.com/articles/czech-mate-forging-a-tezzeret-deck/
原題 Czech Mate – Forging a Tezzeret Deck
Posted by Martin Juza
February 23, 2011
①の続き
以下本文
なぜ《定業/Preordain(M11)》が2枚だけなのか?についてよく聞かれた.まず,このデッキの《定業/Preordain(M11)》は1ターン目に撃てないとあまり強くない.エクステンデッドのフェアリーと同じようにね.それ以降はどのターンもマナカーブに沿ったほかの呪文を唱えた方が強いんだ.僕らはバランス良く練られたマナカーブを構築したから,1ターン目から5ターン目は常に唱えるべきほかの呪文がある.だから2枚の《定業/Preordain(M11)》を5枚のディスカードスペルに加えたんだ.非常に上手く動くデッキになったと考えているよ.それに加えて,テゼレットとジェイスは基本的に《定業/Preordain(M11)》と同じ役割ができる.8枚まで占術できるようなものさ,だって僕らが本当に欲しいカードは鍛冶場主だから.それに,このデッキはあまりドローの数は必要じゃなくて,少ないアクションで動くからね.デッキのスペースは何でも入れられるほど大きくない.僕らのデッキにはアンタップインの青マナソースは9枚しかないし.
メインデッキはPTパリのメタゲームにおいてパーフェクトな出来だったと思うし,《喉首狙い/Go for the Throat(MBS)》を除けば変更を加えたい所は無かった.《喉首狙い/Go for the Throat(MBS)》は理想的なマナカーブに沿わないから気に入らなくて,《見栄え損ない/Disfigure(ZEN)》に代えたかったのだけど,他の皆がヴァラクートに効くからこっちの方がいい選択だと僕を説得し続けた.テストプレイ中にヴァラクートを使うのは大抵僕だったので,僕はまた違った意見を持っていたんだけど,最終的には僕が譲歩した.《記憶殺し/Memoricide(SOM)》は15枚目のサイドボードで,ミラーマッチや日本人が持ち込むであろうわけわからんクレイジーなデッキ相手に適当に効くと考えた.1枚ずつの《呪文貫き/Spell Pierce(ZEN)》と《否認/Negate(MOR)》は,私見では文句なしの配分だと思う.どっちか片方を見たら,残りのゲームそれをケアして動くだろうからね.実は1枚ずつしか入っていないともしらずに…
僕はchapinやフランス勢が使っていたテゼレットはあまり好きじゃない.彼らのデッキはどちらかというとコントロールデッキで,相手の脅威を除去と対抗呪文で全て対処した後に“ゆっくりと”5/5か《ワームとぐろエンジン/Wurmcoil Engine(SOM)》でとどめ刺そうとしている.これは僕がやりたい動きじゃない.誤解しないで欲しいのは,彼らのデッキは偉大なデッキで,だけど僕は単純に鍛冶場主“コンボ”デッキがずっと好きだという話だ.
僕はボロス,ヴァラクート,白単クエストアーマー,緑白クエスト,青白コントロールと当っての5-0でスタートした.どの対戦でもデッキはスムーズかつプランに沿った動きをしたよ.だれも鍛冶場主に特別な注意を払っていなくて,《白金の帝像/Platinum Emperion(SOM)》の様なカードは明らかに皆驚いていた.
