翻訳:PVの世界選手権ドラフトラウンドのレポート修正あり青字1.02
2010年12月30日 翻訳:リミテッド コメント (7)http://www.channelfireball.com/articles/pvs-playhouse-wrapping-up-worlds/
PV’s Playhouse – Wrapping Up Worldsのうちドラフトラウンドの部分だけを訳したものです。
Posted by Paulo Vitor Damo da Rosa
December 22, 2010
Hello!
一日目が5-1で終わったので、結構ハッピーでした。次の日はドラフトでしたが、これは最も怖い日でした― 自分はドラフトが特別下手だとは思っていませんが、このフォーマットは何かの間違いが起きて誰しもが沈む可能性があるのです。構築フォーマットではより準備すればより差が生まれると感じています。特にこのフォーマットは感染がギャンブルあまり好きではありません。
僕が知らない人がいっぱい+Anton Johnssonという卓でした。初手は《燃えさし鍛冶/Embersmith(SOM)》、他に候補となるカードは何もありませんでした。2手目は《金屑化/Turn to Slag(SOM)》。3手目は《精神隷属器/Mindslaver(SOM)》と《屍気の香炉/Necrogen Censer(SOM)》の二択でした。SEE, THAT’S WHY I WANTED TO PICK THAT MINDSLAVER IN MY DRAFT, TO SEE IF I LIKED IT.実際に使ったことがないので、 《精神隷属器/Mindslaver(SOM)》がどれだけ優秀なカードかは分かりませんが、このカードが欲しいという場面は多々ありました。またメインには入らずとも、特定のデッキに対するよいサイドボードになると考えたのです。もう一方の選択肢があまり魅力的で無かったこともあり、《精神隷属器/Mindslaver(SOM)》をピックしました。その後に僕は2枚の《粉砕/Shatter(SOM)》ともう1枚の《金屑化/Turn to Slag(SOM)》、《ダークスティールの歩哨/Darksteel Sentinel(SOM)》、《マイアの繁殖者/Myr Propagator(SOM)》がピックでき、デッキはかなり強力になったように思えました。また、《ドロスバッタ/Dross Hopper(SOM)》に《洞察のひらめき/Flash of Insight(JUG)》を感じてこれをピック。3手目の《屍気の香炉/Necrogen Censer(SOM)》は一巡しました。あのパックはとても弱かったので、これは不思議でした。
2パック目の初手で僕は《執行の悪魔/Carnifex Demon(SOM)》、《決断の手綱/Volition Reins(SOM)》、《感電破/Galvanic Blast(SOM)》というパックを開けました。まだ2色目を決めておらず、その中で最強のカードは《執行の悪魔/Carnifex Demon(SOM)》だったのでこれをピック。1パック目であまり赤いカードを流してないにも関わらず、奇妙なことに赤いカード全く流れてきませんでした―といってもこのフォーマットで優秀なレアが取れればその色を固定するプレイヤーは多く、それを防ぐ手段はありません―どっちにしろ夕食のカードはそんなに沢山必要にならないので、《蔵製錬のドラゴン/Hoard-Smelter Dragon(SOM)》や《オキシダの屑鉄溶かし/Oxidda Scrapmelter(SOM)》を開けた下家のプレイヤーが赤に参入することはありえるのです。僕は《壊死のウーズ/Necrotic Ooze(SOM)》を7手目で手に入れました。これは《マイアの繁殖者/Myr Propagator(SOM)》と非常に相性がいいです。また、フィニッシャーとして《炎生まれのヘリオン/Flameborn Hellion(SOM)》もピックしました。
3パック目では僕は《皮裂き/Skinrender(SOM)》の入ったパックを開け、この非常に優秀なカードをピック。さらに《大霊堂の王、ゲス/Geth, Lord of the Vault(SOM)》が流れてきました。ドラフトでは、シールドの場合と違ってこのカードはボムではありません。しかし非常に強力なカードであることには変わりは無く、特に赤黒はゲームを終わらせる力が足りない場合があるのでなおさらそうです。その後非常に遅い順目で《クローンの殻/Clone Shell(SOM)》をピック。もう一枚とれた《壊死のウーズ/Necrotic Ooze(SOM)》と同じくこのデッキでは非常に強力なカードです。皆はこのカードがいかに強いか気付いてないのでしょうか?このカードはボムとかそういうカードではありませんが、7手目までピックしないカードでは絶対無いと断言できます。また、僕はかなり遅い順番で《決断の手綱/Volition Reins(SOM)》を流しました。少なくとも2枚の《決断の手綱/Volition Reins(SOM)》がこの卓にあるわけですが、それぞれをピックしたのは恐らく違う人でしょう。回る方向が逆でしたからね。
結局デッキは以下のようになりました:
1《燃えさし鍛冶/Embersmith(SOM)》
1《マイアの繁殖者/Myr Propagator(SOM)》
2《モリオックの模造品/Moriok Replica(SOM)》
1《クローンの殻/Clone Shell(SOM)》
1《ダークスティールの歩哨/Darksteel Sentinel(SOM)》
1《大霊堂の王、ゲス/Geth, Lord of the Vault(SOM)》
1《執行の悪魔/Carnifex Demon(SOM)》
2《粉砕/Shatter(SOM)》
2《金屑化/Turn to Slag(SOM)》
1《煙霧吐き/Fume Spitter(SOM)》
2《壊死のウーズ/Necrotic Ooze(SOM)》
1《ドロスバッタ/Dross Hopper(SOM)》
1《皮裂き/Skinrender(SOM)》
1《刃族の狂戦士/Blade-Tribe Berserkers(SOM)》
1《感染の賦活/Instill Infection(SOM)》
1《屍気を飛ばすもの/Necrogen Scudder(SOM)》
1《冷たき集いの吸血鬼/Bleak Coven Vampires(SOM)》
1《水膨れ地掘り/Blistergrub(SOM)》
あと土地18枚
《水膨れ地掘り/Blistergrub(SOM)》は《精神隷属器/Mindslaver(SOM)》と《炎生まれのヘリオン/Flameborn Hellion(SOM)》と枠を争った末に、最後に加えた一枚です。デッキの強力なカードを引くまで耐えるためのカードがどうしても必要だったからです。また、面白いことにこのデッキの《燃えさし鍛冶/Embersmith(SOM)》はMTG史上最低の《燃えさし鍛冶/Embersmith(SOM)》でしょう―デッキには5枚しかアーティファクトがなく、しかもそれらのコストは3,5,6です。最も除去の対象となるであろうアーティファクトが《マイアの繁殖者/Myr Propagator(SOM)》である様なデッキなので、相手のアーティファクト破壊を無駄にすることはできるでしょう。しかしながら、こいつのかわりに《血まなこの練習生/Bloodshot Trainee(SOM)》をプレイするべきだったかもしれません(It is possible that I should just have played Bloodshot Trainee instead, though)―このカードを強化するすべはありませんが、《壊死の疫病/Necrotic Plague(M11)》で能力を使うことができます。
また、《ドロスバッタ/Dross Hopper(SOM)》も面白いカードです。こいつは恐らくMTG史上最強の《ドロスバッタ/Dross Hopper(SOM)》でしょう。このデッキでは八面六臂の活躍です!例えば:
-《水膨れ地掘り/Blistergrub(SOM)》と同様序盤のクリーチャーとしてブロッカーとなり、終盤のボムまで時間を稼ぎます。
-《マイアの繁殖者/Myr Propagator(SOM)》の様なクリーチャーを、《壊死のウーズ/Necrotic Ooze(SOM)》のために生贄にささげます。
-必要ならばこいつの力でウーズが空を舞います。
-《クローンの殻/Clone Shell(SOM)》を殺せます。
- 《拘引/Arrest(SOM)》されたクリーチャー(ゲスとか)を、ウーズで能力を使うために生贄にできます。
-流してしまった《決断の手綱/Volition Reins(SOM)》という名のボムを“カウンター”できます。この対処手段が無ければ、あのカードは僕のデッキにとって恐ろしいカードです。
全く、なぜ皆《ドロスバッタ/Dross Hopper(SOM)》をエクステンデッドのウーズデッキで使わないんでしょうねぇ?
