①の続きです
プレイング指南も兼ねる素晴らしいレポート。しかし大会レポ形式はいつも以上に訳が下手糞だな。日本語に訳するのとは別にレポの文法にも訳さなきゃいけないから。それが苦手。
以下本文
Round 1: 青白コントロール
相手のデッキは青白で、《エルズペス・ティレル/Elspeth Tirel(SOM)》、《ギデオン・ジュラ/Gideon Jura(ROE)》、2種類のジェイス、そしてたくさんの確定カウンターが入ったデッキでした。1ゲーム目は非常に面白いゲームで、こんな面白いゲームはしばらくなかったと感じる程のものでした。僕以外のプレイヤーだと多分負けていたでしょう。対戦相手はジェイスを何度もプレイし、僕は彼が常に持っている《糾弾/Condemn(M11)》をケアするために複数の《忍び寄るタール坑/Creeping Tar Pit(WWK)》で何度もアタックせざるを得ませんでした。そういったやりとりが終わる頃には彼の墓地には《精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor(WWK)》が4枚も墓地に落ちていました。しかも僕は一枚も引いていなかったのです。僕たちの手札の《マナ漏出/Mana Leak(M11)》が意味を成さない局面にまでゲームが進み(少なくとも僕の手札のは―ジェイスで何度もブレインストームしていた彼の手札には1枚も無い様に思われました)、それは僕にとって有利となるものでした。その時点で、ライブラリーにはまだ有用なカードがより多く残っていたからです。
対戦相手が《エルズペス・ティレル/Elspeth Tirel(SOM)》をプレイし、僕は《墓所のタイタン/Grave Titan(M11)》をプレイ。相手はエルズペスの奥義を使用、しかし僕の場には2体のトークンが残ります。僕は対戦相手の2体のトークン(諸々の理由で1体は《海門の神官/Sea Gate Oracle(ROE)》のチャンプに使われていました)のうち1体に《見栄え損ない/Disfigure(ZEN)》し、《エルズペス・ティレル/Elspeth Tirel(SOM)》に止めをさします。その後に彼は《審判の日/Day of Judgment(ZEN)》で場を一掃し、《ギデオン・ジュラ/Gideon Jura(ROE)》をプレイ。彼のデッキには《広がりゆく海/Spreading Seas(ZEN)》は入っておらず、残り2枚の《地盤の際/Tectonic Edge(WWK)》は場に出ていました。僕はその2枚の際を自分の際で壊し、その後に《惑いの迷路/Mystifying Maze(M11)》をプレイしました。迷路でギデオンをロックし続けると、彼はデッキを片付けました!
サイドボーディング:
IN:《漸増爆弾/Ratchet Bomb(SOM)》《強迫/Duress(M11)》《剥奪/Deprive(ROE)》《冷静な反論/Stoic Rebuttal(SOM)》《精神壊しの罠/Mindbreak Trap(ZEN)》《呪文貫き/Spell Pierce(ZEN)》《ジェイス・ベレレン/Jace Beleren(M11)》(全て1枚ずつ)
OUT:2《見栄え損ない/Disfigure(ZEN)》1《弱者の消耗/Consume the Meek(ROE)》2《破滅の刃/Doom Blade(M11)》1《海門の神官/Sea Gate Oracle(ROE)》1《広がりゆく海/Spreading Seas(ZEN)》
あまり時間が残っていなかったので、彼が僕になんとか勝つには《光輝王の昇天/Luminarch Ascension(ZEN)》によってだろうと考えました。僕は1ターン目に《コジレックの審問/Inquisition of Kozilek(ROE)》、もちろん昇天を取り除くにはこれで十分です。その後は互いにドロー・ゴーを数ターン行い、このラウンドは負けないことがほぼ確定しました。しばらくして彼は《精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor(WWK)》をディスカード。僕は内心”ジェイスを捨てるとはなんと愚かな”と思ったのを覚えています。2ターン後僕の手札も8枚となり、ちょっと考えてから僕もジェイスをディスカードしました。さらにゲームは続き、彼のリソースが尽きたところで《墓所のタイタン/Grave Titan(M11)》が着地し、ラウンド終了3分前に勝ちを手にしました。それにしてもなぜ彼が速攻で僕を倒そうとしなかったのか分かりません―時間と戦うとその結果はいつも残念な結果となるものです。
2×0
1-0
Round 2:小室修氏とのフィーチャーマッチでした。彼のデッキは僕の歓迎するヴァラクートでした。
1ゲーム目、彼は大量のマナ加速でゲームを始め、僕らはどちらもタイタンを着地させました。ゲームは僕がジェイスで彼のタイタンをバウンスし、ヴァラクートを際で割る、またはブレインストームで《破滅の刃/Doom Blade(M11)》を引く可能性にかける、という局面まで進みました。僕はタイタンをバウンスしただけでは勝てないと考えた(彼の場には巫女と壁もありました)ので、ブレインストームに掛けました。しかし《破滅の刃/Doom Blade(M11)》を引くことができず、負け。
IN:《瞬間凍結/Flashfreeze(M11)》《剥奪/Deprive(ROE)》《冷静な反論/Stoic Rebuttal(SOM)》《精神壊しの罠/Mindbreak Trap(ZEN)》《強迫/Duress(M11)》《呪文貫き/Spell Pierce(ZEN)》(各一枚)
OUT:3《海門の神官/Sea Gate Oracle(ROE)》1《弱者の消耗/Consume the Meek(ROE)》1《見栄え損ない/Disfigure(ZEN)》