4ラウンド目のMattias Kunzlerとの対戦で,奇妙なことがおきた.彼は優秀なプレイヤーであるとともにいい奴だ.ジャッジを含めて20人くらいの人たちが僕たちのマッチを観戦していた.1ゲーム目,僕は鍛冶場主から戦闘球を呼んで《復讐蔦/Vengevine(ROE)》をブロック,これで生き延びると共にゲームの主導権を握った.更に巨像を追加して盤面の脅威を増し,最終的には精神隷属器でアタックを強制することで巨像のダメージを通して勝った. 2ゲーム目は《コジレックの審問/Inquisition of Kozilek(ROE)》で《獣相のシャーマン/Fauna Shaman(M11)》を落として,チャリスをX=1,X=2で設置.生き延びるために5ターン目に巨像を素出ししたんだ.僕の手札に巨像を除いて役に立つカードは皆無だった(これは巨像がいない場合よりも更にたちの悪いハンドだ(注1:直訳)).だから11枚目のマナソースを手に入れた僕は喜び勇んでそいつをプレイした.次のターン,巨像でアタックする際に僕は彼のコストが12であることに気付いたんだ.テストプレイ中,僕らは常に11でキャストしていた(滅多に素出しすることはなかったけど).昔の彼は11マナだったからね.だけど僕らの周りを囲んでいた人たちのなかで,それに気付いた人は数人しかいなかった.皆,場に揃い踏みしている《荒廃鋼の巨像/Blightsteel Colossus(MBS)》と《白金の帝像/Platinum Emperion(SOM)》の写真を撮るのに忙しすぎたから.僕らはジャッジを呼んで,両者が共に分かっていることについて説明したが,もうゲームが進みすぎているからそれは場にでたままプレイが続くことになった.僕はかなり申し訳なく思ったけど,簡単に解決する方法を思いついた.12枚目の土地が来るまでアタックしないことにしたのさ.それまでは互いに巨像がいないものとしてプレイした.この後のディナーで,僕は殆どの人がこの場面で普通にアタックするということを知った.対戦相手がその立場ならそうするだろう,という理由でね.僕はアタックしなかったことが正しい行いだと今でも考えているし,11マナで出したのが全くのミスであったことを理解してくれたMattiasにはありがとうといいたい.
もうひとつ面白いことがあって,それは3ラウンド目にまた別のクエストアーマ-を使う対戦相手と当っていたときに起こった.ここでも僕の巨像は手札に座り込んでいて,鍛冶場主でライブラリーから持ってきて役に立つものは何もないという状況だった.トップデッキ合戦みたいになったけど,残念なことに対戦相手は石鍛冶を引いてしまい,緑黒剣を持ったクリーチャーが殴りかかってきた.僕は巨像を捨てて,ライブラリーに戻してシャッフルした.それを鍛冶場主で探してきて次ターンにアタックしたのさ.なんという悪運!
―中略(ドラフトで失敗して二日目途中でドロップした話)―
鍛冶場主デッキのサイドボーディングは以下の通りだ:
ヴァラクート
Out
4《漸増爆弾/Ratchet Bomb(SOM)》
1《転倒の磁石/Tumble Magnet(SOM)》
2《精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor(WWK)》
In
3《瞬間凍結/Flashfreeze(M11)》
2《喉首狙い/Go for the Throat(MBS)》
1《強迫/Duress(M11)》
カルドーサ・レッド
Out
1《強迫/Duress(M11)》
3《精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor(WWK)》
1《精神隷属器/Mindslaver(SOM)》
In
1《漸増爆弾/Ratchet Bomb(SOM)》
1《白金の帝像/Platinum Emperion(SOM)》
3《黒の太陽の頂点/Black Sun’s Zenith(MBS)》
(《ゴブリンの酋長/Goblin Chieftain(M11)》を見たら+2《喉首狙い/Go for the Throat(MBS)》)
青黒コン,青白コン(石鍛冶なし)
Out
3《漸増爆弾/Ratchet Bomb(SOM)》
1《定業/Preordain(M11)》
In
2《強迫/Duress(M11)》
1《否認/Negate(MOR)》
1《呪文貫き/Spell Pierce(ZEN)》
クエストアーマー
Out
1《強迫/Duress(M11)》
1《精神隷属器/Mindslaver(SOM)》
3《精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor(WWK)》
In
1《漸増爆弾/Ratchet Bomb(SOM)》
1《荒廃鋼の巨像/Blightsteel Colossus(MBS)》
3《黒の太陽の頂点/Black Sun’s Zenith(MBS)》
(《獣相のシャーマン/Fauna Shaman(M11)》を使っていたなら+2《喉首狙い/Go for the Throat(MBS)》)
吸血鬼
Out
1《強迫/Duress(M11)》
2《精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor(WWK)》
1《定業/Preordain(M11)》
In
1《白金の帝像/Platinum Emperion(SOM)》
3《黒の太陽の頂点/Black Sun’s Zenith(MBS)》
(このマッチアップの練習を殆どしていないので《喉首狙い/Go for the Throat(MBS)》を入れるべきかは分からない.だけど,このマッチアップで重要なのはテゼレットで5/5のアーティファクトを作るか鍛冶場主を1マナ立たせた状態(墨蛾起動で《マラキールの門番/Gatekeeper of Malakir(ZEN)》をケアするため)で着地させることだ.)