とにかく、僕はこのデッキが非常に気に入りました。これで3—0できなかったら残念に思うでしょう。
Round 7
《山/Mountain》が入っている青白デッキとの対戦でした。1ゲーム目、僕の序盤とてもゆっくりした展開であまり呪文が引けませんでした。しかし数少ない呪文のうちのひとつが《大霊堂の王、ゲス/Geth, Lord of the Vault(SOM)》であり、対戦相手はこれに打つ手がありませんでした。《感電破/Galvanic Blast(SOM)》で死なないよう、《正義の施行/Dispense Justice(SOM)》されないよう非常に防御的にプレイしました。やがて《蔵製錬のドラゴン/Hoard-Smelter Dragon(SOM)》が「石臼」され、彼のとっておきのそれを奪い取りました。
《精神隷属器/Mindslaver(SOM)》をサイドイン。
2ゲーム目は僕はまたも序盤ゆっくりしていましたが、それは対戦相手も同様でした。6ターン目に《精神隷属器/Mindslaver(SOM)》をクリーチャーがいない(相打ちで失いました)状態でプレイ、次のターンにこれを起動しました。《拘引/Arrest(SOM)》を彼のクリーチャーに張り、鉄のマイア(彼の2枚目の赤マナソースです)をプレイ。そして自分のターンで《執行の悪魔/Carnifex Demon(SOM)》を召還し、彼のクリーチャーを数体倒しました。これで彼はドラゴンを引いたとしてもRRを揃えられなくなりました。彼は《真実の確信/True Conviction(SOM)》をプレイ、しかし僕の場にはまたしてもゲスが現れました。「石臼」したらドラゴンが落ちたので、これを釣りました。《執行の悪魔/Carnifex Demon(SOM)》、《大霊堂の王、ゲス/Geth, Lord of the Vault(SOM)》、《蔵製錬のドラゴン/Hoard-Smelter Dragon(SOM)》と並んだ僕の場は、観戦者から見たらとんでもないものだったでしょう。
2-0
6-1
Round 8
対戦相手は緑黒感染でした。しかし2ゲームとも、僕の強力なカードが展開できるまでに対戦相手がプレイできたのは《伝染病の屍賊/Contagious Nim(SOM)》だけで、これは僕のクリーチャーと相打ちになりました。《伝染病の屍賊/Contagious Nim(SOM)》でのアタックを《水膨れ地掘り/Blistergrub(SOM)》で受けると彼は《汚れた一撃/Tainted Strike(SOM)》をプレイしました。恐らく《水膨れ地掘り/Blistergrub(SOM)》を徹底的に殺したかったのでしょう…
2ゲーム目、僕の場には2体の3/3がいて彼の場には2体の《伝染病の屍賊/Contagious Nim(SOM)》、さらに彼は《法務官の手/Hand of the Praetors(SOM)》をプレイして屍賊2体でアタックしてきました。僕はどちらもブロック、彼は屍賊のうち一体を《死への抵抗/Withstand Death(SOM)》で救いました。次ターン、僕は《法務官の手/Hand of the Praetors(SOM)》に《金屑化/Turn to Slag(SOM)》、返したターンのアタックで毒カウンターが+2。その後屍賊を相打ちに取り、《執行の悪魔/Carnifex Demon(SOM)》を召還。これでこちらの《クローンの殻/Clone Shell(SOM)》が死ぬとともに相手の《嚢胞抱え/Cystbearer(SOM)》を無力化。やがて《皮裂き/Skinrender(SOM)》を引いたのでこれで《執行の悪魔/Carnifex Demon(SOM)》の皮を剥ぎ、さらにカウンターを撒き散らすとゲームが決まりました。
2-0
7-1
Round 9
緑単感染に、サイドボーディング後青を散らすデッキとのフィーチャーマッチでした。1ゲーム目は《胆液爪のマイア/Ichorclaw Myr(SOM)》を《粉砕/Shatter(SOM)》(《粉砕/Shatter(SOM)》は感染相手に有用なカードではないので、《屍気を飛ばすもの/Necrogen Scudder(SOM)》と相打ちを取るよりよいと考えたのです)しました。そのうち僕が《執行の悪魔/Carnifex Demon(SOM)》をプレイすると勝てました。
2ゲーム目はかなり盛り上がりに欠ける試合でした。対戦相手は5枚までマリガンし、僕は《燃えさし鍛冶/Embersmith(SOM)》、《モリオックの模造品/Moriok Replica(SOM)》、《モリオックの模造品/Moriok Replica(SOM)》+1点飛ばして《胆液爪のマイア/Ichorclaw Myr(SOM)》破壊、《マイアの繁殖者/Myr Propagator(SOM)》+《ゴーレムの職工/Golem Artisan(SOM)》がブロックできないよう1点飛ばす、というマナカーブが描けたからです(《燃えさし鍛冶/Embersmith(SOM)》と3マナアーティファクトをすべて引けたのです)。こうなると対戦相手は僕が繁殖者/ウーズのコンボを決める前に死んでしまいました。
2-0
8-1
次の卓では僕の知っている人が増えていました。有名どころだとEfroとKiblerがいます。 このドラフトはドラフトビューアーでみれます
(http://gatherer.wizards.com/magic/draftools/draftviewer.asp?draftid=12_10_2010_2&player=1&pack=1&pick=1&showpick=true)。なのでここでは詳細を記しません。初手は《決断の手綱/Volition Reins(SOM)》と《闇の掌握/Grasp of Darkness(SOM)》との二択で後者をとりました。誰がなんと言おうと、《闇の掌握/Grasp of Darkness(SOM)》は環境最強のコモンだと考えています。非常に効率的なカードなので、《決断の手綱/Volition Reins(SOM)》よりも好きです(また、僕は黒の方が青より好きです)。ドラフトを通しての大きな課題は2色目をどうするかでした;1パック目の最後では白に行きそうでしたが、2パック目で《トゲ撃ちの古老/Spikeshot Elder(SOM)》が出たので赤に向かいたくなりました。その後、3パック目で《カルドーサのフェニックス/Kuldotha Phoenix(SOM)》が出たので赤に決めました。しかし、ドラフトが終わると、白に向かえばよかったとこの結論を悔いることになりました。