2ゲーム目は茶番でした。僕は1日目を非常に丁寧に、上手くプレイしましたが、このゲームだけは例外です。とても酷いプレイでした。
《草茂る胸壁/Overgrown Battlement(ROE)》を《破滅の刃/Doom Blade(M11)》する(《召喚の罠/Summoning Trap(ZEN)》を警戒して《マナ漏出/Mana Leak(M11)》はせず)ことでゲームが始まり、3ターン目に僕の手札には《マナ漏出/Mana Leak(M11)》、《冷静な反論/Stoic Rebuttal(SOM)》、《コジレックの審問/Inquisition of Kozilek(ROE)》、《定業/Preordain(M11)》、《ジェイス・ベレレン/Jace Beleren(M11)》、そしてタップインの土地がありました。《コジレックの審問/Inquisition of Kozilek(ROE)》してから《定業/Preordain(M11)》を打つことにしました。《草茂る胸壁/Overgrown Battlement(ROE)》はもう出されたくありませんでしたし、カウンターすると《召喚の罠/Summoning Trap(ZEN)》を打たれる恐れがあります。また、《マナ漏出/Mana Leak(M11)》は次ターンに出てくるかもしれない《ムル・ダヤの巫女/Oracle of Mul Daya(ZEN)》のため温存したいとも考えていました。こういった理由により、彼の序盤のマナ加速は《マナ漏出/Mana Leak(M11)》するより《コジレックの審問/Inquisition of Kozilek(ROE)》した方がいいと考えたのです。この理由付けは完全に裏目にでました(訳注:原文はUltimately this reasoning was wrong, for precisely what happened:for以下から「今回起こったことに対してばっちり間違い」=「裏目」としました。このプレイが常に悪手なのかどうかは訳する上で重要ですので訳注つけときます。といっても後でこのプレイを悔いているので単純に間違ったプレイなのかな?)―彼の手札には《カルニの心臓の探検/Khalni Heart Expedition(ZEN)》と《耕作/Cultivate(M11)》が両方ともあったのです(しかし土地は無く、ファッティだらけでした。タイタンと、罠と、《コジレックの職工/Artisan of Kozilek(ROE)》です)。僕が《耕作/Cultivate(M11)》を抜いたなら、彼は《カルニの心臓の探検/Khalni Heart Expedition(ZEN)》をプレイするでしょう。そこにカウンターが3つたまる事は僕の死を意味します。もし《カルニの心臓の探検/Khalni Heart Expedition(ZEN)》を抜いて、彼がアンタップインの土地を引かなければ恐らく僕が勝つでしょう。僕は《カルニの心臓の探検/Khalni Heart Expedition(ZEN)》を抜きましたが、恐らくこれは間違いでした
次のターン、彼は《新緑の地下墓地/Verdant Catacombs(ZEN)》、《耕作/Cultivate(M11)》とプレイ。僕は返しにジェイスをプレイ、カードを引きました。さらにその次のターン、彼は《ムル・ダヤの巫女/Oracle of Mul Daya(ZEN)》(審問した際は引いてなかったカードです)をプレイ、そして土地をトップから連続でプレイしました。こうなると彼のファッティを止める手段はなくなり、僕は即座に押しつぶされました。あのターンに何か別なプレイ(審問をしない、または耕作を抜かない)をしていれば恐らく勝てていたゲームです。
0-2
1-1
Round 3: ヴァラクート
このマッチはスムーズに進みました。1ゲーム目では僕が彼の手札が罠、タイタン、タイタンであると知っている局面で、僕の手札は《破滅の刃/Doom Blade(M11)》、《マナ漏出/Mana Leak(M11)》、そして《取り消し/Cancel(M11)》でした。彼は1枚目のタイタンをプレイし、僕はそれを《マナ漏出/Mana Leak(M11)》、もちろん彼は《召喚の罠/Summoning Trap(ZEN)》。これを打ち消すこともできましたが、次のターンのタイタンに備えてこれは通し。罠はスカッて打消しを温存することができました。7枚のトップを見た彼はかなりフラストレーションが溜まったようでしたークリーチャーがいなかっただけでなく、デッキの最強の部分がボトムに送られては、僕も同じ反応を示すでしょう。次のターン、彼はタイタンではなく《ゼンディカーの報復者/Avenger of Zendikar(WWK)》をプレイ、これは《破滅の刃/Doom Blade(M11)》で対処。続くターンのタイタンを打ち消すと、そこでゲームセットでした。シャッフルの合間に、彼は“ねぇ、あのトラップにはなんでタイタンがいなかったんだろうねぇ???”と愚痴りましたが、僕が思うにそれは君がタイタンを4枚しかデッキに入れてないからで、それでは毎回ヒットするわけがなく、特に6ターン目に2枚も引いていたら尚更そうでしょう。
2ゲーム目は見所がありませんでいた;彼は《ガイアの復讐者/Gaea’s Revenge(M11)》を持っていましたが、僕には《墓所のタイタン/Grave Titan(M11)》があり、タイタンが勝ったのです。
2-0
2-1
Round 4: ヴァラクート
1ゲーム目、対戦相手は9ターン目までマナ加速しか打たず、そして僕は負けました。このマッチにおけるこの戦い方は、殆どの場合(very often)において正解だと僕は考えています―このマッチにおいてヴァラクートはコントロールデッキなのです。タイタンを《マナ漏出/Mana Leak(M11)》に突っ込ませない相手には、何もできなくなるのです。