青白石鍛冶デッキ:僕達はサイド前の練習しかしてなくて,パリ以降対戦をしていないので正しいサイドボーディングを語ることはできない.多分《黒の太陽の頂点/Black Sun’s Zenith(MBS)》と,もしかしたら《喉首狙い/Go for the Throat(MBS)》を入れるのがいいだろう.これで石鍛冶と鷹に対処できると思う.2枚の定業以外に何を抜くべきかについては,断定できない.
このデッキを使うために知っておくべきことがあと2つある.一つ目は装備品とテゼレットの関係だ.ルールにはクリーチャーは別なクリーチャーに装備されない(とか多分そんなことが)書いてある.これはつまり相手の剣や《アージェンタムの鎧/Argentum Armor(SOM)》を5/5にすることで他のクリーチャーに装備されないようにできるということだ.もうひとつは帝像が場にいる場合についてで,剣のようなカードの能力は,こちらがダメージを受けたかのように依然起動するということだ.
GPパリも,僕は上手くいかなかった.僕の黒白デッキはかなり強かったけどエンチャントとアーティファクトに触れなくて,《肉体と精神の剣/Sword of Body and Mind(SOM)》や《堕落した良心/Corrupted Conscience(MBS)》の様なカードに負け続けて,ラウンド8後に大会を去ることになった.初日の最終ラウンドは友達を観戦していたよ.彼はエクストラ・ターンまでもつれる長期戦を戦っていた.そして,僕らはスタンディングが張り出された後もずっとそのゲームに関して討論していたんだ.僕らがまさに帰ろうとしたとき,僕らのものではないデッキボックスを見つけた.そのデッキにはスラーンとかいろいろ入っていた. その頃には会場に殆ど誰もいなかったので,そのデッキは忘れられていたんだと思う.次の日に持ち主を探そうと思っていたんだけど,翌日僕はホテルにそのデッキを忘れてしまった.このデッキは次のGPに持っていくので,もし君がスラーンを(多分)サイドボードに入れたデッキをなくしていたなら,僕に声をかけて欲しい.その際に,そのデッキの他のレアとそのデッキで使わなかった色を教えてくれ.
メタゲームに合致した素晴らしいデッキを作ったBen StarkとPaul Reitzl,そしてChannelFireballのメンバーには盛大な拍手を送りたい.6人ものプレイヤーをtop16に送り込んだ訳だからね.これは素晴らしい偉業で,長い間達成されていなかったことだ.Paulは殆ど2連続でPT優勝したようなものだね(仕事持ちの人間にとっては非現実的な偉業だ).Benは長い間本当にいい“マジック”をしていたからついに優勝できたのは当然というしかないね(注2).
今やMBSがMOにも追加されたから,僕はきっとドラフトを何度かこなすだろうね.それと,今週末のGPデンバーでなんとか2位になれたから,来週はGPのリポートと新しいフォーマットのドラフトについての僕の考えをいくつか書くことにするよ.
Thanks for reading!
――――――――――――――――――――――――――――――――――――
注1) which is actually even worse than not having it
直訳
注2) and Ben has been playing some really good Magic for some time now so its only fitting that he got rewarded for it by finally getting the trophy.
なんとなく訳,
原題 Czech Mate – Forging a Tezzeret Deck
Posted by Martin Juza
February 23, 2011
①の続き
以下本文
なぜ《定業/Preordain(M11)》が2枚だけなのか?についてよく聞かれた.まず,このデッキの《定業/Preordain(M11)》は1ターン目に撃てないとあまり強くない.エクステンデッドのフェアリーと同じようにね.それ以降はどのターンもマナカーブに沿ったほかの呪文を唱えた方が強いんだ.僕らはバランス良く練られたマナカーブを構築したから,1ターン目から5ターン目は常に唱えるべきほかの呪文がある.だから2枚の《定業/Preordain(M11)》を5枚のディスカードスペルに加えたんだ.非常に上手く動くデッキになったと考えているよ.それに加えて,テゼレットとジェイスは基本的に《定業/Preordain(M11)》と同じ役割ができる.8枚まで占術できるようなものさ,だって僕らが本当に欲しいカードは鍛冶場主だから.それに,このデッキはあまりドローの数は必要じゃなくて,少ないアクションで動くからね.デッキのスペースは何でも入れられるほど大きくない.僕らのデッキにはアンタップインの青マナソースは9枚しかないし.