This is what I ended up with:
3《煙霧吐き/Fume Spitter(SOM)》
1《感染の賦活/Instill Infection(SOM)》
1《闇の掌握/Grasp of Darkness(SOM)》
2《モリオックの模造品/Moriok Replica(SOM)》
1《冷たき集いの吸血鬼/Bleak Coven Vampires(SOM)》
1《災難の塔/Tower of Calamities(SOM)》
1《鉛のマイア/Leaden Myr(SOM)》
1《ダークスティールの斧/Darksteel Axe(SOM)》
1《ヴァルショクの模造品/Vulshok Replica(SOM)》
1《伝染病の留め金/Contagion Clasp(SOM)》
1《試作品の扉/Prototype Portal(SOM)》
1《屍気を飛ばすもの/Necrogen Scudder(SOM)》
2《虚無の呪文爆弾/Nihil Spellbomb(SOM)》
1《金属の駿馬/Chrome Steed(SOM)》
1《苦痛鍛冶/Painsmith(SOM)》
1《嵌め乗りの滑空者/Snapsail Glider(SOM)》
1《トゲ撃ちの古老/Spikeshot Elder(SOM)》
1《カルドーサのフェニックス/Kuldotha Phoenix(SOM)》
1《連射のオーガ/Barrage Ogre》
8《山/Mountain》
9《沼/Swamp》
このデッキのマナベースは悪夢でした―赤いカードは3枚しかないのに、どれも酷く赤マナを要求するのです。
正直な所、このデッキがどれくらいの強さなのか分かりません―いくつかのデッキに対しては非常に強く、その他のデッキには酷く弱いです。なぜなら、このデッキには3枚の《煙霧吐き/Fume Spitter(SOM)》、《感染の賦活/Instill Infection(SOM)》、《伝染病の留め金/Contagion Clasp(SOM)》、《トゲ撃ちの古老/Spikeshot Elder(SOM)》がいますが、アーティファクト除去は皆無で、タフネス1以上のクリーチャーを除去する手段は《闇の掌握/Grasp of Darkness(SOM)》しかないからです。また、このデッキは《災難の塔/Tower of Calamities(SOM)》(これでもファッティを除去れます)と《試作品の扉/Prototsype Portal(SOM)》(僕はこのカードが特別好きなわけではありませんが、2枚の呪文爆弾と3枚の模造品、留め金があるので十分使えるでしょう)があるので、後半戦もある程度は戦うことができます。
Round 10 フューチャーマッチでした。↓で見られます
http://www.wizards.com/magic/magazine/article.aspx?x=mtg/daily/eventcoverage/worlds10/fm10
2ゲーム目で《荒々しき力/Untamed Might(SOM)》をケアしてかなり慎重にプレイした以外は面白味のない試合でした。しかし慎重すぎたかもしれません。というのも、《トゲ撃ちの古老/Spikeshot Elder(SOM)》を除去できる呪文を引く機会を与えてしまったのです。《トゲ撃ちの古老/Spikeshot Elder(SOM)》は《闇の掌握/Grasp of Darkness(SOM)》とのあわせ技でゲスを葬れるほぼ唯一の手段でした(これ以外では《苦痛鍛冶/Painsmith(SOM)》と組み合わせるしかありません)。僕が見るに彼はこのゲームにおいてダメージを与える機会を何度か見逃していました―僕のプレイングから見て、僕が負けないようにプレイしているのは明らかだった筈です。なのに彼はアタックせずにブロッカーを残すプレイを何度も見せました。おそらく僕はアタックされても返しでアタックすることはなかったでしょう。とにかく長期戦に持ち込むことだけを考えていましたから。僕はダメージレースを仕掛けたくありませんでした。彼もそうでした。どちらかは間違っていたことになります−−間違ってたのは僕じゃないと思いたいですね。
2-0
9-1
Round 11
このラウンドは緑白が相手でしたが、正直に言うとかなり酷いものでした。1ゲーム目においてかなり酷いプレイをしてしまい、それがゲームを面白くしてしまいました。彼が《クローンの殻/Clone Shell(SOM)》でやたら攻めてくる、という場面で、それが非常に厄介でした。彼の場には6枚の土地があり、クリーチャーは《クローンの殻/Clone Shell(SOM)》と《高僧の見習い/Abuna Acolyte(SOM)》だけです(あと、カウンターが2つ載った《研磨時計/Grindclock(SOM)》)。そして僕の手札には《災難の塔/Tower of Calamities(SOM)》がありました。僕は考えました、最悪のケースはなにか?と。結局僕は《クローンの殻/Clone Shell(SOM)》をブロックしました。彼がさっとめくったカードは《絡み森の主/Liege of the Tangle(SOM)》でした。さらに7枚の土地をタップして《飲み込む金屑ワーム/Engulfing Slagwurm(SOM)》を召還。まるで《歯と爪/ Tooth and Nail》を打たれたかの様でした。
Not all was lost, though. 次のターン、殴ってきた主をトリプルブロックすると、彼は《金属の駿馬/Chrome Steed(SOM)》ではなく《カルドーサのフェニックス/Kuldotha Phoenix(SOM)》を殺すことを選びました。これは非常に悪いプレイです。僕は次のアップキープに4マナ払うだけでフェニックスを場にもどせるのですから。多分飛行を持っていたので殺されたのでしょう。《災難の塔/Tower of Calamities(SOM)》でコントロールするプランもありましたが、そうすると《研磨時計/Grindclock(SOM)》(完璧にこのカードの存在を忘れていました、なにしろ何もないところからいきなり合計パワー15のクリーチャーたちが出てきたものですから)が脅威となります。なので、《飲み込む金屑ワーム/Engulfing Slagwurm(SOM)》を適当なクリーチャーでチャンプし《連射のオーガ/Barrage Ogre(SOM)》で生贄に捧げ( といってもライフゲインはされてしまいますが)つつ、殴りはじめました。やがて僕は自分が行動を起こすのが遅かったことを悟ります。彼を倒すにはダメージがいくらか足りなかったのです。僕はアタックしてターンを返したものの、彼が金属ワームでアタックしなければライブラリーが削り取られることが分かっていました。
