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原題 Czech Mate – Forging a Tezzeret Deck
Posted by Martin Juza
February 23, 2011
juzaがPTパリでつかった鍛冶場主テゼレットについての説明です.デッキができるまで~デッキの使い方についての記事です.長いので2分割.
以下本文
前回「本当に楽しめる構築フォーマットのデッキはめったにない」って言ったのを覚えているかい?でもその一週間後に僕は強くて面白い,魅力的なテゼレット・鍛冶場主デッキを手にしていんだ.今日は僕らが如何にしてそのデッキにたどり着いたか,そしてこのデッキをどうプレイするかについてお話するよ.まずは事の始まりから説明しようか.
PT一週間前に僕は病気していたので,PTへの準備はノートPCを使ったネット上での議論で行わなければならなかった.僕は,イベント前はいつも友人であるRaul Porojanと話をする.彼の名前には皆あまり馴染みがないかもしれない.彼はGPで2回TOP8に入ったことがあって,PTの権利も常に持っている様なやつだけど,学業が忙しくてPTには殆ど参加できていないからね.僕のPTでの2回のTOP8はどちらも彼のおかげで取れた様なもので,オースティンでのzooもベルリンでのELVESも彼謹製のデッキだったのさ.今回も僕らは新しいスタンダードについてブレインストーミングをしたけど,特別なアイディアを思いつくことはできなかった.前も述べたけど,僕はtier1のデッキは使いたくないんだ.対戦相手にデッキがばれてなければ大きなアドバンテージが得られるからね(これは僕がGerryT や Conleyのことが好きな理由で,彼らがローグデッキで成功している理由でもある.そういったデッキはいつも完璧に練られているわけではないにも関わらず,ね).
―(没になったデッキについての説明.長いので概要のみ)―
UGターボランド(noWave):ワールド後に調整していたデッキ.9マナ揃っていたら勝てるので《起源の波/Genesis Wave(SOM)》はオーバーキルなカード.青白・青黒には強いが,ヴァラクートに勝てない,石鍛冶剣がきついことから断念.《激動/Upheaval》の様なリセット手段があれば良かったがそんなものは現スタンに無かった.
4《精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor(WWK)》
1《野生語りのガラク/Garruk Wildspeaker(M11)》
1《水蓮のコブラ/Lotus Cobra(ZEN)》
1《ムル・ダヤの巫女/Oracle of Mul Daya(ZEN)》
4《緑の太陽の頂点/Green Sun’s Zenith(MBS)》
4《探検/Explore(WWK)》
3《霜のタイタン/Frost Titan(M11)》
2《原始のタイタン/Primeval Titan(M11)》
2《ゼンディカーの報復者/Avenger of Zendikar(WWK)》
3《草茂る胸壁/Overgrown Battlement(ROE)》
4《極楽鳥/Birds of Paradise(M11)》
4《ハリマーの深み/Halimar Depths(WWK)》
4《カルニの庭/Khalni Garden(WWK)》
4《地盤の際/Tectonic Edge(WWK)》
4《霧深い雨林/Misty Rainforest(ZEN)》
2《新緑の地下墓地/Verdant Catacombs(ZEN)》
5《島/Island》
5《森/Forest》
Sideboard
2《強情なベイロス/Obstinate Baloth(M11)》
1《ムル・ダヤの巫女/Oracle of Mul Daya(ZEN)》
4《瞬間凍結/Flashfreeze(M11)》
4《否認/Negate(MOR)》
2《乱動への突入/Into the Roil(ZEN)》
2《酸のスライム/Acidic Slime(M11)》
GWモニュメント:獣相・鷹・蔦を中心に組んだシナジーが豊富なアグロデッキ・しかしカルドーサ・レッドの隆盛のおかげで《金屑の嵐/Slagstorm(MBS)》と《審判の日/Day of Judgment(ZEN)》が大量に積まれると思われる.《エルドラージの碑/Eldrazi Monument(ZEN)》は狙い目のカードであることは間違いないのだが…デッキは《エルズペス・ティレル/Elspeth Tirel(SOM)》・《戦隊の鷹/Squadron Hawk(M11)》・《エメリアの天使/Emeria Angel(ZEN)》と碑の組み合わせからスタートしたけど結局は緑単タッチ鷹になった.
4《獣相のシャーマン/Fauna Shaman(M11)》
1《溶鉄の尾のマスティコア/Molten-Tail Masticore(SOM)》
1《狼茨の精霊/Wolfbriar Elemental(WWK)》
2《ラノワールのエルフ/Llanowar Elves(M11)》
1《森のレインジャー/Sylvan Ranger(M11)》
4《復讐蔦/Vengevine(ROE)》
4《戦隊の鷹/Squadron Hawk(M11)》
4《エルドラージの碑/Eldrazi Monument(ZEN)》
4《コジレックの捕食者/Kozilek’s Predator(ROE)》
4《巣の侵略者/Nest Invader(ROE)》
2《ジョラーガの樹語り/Joraga Treespeaker(ROE)》
3《極楽鳥/Birds of Paradise(M11)》
4《水蓮のコブラ/Lotus Cobra(ZEN)》
4《剃刀境の茂み/Razorverge Thicket(SOM)》
4《陽花弁の木立ち/Sunpetal Grove(M11)》
1《平地/Plains》
6《森/Forest》
4《新緑の地下墓地/Verdant Catacombs(ZEN)》
1《霧深い雨林/Misty Rainforest(ZEN)》
2《カルニの庭/Khalni Garden(WWK)》
Sideboard
3《記憶殺し/Memoricide(SOM)》
1《森のレインジャー/Sylvan Ranger(M11)》
1《沼/Swamp(MBS)》
3《強情なベイロス/Obstinate Baloth(M11)》
2《強迫/Duress(M11)》
2《ガイアの復讐者/Gaea’s Revenge(M11)》
1《最後のトロール、スラーン/Thrun, the Last Troll(MBS)》
1《世界を鎮める者/World Queller(ZEN)》
1《酸のスライム/Acidic Slime(M11)》
包囲戦リリース前に組もうと思っていたデッキだ.今なら石鍛冶パッケージを加えることもできるが,僕はデッキが遅くなるだけだと思う.速攻+碑という動きにはなにも貢献しない.スラーンは復讐者よりいいカード・《コジレックの捕食者/Kozilek’s Predator(ROE)》は《刃砦の英雄/Hero of Bladehold(MBS)》に変えてもいいかもしれないけど,無色トークンが2体即座に出てくるのは剣相手にもカルドーサレッド相手にも強い.《緑の太陽の頂点/Green Sun’s Zenith(MBS)》はデッキにあわないと思う.蔦回収に貢献しないし,このデッキの《獣相のシャーマン/Fauna Shaman(M11)》は追加の1マナ払ってまで持ってきたいカードじゃない
残念なことにヴァラクートに強いデッキでもなかった.それに《金屑の嵐/Slagstorm(MBS)》・《黒の太陽の頂点/Black Sun’s Zenith(MBS)》はメインデッキに入っていることが予想され,いい選択とは思えなくなった.