メインデッキはPTパリのメタゲームにおいてパーフェクトな出来だったと思うし,《喉首狙い/Go for the Throat(MBS)》を除けば変更を加えたい所は無かった.《喉首狙い/Go for the Throat(MBS)》は理想的なマナカーブに沿わないから気に入らなくて,《見栄え損ない/Disfigure(ZEN)》に代えたかったのだけど,他の皆がヴァラクートに効くからこっちの方がいい選択だと僕を説得し続けた.テストプレイ中にヴァラクートを使うのは大抵僕だったので,僕はまた違った意見を持っていたんだけど,最終的には僕が譲歩した.《記憶殺し/Memoricide(SOM)》は15枚目のサイドボードで,ミラーマッチや日本人が持ち込むであろうわけわからんクレイジーなデッキ相手に適当に効くと考えた.1枚ずつの《呪文貫き/Spell Pierce(ZEN)》と《否認/Negate(MOR)》は,私見では文句なしの配分だと思う.どっちか片方を見たら,残りのゲームそれをケアして動くだろうからね.実は1枚ずつしか入っていないともしらずに…
僕はchapinやフランス勢が使っていたテゼレットはあまり好きじゃない.彼らのデッキはどちらかというとコントロールデッキで,相手の脅威を除去と対抗呪文で全て対処した後に“ゆっくりと”5/5か《ワームとぐろエンジン/Wurmcoil Engine(SOM)》でとどめ刺そうとしている.これは僕がやりたい動きじゃない.誤解しないで欲しいのは,彼らのデッキは偉大なデッキで,だけど僕は単純に鍛冶場主“コンボ”デッキがずっと好きだという話だ.
僕はボロス,ヴァラクート,白単クエストアーマー,緑白クエスト,青白コントロールと当っての5-0でスタートした.どの対戦でもデッキはスムーズかつプランに沿った動きをしたよ.だれも鍛冶場主に特別な注意を払っていなくて,《白金の帝像/Platinum Emperion(SOM)》の様なカードは明らかに皆驚いていた.
4ラウンド目のMattias Kunzlerとの対戦で,奇妙なことがおきた.彼は優秀なプレイヤーであるとともにいい奴だ.ジャッジを含めて20人くらいの人たちが僕たちのマッチを観戦していた.1ゲーム目,僕は鍛冶場主から戦闘球を呼んで《復讐蔦/Vengevine(ROE)》をブロック,これで生き延びると共にゲームの主導権を握った.更に巨像を追加して盤面の脅威を増し,最終的には精神隷属器でアタックを強制することで巨像のダメージを通して勝った. 2ゲーム目は《コジレックの審問/Inquisition of Kozilek(ROE)》で《獣相のシャーマン/Fauna Shaman(M11)》を落として,チャリスをX=1,X=2で設置.生き延びるために5ターン目に巨像を素出ししたんだ.僕の手札に巨像を除いて役に立つカードは皆無だった(これは巨像がいない場合よりも更にたちの悪いハンドだ(注1:直訳)).だから11枚目のマナソースを手に入れた僕は喜び勇んでそいつをプレイした.次のターン,巨像でアタックする際に僕は彼のコストが12であることに気付いたんだ.テストプレイ中,僕らは常に11でキャストしていた(滅多に素出しすることはなかったけど).昔の彼は11マナだったからね.だけど僕らの周りを囲んでいた人たちのなかで,それに気付いた人は数人しかいなかった.皆,場に揃い踏みしている《荒廃鋼の巨像/Blightsteel Colossus(MBS)》と《白金の帝像/Platinum Emperion(SOM)》の写真を撮るのに忙しすぎたから.僕らはジャッジを呼んで,両者が共に分かっていることについて説明したが,もうゲームが進みすぎているからそれは場にでたままプレイが続くことになった.僕はかなり申し訳なく思ったけど,簡単に解決する方法を思いついた.12枚目の土地が来るまでアタックしないことにしたのさ.それまでは互いに巨像がいないものとしてプレイした.この後のディナーで,僕は殆どの人がこの場面で普通にアタックするということを知った.対戦相手がその立場ならそうするだろう,という理由でね.僕はアタックしなかったことが正しい行いだと今でも考えているし,11マナで出したのが全くのミスであったことを理解してくれたMattiasにはありがとうといいたい.