2ゲーム目は確か、《広がりゆく海/Spreading Seas(ZEN)》で彼にゲームをさせませんでした。
3ゲーム目はかなり面白いゲームでした―僕の初手には何かしら攻勢を掛けられるものが必要でした。対戦相手は5ターン目に5マナを揃えてパス、6ターン目にドロー後《探検/Explore(WWK)》。僕の手札には反論、リーク、黒タイタンと土地。僕は《冷静な反論/Stoic Rebuttal(SOM)》で探検を打ち消すと、彼は続けて《耕作/Cultivate(M11)》を打ってきたのでこれには《マナ漏出/Mana Leak(M11)》。僕はアンタップして彼が6枚目の(アンタップインの)土地を引かない様祈りつつ、《墓所のタイタン/Grave Titan(M11)》のタイタンをプレイ。彼は引かなかった様で、僕が勝ちました。
このマッチのプレイは甘えでもなんでもなく、相手が何か引かない事を期待して動かなければならない場面がしばしばあります―それは《森/Forest》だったり、6枚目の土地だったり、フィニッシャーだったりします。デッキの名前が”青黒コントロール”なので誤解させてしまうかもしれませんが、このマッチで待ちに回るといずれは殺されてしまうことがよくあります。なので、常にコントロールとして振舞える訳ではないのです―半分くらいのゲームにおいては、タイタンをぶっぱしなければならないでしょう。もし十分序盤にタイタンをプレイしたなら、時に相手のタイタンを打ち倒すこともできます。.基本的には、できる限り相手の行動を妨害するべきですが、それはタイタンを着地させる時間を稼ぐためです。
このマッチでの別なアプローチとしては、ジェイスがあります。このアプローチも上記のものとかなり近いのですが– この場合、このデッキの最終目的は、返しのターンで相手が6マナ揃えられない状態で4ターン目にジェイスを出すことです。そのために相手の序盤のマナ加速を妨害するのです、ジェイスの勝ち筋に乗れたなら、確定カウンターはかなり重要な役割を担うことになります。一度“Jace mode”に入れたらもうタイタンのためにタップアウトしたいと思わないでしょう–タイタンを出してもカウンターを構えられるよう、8~9マナ溜まるまで待つ方がいいですからね。タイタンとジェイスモード、どちらのプランを選ぶべきかは基本的にはどっちが手札にいるかによります:どっちもいる場合は他に何を持っているかによります―手札がパワフルなら、ジェイスをプレイしてゲームをコントロールしてみましょう。手札が貧弱だったなら、タイタンをぶっぱしてゲームをできるだけ速めに終わらせましょう。
2-1
3-1
Round 5:RDW
人生で最も簡単なマッチでした―相性が良かったというだけでなく、幸運にも大量の除去呪文を引けたのです。1ゲーム目は《ゴブリンの先達/Goblin Guide(ZEN)》を《破滅の刃/Doom Blade(M11)》、《稲妻/Lightning Bolt(M11)》2発で強化された《窯の悪鬼/Kiln Fiend(ROE)》には2枚目の《破滅の刃/Doom Blade(M11)》。対戦相手は完全にガス欠となりました。
IN:2《見栄え損ない/Disfigure(ZEN)》1《漸増爆弾/Ratchet Bomb(SOM)》3《吸血鬼の夜鷲/Vampire Nighthawk(ZEN)》2《皮裂き/Skinrender(SOM)》1《瞬間凍結/Flashfreeze(M11)》
OUT:1《弱者の消耗/Consume the Meek(ROE)》4《広がりゆく海/Spreading Seas(ZEN)》1《取り消し/Cancel(ALA)》1《マナ漏出/Mana Leak(M11)》1《ジェイス・ベレレン/Jace Beleren(M11)》1《精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor(WWK)》
(《弱者の消耗/Consume the Meek(ROE)》は遅すぎると感じられました。赤単とテストプレイをしていなかったので、これが正しいかは分かりません。《壊滅的な召喚/Devastating Summons(ROE)》を見たならサイドインしたでしょう)
2ゲーム目は《槌のコス/Koth of the Hammer(SOM)》に殺されないプレイができました。《マナ漏出/Mana Leak(M11)》を構えるために、ダメージを受けてでも《見栄え損ない/Disfigure(ZEN)》をエンド時に使ったり、《吸血鬼の夜鷲/Vampire Nighthawk(ZEN)》を5マナ揃えるまでプレイしなかったりしたということです。結果的に相手はそれを持っておらず、こちらのライフが14の段階で彼は火力を僕のクリーチャーに費やし始めたため、彼に勝機はありませんでした。《墓所のタイタン/Grave Titan(M11)》がゲームを決め、他のプレイヤーがまだ1ゲーム目も終わらない様な時間にマッチが終わりました– 正直なところ、なぜこのタイプのデッキを使うプレイヤーがいるのか理解できません(ボロスにも言えます。このデッキが昔強かったことは知っていますが、今では恐ろしい選択です。どのマッチでもボロスと当たりたいものです)。
2-0
4-1
Round 6: ヴァラクート
1ゲーム目は《広がりゆく海/Spreading Seas(ZEN)》で相手にゲームをさせませんでした。