場は致死的な状態だったのですが、相手には2体のブロッカーがいました―ワームと壁です。両者がブロッカーとして生き延びれば、僕は負けるのです。彼はアンタップ、ドロー、そして長考。その間僕はどうすれば彼にアタックさせられるかという難問に挑んでいました。しかし彼をにらみながら“アタックしろアタックしろ”と念じるしかないという結論に達しました。彼はアタックしました(彼にアタックする理由があったのか、僕の念動力が効いたのかはわかりません)。僕はただダメージがライフを超えない分だけダメージを本体で受けましたが、これに彼はいくらか驚いた様でした。これで対戦相手がクリーチャーを召還しなければ勝てるということになりました。彼は召還できず、僕はアンタップ、塔で壁をなぎ払い、彼を倒しました。僕の残りの山札は1枚でした。
負ける寸前でしたが、それは僕が尊大すぎたためにそうなりました。《クローンの殻/Clone Shell(SOM)》を殺すかどうかで混乱してしまい、また、《研磨時計/Grindclock(SOM)》を気に留めませんでした。クリーチャーが大量に入ったデッキでこのカードは弱いと見なしていたからです。なので、もう少し攻めるべきだったところを怠りました。このゲームにおいて僕は負けに値するプレイヤーでしたが、対戦相手も同じくらい拙いプレイをしたので、ゲームはまた僕の側に戻ってきたのです。
2ゲーム目はマリガン後に《煙霧吐き/Fume Spitter(SOM)》、《煙霧吐き/Fume Spitter(SOM)》、《災難の塔/Tower of Calamities(SOM)》に土地3枚という手札でした。彼は土地、土地、《研磨時計/Grindclock(SOM)》と続け、、その後出てくるのはブロッカーばかりでした。このデッキには茶破壊が入っていないので、僕が負けました。もし《世界心のフェニックス/Worldheart Phoenix(CON)》が「石臼」されたらワンチャンあったのですが、このカードはボトム5枚の中にありました。
3ゲーム目は《苦痛鍛冶/Painsmith(SOM)》、《トゲ撃ちの古老/Spikeshot Elder(SOM)》、《ダークスティールの斧/Darksteel Axe(SOM)》と開始早々にプレイし、彼の緑白デッキはこれらをどうすることもできませんでした。
2-1
10-1
Round 12 対戦相手はEfro,擬似フューチャーマッチ(fake feature)でした。
1ゲーム目は古老→鍛冶と幸先よく展開できましたが、土地が3枚でしばらく止まりました。彼が4マナに到達すると、《屍肉の呼び声/Carrion Call(SOM)》を警戒して攻撃できなくなりました―《苦痛鍛冶/Painsmith(SOM)》でアタックし、2体のトークンとの交換を強制することもできました(1体でブロックされたならだだそいつを(訳注:古老の能力で)殺すだけです)が、手札に《ダークスティールの斧/Darksteel Axe(SOM)》と《伝染病の留め金/Contagion Clasp(SOM)》があり、古老でより大きなクリーチャーを仕留める能力を残しておく方が重要そうでした。斧をプレイして装備することもできましたが、そうすると彼の《屍肉の呼び声/Carrion Call(SOM)》トークン+α(今や彼のマナは豊潤です)に遅れをとってしまいます。そしてとあるターンで、僕はまだ土地が3枚しかないけど《モリオックの模造品/Moriok Replica(SOM)》をプレイしました。彼はこれに《真っ二つ/Slice in Twain(SOM)》、自身の《モリオックの模造品/Moriok Replica(SOM)》を起動。返したターンで4マナ立てた状態で《伝染病の屍賊/Contagious Nim(SOM)》をプレイしました。ついに追加の土地を引いた僕は斧をプレイして屍賊を射殺、彼はこちらのエンド《屍肉の呼び声/Carrion Call(SOM)》。彼は《肉体アレルギー/Flesh Allergy(SOM)》をプレイし、トークン2体はこちらの2体のクリーチャーの交換となりました。
ゲームはしばらく続き、僕の土地は5枚まで伸びていました。手札には《試作品の扉/Prototype Portal(SOM)》、《伝染病の留め金/Contagion Clasp(SOM)》、呪文爆弾。普通なら《伝染病の留め金/Contagion Clasp(SOM)》を刻印した方がよいですが、より多くのカード(と土地)が必要に思えたので呪文爆弾を刻印しました。しばらくターンが経ち、彼は二回目の《屍肉の呼び声/Carrion Call(SOM)》をプレイ、ついに僕の毒カウンターは9個たまり、《伝染病の留め金/Contagion Clasp(SOM)》で止めをさされました。
非常に面白いゲームでした―別な選択をしていたら勝てたけど、いつゲームの結果が変わったのかを正確に指し示すことができない、というゲームでした。
2ゲーム目は大して面白いゲームではありませんでした。沼が7枚と山が1枚という場だったので《カルドーサのフェニックス/Kuldotha Phoenix(SOM)》が手札で立ち往生していました。マッチが終わった後にある人が指摘してくれたことには、対戦相手の手札は全て呪文だったそうです。なので、もう2枚山があっても恐らく勝てなかったでしょう。
0-2
10-2
この結果には満足していて、このデッキで2-1という結果に取り乱すことはありませんでした。1回目のドラフトで組んだデッキよりかなり悪かったですからね。これでエクステンデッドは3-2-1でよくなりましたが、それがエクステンデッドでのデッキ選択に影響を与えることはありませんでした。
PV’s Playhouse – Wrapping Up Worldsのうちドラフトラウンドの部分だけを訳したものです。
Posted by Paulo Vitor Damo da Rosa
December 22, 2010
Hello!