―要約部ここまで―
《広がりゆく海/Spreading Seas(ZEN)》+《酸のスライム/Acidic Slime(M11)》+《地盤の際/Tectonic Edge(WWK)》+《霜のタイタン/Frost Titan(M11)》+(多分)《ゴブリンの廃墟飛ばし/Goblin Ruinblaster(ZEN)》が入ったデッキも試したけど求めていたものではなかった. 僕らはいささか創造性に捉われ過ぎていて,《獣相のシャーマン/Fauna Shaman(M11)》+《背教のドッペルゲンガー/Renegade Doppelganger(ROE)》+《化膿獣/Putrefax(SOM)》というデッキも作ったが,これはすぐに解体することになった.次の昼にRaulからE-mailが着た.
RaPo 23:24
僕らはテゼレットを使うべきだ.とんでもないデッキを見つけた.
Lino Burgoldがテストチームに加わり,提案されたのが以下のデッキだ:
4《精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor(WWK)》
4《ボーラスの工作員、テゼレット/Tezzeret, Agent of Bolas(MBS)》
4《太陽の宝球/Sphere of the Suns(MBS)》
4《永遠溢れの杯/Everflowing Chalice(WWK)》
4《コジレックの審問/Inquisition of Kozilek(ROE)》
2《カルドーサの鍛冶場主/Kuldotha Forgemaster(SOM)》
3《漸増爆弾/Ratchet Bomb(SOM)》
3《転倒の磁石/Tumble Magnet(SOM)》
2《胆液の水源/Ichor Wellspring(MBS)》
2《冷静な反論/Stoic Rebuttal(SOM)》
1《マイアの戦闘球/Myr Battlesphere(SOM)》
1《ワームとぐろエンジン/Wurmcoil Engine(SOM)》
1《精神隷属器/Mindslaver(SOM)》
1《イシュ・サーの背骨/Spine of Ish Sah(MBS)》
4《闇滑りの岸/Darkslick Shores(SOM)》
4《地盤の際/Tectonic Edge(WWK)》
4《水没した地下墓地/Drowned Catacomb(M11)》
2《忍び寄るタール坑/Creeping Tar Pit(WWK)》
4《沼/Swamp》
5《島/Island》
僕は懐疑的だった.このデッキはどのデッキに勝てるのだろう?と.Lukas Blohonとゲームを重ねていくうちに,以下のことが分かった.
-《カルドーサの鍛冶場主/Kuldotha Forgemaster(SOM)》は真面目に強いということ.僕は「スタンダード テゼレット」でぐぐっていくつかのフォーラムの最新のデッキリストを見て回りましたが,驚いたことに誰も鍛冶場主を入れていなかった.こいつには《喉首狙い/Go for the Throat(MBS)》・《稲妻/Lightning Bolt(M11)》・《金屑の嵐/Slagstorm(MBS)》・《見栄え損ない/Disfigure(ZEN)》といった大抵の除去呪文が効かない.《未達への旅/Journey to Nowhere(ZEN)》や《審判の日/Day of Judgment(ZEN)》以外に対処する手段が本当にない(注1)
-《漸増爆弾/Ratchet Bomb(SOM)》と《転倒の磁石/Tumble Magnet(SOM)》は一躍人気になったカルドーサ・レッドに強く,クエストアーマーやボロスにもかなり効く.《転倒の磁石/Tumble Magnet(SOM)》はコントロールとのマッチアップでこちらのPWをマンランドから守ることもできる.剣を持った相手のアタックも3ターンチェコ 遅延することができる.
-《精神隷属器/Mindslaver(SOM)》は完璧な「ヴァラクート殺し」.相手のビッグスペルを恐れることなく通し,相手のやりたいようにさせ,一度《原始のタイタン/Primeval Titan(M11)》を出すためにタップアウトしてきたら次のターンを奪って自身の山で噴死させればいい.
-このデッキは対抗呪文を構えるデッキではない・こっちのデッキの呪文の方がよりパワフルなのだから,《ムル・ダヤの巫女/Oracle of Mul Daya(ZEN)》や《カラストリアの血の長、ドラーナ/Drana, Kalastria Bloodchief(ROE)》に備えるためにターンを無駄にしてはいけない.ジェイスもテゼレットも鍛冶場主も勝ちにつながる呪文は毎ターンタップアウトしてだすことになる.脅威を出して回答を迫るのはこちら側で,鍛冶場主やテゼレットのためにマナを立てておくべきなのはむしろ相手の方である.
- テゼレットはジェイスよりずっと目覚しい働きをする (注2:むずい)
-ジェイスとテゼレットがどちらも手札にいる場合は先に出したいのは殆どの場合テゼレットで,これで鍛冶場主を探すのがよい.ジェイスの素晴らしい点は,コントロール相手にプレイせずとも潜在的な脅威となる点だ.コントロール相手は長期戦になりがちだから,手札が理想的な場合はすぐにプレイしなくてもよい(注0)正直言って,デッキにこいつが入って理由の大部分は,他のデッキがジェイスを使っていて,そうなるとこちらも出さざるを得ないからだ.また,引いてしまった高マナアーティファクトをデッキに戻すという役割を担うこともある.
-《胆液の水源/Ichor Wellspring(MBS)》はデッキ内で一番弱いカードで,大抵十分な働きをしない.
- スペイン語およびポルトガル語でのテゼレットのカード名は"Tezzeret, Agent of Nicol Bolas"だ.これらの言語では"bolas"は"balls"という意味で,そのままだと”タマの工作員”となってかなりダサいからだ.
-2ターン目に《永遠溢れの杯/Everflowing Chalice(WWK)》か《太陽の宝球/Sphere of the Suns(MBS)》,3ターン目にPW,4ターン目に鍛冶場主と続けたいので《コジレックの審問/Inquisition of Kozilek(ROE)》は是非とも1ターン目に打ちたい.1ターン目以外に打ちたいタイミングがないので《忍び寄るタール坑/Creeping Tar Pit(WWK)》は2枚にしてある.このカードはいつでも動きを遅らせるだけで,青黒コンの様にこのカードで勝つ(相手の脅威に対処して,タールピットで5ターン殴って勝つ(注4))ことは殆どない.このデッキはコントロールデッキというよりはコンボデッキで,3/2クリーチャーを使ってよりやりたいことがない限り,タップインランドで展開が遅れるのは望むところではない.もし他にタップイランドを入れなければならないのなら,《ハリマーの深み/Halimar Depths(WWK)》を入れたい. ここの完璧なマナカーブを構築するために、2枚きっかりの《定業/Preordain(M11)》を加えた。(4枚加えなかった理由は)《定業/Preordain(M11)》を使っても常に4マナ域の高価なカードを4ターン目までに常に持ってこれるとは限らないし、(それまでに)1枚しかプレイできないからだ.(注5:難しいところなのでコメント欄のやり取りを参照してください)
こういった事を頭に入れて人気のあるデッキと対戦したが,結果はかなり良かった.ヴァラクートも青黒コンもカルドーサ・レッドも皆相性のいい相手だったんだ.これらのデッキは僕たちが最も使用者が多いと見込んでいたデッキで,また,PTの一週間前のSCG5kトーナメントのtop16はヴァラクート5人・カルドーサ/ボロスが5人,青白・青黒コンが4人だった.僕はMOにログインしてスタンダードで使えるカードを洗い出し,見落としがないか確認し,以下のリストを作った.