もうひとつ面白いことがあって,それは3ラウンド目にまた別のクエストアーマ-を使う対戦相手と当っていたときに起こった.ここでも僕の巨像は手札に座り込んでいて,鍛冶場主でライブラリーから持ってきて役に立つものは何もないという状況だった.トップデッキ合戦みたいになったけど,残念なことに対戦相手は石鍛冶を引いてしまい,緑黒剣を持ったクリーチャーが殴りかかってきた.僕は巨像を捨てて,ライブラリーに戻してシャッフルした.それを鍛冶場主で探してきて次ターンにアタックしたのさ.なんという悪運!
―中略(ドラフトで失敗して二日目途中でドロップした話)―
鍛冶場主デッキのサイドボーディングは以下の通りだ:
ヴァラクート
Out
4《漸増爆弾/Ratchet Bomb(SOM)》
1《転倒の磁石/Tumble Magnet(SOM)》
2《精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor(WWK)》
In
3《瞬間凍結/Flashfreeze(M11)》
2《喉首狙い/Go for the Throat(MBS)》
1《強迫/Duress(M11)》
カルドーサ・レッド
Out
1《強迫/Duress(M11)》
3《精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor(WWK)》
1《精神隷属器/Mindslaver(SOM)》
In
1《漸増爆弾/Ratchet Bomb(SOM)》
1《白金の帝像/Platinum Emperion(SOM)》
3《黒の太陽の頂点/Black Sun’s Zenith(MBS)》
(《ゴブリンの酋長/Goblin Chieftain(M11)》を見たら+2《喉首狙い/Go for the Throat(MBS)》)
青黒コン,青白コン(石鍛冶なし)
Out
3《漸増爆弾/Ratchet Bomb(SOM)》
1《定業/Preordain(M11)》
In
2《強迫/Duress(M11)》
1《否認/Negate(MOR)》
1《呪文貫き/Spell Pierce(ZEN)》
クエストアーマー
Out
1《強迫/Duress(M11)》
1《精神隷属器/Mindslaver(SOM)》
3《精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor(WWK)》
In
1《漸増爆弾/Ratchet Bomb(SOM)》
1《荒廃鋼の巨像/Blightsteel Colossus(MBS)》
3《黒の太陽の頂点/Black Sun’s Zenith(MBS)》
(《獣相のシャーマン/Fauna Shaman(M11)》を使っていたなら+2《喉首狙い/Go for the Throat(MBS)》)
吸血鬼
Out
1《強迫/Duress(M11)》
2《精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor(WWK)》
1《定業/Preordain(M11)》
In
1《白金の帝像/Platinum Emperion(SOM)》
3《黒の太陽の頂点/Black Sun’s Zenith(MBS)》
(このマッチアップの練習を殆どしていないので《喉首狙い/Go for the Throat(MBS)》を入れるべきかは分からない.だけど,このマッチアップで重要なのはテゼレットで5/5のアーティファクトを作るか鍛冶場主を1マナ立たせた状態(墨蛾起動で《マラキールの門番/Gatekeeper of Malakir(ZEN)》をケアするため)で着地させることだ.)
青白石鍛冶デッキ:僕達はサイド前の練習しかしてなくて,パリ以降対戦をしていないので正しいサイドボーディングを語ることはできない.多分《黒の太陽の頂点/Black Sun’s Zenith(MBS)》と,もしかしたら《喉首狙い/Go for the Throat(MBS)》を入れるのがいいだろう.これで石鍛冶と鷹に対処できると思う.2枚の定業以外に何を抜くべきかについては,断定できない.
このデッキを使うために知っておくべきことがあと2つある.一つ目は装備品とテゼレットの関係だ.ルールにはクリーチャーは別なクリーチャーに装備されない(とか多分そんなことが)書いてある.これはつまり相手の剣や《アージェンタムの鎧/Argentum Armor(SOM)》を5/5にすることで他のクリーチャーに装備されないようにできるということだ.もうひとつは帝像が場にいる場合についてで,剣のようなカードの能力は,こちらがダメージを受けたかのように依然起動するということだ.
