http://www.channelfireball.com/articles/pvs-playhouse-my-standard-deck-for-worlds/
原題:PV’s Playhouse – My Standard Deck for Worlds

Posted by Paulo Vitor Damo da Rosa

December 8, 2010

PVがワールドで使った青黒コンの解説です。序盤の旅行記が結構長かったので、そこは要約しました。


以下本文
Hello everyone!

前日譚
・選手権前の火曜日にこれを書いています(掲載されたのはスタンダードラウンド終了後)。
・大学忙しくてカリフォルニアでのテストプレイに参加できなかった
・なのでFacebookでの議論をよくチェックした
・ヴァラクートは強いけど初手がギャンブル、ミラーマッチは運ゲー
・日本人は親切で素晴らしい、唯一の欠点は英語喋れないこと。でも今回は英語喋れる人いっぱいいたよ、アレレ?
・適当なアジア系の飲食店に入った。チキンが喰いたいのでメニュー指差してこれチキン?と聞いたらいいえポークですと言われた、5つぐらい聞いたけど全部ポークだった。僕はポークが好きでない。結局注文したのはレバーだった、僕はレバーが嫌いだ。
・朝ごはんを食べに行ったらメニューに鶏の挿絵がある。これは大丈夫だろうと頼んだら卵づくしだった。卵は嫌いです。そーですねこれもチキンですよね。
・昼にインド料理店に行った。フライドポテト(fries)を頼んだら5ドルもかかったのに10切れしかなかった。しかもチキンを頼んだのに他の高くて嫌いな肉を供された。この国ではチキンを食べることができないのか!?僕はチキンを常食としているのでこれには困った。
・その後スシを喰いに行ったが、これはよかった。Martellがクレジット・カードゲームに負けたので、皆彼の前に皿を積んだ。中年のウエイトレスがその皿の山をみて” Ooo, Tokyo Tower!”と印象的な声で叫んだ。

前日譚ここまで

…脇にそれてしまいました。この時点で、僕は青黒を使うつもりでした。例えそれが僕だけのデッキでないにしても(even if I am not locked on it)。以下がそのリストです。

4《定業/Preordain(M11)》
3《破滅の刃/Doom Blade(M11)》
2《見栄え損ない/Disfigure(ZEN)》
4《精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor(WWK)》
1《ジェイス・ベレレン/Jace Beleren(M11)》
4《コジレックの審問/Inquisition of Kozilek(ROE)》
3《墓所のタイタン/Grave Titan(M11)》
1《弱者の消耗/Consume the Meek(ROE)》
4《海門の神官/Sea Gate Oracle(ROE)》
4《広がりゆく海/Spreading Seas(ZEN)》
4《マナ漏出/Mana Leak(M11)》
4《忍び寄るタール坑/Creeping Tar Pit(WWK)》
4《地盤の際/Tectonic Edge(WWK)》
4《闇滑りの岸/Darkslick Shores(SOM)》
4《水没した地下墓地/Drowned Catacomb(M11)》
1《新緑の地下墓地/Verdant Catacombs(ZEN)》
1《霧深い雨林/Misty Rainforest(ZEN)》
1《惑いの迷路/Mystifying Maze(M11)》
4《島/Island》
3《沼/Swamp》
SB
2《見栄え損ない/Disfigure(ZEN)》
3《吸血鬼の夜鷲/Vampire Nighthawk(ZEN)》
1《皮裂き/Skinrender(SOM)》
1《弱者の消耗/Consume the Meek(ROE)》
2《記憶殺し/Memoricide(SOM)》
2《精神壊しの罠/Mindbreak Trap(ZEN)》
2《強迫/Duress(M11)》
1《ジェイス・ベレレン/Jace Beleren(M11)》
1《コントロール対策カード/ Card against control (PV)》