《全ては塵/All Is Dust(ROE)》
《弱者の消耗/Consume the Meek(ROE)》
《ハリマーの深み/Halimar Depths(WWK)》
《ジェイス・ベレレン/Jace Beleren(M11)》
《リリアナ・ヴェス/Liliana Vess(LRW)》
《予期の力線/Leyline of Anticipation(M11)》
《磁石のゴーレム/Lodestone Golem(WWK)》
《精神隷属器/Mindslaver(SOM)》
《オパールのモックス/Mox Opal(SOM)》
《惑いの迷路/Mystifying Maze(M11)》
《白金の天使/Platinum Angel(M11)》
《白金の帝像/Platinum Emperion(SOM)》
《先駆のゴーレム/Precursor Golem(SOM)》
《予言のプリズム/Prophetic Prism(ROE)》
《流砂/Quicksand(WWK)》
《現実のひきつけ/Reality Spasm(ROE)》
《先読み/See Beyond(ROE)》
《海門の神官/Sea Gate Oracle(ROE)》
《ソリン・マルコフ/Sorin Markov(ZEN)》
《ジュワー島のスフィンクス/Sphinx of Jwar Isle(ZEN)》
《聖別されたスフィンクス/Consecrated Sphinx(MBS)》
《呪文貫き/Spell Pierce(ZEN)》
《トリスケリオン/Triskelion(M11)》
《呪詛術士/Anathemancer(ARB)》
《決断の手綱/Volition Reins(SOM)》
《絡み線の壁/Wall of Tanglecord(SOM)》
《鞭打ちの罠/Whiplash Trap(ZEN)》
《乱動の精霊/Roil Elemental(ZEN)》
《粗石の魔道士/Trinket Mage(SOM)》
《脆い彫像/Brittle Effigy(M11)》
《宝物の魔道士/Treasure Mage(MBS)》
《伝染病の留め金/Contagion Clasp(SOM)》
《危険なマイア/Perilous Myr(SOM)》
《珊瑚兜の司令官/Coralhelm Commander(ROE)》
《予感/Foresee(M11)》
《重力の変容/Gravitational Shift(ROE)》
これらのうちいくつかはただの思いつきだったが,僕達は全て真面目に試した.最終的には《白金の帝像/Platinum Emperion(SOM)》と《呪文貫き/Spell Pierce(ZEN)》がサイドボードに採用されることになった.
調整の結果,5ターン目に鍛冶場主を着地させることが本当に重要なことだと分かったので4枚に増量した.また,そのためにあまりぱっとしない《地盤の際/Tectonic Edge(WWK)》を4枚の《墨蛾の生息地/Inkmoth Nexus(MBS)》に差し替えた.スロットを圧迫しない安価なアーティファクトだからだ.更に,現状ヴァラクートが《稲妻/Lightning Bolt(M11)》を《水蓮のコブラ/Lotus Cobra(ZEN)》や《金屑の嵐/Slagstorm(MBS)》に差し替えているので,3ターン目テゼレットで次ターンに5/5の蛾を作れば相手を震え上がらせることができるだろう.鍛冶場主がデッキの核となったので《荒廃鋼の巨像/Blightsteel Colossus(MBS)》を加えるのは自然なことだった.このデッキには鍛冶場主が生きてアンタップを迎えたなら勝ち手段は4つあり,鍛冶場主なしでも1つ勝ち手段がある.
1.ゲームが長引いてテゼレットと鍛冶場主をどちらもコントロールしているなら,《マイアの戦闘球/Myr Battlesphere(SOM)》にアクセスできるだろう.これにチャリス/宝球/墨蛾を加えてアーティファクトを10個集めてテゼレットの最終奥義で20点吸う.この勝ち手段のいいところはこんな技を食らうとはだれも予想できない点だ.僕はプレイテスト中は大体この不意打ちで負けていた.
2.ターンエンドに戦闘球フェッチからアタック12点,3体トークン生贄にして《精神隷属器/Mindslaver(SOM)》持って来て相手をタップアウトさせ,マイアトークン+戦闘球+鍛冶場主アタックで裁定でも+8点.
3.《精神隷属器/Mindslaver(SOM)》持ってきて使う.
4.鍛冶場主からの戦闘球,隷属器を防御的に使う必要がない場面では《荒廃鋼の巨像/Blightsteel Colossus(MBS)》を持ってきて殴る.もしそれで十分でなかったら隷属器で相手の次ターンを奪えばいい.
5.テゼレット+墨蛾.これはかなり面白い動きだよ.墨蛾を起動して,テゼレットで5/5・感染・飛行にするんだ.ターン終了時には土地から得た能力が消えて,飛行・感染のない5/5のクリーチャー・土地になる.次のターンに能力を起動すると能力の上書きによって(訳注:because of the layersを勝手に訳した.適切な言葉ではないかも)1/1に戻るけど,もう一度テゼレットを起動して5つ毒を与えればいい.
優秀なカードだけど,それ止まりだったカードとして《ワームとぐろエンジン/Wurmcoil Engine(SOM)》がある.赤相手には大抵戦闘球を持ってこなければならない.トークンをブロックしなければならないからだ.それに,もしそのターンに負けない場なら《荒廃鋼の巨像/Blightsteel Colossus(MBS)》を持ってきてすぐさま相手を倒す方がいい.こういった理由で《ワームとぐろエンジン/Wurmcoil Engine(SOM)》は解雇した.《イシュ・サーの背骨/Spine of Ish Sah(MBS)》も同様だ.
PTの朝,Facebookにログインしてみると”ボーラスの工作員テゼレットからフレンド申請がきていた.これがこのデッキを使えという予兆じゃなければなんだっていうんだ?(注6)”
以下に示すのが木曜日に登録したリストです.
(誰かここにカッコいいデッキ名を入れてください(訳注:コメント欄で出たいくつかの候補のうちjuzaは"balls of steel"というのがもっとも気に入ったと言っています)):
4《カルドーサの鍛冶場主/Kuldotha Forgemaster(SOM)》
4《ボーラスの工作員、テゼレット/Tezzeret, Agent of Bolas(MBS)》
4《精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor(WWK)》
4《太陽の宝球/Sphere of the Suns(MBS)》
4《永遠溢れの杯/Everflowing Chalice(WWK)》
4《コジレックの審問/Inquisition of Kozilek(ROE)》
1《強迫/Duress(M11)》
2《定業/Preordain(M11)》
3《漸増爆弾/Ratchet Bomb(SOM)》
3《転倒の磁石/Tumble Magnet(SOM)》
1《マイアの戦闘球/Myr Battlesphere(SOM)》
1《精神隷属器/Mindslaver(SOM)》
1《荒廃鋼の巨像/Blightsteel Colossus(MBS)》
4《墨蛾の生息地/Inkmoth Nexus(MBS)》
4《闇滑りの岸/Darkslick Shores(SOM)》
4《水没した地下墓地/Drowned Catacomb(M11)》
7《沼/Swamp》
5《島/Island》
Sideboard
1《漸増爆弾/Ratchet Bomb(SOM)》
1《白金の帝像/Platinum Emperion(SOM)》
3《黒の太陽の頂点/Black Sun’s Zenith(MBS)》
1《呪文貫き/Spell Pierce(ZEN)》
1《否認/Negate(MOR)》
2《強迫/Duress(M11)》
3《瞬間凍結/Flashfreeze(M11)》
2《喉首狙い/Go for the Throat(MBS)》
1《記憶殺し/Memoricide(SOM)》
本文ここまで
この後PTパリで使った所感とかサイドプランについての話が続く.なぜ《定業/Preordain(M11)》が2枚なのかも説明もあります.ってこれはすでに少し説明してるか
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
注0) Jace is fine because even though you almost never play it during the games where you have the ideal draw it is still another big threat against control deck where the games usually go longer.