GPパリも,僕は上手くいかなかった.僕の黒白デッキはかなり強かったけどエンチャントとアーティファクトに触れなくて,《肉体と精神の剣/Sword of Body and Mind(SOM)》や《堕落した良心/Corrupted Conscience(MBS)》の様なカードに負け続けて,ラウンド8後に大会を去ることになった.初日の最終ラウンドは友達を観戦していたよ.彼はエクストラ・ターンまでもつれる長期戦を戦っていた.そして,僕らはスタンディングが張り出された後もずっとそのゲームに関して討論していたんだ.僕らがまさに帰ろうとしたとき,僕らのものではないデッキボックスを見つけた.そのデッキにはスラーンとかいろいろ入っていた. その頃には会場に殆ど誰もいなかったので,そのデッキは忘れられていたんだと思う.次の日に持ち主を探そうと思っていたんだけど,翌日僕はホテルにそのデッキを忘れてしまった.このデッキは次のGPに持っていくので,もし君がスラーンを(多分)サイドボードに入れたデッキをなくしていたなら,僕に声をかけて欲しい.その際に,そのデッキの他のレアとそのデッキで使わなかった色を教えてくれ.
メタゲームに合致した素晴らしいデッキを作ったBen StarkとPaul Reitzl,そしてChannelFireballのメンバーには盛大な拍手を送りたい.6人ものプレイヤーをtop16に送り込んだ訳だからね.これは素晴らしい偉業で,長い間達成されていなかったことだ.Paulは殆ど2連続でPT優勝したようなものだね(仕事持ちの人間にとっては非現実的な偉業だ).Benは長い間本当にいい“マジック”をしていたからついに優勝できたのは当然というしかないね(注2).
今やMBSがMOにも追加されたから,僕はきっとドラフトを何度かこなすだろうね.それと,今週末のGPデンバーでなんとか2位になれたから,来週はGPのリポートと新しいフォーマットのドラフトについての僕の考えをいくつか書くことにするよ.
Thanks for reading!
――――――――――――――――――――――――――――――――――――
注1) which is actually even worse than not having it
直訳
注2) and Ben has been playing some really good Magic for some time now so its only fitting that he got rewarded for it by finally getting the trophy.
なんとなく訳,
コメント
なんというスポーツマンシップ。素晴らしい・・・。
本当に欲しいカードは鍛冶場主だから、定業が8枚あるようなものだとか、参考になる点が沢山です。翻訳感謝!
なんだって! クレイジーなデッキ=日本人ってことなのかwww
確かに自分もわけわからんクレイジーな勝ち方したいと思ってるけど、日本人だけなのか?・・・
>>鍛冶場主
自分も是非使ってみたいカードですね。
闊歩するものの装具で、鍛冶場主出したターンに装備起動→マイアの戦闘球に装備アタック!という奇襲的な使い方を考えてます。
稲妻のすね当てがあれば・・・
日本人ってそんな扱いなのかー(笑)
独創的、ってことなんだろうな、と前向きに解釈。
サイドプランを参考にするために読ませていただきましたが、メイン・サイド合わせて強迫が6枚になっています。原文ではメインに強迫1、サイドに2となっていますので、報告いたします。
前向きに考えていいんだよな…
メタ外のデッキってことか?
なんかこれでジュザのいいやつイメージが固まってしまいました。前の記事で「俺ならルールミスしても文句言わないでそれを次に活かすぜ!」みたいなこと言ってたのを読んだときはホントかよ、とか思ってしまったのですが、なんかほんとに人がいい気がしてきたw
四日市さん
除去耐性に合わせて速攻まであればかなり強いですね。言われてみれば、すねあてはこのデッキにかなり合う気がしますね。
くらげさん
ご指摘ありがとうございます。参考にしにきたところを間違えてしまってすみません。タイトル詐欺だorz修正しておきます。
東京タワーがすきさん
>ちょ・・俺その意味わかってなかったです(汗)。いるほうがいいじゃないか、juzaはなにをいってるんだと思って(直訳)てつけたw
>日本人が持ち込むであろうわけわからんクレイジーなデッキ
原文だと any random crazy Japanese decksですね。randomはここでは「予測のつかない」くらいの意味かなと思って「わけわからん」としました。 そういうデッキにMemoricideは「randomly」に効くかも、とあったので、こちらのランダムは「適当に」効くとしました。正体不明のデッキに対する丸いサイドボードということですかね
>
面白いwww
これって、予想外のデッキ・新しいデッキという意味で評価されているのかな?w
>12枚目の土地が来るまでアタックしないことにしたのさ
やばい、惚れるww
いつも翻訳記事、ありがとうございます。