さて、なぜ私はこのデッキが強いと考えているのでしょう?まず、どのカードも非常に軽いことが理由として挙げられます。もちろん3枚の《墓所のタイタン/Grave Titan(M11)》が入ってはいますが、《コジレックの審問/Inquisition of Kozilek(ROE)》、《マナ漏出/Mana Leak(M11)》、《破滅の刃/Doom Blade(M11)》、《定業/Preordain(M11)》、そして《見栄え損ない/Disfigure(ZEN)》。これらはどれも非常に軽いカードであるのに、時間を稼いでくれます。その上、手札で渋滞することもありません。なので、これらのカード全てが引けないとしても、引いたカードを使う時間がない、ということは無いのです。また、このデッキは大抵1ターン目から呪文を唱え始め、《墓所のタイタン/Grave Titan(M11)》に至るまでマナカーブに沿った呪文を毎ターン唱えることもあります。またこのデッキは、サイドボードを非常に上手く使うことができ、かつ相手のサイドボードはこちらを上手く対策できないデッキでもあります。私見では、これは本当に強いデッキの特徴です。では、説明が必要だと思われるいくつかのカードについて語りましょう:

4《コジレックの審問/Inquisition of Kozilek(ROE)》:
最初は《強迫/Duress(M11)》と《コジレックの審問/Inquisition of Kozilek(ROE)》が3:1でした。しかし徐々に《コジレックの審問/Inquisition of Kozilek(ROE)》が増えていき、最終的には0:4となりました。理由は単純で、《コジレックの審問/Inquisition of Kozilek(ROE)》はどのデッキにも効くからです。吸血鬼、ボロス、白単、青緑赤、ヴァラクート、そして全てのコントロールデッキに対して効果的なのです。もちろんコントロールデッキとランプ系相手には《強迫/Duress(M11)》ほど強くはありません。神ジェイスが取り除けないからです。しかしこの差は小さく、一方で《強迫/Duress(M11)》はアグロデッキを相手にした際に最悪のカードです。また、手札を見れるという効果が私は大好きです。《定業/Preordain(M11)》で探すべきカードや、ジェイス相手にどう動けばいいか、タイタンを出すためにタップアウトしていいか等を判断するのに役立ちます。

4《広がりゆく海/Spreading Seas(ZEN)》:この環境の最も人気のあるデッキは吸血鬼とヴァラクートですが、《広がりゆく海/Spreading Seas(ZEN)》はどちらのデッキ相手にも素晴らしい仕事をします。吸血鬼相手だと、相手はマナコストにBBを含むカードが多いので時に《石の雨/Stone Rain》として機能します。このデッキには4枚の《地盤の際/Tectonic Edge(WWK)》があり、キャントリップも多く含まれているので、相手のマナを縛れることも珍しくないでしょう。特に相手のデッキには、4ターン目以降にアンタップ状態ででる(赤マナを出せる)土地が4枚しかなく、《闇の後見/Dark Tutelage(M11)》のために限界まで切り詰めているので、赤い呪文をキャストするのはかなり難しくなります。ヴァラクート相手だと、一般的には序盤に森を縛りたいものです。このフォーマットにおいて《広がりゆく海/Spreading Seas(ZEN)》は、非常に軽いコストで、勝ちをもたらしてくれることがあるカードと考えています。

1《弱者の消耗/Consume the Meek(ROE)》:1枚というのは多くはないですが、このデッキは多くのカードをめくることができます。デッキの半分がキャントリップとデッキ操作だからです。このカードは一枚刺しとしては素晴らしいカードです。なぜなら、他のカードでは絶対に勝てないゲームで勝ちをもたらしてくれるからです。また、このデッキだとかなりの確率で欲しい時に見つけることができます。このカードはテストマッチにおいて得に強力なカードでした。僕たちはデッキに1枚しか入っていないと知っているので、対戦相手側は”一枚しかデッキにないから持っていないに違いないだろう”と常に考えてしまうのです。なのでこの一枚はさらに効果的になり、青黒側はこれを持っているのです。もし相手がこれをケアして動いたとしても、それはこのデッキに有利に働きます。結局は持っていない場合が多いですし、ゲームがスローダウンすれば《墓所のタイタン/Grave Titan(M11)》がゲームを決めてくれます。

3《墓所のタイタン/Grave Titan(M11)》:This is how you beat, well, most things. 3枚は過剰に思えるかもしれませんが、全くそんなことはありません。繰り返しますが、このデッキには軽い対処策がたくさんあり、大抵のゲームにおけるプランは「タイタンが出せるまで生き延びる。タイタン出たら相手が死ぬ」ことになるからです。大抵のデッキはこのカードに対処できずに2ターン後には死んでいます。僕はこのカードが他の選択肢、例えば《霜のタイタン/Frost Titan(M11)》や《ワームとぐろエンジン/Wurmcoil Engine(SOM)》より優れていると確信しています。