直訳すると
ジェイスが優秀なのは,理想的な手札を抱えている場面において,彼をプレイしなくても,ゲームが長期戦になりがちなコントロール相手に潜在的に大きな脅威を残せるからだ
長いので区切りたいが,どうわければ読みやすくてかつ原文に忠実か迷った.多分もっといい分割があるはず.ニュアンスも微妙に変わってるし.
注1)and there isnt really a way to kill it besides Journey to Nowhere and Day of Judgment.
上で《審判の日/Day of Judgment(ZEN)》は増えるといってることと矛盾していてひっかかった
注2)Tezzeret owns Jace heads up and its not even close.
分からない
注3)Spanish and Portugese version of Tezzeret is “Tezzeret, Agent of Nicol Bolas” because apparently “Bolas” means “balls” in those languages and it would be quite awkward to be the Agent of Balls.
言語に関する冗談を言ってるようだが,難しい
注4) They only slow you down an entire turn and you never really win the way UB control does, by answering their threats and then beating them down with Tar Pit for 5 turns.
パワー3で5ターン殴っても勝てないのでは?と思った
注5) This “perfect curve” also made us add 2 Preordains just so we had more turn 1 plays because it doesnt help you if you always have 4 expensive cards for turn four and can only play one of them.
{This “perfect curve” also made us add 2 Preordains just so we had more turn 1 plays}
because
{it doesnt help you if you always have 4 expensive cards for turn four and can only play one of them}
完璧なマナカーブが2枚きっかりの《定業/Preordain(M11)》を我々に採用させた
なぜなら(because)
4 expensive cards(複数形)が4ターン目までにきても助けにはならず,それらのうち1枚しかプレイできないからだ
と構文をとりました.「4 expensive cards」は「4枚の高コストなカード」でいいのかな?なぜ4なのかは気になりますが…
注6) The morning of the PT I logged in on Facebook and saw a friend request from “Tezzeret, Agent of Bolas”. If this wasnt a sign that I dont know what is(顔文字)
Facebookに詳しくないせいか,なにを言っているのか分からない…
原題 Czech Mate – Forging a Tezzeret Deck
Posted by Martin Juza
February 23, 2011
juzaがPTパリでつかった鍛冶場主テゼレットについての説明です.デッキができるまで~デッキの使い方についての記事です.長いので2分割.
以下本文
前回「本当に楽しめる構築フォーマットのデッキはめったにない」って言ったのを覚えているかい?でもその一週間後に僕は強くて面白い,魅力的なテゼレット・鍛冶場主デッキを手にしていんだ.今日は僕らが如何にしてそのデッキにたどり着いたか,そしてこのデッキをどうプレイするかについてお話するよ.まずは事の始まりから説明しようか.
PT一週間前に僕は病気していたので,PTへの準備はノートPCを使ったネット上での議論で行わなければならなかった.僕は,イベント前はいつも友人であるRaul Porojanと話をする.彼の名前には皆あまり馴染みがないかもしれない.彼はGPで2回TOP8に入ったことがあって,PTの権利も常に持っている様なやつだけど,学業が忙しくてPTには殆ど参加できていないからね.僕のPTでの2回のTOP8はどちらも彼のおかげで取れた様なもので,オースティンでのzooもベルリンでのELVESも彼謹製のデッキだったのさ.今回も僕らは新しいスタンダードについてブレインストーミングをしたけど,特別なアイディアを思いつくことはできなかった.前も述べたけど,僕はtier1のデッキは使いたくないんだ.対戦相手にデッキがばれてなければ大きなアドバンテージが得られるからね(これは僕がGerryT や Conleyのことが好きな理由で,彼らがローグデッキで成功している理由でもある.そういったデッキはいつも完璧に練られているわけではないにも関わらず,ね).
―(没になったデッキについての説明.長いので概要のみ)―
UGターボランド(noWave):ワールド後に調整していたデッキ.9マナ揃っていたら勝てるので《起源の波/Genesis Wave(SOM)》はオーバーキルなカード.青白・青黒には強いが,ヴァラクートに勝てない,石鍛冶剣がきついことから断念.《激動/Upheaval》の様なリセット手段があれば良かったがそんなものは現スタンに無かった.
4《精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor(WWK)》
1《野生語りのガラク/Garruk Wildspeaker(M11)》
1《水蓮のコブラ/Lotus Cobra(ZEN)》
1《ムル・ダヤの巫女/Oracle of Mul Daya(ZEN)》
4《緑の太陽の頂点/Green Sun’s Zenith(MBS)》
4《探検/Explore(WWK)》
3《霜のタイタン/Frost Titan(M11)》
2《原始のタイタン/Primeval Titan(M11)》
2《ゼンディカーの報復者/Avenger of Zendikar(WWK)》
3《草茂る胸壁/Overgrown Battlement(ROE)》
4《極楽鳥/Birds of Paradise(M11)》
4《ハリマーの深み/Halimar Depths(WWK)》
4《カルニの庭/Khalni Garden(WWK)》
4《地盤の際/Tectonic Edge(WWK)》
4《霧深い雨林/Misty Rainforest(ZEN)》
2《新緑の地下墓地/Verdant Catacombs(ZEN)》
5《島/Island》
5《森/Forest》
Sideboard
2《強情なベイロス/Obstinate Baloth(M11)》
1《ムル・ダヤの巫女/Oracle of Mul Daya(ZEN)》
4《瞬間凍結/Flashfreeze(M11)》
4《否認/Negate(MOR)》
2《乱動への突入/Into the Roil(ZEN)》
2《酸のスライム/Acidic Slime(M11)》
GWモニュメント:獣相・鷹・蔦を中心に組んだシナジーが豊富なアグロデッキ・しかしカルドーサ・レッドの隆盛のおかげで《金屑の嵐/Slagstorm(MBS)》と《審判の日/Day of Judgment(ZEN)》が大量に積まれると思われる.《エルドラージの碑/Eldrazi Monument(ZEN)》は狙い目のカードであることは間違いないのだが…デッキは《エルズペス・ティレル/Elspeth Tirel(SOM)》・《戦隊の鷹/Squadron Hawk(M11)》・《エメリアの天使/Emeria Angel(ZEN)》と碑の組み合わせからスタートしたけど結局は緑単タッチ鷹になった.