一日目が5-1で終わったので、結構ハッピーでした。次の日はドラフトでしたが、これは最も怖い日でした― 自分はドラフトが特別下手だとは思っていませんが、このフォーマットは何かの間違いが起きて誰しもが沈む可能性があるのです。構築フォーマットではより準備すればより差が生まれると感じています。特にこのフォーマットは感染がギャンブルあまり好きではありません。
僕が知らない人がいっぱい+Anton Johnssonという卓でした。初手は《燃えさし鍛冶/Embersmith(SOM)》、他に候補となるカードは何もありませんでした。2手目は《金屑化/Turn to Slag(SOM)》。3手目は《精神隷属器/Mindslaver(SOM)》と《屍気の香炉/Necrogen Censer(SOM)》の二択でした。SEE, THAT’S WHY I WANTED TO PICK THAT MINDSLAVER IN MY DRAFT, TO SEE IF I LIKED IT.実際に使ったことがないので、 《精神隷属器/Mindslaver(SOM)》がどれだけ優秀なカードかは分かりませんが、このカードが欲しいという場面は多々ありました。またメインには入らずとも、特定のデッキに対するよいサイドボードになると考えたのです。もう一方の選択肢があまり魅力的で無かったこともあり、《精神隷属器/Mindslaver(SOM)》をピックしました。その後に僕は2枚の《粉砕/Shatter(SOM)》ともう1枚の《金屑化/Turn to Slag(SOM)》、《ダークスティールの歩哨/Darksteel Sentinel(SOM)》、《マイアの繁殖者/Myr Propagator(SOM)》がピックでき、デッキはかなり強力になったように思えました。また、《ドロスバッタ/Dross Hopper(SOM)》に《洞察のひらめき/Flash of Insight(JUG)》を感じてこれをピック。3手目の《屍気の香炉/Necrogen Censer(SOM)》は一巡しました。あのパックはとても弱かったので、これは不思議でした。
2パック目の初手で僕は《執行の悪魔/Carnifex Demon(SOM)》、《決断の手綱/Volition Reins(SOM)》、《感電破/Galvanic Blast(SOM)》というパックを開けました。まだ2色目を決めておらず、その中で最強のカードは《執行の悪魔/Carnifex Demon(SOM)》だったのでこれをピック。1パック目であまり赤いカードを流してないにも関わらず、奇妙なことに赤いカード全く流れてきませんでした―といってもこのフォーマットで優秀なレアが取れればその色を固定するプレイヤーは多く、それを防ぐ手段はありません―どっちにしろ夕食のカードはそんなに沢山必要にならないので、《蔵製錬のドラゴン/Hoard-Smelter Dragon(SOM)》や《オキシダの屑鉄溶かし/Oxidda Scrapmelter(SOM)》を開けた下家のプレイヤーが赤に参入することはありえるのです。僕は《壊死のウーズ/Necrotic Ooze(SOM)》を7手目で手に入れました。これは《マイアの繁殖者/Myr Propagator(SOM)》と非常に相性がいいです。また、フィニッシャーとして《炎生まれのヘリオン/Flameborn Hellion(SOM)》もピックしました。
3パック目では僕は《皮裂き/Skinrender(SOM)》の入ったパックを開け、この非常に優秀なカードをピック。さらに《大霊堂の王、ゲス/Geth, Lord of the Vault(SOM)》が流れてきました。ドラフトでは、シールドの場合と違ってこのカードはボムではありません。しかし非常に強力なカードであることには変わりは無く、特に赤黒はゲームを終わらせる力が足りない場合があるのでなおさらそうです。その後非常に遅い順目で《クローンの殻/Clone Shell(SOM)》をピック。もう一枚とれた《壊死のウーズ/Necrotic Ooze(SOM)》と同じくこのデッキでは非常に強力なカードです。皆はこのカードがいかに強いか気付いてないのでしょうか?このカードはボムとかそういうカードではありませんが、7手目までピックしないカードでは絶対無いと断言できます。また、僕はかなり遅い順番で《決断の手綱/Volition Reins(SOM)》を流しました。少なくとも2枚の《決断の手綱/Volition Reins(SOM)》がこの卓にあるわけですが、それぞれをピックしたのは恐らく違う人でしょう。回る方向が逆でしたからね。
結局デッキは以下のようになりました:
1《燃えさし鍛冶/Embersmith(SOM)》
1《マイアの繁殖者/Myr Propagator(SOM)》
2《モリオックの模造品/Moriok Replica(SOM)》
1《クローンの殻/Clone Shell(SOM)》
1《ダークスティールの歩哨/Darksteel Sentinel(SOM)》
1《大霊堂の王、ゲス/Geth, Lord of the Vault(SOM)》
1《執行の悪魔/Carnifex Demon(SOM)》
2《粉砕/Shatter(SOM)》
2《金屑化/Turn to Slag(SOM)》
1《煙霧吐き/Fume Spitter(SOM)》
2《壊死のウーズ/Necrotic Ooze(SOM)》
1《ドロスバッタ/Dross Hopper(SOM)》
1《皮裂き/Skinrender(SOM)》
1《刃族の狂戦士/Blade-Tribe Berserkers(SOM)》
1《感染の賦活/Instill Infection(SOM)》
1《屍気を飛ばすもの/Necrogen Scudder(SOM)》
1《冷たき集いの吸血鬼/Bleak Coven Vampires(SOM)》
1《水膨れ地掘り/Blistergrub(SOM)》
あと土地18枚
《水膨れ地掘り/Blistergrub(SOM)》は《精神隷属器/Mindslaver(SOM)》と《炎生まれのヘリオン/Flameborn Hellion(SOM)》と枠を争った末に、最後に加えた一枚です。デッキの強力なカードを引くまで耐えるためのカードがどうしても必要だったからです。また、面白いことにこのデッキの《燃えさし鍛冶/Embersmith(SOM)》はMTG史上最低の《燃えさし鍛冶/Embersmith(SOM)》でしょう―デッキには5枚しかアーティファクトがなく、しかもそれらのコストは3,5,6です。最も除去の対象となるであろうアーティファクトが《マイアの繁殖者/Myr Propagator(SOM)》である様なデッキなので、相手のアーティファクト破壊を無駄にすることはできるでしょう。しかしながら、こいつのかわりに《血まなこの練習生/Bloodshot Trainee(SOM)》をプレイするべきだったかもしれません(It is possible that I should just have played Bloodshot Trainee instead, though)―このカードを強化するすべはありませんが、《壊死の疫病/Necrotic Plague(M11)》で能力を使うことができます。
また、《ドロスバッタ/Dross Hopper(SOM)》も面白いカードです。こいつは恐らくMTG史上最強の《ドロスバッタ/Dross Hopper(SOM)》でしょう。このデッキでは八面六臂の活躍です!例えば:
-《水膨れ地掘り/Blistergrub(SOM)》と同様序盤のクリーチャーとしてブロッカーとなり、終盤のボムまで時間を稼ぎます。
-《マイアの繁殖者/Myr Propagator(SOM)》の様なクリーチャーを、《壊死のウーズ/Necrotic Ooze(SOM)》のために生贄にささげます。
-必要ならばこいつの力でウーズが空を舞います。
-《クローンの殻/Clone Shell(SOM)》を殺せます。
- 《拘引/Arrest(SOM)》されたクリーチャー(ゲスとか)を、ウーズで能力を使うために生贄にできます。
-流してしまった《決断の手綱/Volition Reins(SOM)》という名のボムを“カウンター”できます。この対処手段が無ければ、あのカードは僕のデッキにとって恐ろしいカードです。
全く、なぜ皆《ドロスバッタ/Dross Hopper(SOM)》をエクステンデッドのウーズデッキで使わないんでしょうねぇ?