マッチアップについて言えば、私は次のように考えています:

ヴァラクート:悪いマッチアップに思えるかもしれませんが、実際はそんなことはありません。このアーキタイプのデッキは45枚程のマナソースが入っていますが、マナベースに矛盾を抱えています。《広がりゆく海/Spreading Seas(ZEN)》を1枚目か2枚目の《森/Forest》にエンチャントすれば、スペルを唱えられなくなることもあるでしょう。《地盤の際/Tectonic Edge(WWK)》と《破滅の刃/Doom Blade(M11)》があるので、このデッキは《墓所のタイタン/Grave Titan(M11)》のためにタップアウトすることができます。《原始のタイタン/Primeval Titan(M11)》が場に出ても対処することができるからです。また、このカードに3枚のカードを費やすことになっても、それは問題になりません。(補訳:対処できれば)相手は死に体だからです。また、このデッキは脅威の密度が非常に薄いので、《精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor(WWK)》は基本的に1番上の能力を使うことになるでしょう。最初の脅威または《森/Forest》に対処できれば、それ以降の同じパーツを殆どロックすることができます。そうしているうちに、《墓所のタイタン/Grave Titan(M11)》を引くか《精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor(WWK)》の必殺技が使えるようになるかして、相手を倒すことができるでしょう。《コジレックの審問/Inquisition of Kozilek(ROE)》も、何を相手に与えてよくて、何をカウンターすべきか判断する鍵となります。

Sideboard:
IN:2《強迫/Duress(M11)》2《精神壊しの罠/Mindbreak Trap(ZEN)》2《記憶殺し/Memoricide(SOM)》1《破滅の刃/Doom Blade(M11)》

OUT:1《弱者の消耗/Consume the Meek(ROE)》2《見栄え損ない/Disfigure(ZEN)》4《海門の神官/Sea Gate Oracle(ROE)》

もう一度言いますが、トーナメントはまだ始まっていないので、サイドボードに何を入れるべきか確信がもてません。これは恐らくこうするだろうというもので、恐らくこれが我々のプランとなります。

サイドボーディング後は2種類の致命的なカードが相手のデッキに加わるでしょう。《槌のコス/Koth of the Hammer(SOM)》と《ガイアの復讐者/Gaea’s Revenge(M11)》です。《精神壊しの罠/Mindbreak Trap(ZEN)》は《ガイアの復讐者/Gaea’s Revenge(M11)》を退けることができ、その上相手は《召喚の罠/Summoning Trap(ZEN)》をプレイできません。これは非常にありがたい効果で、また確定カウンターは一般的にはヴァラクートによく効きます。《槌のコス/Koth of the Hammer(SOM)》についていえば、これに対する回答はあまり多くありません。しかしそれでも、4枚の《マナ漏出/Mana Leak(M11)》、2枚の《強迫/Duress(M11)》、先攻ならば《精神壊しの罠/Mindbreak Trap(ZEN)》があります。また、《墓所のタイタン/Grave Titan(M11)》は《ガイアの復讐者/Gaea’s Revenge(M11)》も《槌のコス/Koth of the Hammer(SOM)》もどちらにも対処することができます。《瞬間凍結/Flashfreeze(M11)》か《強迫/Duress(M11)》、または1枚か2枚の《呪文貫き/Spell Pierce(ZEN)》がサイドボードに入るかもしれません。

赤黒吸血鬼:世界選手権において、2番目に人気がでると思われるデッキです。このマッチアップも、見た目ほど悪くありません。最悪のマッチアップではありますが、吸血鬼側は青黒に絶対負けないと主張していますが、経験から言えばそんなことはありません。吸血鬼に対する勝ち筋は二つあります。一つ目は、《広がりゆく海/Spreading Seas(ZEN)》を使って相手にゲームをさせないことです。こういった事態はは驚くほど頻発します。2つ目は、《墓所のタイタン/Grave Titan(M11)》が着地するまでの時間を稼ぐことです。吸血鬼側に、このカードへの回答はありません。もし対処できるとしても、それは複数枚のバーンスペルを使うことであり、この場合も2体のトークンが残るでしょう。これらによって、《精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor(WWK)》が二枚目の《墓所のタイタン/Grave Titan(M11)》を探すまでの時間が稼げるはずです。