4《獣相のシャーマン/Fauna Shaman(M11)》
1《溶鉄の尾のマスティコア/Molten-Tail Masticore(SOM)》
1《狼茨の精霊/Wolfbriar Elemental(WWK)》
2《ラノワールのエルフ/Llanowar Elves(M11)》
1《森のレインジャー/Sylvan Ranger(M11)》
4《復讐蔦/Vengevine(ROE)》
4《戦隊の鷹/Squadron Hawk(M11)》
4《エルドラージの碑/Eldrazi Monument(ZEN)》
4《コジレックの捕食者/Kozilek’s Predator(ROE)》
4《巣の侵略者/Nest Invader(ROE)》
2《ジョラーガの樹語り/Joraga Treespeaker(ROE)》
3《極楽鳥/Birds of Paradise(M11)》
4《水蓮のコブラ/Lotus Cobra(ZEN)》
4《剃刀境の茂み/Razorverge Thicket(SOM)》
4《陽花弁の木立ち/Sunpetal Grove(M11)》
1《平地/Plains》
6《森/Forest》
4《新緑の地下墓地/Verdant Catacombs(ZEN)》
1《霧深い雨林/Misty Rainforest(ZEN)》
2《カルニの庭/Khalni Garden(WWK)》
Sideboard
3《記憶殺し/Memoricide(SOM)》
1《森のレインジャー/Sylvan Ranger(M11)》
1《沼/Swamp(MBS)》
3《強情なベイロス/Obstinate Baloth(M11)》
2《強迫/Duress(M11)》
2《ガイアの復讐者/Gaea’s Revenge(M11)》
1《最後のトロール、スラーン/Thrun, the Last Troll(MBS)》
1《世界を鎮める者/World Queller(ZEN)》
1《酸のスライム/Acidic Slime(M11)》
包囲戦リリース前に組もうと思っていたデッキだ.今なら石鍛冶パッケージを加えることもできるが,僕はデッキが遅くなるだけだと思う.速攻+碑という動きにはなにも貢献しない.スラーンは復讐者よりいいカード・《コジレックの捕食者/Kozilek’s Predator(ROE)》は《刃砦の英雄/Hero of Bladehold(MBS)》に変えてもいいかもしれないけど,無色トークンが2体即座に出てくるのは剣相手にもカルドーサレッド相手にも強い.《緑の太陽の頂点/Green Sun’s Zenith(MBS)》はデッキにあわないと思う.蔦回収に貢献しないし,このデッキの《獣相のシャーマン/Fauna Shaman(M11)》は追加の1マナ払ってまで持ってきたいカードじゃない
残念なことにヴァラクートに強いデッキでもなかった.それに《金屑の嵐/Slagstorm(MBS)》・《黒の太陽の頂点/Black Sun’s Zenith(MBS)》はメインデッキに入っていることが予想され,いい選択とは思えなくなった.
―要約部ここまで―
《広がりゆく海/Spreading Seas(ZEN)》+《酸のスライム/Acidic Slime(M11)》+《地盤の際/Tectonic Edge(WWK)》+《霜のタイタン/Frost Titan(M11)》+(多分)《ゴブリンの廃墟飛ばし/Goblin Ruinblaster(ZEN)》が入ったデッキも試したけど求めていたものではなかった. 僕らはいささか創造性に捉われ過ぎていて,《獣相のシャーマン/Fauna Shaman(M11)》+《背教のドッペルゲンガー/Renegade Doppelganger(ROE)》+《化膿獣/Putrefax(SOM)》というデッキも作ったが,これはすぐに解体することになった.次の昼にRaulからE-mailが着た.
RaPo 23:24
僕らはテゼレットを使うべきだ.とんでもないデッキを見つけた.
Lino Burgoldがテストチームに加わり,提案されたのが以下のデッキだ:
4《精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor(WWK)》
4《ボーラスの工作員、テゼレット/Tezzeret, Agent of Bolas(MBS)》
4《太陽の宝球/Sphere of the Suns(MBS)》
4《永遠溢れの杯/Everflowing Chalice(WWK)》
4《コジレックの審問/Inquisition of Kozilek(ROE)》
2《カルドーサの鍛冶場主/Kuldotha Forgemaster(SOM)》
3《漸増爆弾/Ratchet Bomb(SOM)》
3《転倒の磁石/Tumble Magnet(SOM)》
2《胆液の水源/Ichor Wellspring(MBS)》
2《冷静な反論/Stoic Rebuttal(SOM)》
1《マイアの戦闘球/Myr Battlesphere(SOM)》
1《ワームとぐろエンジン/Wurmcoil Engine(SOM)》
1《精神隷属器/Mindslaver(SOM)》
1《イシュ・サーの背骨/Spine of Ish Sah(MBS)》
4《闇滑りの岸/Darkslick Shores(SOM)》
4《地盤の際/Tectonic Edge(WWK)》
4《水没した地下墓地/Drowned Catacomb(M11)》
2《忍び寄るタール坑/Creeping Tar Pit(WWK)》
4《沼/Swamp》
5《島/Island》
僕は懐疑的だった.このデッキはどのデッキに勝てるのだろう?と.Lukas Blohonとゲームを重ねていくうちに,以下のことが分かった.
-《カルドーサの鍛冶場主/Kuldotha Forgemaster(SOM)》は真面目に強いということ.僕は「スタンダード テゼレット」でぐぐっていくつかのフォーラムの最新のデッキリストを見て回りましたが,驚いたことに誰も鍛冶場主を入れていなかった.こいつには《喉首狙い/Go for the Throat(MBS)》・《稲妻/Lightning Bolt(M11)》・《金屑の嵐/Slagstorm(MBS)》・《見栄え損ない/Disfigure(ZEN)》といった大抵の除去呪文が効かない.《未達への旅/Journey to Nowhere(ZEN)》や《審判の日/Day of Judgment(ZEN)》以外に対処する手段が本当にない(注1)
-《漸増爆弾/Ratchet Bomb(SOM)》と《転倒の磁石/Tumble Magnet(SOM)》は一躍人気になったカルドーサ・レッドに強く,クエストアーマーやボロスにもかなり効く.《転倒の磁石/Tumble Magnet(SOM)》はコントロールとのマッチアップでこちらのPWをマンランドから守ることもできる.剣を持った相手のアタックも3ターン
-《精神隷属器/Mindslaver(SOM)》は完璧な「ヴァラクート殺し」.相手のビッグスペルを恐れることなく通し,相手のやりたいようにさせ,一度《原始のタイタン/Primeval Titan(M11)》を出すためにタップアウトしてきたら次のターンを奪って自身の山で噴死させればいい.
-このデッキは対抗呪文を構えるデッキではない・こっちのデッキの呪文の方がよりパワフルなのだから,《ムル・ダヤの巫女/Oracle of Mul Daya(ZEN)》や《カラストリアの血の長、ドラーナ/Drana, Kalastria Bloodchief(ROE)》に備えるためにターンを無駄にしてはいけない.ジェイスもテゼレットも鍛冶場主も勝ちにつながる呪文は毎ターンタップアウトしてだすことになる.脅威を出して回答を迫るのはこちら側で,鍛冶場主やテゼレットのためにマナを立てておくべきなのはむしろ相手の方である.
- テゼレットはジェイスよりずっと目覚しい働きをする (注2:むずい)
-ジェイスとテゼレットがどちらも手札にいる場合は先に出したいのは殆どの場合テゼレットで,これで鍛冶場主を探すのがよい.ジェイスの素晴らしい点は,コントロール相手にプレイせずとも潜在的な脅威となる点だ.コントロール相手は長期戦になりがちだから,手札が理想的な場合はすぐにプレイしなくてもよい(注0)正直言って,デッキにこいつが入って理由の大部分は,他のデッキがジェイスを使っていて,そうなるとこちらも出さざるを得ないからだ.また,引いてしまった高マナアーティファクトをデッキに戻すという役割を担うこともある.