2ゲーム目は本当に、本当に面白いゲームでした。彼はランプスペルでゲームを始め、その後に僕は《強迫/Duress(M11)》をプレイ。彼は顔をしかめて“《コジレックの審問/Inquisition of Kozilek(ROE)》を予想してたんだけどな”と言います。僕は《槌のコス/Koth of the Hammer(SOM)》を落としました。ただ1枚の《強迫/Duress(M11)》だったのですがね。彼の場には《草茂る胸壁/Overgrown Battlement(ROE)》と数枚の土地、手札は2枚(どちらも《強迫/Duress(M11)》後に引いてきたカード)、そして僕の場には5枚の土地、手札には土地と、《マナ漏出/Mana Leak(M11)》と《墓所のタイタン/Grave Titan(M11)》、という場面を迎えました。そして彼は《酸のスライム/Acidic Slime(M11)》をプレイ。これを打ち消して《召喚の罠/Summoning Trap(ZEN)》が飛んでくると厄介です。しかしスライムの解決を許すと2ターンの間黒タイタンを出すことができません(土地を引く必要も生じます)。その上、彼が《召喚の罠/Summoning Trap(ZEN)》を打つチャンスはどのみちすぐに訪れるでしょう。なのでこれは打ち消すべきだと考え、そうしました。彼は “IT’S A TRAP!” と叫ぶと共に罠をプレイ、《原始のタイタン/Primeval Titan(M11)》をヒットさせます。次の僕のドローは無用なもので、《墓所のタイタン/Grave Titan(M11)》をプレイしてターンを返しました。彼のターン、《原始のタイタン/Primeval Titan(M11)》がアタックしてきて、2枚の土地をフェッチ。これで《墓所のタイタン/Grave Titan(M11)》が殺され、彼は原始のタイタン、2枚の森、胸壁、6枚の山、2枚のヴァラクートという場でターンを返します。僕のライフは4で、手札には何もありませんでした。僕の戦況は悪く、もう勝てないと思う人もいるでしょう―そう思った人はペシミストですね。
ドローしたのは一番欲しかった《破滅の刃/Doom Blade(M11)》でした。これでタイタンを除去してターンを返します。彼のデッキ内のどんな基本地形や呪文を引かれても負ける瀬戸際です。彼はドローしてパス。僕のドローはジェイスでした。これで彼のライブラリのトップを検閲できますが、基本的には何を引かれても負けるのです。なので、ここはブレインストームで《広がりゆく海/Spreading Seas(ZEN)》か《地盤の際/Tectonic Edge(WWK)》を探すことにしました。それは叶いませんでしたが、フェッチランドを手に入れました。ライフを3まで落とすものの、これでシャッフル。今や、海と際は合計2枚必要になりました。彼はまたドローして僕を殺せずにパス。僕もドローして再度ブレインストーム、《瞬間凍結/Flashfreeze(M11)》と《墓所のタイタン/Grave Titan(M11)》を手に入れますーこれで《山/Mountain(ALA)》以外で死ぬことはなくなりました。僕はタイタンをプレイしてパス。彼はドローし、肩をすくめて、《草茂る胸壁/Overgrown Battlement(ROE)》をプレイしてパス。僕はドロー、アタック後に「検閲」してそれが《山/Mountain》でないことを確認しました– 《森/Forest》だったのです。彼はドロー、パス、僕はアンタップ、壁のうち1枚をバウンス、アタックして勝ち。彼が見せてくれた手札は2枚の森でした。
このゲームは何時でも諦めるべきではないということと、いつでも勝ち目が残っている事を教えてくれます―もちろん、何もかもが貴方に都合よく進まね勝てないこともります。しかし時にはそうなることがあるのです。実際、このゲームを見返してみると―タイタンの対処に《破滅の刃/Doom Blade(M11)》が必要で、相手にはクリーチャーか、山か、ランプスペルを引く猶予が4ターンもありました。でも彼のドローは森、森、胸壁、森だったのです。恐ろしい程の幸運でした。
2-0
5-1
1日目は5-1という素晴らしい結果でした。この日は全体的にプレイングが冴えていたと思います。慎重にいくべき場合と、仕掛けなければならない場合の判断が上手くできました。これはこのデッキでヴァラクートを相手にする際に最も重要な要素です―これはフェアリーをプレイしたことによって身についたスキルだと考えています。フェアリーはコントロールとして動いた後に突如攻撃に打って出て、対戦相手がリカバリーできない様2ターンで相手を倒す必要があります。それはこのデッキにも適用できる戦術です。マッチのうち1つは本当に酷いプレイをしてしまい、すぐにその報いを受けました–対戦相手は巫女から土地土地というプレイを必要としていましたが、もし僕が上手くプレイすればそのトップデッキのチャンスを与えなかったはずです。また、1つのマッチではかなりの幸運によって勝つことができました。
当初の予定では1日目と1stドラフトを記事にしようと考えていました。しかし日本からの大型フライト(30時間以上)の遅れによって家に着くのが遅れてしまい、時差ぼけが酷くて倒れそうです。つまり来週は2回のドラフト+エクステンデッド+TOP8+POYについて全て書くということです。この記事が楽しんでもらえる事を祈りながら、ではまた来週~
PV
本文ここまで
翌週のPVの記事は実際に2回のドラフト+エクステンデッド+TOP8+POY全てが含まれており、そこに選手権後のカラオケだのなんだのの話まで加わって、wordにコピペしたら26枚(フォントサイズ10.5)になるほどの長文でした。ちなみにこの週は13枚。ホテルの話とかも1.5枚分くらいあったけどそこはカットしてある。ワールドのレポが合計40、前日譚入れると50枚以上になるPV恐るべし。
プレイング指南も兼ねる素晴らしいレポート。しかし大会レポ形式はいつも以上に訳が下手糞だな。日本語に訳するのとは別にレポの文法にも訳さなきゃいけないから。それが苦手。