このマッチアップはとても奇妙でした。というのも、調整の初日と二日目にかなりプレイテストしたのですが、驚いたことに青黒で吸血鬼を打ち負かすことができたのです。見て分かるように、僕らのデッキは吸血鬼を倒せるようかなり偏っています(our version is very heavily skewed towards beating it) 。そして、火曜の朝に 僕とルイスは何度も対戦しましたが、1勝15敗くらいの成績でした。どちらのプレイヤーもどちらのデッキも使ったのです。使用者は同じ、デッキも同じ、でも結果はかなり違いました。それはまぐれでもなんでもなさそうでした。ゲームは想定どおりに進んだように思えました(つまり1勝15敗もしてしまう場合、時にはラッキーだったり、ゲームが普通の状態でなかったりすることがあります。でも今回の僕達のテストプレイにおいては、そういうわけでなさそうでした。どのプレイも正確だと思われましたが、結果は違っていました。)。僕には何が起きているのか分かりませんでした– 考えられるのは、単純に僕らが吸血鬼をプレイするのが上手くなったということです。このマッチアップでは忍耐強くプレイしなければいけない、ということがよく起ります (そうです、僕がビデオでやったように《カラストリアの貴人/Kalastria Highborn(WWK)》を除去に突っ込ませてはならないということです。分かってます、分かってます)。 上手くプレイするために重要な点はここにあります。なぜなら、貴方のゲームはもっと直感的だからです(直訳?:The point is, the burden of playing well is definitely on them in this match, because your game is much more intuitive) 絶対にやってはいけないことの1つに、ちびジェイスの+2能力があります– 通常、時間を稼ぎたいという理由でジェイスを使うかと思いますが、対戦相手がジェイスに攻撃してこないことさえあります。相手にとってライフを10以下にすることが非常に重要であるからです。

昼食の後、もう一通りプレイしましたが、その後僕達は最初の結論に戻りました。ゲーム1では僅かに不利だが、2,3ゲーム目は実は有利だという結論です。僕はどちらの結論が正しいのか分かりませんが(つまり、1勝15敗は正しくなかったのでは、ということです。最後の結論が正しいことを願っています。そうは思えなかったけど、あの16回のゲームはまぐれだったのでしょう。

マッチがどうであれ、以下の変更を行えばマッチアップは良くなります:

OUT:3《破滅の刃/Doom Blade(M11)》4:《マナ漏出/Mana Leak(M11)》

IN:3《吸血鬼の夜鷲/Vampire Nighthawk(ZEN)》1《皮裂き/Skinrender(SOM)》1《弱者の消耗/Consume the Meek(ROE)》

《マナ漏出/Mana Leak(M11)》はこのマッチアップでは効かないカードです。欲しいのはもっと能動的なカードですし、カウンターを構える暇はありません。《吸血鬼の夜鷲/Vampire Nighthawk(ZEN)》は素晴らしいカードです。相手の個々のカードに上手く対処します(it deals with every single one of their guys profitably)し、《闇の後見/Dark Tutelage(M11)》とダメージレースができます。このカードは時に厄介なので、僕達はサイドボードの《吸血鬼の夜鷲/Vampire Nighthawk(ZEN)》を4枚にするかもしれません。でも、僕は《カラストリアの貴人/Kalastria Highborn(WWK)》を葬れる除去を入れる方が好みです。吸血鬼側のサイドボードは大抵の場合、数枚の《強迫/Duress(M11)》と残りの《闇の後見/Dark Tutelage(M11)》ぐらいでしょう。なので、2,3ゲーム目はかなり有利になります。僕らの調整によると、1ゲーム目は苦しくてもマッチ全体で見ると十分有利がつくようです。僕らが正しいといいのですが。

これら以外に、スタンダードの6回戦で1回は当たるだろうというデッキは殆どありません。しかしこれらの次に使用者が多いのは青緑赤だと僕は考えています。このマッチアップのマッチをプレイしたことはないですが、誰もが青黒コンが有利といいます。青白コンと比べても、《水蓮のコブラ/Lotus Cobra(ZEN)》や《ムル・ダヤの巫女/Oracle of Mul Daya(ZEN)》に効果的な除去をより多く積んでいるので有利でしょう。実は、これらのクリーチャーは青緑赤のゲームプランにおいて非常に重要なので、数枚の《見栄え損ない/Disfigure(ZEN)》をサイドインする価値があります。相手の手札によっては腐る可能性があったとしてもです。