-《胆液の水源/Ichor Wellspring(MBS)》はデッキ内で一番弱いカードで,大抵十分な働きをしない.
- スペイン語およびポルトガル語でのテゼレットのカード名は"Tezzeret, Agent of Nicol Bolas"だ.これらの言語では"bolas"は"balls"という意味で,そのままだと”タマの工作員”となってかなりダサいからだ.
-2ターン目に《永遠溢れの杯/Everflowing Chalice(WWK)》か《太陽の宝球/Sphere of the Suns(MBS)》,3ターン目にPW,4ターン目に鍛冶場主と続けたいので《コジレックの審問/Inquisition of Kozilek(ROE)》は是非とも1ターン目に打ちたい.1ターン目以外に打ちたいタイミングがないので《忍び寄るタール坑/Creeping Tar Pit(WWK)》は2枚にしてある.このカードはいつでも動きを遅らせるだけで,青黒コンの様にこのカードで勝つ(相手の脅威に対処して,タールピットで5ターン殴って勝つ(注4))ことは殆どない.このデッキはコントロールデッキというよりはコンボデッキで,3/2クリーチャーを使ってよりやりたいことがない限り,タップインランドで展開が遅れるのは望むところではない.もし他にタップイランドを入れなければならないのなら,《ハリマーの深み/Halimar Depths(WWK)》を入れたい. ここの完璧なマナカーブを構築するために、2枚きっかりの《定業/Preordain(M11)》を加えた。(4枚加えなかった理由は)《定業/Preordain(M11)》を使っても常に4マナ域の高価なカードを4ターン目までに常に持ってこれるとは限らないし、(それまでに)1枚しかプレイできないからだ.(注5:難しいところなのでコメント欄のやり取りを参照してください)
こういった事を頭に入れて人気のあるデッキと対戦したが,結果はかなり良かった.ヴァラクートも青黒コンもカルドーサ・レッドも皆相性のいい相手だったんだ.これらのデッキは僕たちが最も使用者が多いと見込んでいたデッキで,また,PTの一週間前のSCG5kトーナメントのtop16はヴァラクート5人・カルドーサ/ボロスが5人,青白・青黒コンが4人だった.僕はMOにログインしてスタンダードで使えるカードを洗い出し,見落としがないか確認し,以下のリストを作った.
《全ては塵/All Is Dust(ROE)》
《弱者の消耗/Consume the Meek(ROE)》
《ハリマーの深み/Halimar Depths(WWK)》
《ジェイス・ベレレン/Jace Beleren(M11)》
《リリアナ・ヴェス/Liliana Vess(LRW)》
《予期の力線/Leyline of Anticipation(M11)》
《磁石のゴーレム/Lodestone Golem(WWK)》
《精神隷属器/Mindslaver(SOM)》
《オパールのモックス/Mox Opal(SOM)》
《惑いの迷路/Mystifying Maze(M11)》
《白金の天使/Platinum Angel(M11)》
《白金の帝像/Platinum Emperion(SOM)》
《先駆のゴーレム/Precursor Golem(SOM)》
《予言のプリズム/Prophetic Prism(ROE)》
《流砂/Quicksand(WWK)》
《現実のひきつけ/Reality Spasm(ROE)》
《先読み/See Beyond(ROE)》
《海門の神官/Sea Gate Oracle(ROE)》
《ソリン・マルコフ/Sorin Markov(ZEN)》
《ジュワー島のスフィンクス/Sphinx of Jwar Isle(ZEN)》
《聖別されたスフィンクス/Consecrated Sphinx(MBS)》
《呪文貫き/Spell Pierce(ZEN)》
《トリスケリオン/Triskelion(M11)》
《呪詛術士/Anathemancer(ARB)》
《決断の手綱/Volition Reins(SOM)》
《絡み線の壁/Wall of Tanglecord(SOM)》
《鞭打ちの罠/Whiplash Trap(ZEN)》
《乱動の精霊/Roil Elemental(ZEN)》
《粗石の魔道士/Trinket Mage(SOM)》
《脆い彫像/Brittle Effigy(M11)》
《宝物の魔道士/Treasure Mage(MBS)》
《伝染病の留め金/Contagion Clasp(SOM)》
《危険なマイア/Perilous Myr(SOM)》
《珊瑚兜の司令官/Coralhelm Commander(ROE)》
《予感/Foresee(M11)》
《重力の変容/Gravitational Shift(ROE)》
これらのうちいくつかはただの思いつきだったが,僕達は全て真面目に試した.最終的には《白金の帝像/Platinum Emperion(SOM)》と《呪文貫き/Spell Pierce(ZEN)》がサイドボードに採用されることになった.
調整の結果,5ターン目に鍛冶場主を着地させることが本当に重要なことだと分かったので4枚に増量した.また,そのためにあまりぱっとしない《地盤の際/Tectonic Edge(WWK)》を4枚の《墨蛾の生息地/Inkmoth Nexus(MBS)》に差し替えた.スロットを圧迫しない安価なアーティファクトだからだ.更に,現状ヴァラクートが《稲妻/Lightning Bolt(M11)》を《水蓮のコブラ/Lotus Cobra(ZEN)》や《金屑の嵐/Slagstorm(MBS)》に差し替えているので,3ターン目テゼレットで次ターンに5/5の蛾を作れば相手を震え上がらせることができるだろう.鍛冶場主がデッキの核となったので《荒廃鋼の巨像/Blightsteel Colossus(MBS)》を加えるのは自然なことだった.このデッキには鍛冶場主が生きてアンタップを迎えたなら勝ち手段は4つあり,鍛冶場主なしでも1つ勝ち手段がある.
1.ゲームが長引いてテゼレットと鍛冶場主をどちらもコントロールしているなら,《マイアの戦闘球/Myr Battlesphere(SOM)》にアクセスできるだろう.これにチャリス/宝球/墨蛾を加えてアーティファクトを10個集めてテゼレットの最終奥義で20点吸う.この勝ち手段のいいところはこんな技を食らうとはだれも予想できない点だ.僕はプレイテスト中は大体この不意打ちで負けていた.
2.ターンエンドに戦闘球フェッチからアタック12点,3体トークン生贄にして《精神隷属器/Mindslaver(SOM)》持って来て相手をタップアウトさせ,マイアトークン+戦闘球+鍛冶場主アタックで裁定でも+8点.
3.《精神隷属器/Mindslaver(SOM)》持ってきて使う.
4.鍛冶場主からの戦闘球,隷属器を防御的に使う必要がない場面では《荒廃鋼の巨像/Blightsteel Colossus(MBS)》を持ってきて殴る.もしそれで十分でなかったら隷属器で相手の次ターンを奪えばいい.
5.テゼレット+墨蛾.これはかなり面白い動きだよ.墨蛾を起動して,テゼレットで5/5・感染・飛行にするんだ.ターン終了時には土地から得た能力が消えて,飛行・感染のない5/5のクリーチャー・土地になる.次のターンに能力を起動すると能力の上書きによって(訳注:because of the layersを勝手に訳した.適切な言葉ではないかも)1/1に戻るけど,もう一度テゼレットを起動して5つ毒を与えればいい.