以下本文
Round 1: 青白コントロール
相手のデッキは青白で、《エルズペス・ティレル/Elspeth Tirel(SOM)》、《ギデオン・ジュラ/Gideon Jura(ROE)》、2種類のジェイス、そしてたくさんの確定カウンターが入ったデッキでした。1ゲーム目は非常に面白いゲームで、こんな面白いゲームはしばらくなかったと感じる程のものでした。僕以外のプレイヤーだと多分負けていたでしょう。対戦相手はジェイスを何度もプレイし、僕は彼が常に持っている《糾弾/Condemn(M11)》をケアするために複数の《忍び寄るタール坑/Creeping Tar Pit(WWK)》で何度もアタックせざるを得ませんでした。そういったやりとりが終わる頃には彼の墓地には《精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor(WWK)》が4枚も墓地に落ちていました。しかも僕は一枚も引いていなかったのです。僕たちの手札の《マナ漏出/Mana Leak(M11)》が意味を成さない局面にまでゲームが進み(少なくとも僕の手札のは―ジェイスで何度もブレインストームしていた彼の手札には1枚も無い様に思われました)、それは僕にとって有利となるものでした。その時点で、ライブラリーにはまだ有用なカードがより多く残っていたからです。
対戦相手が《エルズペス・ティレル/Elspeth Tirel(SOM)》をプレイし、僕は《墓所のタイタン/Grave Titan(M11)》をプレイ。相手はエルズペスの奥義を使用、しかし僕の場には2体のトークンが残ります。僕は対戦相手の2体のトークン(諸々の理由で1体は《海門の神官/Sea Gate Oracle(ROE)》のチャンプに使われていました)のうち1体に《見栄え損ない/Disfigure(ZEN)》し、《エルズペス・ティレル/Elspeth Tirel(SOM)》に止めをさします。その後に彼は《審判の日/Day of Judgment(ZEN)》で場を一掃し、《ギデオン・ジュラ/Gideon Jura(ROE)》をプレイ。彼のデッキには《広がりゆく海/Spreading Seas(ZEN)》は入っておらず、残り2枚の《地盤の際/Tectonic Edge(WWK)》は場に出ていました。僕はその2枚の際を自分の際で壊し、その後に《惑いの迷路/Mystifying Maze(M11)》をプレイしました。迷路でギデオンをロックし続けると、彼はデッキを片付けました!
サイドボーディング:
IN:《漸増爆弾/Ratchet Bomb(SOM)》《強迫/Duress(M11)》《剥奪/Deprive(ROE)》《冷静な反論/Stoic Rebuttal(SOM)》《精神壊しの罠/Mindbreak Trap(ZEN)》《呪文貫き/Spell Pierce(ZEN)》《ジェイス・ベレレン/Jace Beleren(M11)》(全て1枚ずつ)
OUT:2《見栄え損ない/Disfigure(ZEN)》1《弱者の消耗/Consume the Meek(ROE)》2《破滅の刃/Doom Blade(M11)》1《海門の神官/Sea Gate Oracle(ROE)》1《広がりゆく海/Spreading Seas(ZEN)》
あまり時間が残っていなかったので、彼が僕になんとか勝つには《光輝王の昇天/Luminarch Ascension(ZEN)》によってだろうと考えました。僕は1ターン目に《コジレックの審問/Inquisition of Kozilek(ROE)》、もちろん昇天を取り除くにはこれで十分です。その後は互いにドロー・ゴーを数ターン行い、このラウンドは負けないことがほぼ確定しました。しばらくして彼は《精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor(WWK)》をディスカード。僕は内心”ジェイスを捨てるとはなんと愚かな”と思ったのを覚えています。2ターン後僕の手札も8枚となり、ちょっと考えてから僕もジェイスをディスカードしました。さらにゲームは続き、彼のリソースが尽きたところで《墓所のタイタン/Grave Titan(M11)》が着地し、ラウンド終了3分前に勝ちを手にしました。それにしてもなぜ彼が速攻で僕を倒そうとしなかったのか分かりません―時間と戦うとその結果はいつも残念な結果となるものです。
2×0
1-0
Round 2:小室修氏とのフィーチャーマッチでした。彼のデッキは僕の歓迎するヴァラクートでした。
1ゲーム目、彼は大量のマナ加速でゲームを始め、僕らはどちらもタイタンを着地させました。ゲームは僕がジェイスで彼のタイタンをバウンスし、ヴァラクートを際で割る、またはブレインストームで《破滅の刃/Doom Blade(M11)》を引く可能性にかける、という局面まで進みました。僕はタイタンをバウンスしただけでは勝てないと考えた(彼の場には巫女と壁もありました)ので、ブレインストームに掛けました。しかし《破滅の刃/Doom Blade(M11)》を引くことができず、負け。
IN:《瞬間凍結/Flashfreeze(M11)》《剥奪/Deprive(ROE)》《冷静な反論/Stoic Rebuttal(SOM)》《精神壊しの罠/Mindbreak Trap(ZEN)》《強迫/Duress(M11)》《呪文貫き/Spell Pierce(ZEN)》(各一枚)
OUT:3《海門の神官/Sea Gate Oracle(ROE)》1《弱者の消耗/Consume the Meek(ROE)》1《見栄え損ない/Disfigure(ZEN)》
2ゲーム目は茶番でした。僕は1日目を非常に丁寧に、上手くプレイしましたが、このゲームだけは例外です。とても酷いプレイでした。