とにかく、僕はこのデッキが非常に気に入りました。これで3—0できなかったら残念に思うでしょう。
Round 7
《山/Mountain》が入っている青白デッキとの対戦でした。1ゲーム目、僕の序盤とてもゆっくりした展開であまり呪文が引けませんでした。しかし数少ない呪文のうちのひとつが《大霊堂の王、ゲス/Geth, Lord of the Vault(SOM)》であり、対戦相手はこれに打つ手がありませんでした。《感電破/Galvanic Blast(SOM)》で死なないよう、《正義の施行/Dispense Justice(SOM)》されないよう非常に防御的にプレイしました。やがて《蔵製錬のドラゴン/Hoard-Smelter Dragon(SOM)》が「石臼」され、彼のとっておきのそれを奪い取りました。
《精神隷属器/Mindslaver(SOM)》をサイドイン。
2ゲーム目は僕はまたも序盤ゆっくりしていましたが、それは対戦相手も同様でした。6ターン目に《精神隷属器/Mindslaver(SOM)》をクリーチャーがいない(相打ちで失いました)状態でプレイ、次のターンにこれを起動しました。《拘引/Arrest(SOM)》を彼のクリーチャーに張り、鉄のマイア(彼の2枚目の赤マナソースです)をプレイ。そして自分のターンで《執行の悪魔/Carnifex Demon(SOM)》を召還し、彼のクリーチャーを数体倒しました。これで彼はドラゴンを引いたとしてもRRを揃えられなくなりました。彼は《真実の確信/True Conviction(SOM)》をプレイ、しかし僕の場にはまたしてもゲスが現れました。「石臼」したらドラゴンが落ちたので、これを釣りました。《執行の悪魔/Carnifex Demon(SOM)》、《大霊堂の王、ゲス/Geth, Lord of the Vault(SOM)》、《蔵製錬のドラゴン/Hoard-Smelter Dragon(SOM)》と並んだ僕の場は、観戦者から見たらとんでもないものだったでしょう。
2-0
6-1
Round 8
対戦相手は緑黒感染でした。しかし2ゲームとも、僕の強力なカードが展開できるまでに対戦相手がプレイできたのは《伝染病の屍賊/Contagious Nim(SOM)》だけで、これは僕のクリーチャーと相打ちになりました。《伝染病の屍賊/Contagious Nim(SOM)》でのアタックを《水膨れ地掘り/Blistergrub(SOM)》で受けると彼は《汚れた一撃/Tainted Strike(SOM)》をプレイしました。恐らく《水膨れ地掘り/Blistergrub(SOM)》を徹底的に殺したかったのでしょう…
2ゲーム目、僕の場には2体の3/3がいて彼の場には2体の《伝染病の屍賊/Contagious Nim(SOM)》、さらに彼は《法務官の手/Hand of the Praetors(SOM)》をプレイして屍賊2体でアタックしてきました。僕はどちらもブロック、彼は屍賊のうち一体を《死への抵抗/Withstand Death(SOM)》で救いました。次ターン、僕は《法務官の手/Hand of the Praetors(SOM)》に《金屑化/Turn to Slag(SOM)》、返したターンのアタックで毒カウンターが+2。その後屍賊を相打ちに取り、《執行の悪魔/Carnifex Demon(SOM)》を召還。これでこちらの《クローンの殻/Clone Shell(SOM)》が死ぬとともに相手の《嚢胞抱え/Cystbearer(SOM)》を無力化。やがて《皮裂き/Skinrender(SOM)》を引いたのでこれで《執行の悪魔/Carnifex Demon(SOM)》の皮を剥ぎ、さらにカウンターを撒き散らすとゲームが決まりました。
2-0
7-1
Round 9
緑単感染に、サイドボーディング後青を散らすデッキとのフィーチャーマッチでした。1ゲーム目は《胆液爪のマイア/Ichorclaw Myr(SOM)》を《粉砕/Shatter(SOM)》(《粉砕/Shatter(SOM)》は感染相手に有用なカードではないので、《屍気を飛ばすもの/Necrogen Scudder(SOM)》と相打ちを取るよりよいと考えたのです)しました。そのうち僕が《執行の悪魔/Carnifex Demon(SOM)》をプレイすると勝てました。
2ゲーム目はかなり盛り上がりに欠ける試合でした。対戦相手は5枚までマリガンし、僕は《燃えさし鍛冶/Embersmith(SOM)》、《モリオックの模造品/Moriok Replica(SOM)》、《モリオックの模造品/Moriok Replica(SOM)》+1点飛ばして《胆液爪のマイア/Ichorclaw Myr(SOM)》破壊、《マイアの繁殖者/Myr Propagator(SOM)》+《ゴーレムの職工/Golem Artisan(SOM)》がブロックできないよう1点飛ばす、というマナカーブが描けたからです(《燃えさし鍛冶/Embersmith(SOM)》と3マナアーティファクトをすべて引けたのです)。こうなると対戦相手は僕が繁殖者/ウーズのコンボを決める前に死んでしまいました。
2-0
8-1
次の卓では僕の知っている人が増えていました。有名どころだとEfroとKiblerがいます。 このドラフトはドラフトビューアーでみれます
(http://gatherer.wizards.com/magic/draftools/draftviewer.asp?draftid=12_10_2010_2&player=1&pack=1&pick=1&showpick=true)。なのでここでは詳細を記しません。初手は《決断の手綱/Volition Reins(SOM)》と《闇の掌握/Grasp of Darkness(SOM)》との二択で後者をとりました。誰がなんと言おうと、《闇の掌握/Grasp of Darkness(SOM)》は環境最強のコモンだと考えています。非常に効率的なカードなので、《決断の手綱/Volition Reins(SOM)》よりも好きです(また、僕は黒の方が青より好きです)。ドラフトを通しての大きな課題は2色目をどうするかでした;1パック目の最後では白に行きそうでしたが、2パック目で《トゲ撃ちの古老/Spikeshot Elder(SOM)》が出たので赤に向かいたくなりました。その後、3パック目で《カルドーサのフェニックス/Kuldotha Phoenix(SOM)》が出たので赤に決めました。しかし、ドラフトが終わると、白に向かえばよかったとこの結論を悔いることになりました。
This is what I ended up with:
3《煙霧吐き/Fume Spitter(SOM)》
1《感染の賦活/Instill Infection(SOM)》
1《闇の掌握/Grasp of Darkness(SOM)》
2《モリオックの模造品/Moriok Replica(SOM)》
1《冷たき集いの吸血鬼/Bleak Coven Vampires(SOM)》
1《災難の塔/Tower of Calamities(SOM)》
1《鉛のマイア/Leaden Myr(SOM)》
1《ダークスティールの斧/Darksteel Axe(SOM)》