優秀なカードだけど,それ止まりだったカードとして《ワームとぐろエンジン/Wurmcoil Engine(SOM)》がある.赤相手には大抵戦闘球を持ってこなければならない.トークンをブロックしなければならないからだ.それに,もしそのターンに負けない場なら《荒廃鋼の巨像/Blightsteel Colossus(MBS)》を持ってきてすぐさま相手を倒す方がいい.こういった理由で《ワームとぐろエンジン/Wurmcoil Engine(SOM)》は解雇した.《イシュ・サーの背骨/Spine of Ish Sah(MBS)》も同様だ.
PTの朝,Facebookにログインしてみると”ボーラスの工作員テゼレットからフレンド申請がきていた.これがこのデッキを使えという予兆じゃなければなんだっていうんだ?(注6)”
以下に示すのが木曜日に登録したリストです.
(誰かここにカッコいいデッキ名を入れてください(訳注:コメント欄で出たいくつかの候補のうちjuzaは"balls of steel"というのがもっとも気に入ったと言っています)):
4《カルドーサの鍛冶場主/Kuldotha Forgemaster(SOM)》
4《ボーラスの工作員、テゼレット/Tezzeret, Agent of Bolas(MBS)》
4《精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor(WWK)》
4《太陽の宝球/Sphere of the Suns(MBS)》
4《永遠溢れの杯/Everflowing Chalice(WWK)》
4《コジレックの審問/Inquisition of Kozilek(ROE)》
1《強迫/Duress(M11)》
2《定業/Preordain(M11)》
3《漸増爆弾/Ratchet Bomb(SOM)》
3《転倒の磁石/Tumble Magnet(SOM)》
1《マイアの戦闘球/Myr Battlesphere(SOM)》
1《精神隷属器/Mindslaver(SOM)》
1《荒廃鋼の巨像/Blightsteel Colossus(MBS)》
4《墨蛾の生息地/Inkmoth Nexus(MBS)》
4《闇滑りの岸/Darkslick Shores(SOM)》
4《水没した地下墓地/Drowned Catacomb(M11)》
7《沼/Swamp》
5《島/Island》
Sideboard
1《漸増爆弾/Ratchet Bomb(SOM)》
1《白金の帝像/Platinum Emperion(SOM)》
3《黒の太陽の頂点/Black Sun’s Zenith(MBS)》
1《呪文貫き/Spell Pierce(ZEN)》
1《否認/Negate(MOR)》
2《強迫/Duress(M11)》
3《瞬間凍結/Flashfreeze(M11)》
2《喉首狙い/Go for the Throat(MBS)》
1《記憶殺し/Memoricide(SOM)》
本文ここまで
この後PTパリで使った所感とかサイドプランについての話が続く.なぜ《定業/Preordain(M11)》が2枚なのかも説明もあります.ってこれはすでに少し説明してるか
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
注0) Jace is fine because even though you almost never play it during the games where you have the ideal draw it is still another big threat against control deck where the games usually go longer.
直訳すると
ジェイスが優秀なのは,理想的な手札を抱えている場面において,彼をプレイしなくても,ゲームが長期戦になりがちなコントロール相手に潜在的に大きな脅威を残せるからだ
長いので区切りたいが,どうわければ読みやすくてかつ原文に忠実か迷った.多分もっといい分割があるはず.ニュアンスも微妙に変わってるし.
注1)and there isnt really a way to kill it besides Journey to Nowhere and Day of Judgment.
上で《審判の日/Day of Judgment(ZEN)》は増えるといってることと矛盾していてひっかかった
注2)Tezzeret owns Jace heads up and its not even close.
分からない
注3)Spanish and Portugese version of Tezzeret is “Tezzeret, Agent of Nicol Bolas” because apparently “Bolas” means “balls” in those languages and it would be quite awkward to be the Agent of Balls.
言語に関する冗談を言ってるようだが,難しい
注4) They only slow you down an entire turn and you never really win the way UB control does, by answering their threats and then beating them down with Tar Pit for 5 turns.
パワー3で5ターン殴っても勝てないのでは?と思った
注5) This “perfect curve” also made us add 2 Preordains just so we had more turn 1 plays because it doesnt help you if you always have 4 expensive cards for turn four and can only play one of them.
{This “perfect curve” also made us add 2 Preordains just so we had more turn 1 plays}
because
{it doesnt help you if you always have 4 expensive cards for turn four and can only play one of them}
完璧なマナカーブが2枚きっかりの《定業/Preordain(M11)》を我々に採用させた
なぜなら(because)
4 expensive cards(複数形)が4ターン目までにきても助けにはならず,それらのうち1枚しかプレイできないからだ
と構文をとりました.「4 expensive cards」は「4枚の高コストなカード」でいいのかな?なぜ4なのかは気になりますが…
注6) The morning of the PT I logged in on Facebook and saw a friend request from “Tezzeret, Agent of Bolas”. If this wasnt a sign that I dont know what is(顔文字)
Facebookに詳しくないせいか,なにを言っているのか分からない…
コメント
4 expensive cards はおそらく4枚の定業だと思います。
2~4ターンは訳されていたように、フルタップで定業をキャストする余剰マナもなく、定業ほどの高コストのカードは4ターン目まで1枚しか使えない。と読み取りました。
私の訳が正しいかは不明ですが、ヘルプなれば、と思いコメント致します。
なるほどなるほど,「高コストなカード」ってのはジョーク的なあれなのですね.ここに気付けなかった.
日本語として自然な形にすると
完璧なマナカーブを構築するために《定業/Preordain(M11)》は2枚きっかりしかデッキに入らなかった.こんな高コストなカードをデッキに4枚入れても,4ターン目までには1枚しかプレイできないからだ.
助かりました.これからもなにかあればご指摘くださると嬉しいです.
(注2)
> Tezzeret owns Jace heads up and its not even close.
同じく、全く分かりません。ムズい。
(注3)
> Spanish and Portugese version of Tezzeret is "Tezzeret, Agent of Nicol Bolas" because
> apparently "Bolas" means "balls" in those languages and it would be quite awkward
> to be the Agent of Balls.
(英語版では「Agent of Bolas」のみだが)スペイン語およびポルトガル語版のテゼレットは「Agent of Nicol Bolas」(とフルネーム表記)になっている。なぜなら「Bolas」はスペイン語およびポルトガル語で「球」を意味するため、(英語版と同じく主の名前を「Bolas」にしてしまうと)「球の工作員」となってしまうので非常にカッコ悪い。
(註6)
同じくフェイスブックを使ったことはないんですが、確か Friend Request は Mixi で言うところのマイミク申請(相互リンクのお願いのような申請)っぽいので、以下のような意味なのかな、と推測してみました(なお括弧内は勝手に補った言葉です)。
<原文>
The morning of the PT I logged in on Facebook and saw a friend request from
"Tezzeret, Agent of Bolas". If this wasnt a sign that I dont know what is : )
<推測>
プロツアーの朝にフェイスブックへログインしたら(偶然にも)「Tezzeret, Agent of Bolas」(という名前のユーザから)からマイミク申請(=Frient Request)が来てた。これが(テゼレット使おうぜ!という)予兆(=Sign)でなければ何だって言うんだ?(笑)
鍛冶場主が構築レベルってのがすごいですね.《稲妻/Lightning Bolt(M11)》《喉首狙い/Go for the Throat(MBS)》避けれるって言われると強い気がしてきたw
(注2)は難しいですね
(注3)どうやらボーラスがボールになってかっこ悪いと言っているのだなとは分かったのですが,「ニコル」のある無しに違いがあることに気付けませんでした.