《草茂る胸壁/Overgrown Battlement(ROE)》を《破滅の刃/Doom Blade(M11)》する(《召喚の罠/Summoning Trap(ZEN)》を警戒して《マナ漏出/Mana Leak(M11)》はせず)ことでゲームが始まり、3ターン目に僕の手札には《マナ漏出/Mana Leak(M11)》、《冷静な反論/Stoic Rebuttal(SOM)》、《コジレックの審問/Inquisition of Kozilek(ROE)》、《定業/Preordain(M11)》、《ジェイス・ベレレン/Jace Beleren(M11)》、そしてタップインの土地がありました。《コジレックの審問/Inquisition of Kozilek(ROE)》してから《定業/Preordain(M11)》を打つことにしました。《草茂る胸壁/Overgrown Battlement(ROE)》はもう出されたくありませんでしたし、カウンターすると《召喚の罠/Summoning Trap(ZEN)》を打たれる恐れがあります。また、《マナ漏出/Mana Leak(M11)》は次ターンに出てくるかもしれない《ムル・ダヤの巫女/Oracle of Mul Daya(ZEN)》のため温存したいとも考えていました。こういった理由により、彼の序盤のマナ加速は《マナ漏出/Mana Leak(M11)》するより《コジレックの審問/Inquisition of Kozilek(ROE)》した方がいいと考えたのです。この理由付けは完全に裏目にでました(訳注:原文はUltimately this reasoning was wrong, for precisely what happened:for以下から「今回起こったことに対してばっちり間違い」=「裏目」としました。このプレイが常に悪手なのかどうかは訳する上で重要ですので訳注つけときます。といっても後でこのプレイを悔いているので単純に間違ったプレイなのかな?)―彼の手札には《カルニの心臓の探検/Khalni Heart Expedition(ZEN)》と《耕作/Cultivate(M11)》が両方ともあったのです(しかし土地は無く、ファッティだらけでした。タイタンと、罠と、《コジレックの職工/Artisan of Kozilek(ROE)》です)。僕が《耕作/Cultivate(M11)》を抜いたなら、彼は《カルニの心臓の探検/Khalni Heart Expedition(ZEN)》をプレイするでしょう。そこにカウンターが3つたまる事は僕の死を意味します。もし《カルニの心臓の探検/Khalni Heart Expedition(ZEN)》を抜いて、彼がアンタップインの土地を引かなければ恐らく僕が勝つでしょう。僕は《カルニの心臓の探検/Khalni Heart Expedition(ZEN)》を抜きましたが、恐らくこれは間違いでした
次のターン、彼は《新緑の地下墓地/Verdant Catacombs(ZEN)》、《耕作/Cultivate(M11)》とプレイ。僕は返しにジェイスをプレイ、カードを引きました。さらにその次のターン、彼は《ムル・ダヤの巫女/Oracle of Mul Daya(ZEN)》(審問した際は引いてなかったカードです)をプレイ、そして土地をトップから連続でプレイしました。こうなると彼のファッティを止める手段はなくなり、僕は即座に押しつぶされました。あのターンに何か別なプレイ(審問をしない、または耕作を抜かない)をしていれば恐らく勝てていたゲームです。
0-2
1-1
Round 3: ヴァラクート
このマッチはスムーズに進みました。1ゲーム目では僕が彼の手札が罠、タイタン、タイタンであると知っている局面で、僕の手札は《破滅の刃/Doom Blade(M11)》、《マナ漏出/Mana Leak(M11)》、そして《取り消し/Cancel(M11)》でした。彼は1枚目のタイタンをプレイし、僕はそれを《マナ漏出/Mana Leak(M11)》、もちろん彼は《召喚の罠/Summoning Trap(ZEN)》。これを打ち消すこともできましたが、次のターンのタイタンに備えてこれは通し。罠はスカッて打消しを温存することができました。7枚のトップを見た彼はかなりフラストレーションが溜まったようでしたークリーチャーがいなかっただけでなく、デッキの最強の部分がボトムに送られては、僕も同じ反応を示すでしょう。次のターン、彼はタイタンではなく《ゼンディカーの報復者/Avenger of Zendikar(WWK)》をプレイ、これは《破滅の刃/Doom Blade(M11)》で対処。続くターンのタイタンを打ち消すと、そこでゲームセットでした。シャッフルの合間に、彼は“ねぇ、あのトラップにはなんでタイタンがいなかったんだろうねぇ???”と愚痴りましたが、僕が思うにそれは君がタイタンを4枚しかデッキに入れてないからで、それでは毎回ヒットするわけがなく、特に6ターン目に2枚も引いていたら尚更そうでしょう。
2ゲーム目は見所がありませんでいた;彼は《ガイアの復讐者/Gaea’s Revenge(M11)》を持っていましたが、僕には《墓所のタイタン/Grave Titan(M11)》があり、タイタンが勝ったのです。
2-0
2-1
Round 4: ヴァラクート
1ゲーム目、対戦相手は9ターン目までマナ加速しか打たず、そして僕は負けました。このマッチにおけるこの戦い方は、殆どの場合(very often)において正解だと僕は考えています―このマッチにおいてヴァラクートはコントロールデッキなのです。タイタンを《マナ漏出/Mana Leak(M11)》に突っ込ませない相手には、何もできなくなるのです。
2ゲーム目は確か、《広がりゆく海/Spreading Seas(ZEN)》で彼にゲームをさせませんでした。