1《ヴァルショクの模造品/Vulshok Replica(SOM)》
1《伝染病の留め金/Contagion Clasp(SOM)》
1《試作品の扉/Prototype Portal(SOM)》
1《屍気を飛ばすもの/Necrogen Scudder(SOM)》
2《虚無の呪文爆弾/Nihil Spellbomb(SOM)》
1《金属の駿馬/Chrome Steed(SOM)》
1《苦痛鍛冶/Painsmith(SOM)》
1《嵌め乗りの滑空者/Snapsail Glider(SOM)》
1《トゲ撃ちの古老/Spikeshot Elder(SOM)》
1《カルドーサのフェニックス/Kuldotha Phoenix(SOM)》
1《連射のオーガ/Barrage Ogre》
8《山/Mountain》
9《沼/Swamp》
このデッキのマナベースは悪夢でした―赤いカードは3枚しかないのに、どれも酷く赤マナを要求するのです。
正直な所、このデッキがどれくらいの強さなのか分かりません―いくつかのデッキに対しては非常に強く、その他のデッキには酷く弱いです。なぜなら、このデッキには3枚の《煙霧吐き/Fume Spitter(SOM)》、《感染の賦活/Instill Infection(SOM)》、《伝染病の留め金/Contagion Clasp(SOM)》、《トゲ撃ちの古老/Spikeshot Elder(SOM)》がいますが、アーティファクト除去は皆無で、タフネス1以上のクリーチャーを除去する手段は《闇の掌握/Grasp of Darkness(SOM)》しかないからです。また、このデッキは《災難の塔/Tower of Calamities(SOM)》(これでもファッティを除去れます)と《試作品の扉/Prototsype Portal(SOM)》(僕はこのカードが特別好きなわけではありませんが、2枚の呪文爆弾と3枚の模造品、留め金があるので十分使えるでしょう)があるので、後半戦もある程度は戦うことができます。
Round 10 フューチャーマッチでした。↓で見られます
http://www.wizards.com/magic/magazine/article.aspx?x=mtg/daily/eventcoverage/worlds10/fm10
2ゲーム目で《荒々しき力/Untamed Might(SOM)》をケアしてかなり慎重にプレイした以外は面白味のない試合でした。しかし慎重すぎたかもしれません。というのも、《トゲ撃ちの古老/Spikeshot Elder(SOM)》を除去できる呪文を引く機会を与えてしまったのです。《トゲ撃ちの古老/Spikeshot Elder(SOM)》は《闇の掌握/Grasp of Darkness(SOM)》とのあわせ技でゲスを葬れるほぼ唯一の手段でした(これ以外では《苦痛鍛冶/Painsmith(SOM)》と組み合わせるしかありません)。僕が見るに彼はこのゲームにおいてダメージを与える機会を何度か見逃していました―僕のプレイングから見て、僕が負けないようにプレイしているのは明らかだった筈です。なのに彼はアタックせずにブロッカーを残すプレイを何度も見せました。おそらく僕はアタックされても返しでアタックすることはなかったでしょう。とにかく長期戦に持ち込むことだけを考えていましたから。僕はダメージレースを仕掛けたくありませんでした。彼もそうでした。どちらかは間違っていたことになります−−間違ってたのは僕じゃないと思いたいですね。
2-0
9-1
Round 11
このラウンドは緑白が相手でしたが、正直に言うとかなり酷いものでした。1ゲーム目においてかなり酷いプレイをしてしまい、それがゲームを面白くしてしまいました。彼が《クローンの殻/Clone Shell(SOM)》でやたら攻めてくる、という場面で、それが非常に厄介でした。彼の場には6枚の土地があり、クリーチャーは《クローンの殻/Clone Shell(SOM)》と《高僧の見習い/Abuna Acolyte(SOM)》だけです(あと、カウンターが2つ載った《研磨時計/Grindclock(SOM)》)。そして僕の手札には《災難の塔/Tower of Calamities(SOM)》がありました。僕は考えました、最悪のケースはなにか?と。結局僕は《クローンの殻/Clone Shell(SOM)》をブロックしました。彼がさっとめくったカードは《絡み森の主/Liege of the Tangle(SOM)》でした。さらに7枚の土地をタップして《飲み込む金屑ワーム/Engulfing Slagwurm(SOM)》を召還。まるで《歯と爪/ Tooth and Nail》を打たれたかの様でした。
Not all was lost, though. 次のターン、殴ってきた主をトリプルブロックすると、彼は《金属の駿馬/Chrome Steed(SOM)》ではなく《カルドーサのフェニックス/Kuldotha Phoenix(SOM)》を殺すことを選びました。これは非常に悪いプレイです。僕は次のアップキープに4マナ払うだけでフェニックスを場にもどせるのですから。多分飛行を持っていたので殺されたのでしょう。《災難の塔/Tower of Calamities(SOM)》でコントロールするプランもありましたが、そうすると《研磨時計/Grindclock(SOM)》(完璧にこのカードの存在を忘れていました、なにしろ何もないところからいきなり合計パワー15のクリーチャーたちが出てきたものですから)が脅威となります。なので、《飲み込む金屑ワーム/Engulfing Slagwurm(SOM)》を適当なクリーチャーでチャンプし《連射のオーガ/Barrage Ogre(SOM)》で生贄に捧げ( といってもライフゲインはされてしまいますが)つつ、殴りはじめました。やがて僕は自分が行動を起こすのが遅かったことを悟ります。彼を倒すにはダメージがいくらか足りなかったのです。僕はアタックしてターンを返したものの、彼が金属ワームでアタックしなければライブラリーが削り取られることが分かっていました。
場は致死的な状態だったのですが、相手には2体のブロッカーがいました―ワームと壁です。両者がブロッカーとして生き延びれば、僕は負けるのです。彼はアンタップ、ドロー、そして長考。その間僕はどうすれば彼にアタックさせられるかという難問に挑んでいました。しかし彼をにらみながら“アタックしろアタックしろ”と念じるしかないという結論に達しました。彼はアタックしました(彼にアタックする理由があったのか、僕の念動力が効いたのかはわかりません)。僕はただダメージがライフを超えない分だけダメージを本体で受けましたが、これに彼はいくらか驚いた様でした。これで対戦相手がクリーチャーを召還しなければ勝てるということになりました。彼は召還できず、僕はアンタップ、塔で壁をなぎ払い、彼を倒しました。僕の残りの山札は1枚でした。
負ける寸前でしたが、それは僕が尊大すぎたためにそうなりました。《クローンの殻/Clone Shell(SOM)》を殺すかどうかで混乱してしまい、また、《研磨時計/Grindclock(SOM)》を気に留めませんでした。クリーチャーが大量に入ったデッキでこのカードは弱いと見なしていたからです。なので、もう少し攻めるべきだったところを怠りました。このゲームにおいて僕は負けに値するプレイヤーでしたが、対戦相手も同じくらい拙いプレイをしたので、ゲームはまた僕の側に戻ってきたのです。