(注6)なるほど,「friend request」が1単語だと見なせなくて構文がつかめませんでした.しかしテゼレットを名乗る人がいるんですねw(や,僕がいえることではないですがw)
今回もありがとうございました.
注1ですが、《未達への旅/Journey to Nowhere(ZEN)》と《審判の日/Day of Judgment(ZEN)》以外にそれを殺す方法が(本当に)ありませんという意味なんじゃないでしょうか?
この「besides ~」は、「~を措くと」です。
《未達への旅》や《審判の日》以外には事実上殺す方法がないと言っています。
>注2)Tezzeret owns Jace heads up and its not even close.
「heads up」を知らないと分からないですよね。
これは、名詞の他に形容詞/副詞として使うこともあって、その場合は「目立つ」というような意味になります。
本当は「heads-up」と綴らないといけないところでしょうが、Juzaはその辺はあまり頓着しないようですね。
(「its」も本当は「it’s」ですし。)
>注3)Spanish and Portugese version of Tezzeret is “Tezzeret, Agent of Nicol Bolas” because apparently “Bolas” means “balls” in those languages and it would be quite awkward to be the Agent of Balls.
re-giantさんの仰る通りです。
お気づきでないかもしれないので一応説明すると、オラクルでは単に「Tezzeret, Agent of Bolas」なのに、スペイン語版とポルトガル語版では「Nicol」が挿入されています。
そのもっともらしい理由を紹介しているのですね。
そう言われて調べてみると、確かにフランス語版やイタリア語版では「Nicol」は入ってません。
もちろん日本語版も。
>注5) This “perfect curve” also made us add 2 Preordains just so we had more turn 1 plays because it doesnt help you if you always have 4 expensive cards for turn four and can only play one of them.
ターン4に高マナ域のカードを4枚抱えてそのうち1枚しかプレイできないというようなことが常に起こるようでは困るので、1ドロップの数を増やしました、と書いてありますね。
>注6) The morning of the PT I logged in on Facebook and saw a friend request from “Tezzeret, Agent of Bolas”. If this wasnt a sign that I dont know what is(顔文字)
re-giantさんの仰る通りです。
besideって「それ以外」って意味ですよね.あれ,何で僕ここ分からなかったんだろう…orz
めちゃ言い訳くさいですが,知ってる言葉なはずなのになぜかでてこなかったんです!本当です
と,まあ簡単なところで躓いてしまってかなりお恥ずかしいのですが,ご指摘感謝します.今後も気軽にコメントください.
行き違いになってしまいました,ご教授ありがとうございます
(注2)
全く分からなかったところなので助かりました.となると「目立つ」をちょっと意訳して
テゼットはジェイスよりずっと目覚しい働きをする
となりますかね
(注3)
なるほど,そういう事実があるとは…しかしjuzaが言ってるこの理由は本当なんですかね
(注5)
むむむ,柏木さんの解釈と分かれましたね.問題は「4 expensive cards」がなにであるかですね.なぜ「4」という数字が出てくるのかはわかりませんが,確かに定業は高コストのカードが手札でフラッドするのを防ぐ役割があります.
また,「常に」4枚抱えると言っているので,やはり最大でも4枚までしか入らない単一のカードである《定業/Preordain(M11)》を指しているのではなく「高コストカード全般」を指しているのが正しい様に思えます.
>cards for turn four and can only play one of them
すいません、実はこの箇所について上記のお2人とまた違った意見を持ってたりします。
個人的には「4 expensive cards」は「4マナの高価なカード(複数形)」かと思ってました。
(この場合「4マナの高価なカード」はプレインズウォーカーの2人)
「4ターン目に4マナのカードが複数枚あっても唱えられるのはどうせ1枚だけ」って話かと。
わざわざ「4ターン目 (turn four)」を指定している理由が他に思いつきませんでした。
参考までに書いてみました。実際どうなんでしょうね。著者に聞いてみたいです。
英語は得意ではありませんが…。
注5について、4 expensive cards はテゼレットのことかなぁと思ってましたが
色んな解釈があって難しいと思いました。ただいずれにせよ4~5マナ域の
キーカードを指しているのは間違いなさそうです。
その他の部分なのですが、because の前までは「完璧なマナカーブの為に、
1ターン目のアクションとして2枚の定業を加えた」、そのあとは「(なぜ2枚かというと)
定業では4ターン目にいつもテゼレット(?)をハンドに持っていられるとは限らないし
(マナカーブ上の理由で)2枚の定業のうち1枚しかプレイできないからだ」
マナカーブの都合上2枚は入れたけど、そこまで確実性のある(=強力な)カードでは
ないしどうせ1ターン目にしかプレイする暇がないから2枚しか入れなかった、みたいな
意味かなーと思っていました。
全く違っていたらすみません。
heads upとはポーカー用語で1対1の対戦のことです。
なので直訳ですが、
テゼレットはジェイスにへっズアップで勝つ、
イーブンなんて状況ですらないんだ
みたいなニュアンスではないでしょうか。
ありがとうございます。it=《定業/Preordain(M11)》ですね。なぜかif以下をthat節のように扱ってしまい、助けてくれないのは4expensiveカードがうんちゃらってこと自体かと考えてしまいました。この辺は全然勉強足りないことを露呈してしまいました。《定業/Preordain(M11)》がif以下を助けてくれない、ということですね。
ここまでは僕が勝手に間違えていた部分
if以下もビーコンさんの解釈はしっくりきます。や、僕は新しい意見が出るたびにそう言っているので慎重になりたいのですが、itを定業としてand以下の主語もitとすると文脈ともあうし構文も取れます。
expensive cardsは複数形ということ、ジェイスとテゼがどちらも高価なカードだからわざわざ「expensive」とつけていると考えると、re-giantさんのいうとおり両PWなのかなと思います。
ビーコンさんの概要を参考にすると、
his “perfect curve” also made us add 2 Preordains just so we had more turn 1 plays because it doesnt help you if you always have 4 expensive cards for turn four and can only play one of them.
この完璧なマナカーブを構築するために、2枚きっかりの《定業/Preordain(M11)》を加えた。(4枚加えなかった理由は)《定業/Preordain(M11)》を使っても常に4マナ域の高価なカードを4ターン目までに常に持ってこれるとは限らないし、(それまでに)1枚しかプレイできないからだ
()が補訳が必要そうな部分ですね
非常に参考になりました。ありがとうございました。
www.weblio.jp/content/Heads-Up
なるほど、こういう意味もあるのですね。ここから考えると確かに「両者を比べたらテゼが大差でかつ」ということになりそうです。「おつかれさまです」さんの意見とあわせると、「テゼのがずっと強い」という意訳でよさそうですね。
ご指摘ありがとうございました