3ゲーム目はかなり面白いゲームでした―僕の初手には何かしら攻勢を掛けられるものが必要でした。対戦相手は5ターン目に5マナを揃えてパス、6ターン目にドロー後《探検/Explore(WWK)》。僕の手札には反論、リーク、黒タイタンと土地。僕は《冷静な反論/Stoic Rebuttal(SOM)》で探検を打ち消すと、彼は続けて《耕作/Cultivate(M11)》を打ってきたのでこれには《マナ漏出/Mana Leak(M11)》。僕はアンタップして彼が6枚目の(アンタップインの)土地を引かない様祈りつつ、《墓所のタイタン/Grave Titan(M11)》のタイタンをプレイ。彼は引かなかった様で、僕が勝ちました。
このマッチのプレイは甘えでもなんでもなく、相手が何か引かない事を期待して動かなければならない場面がしばしばあります―それは《森/Forest》だったり、6枚目の土地だったり、フィニッシャーだったりします。デッキの名前が”青黒コントロール”なので誤解させてしまうかもしれませんが、このマッチで待ちに回るといずれは殺されてしまうことがよくあります。なので、常にコントロールとして振舞える訳ではないのです―半分くらいのゲームにおいては、タイタンをぶっぱしなければならないでしょう。もし十分序盤にタイタンをプレイしたなら、時に相手のタイタンを打ち倒すこともできます。.基本的には、できる限り相手の行動を妨害するべきですが、それはタイタンを着地させる時間を稼ぐためです。
このマッチでの別なアプローチとしては、ジェイスがあります。このアプローチも上記のものとかなり近いのですが– この場合、このデッキの最終目的は、返しのターンで相手が6マナ揃えられない状態で4ターン目にジェイスを出すことです。そのために相手の序盤のマナ加速を妨害するのです、ジェイスの勝ち筋に乗れたなら、確定カウンターはかなり重要な役割を担うことになります。一度“Jace mode”に入れたらもうタイタンのためにタップアウトしたいと思わないでしょう–タイタンを出してもカウンターを構えられるよう、8~9マナ溜まるまで待つ方がいいですからね。タイタンとジェイスモード、どちらのプランを選ぶべきかは基本的にはどっちが手札にいるかによります:どっちもいる場合は他に何を持っているかによります―手札がパワフルなら、ジェイスをプレイしてゲームをコントロールしてみましょう。手札が貧弱だったなら、タイタンをぶっぱしてゲームをできるだけ速めに終わらせましょう。
2-1
3-1
Round 5:RDW
人生で最も簡単なマッチでした―相性が良かったというだけでなく、幸運にも大量の除去呪文を引けたのです。1ゲーム目は《ゴブリンの先達/Goblin Guide(ZEN)》を《破滅の刃/Doom Blade(M11)》、《稲妻/Lightning Bolt(M11)》2発で強化された《窯の悪鬼/Kiln Fiend(ROE)》には2枚目の《破滅の刃/Doom Blade(M11)》。対戦相手は完全にガス欠となりました。
IN:2《見栄え損ない/Disfigure(ZEN)》1《漸増爆弾/Ratchet Bomb(SOM)》3《吸血鬼の夜鷲/Vampire Nighthawk(ZEN)》2《皮裂き/Skinrender(SOM)》1《瞬間凍結/Flashfreeze(M11)》
OUT:1《弱者の消耗/Consume the Meek(ROE)》4《広がりゆく海/Spreading Seas(ZEN)》1《取り消し/Cancel(ALA)》1《マナ漏出/Mana Leak(M11)》1《ジェイス・ベレレン/Jace Beleren(M11)》1《精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor(WWK)》
(《弱者の消耗/Consume the Meek(ROE)》は遅すぎると感じられました。赤単とテストプレイをしていなかったので、これが正しいかは分かりません。《壊滅的な召喚/Devastating Summons(ROE)》を見たならサイドインしたでしょう)
2ゲーム目は《槌のコス/Koth of the Hammer(SOM)》に殺されないプレイができました。《マナ漏出/Mana Leak(M11)》を構えるために、ダメージを受けてでも《見栄え損ない/Disfigure(ZEN)》をエンド時に使ったり、《吸血鬼の夜鷲/Vampire Nighthawk(ZEN)》を5マナ揃えるまでプレイしなかったりしたということです。結果的に相手はそれを持っておらず、こちらのライフが14の段階で彼は火力を僕のクリーチャーに費やし始めたため、彼に勝機はありませんでした。《墓所のタイタン/Grave Titan(M11)》がゲームを決め、他のプレイヤーがまだ1ゲーム目も終わらない様な時間にマッチが終わりました– 正直なところ、なぜこのタイプのデッキを使うプレイヤーがいるのか理解できません(ボロスにも言えます。このデッキが昔強かったことは知っていますが、今では恐ろしい選択です。どのマッチでもボロスと当たりたいものです)。
2-0
4-1
Round 6: ヴァラクート
1ゲーム目は《広がりゆく海/Spreading Seas(ZEN)》で相手にゲームをさせませんでした。