2ゲーム目はマリガン後に《煙霧吐き/Fume Spitter(SOM)》、《煙霧吐き/Fume Spitter(SOM)》、《災難の塔/Tower of Calamities(SOM)》に土地3枚という手札でした。彼は土地、土地、《研磨時計/Grindclock(SOM)》と続け、、その後出てくるのはブロッカーばかりでした。このデッキには茶破壊が入っていないので、僕が負けました。もし《世界心のフェニックス/Worldheart Phoenix(CON)》が「石臼」されたらワンチャンあったのですが、このカードはボトム5枚の中にありました。
3ゲーム目は《苦痛鍛冶/Painsmith(SOM)》、《トゲ撃ちの古老/Spikeshot Elder(SOM)》、《ダークスティールの斧/Darksteel Axe(SOM)》と開始早々にプレイし、彼の緑白デッキはこれらをどうすることもできませんでした。
2-1
10-1
Round 12 対戦相手はEfro,擬似フューチャーマッチ(fake feature)でした。
1ゲーム目は古老→鍛冶と幸先よく展開できましたが、土地が3枚でしばらく止まりました。彼が4マナに到達すると、《屍肉の呼び声/Carrion Call(SOM)》を警戒して攻撃できなくなりました―《苦痛鍛冶/Painsmith(SOM)》でアタックし、2体のトークンとの交換を強制することもできました(1体でブロックされたならだだそいつを(訳注:古老の能力で)殺すだけです)が、手札に《ダークスティールの斧/Darksteel Axe(SOM)》と《伝染病の留め金/Contagion Clasp(SOM)》があり、古老でより大きなクリーチャーを仕留める能力を残しておく方が重要そうでした。斧をプレイして装備することもできましたが、そうすると彼の《屍肉の呼び声/Carrion Call(SOM)》トークン+α(今や彼のマナは豊潤です)に遅れをとってしまいます。そしてとあるターンで、僕はまだ土地が3枚しかないけど《モリオックの模造品/Moriok Replica(SOM)》をプレイしました。彼はこれに《真っ二つ/Slice in Twain(SOM)》、自身の《モリオックの模造品/Moriok Replica(SOM)》を起動。返したターンで4マナ立てた状態で《伝染病の屍賊/Contagious Nim(SOM)》をプレイしました。ついに追加の土地を引いた僕は斧をプレイして屍賊を射殺、彼はこちらのエンド《屍肉の呼び声/Carrion Call(SOM)》。彼は《肉体アレルギー/Flesh Allergy(SOM)》をプレイし、トークン2体はこちらの2体のクリーチャーの交換となりました。
ゲームはしばらく続き、僕の土地は5枚まで伸びていました。手札には《試作品の扉/Prototype Portal(SOM)》、《伝染病の留め金/Contagion Clasp(SOM)》、呪文爆弾。普通なら《伝染病の留め金/Contagion Clasp(SOM)》を刻印した方がよいですが、より多くのカード(と土地)が必要に思えたので呪文爆弾を刻印しました。しばらくターンが経ち、彼は二回目の《屍肉の呼び声/Carrion Call(SOM)》をプレイ、ついに僕の毒カウンターは9個たまり、《伝染病の留め金/Contagion Clasp(SOM)》で止めをさされました。
非常に面白いゲームでした―別な選択をしていたら勝てたけど、いつゲームの結果が変わったのかを正確に指し示すことができない、というゲームでした。
2ゲーム目は大して面白いゲームではありませんでした。沼が7枚と山が1枚という場だったので《カルドーサのフェニックス/Kuldotha Phoenix(SOM)》が手札で立ち往生していました。マッチが終わった後にある人が指摘してくれたことには、対戦相手の手札は全て呪文だったそうです。なので、もう2枚山があっても恐らく勝てなかったでしょう。
0-2
10-2
この結果には満足していて、このデッキで2-1という結果に取り乱すことはありませんでした。1回目のドラフトで組んだデッキよりかなり悪かったですからね。これでエクステンデッドは3-2-1でよくなりましたが、それがエクステンデッドでのデッキ選択に影響を与えることはありませんでした。
コメント
そんなことあるわけないですし、PVもそんな愚かな間違いはしていません。
ホントですね。これはまずい。ご指摘ありがとうございます。
《飲み込む金屑ワーム/Engulfing Slagwurm(SOM)》を適当なクリーチャーでチャンプし《連射のオーガ/Barrage Ogre(SOM)》で生贄に捧げ(こうすればライフゲインされません)
ワームの能力は対象をとっているわけではないので直前の情報を参照しちゃんとライフゲインされます
from the way I was playing, it was clear that I was playing not to lose, yet he would often not attack to leave a blocker, when I would, most likely, not attack back, because I was playing for the long game anyway. I didn’t want to race, and neither did he, so one of us was wrong – I’d like to think not me!
僕のプレイングから見て、僕が負けないようにプレイしているのは明らかだった筈です。なのに彼はアタックせずにブロッカーを残すプレイを何度も見せました。おそらく僕はアタックされても返しでアタックすることはなかったでしょう。とにかく長期戦に持ち込むことだけを考えていましたから。僕はダメージレースを仕掛けたくありませんでした。彼もそうでした。どちらかは間違っていたことになります−−間違ってたのは僕じゃないと思いたいですね。
(which I had completely forgotten about, faced with a sudden 15 power worth of creatures out of nowhere)
(完全にこのカードのことを忘れていました、なにしろ何もないところからいきなり合計パワー15のクリーチャーたちが出てきたものですから)
みたいな感じでしょうか。
今年も翻訳楽しみにしています。負担にならない程度に続けていただけると嬉しいです。
一つ目
not attack to leave a blocker ここのto
が分からなかったのと、文が長くてちょっと諦めてしまってました。書いてくれた訳文見ながら原文見ると理解できます。
二つ目
時計のクロック的に15点のダメージ源の様なものだということですね。
ありがとうございました。
今年も宜しければご教授お願いできると助かります。訳は飽きるまで続けます!