2ゲーム目は本当に、本当に面白いゲームでした。彼はランプスペルでゲームを始め、その後に僕は《強迫/Duress(M11)》をプレイ。彼は顔をしかめて“《コジレックの審問/Inquisition of Kozilek(ROE)》を予想してたんだけどな”と言います。僕は《槌のコス/Koth of the Hammer(SOM)》を落としました。ただ1枚の《強迫/Duress(M11)》だったのですがね。彼の場には《草茂る胸壁/Overgrown Battlement(ROE)》と数枚の土地、手札は2枚(どちらも《強迫/Duress(M11)》後に引いてきたカード)、そして僕の場には5枚の土地、手札には土地と、《マナ漏出/Mana Leak(M11)》と《墓所のタイタン/Grave Titan(M11)》、という場面を迎えました。そして彼は《酸のスライム/Acidic Slime(M11)》をプレイ。これを打ち消して《召喚の罠/Summoning Trap(ZEN)》が飛んでくると厄介です。しかしスライムの解決を許すと2ターンの間黒タイタンを出すことができません(土地を引く必要も生じます)。その上、彼が《召喚の罠/Summoning Trap(ZEN)》を打つチャンスはどのみちすぐに訪れるでしょう。なのでこれは打ち消すべきだと考え、そうしました。彼は “IT’S A TRAP!” と叫ぶと共に罠をプレイ、《原始のタイタン/Primeval Titan(M11)》をヒットさせます。次の僕のドローは無用なもので、《墓所のタイタン/Grave Titan(M11)》をプレイしてターンを返しました。彼のターン、《原始のタイタン/Primeval Titan(M11)》がアタックしてきて、2枚の土地をフェッチ。これで《墓所のタイタン/Grave Titan(M11)》が殺され、彼は原始のタイタン、2枚の森、胸壁、6枚の山、2枚のヴァラクートという場でターンを返します。僕のライフは4で、手札には何もありませんでした。僕の戦況は悪く、もう勝てないと思う人もいるでしょう―そう思った人はペシミストですね。
ドローしたのは一番欲しかった《破滅の刃/Doom Blade(M11)》でした。これでタイタンを除去してターンを返します。彼のデッキ内のどんな基本地形や呪文を引かれても負ける瀬戸際です。彼はドローしてパス。僕のドローはジェイスでした。これで彼のライブラリのトップを検閲できますが、基本的には何を引かれても負けるのです。なので、ここはブレインストームで《広がりゆく海/Spreading Seas(ZEN)》か《地盤の際/Tectonic Edge(WWK)》を探すことにしました。それは叶いませんでしたが、フェッチランドを手に入れました。ライフを3まで落とすものの、これでシャッフル。今や、海と際は合計2枚必要になりました。彼はまたドローして僕を殺せずにパス。僕もドローして再度ブレインストーム、《瞬間凍結/Flashfreeze(M11)》と《墓所のタイタン/Grave Titan(M11)》を手に入れますーこれで《山/Mountain(ALA)》以外で死ぬことはなくなりました。僕はタイタンをプレイしてパス。彼はドローし、肩をすくめて、《草茂る胸壁/Overgrown Battlement(ROE)》をプレイしてパス。僕はドロー、アタック後に「検閲」してそれが《山/Mountain》でないことを確認しました– 《森/Forest》だったのです。彼はドロー、パス、僕はアンタップ、壁のうち1枚をバウンス、アタックして勝ち。彼が見せてくれた手札は2枚の森でした。
このゲームは何時でも諦めるべきではないということと、いつでも勝ち目が残っている事を教えてくれます―もちろん、何もかもが貴方に都合よく進まね勝てないこともります。しかし時にはそうなることがあるのです。実際、このゲームを見返してみると―タイタンの対処に《破滅の刃/Doom Blade(M11)》が必要で、相手にはクリーチャーか、山か、ランプスペルを引く猶予が4ターンもありました。でも彼のドローは森、森、胸壁、森だったのです。恐ろしい程の幸運でした。
2-0
5-1
1日目は5-1という素晴らしい結果でした。この日は全体的にプレイングが冴えていたと思います。慎重にいくべき場合と、仕掛けなければならない場合の判断が上手くできました。これはこのデッキでヴァラクートを相手にする際に最も重要な要素です―これはフェアリーをプレイしたことによって身についたスキルだと考えています。フェアリーはコントロールとして動いた後に突如攻撃に打って出て、対戦相手がリカバリーできない様2ターンで相手を倒す必要があります。それはこのデッキにも適用できる戦術です。マッチのうち1つは本当に酷いプレイをしてしまい、すぐにその報いを受けました–対戦相手は巫女から土地土地というプレイを必要としていましたが、もし僕が上手くプレイすればそのトップデッキのチャンスを与えなかったはずです。また、1つのマッチではかなりの幸運によって勝つことができました。
当初の予定では1日目と1stドラフトを記事にしようと考えていました。しかし日本からの大型フライト(30時間以上)の遅れによって家に着くのが遅れてしまい、時差ぼけが酷くて倒れそうです。つまり来週は2回のドラフト+エクステンデッド+TOP8+POYについて全て書くということです。この記事が楽しんでもらえる事を祈りながら、ではまた来週~
PV
本文ここまで
翌週のPVの記事は実際に2回のドラフト+エクステンデッド+TOP8+POY全てが含まれており、そこに選手権後のカラオケだのなんだのの話まで加わって、wordにコピペしたら26枚(フォントサイズ10.5)になるほどの長文でした。ちなみにこの週は13枚。ホテルの話とかも1.5枚分くらいあったけどそこはカットしてある。ワールドのレポが合計40、前日譚入れると50枚以上になるPV恐るべし。
コメント
自分で訳すと手詰まりになってしまうことが多いので、お気に入りにさせていただきました。
これからも頑張ってください!
こちらからもリンクさせていただきました。
これを読んでいて青黒コンが作りたくなりました。
あと、リンクさせてもらいました。
これからもがんばってください!
こちらからもリンクさせていただきました、よろしくお願いします。