ボロスと白ウィニーに関して言えば、これらが勝てるデッキというものが僕には分かりません。特に白ウィニーは、このデッキが《聖なる秘宝の探索/Quest for the Holy Relic(ZEN)》を使ってビートダウンするのは知っていますが、いったい誰がこんなデッキを使いたがるでしょうか?Luisが夕食時に言っていましたが、このデッキは《平地/Plains》《平地/Plains》《コーの装具役/Kor Outfitter(ZEN)》《メムナイト/Memnite(SOM)》《メムナイト/Memnite(SOM)》という手札でもマリガンせざるを得ません。こういった手札では弱いリミテッドのデッキにすら勝てないのです。《ニューロックの模造品/Neurok Replica(SOM)》?投了ですね。一方でボロスは、有利なマッチアップがひとつもない様に思えます。もちろん青黒コンもその例外ではありません。彼らのクリーチャーは軽い除去(吸血鬼を相手にする場合と違い、どれもよく効きます)で対処できますし、ボロス側の火力は無用の長物です。唯一の脅威は《槌のコス/Koth of the Hammer(SOM)》ぐらいです。僕は、本当に×2ボロスの使用者が赤黒吸血鬼の使用者より多いのか理解できません。

他のコントロールデッキについて考えてみると、ハンデスのおかげで大抵のバージョンの青白と青黒に有利がつくと考えています(彼らのハンドはかなり重いようですからね)。こういったデッキは僕らのデッキに勝つ様組むことができますが、殆どのプレイヤーはそういう作りにしてこないと考えています。良くても同程度の”コントロール・ヘイト”がいる程度だと予想しています。Bradとその仲間たちは青白の《戦隊の鷹/Squadron Hawk(M11)》と大量の《呪文貫き/Spell Pierce(ZEN)》が入ったデッキで出るでしょう。このデッキは青黒を倒せるよう作られていますが、これに勝てないのは大した問題ではありませんし関心もありません。最もプレイされる青白は別な型でしょうから。コントロール対策がなにか必要になるとしたら、恐らくそれは《吸血鬼の呪詛術士/Vampire Hexmage(ZEN)》でしょう。このカードは吸血鬼にも効きます(もしかしたらボロスにも効くかもしれません。《槌のコス/Koth of the Hammer(SOM)》を倒せますし、他のクリーチャーと1対1交換を取られることも殆どありません。)

以上が、今日の僕の記事となります。このデッキはお薦めですかって?もちろんそうです―つまり、恐らく世界選手権はこれで出るということです。自信をつけるためにもう少しテストプレイができればよいのですが、この選択には満足しています。僕達はこのデッキを上手く調整できたと思いますし、このデッキは確かに何が相手でも勝てる力があります。何にでも勝てるデッキというのは僕が求めていたデッキです。それにこのデッキは今現在ほとんど警戒されていません。といっても、現状のデッキを青黒対策に特化させようとしても、できる事は殆どないのでそれはあまり関係がないのですが。ヴァラクート対策に《死の門の悪魔/Demon of Death’s Gate(M11)》を入れた吸血鬼も良い選択肢だと考えています。また、ヴァラクート自体も、初手に不快にならないなら(僕には無理です)なかなかの選択肢だと思います。もし貴方がヴァラクートをプレイするつもりなら、悪魔への対処手段を用意するべきでしょう―《転倒の磁石/Tumble Magnet(SOM)》や、《垂直落下/Plummet(M11)》でさえも優秀な解決策となると思います。

See you next week, and good luck to me at Worlds!

コメント

くろくろむ@精神を刻まれる者
くろくろむ@精神を刻まれる者
2010年12月19日1:25

青黒は現在テストしているところなので非常に参考になりました!
素晴らしい翻訳をありがとうございました。
また勝手ながらリンクさせていただきました。

ホッケ
2010年12月19日1:55

はじめまして!同じくリンクさせていただきました。
翻訳お疲れ様です、とても参考になりました

ペンティーノ
2010年12月19日2:01

askaさん
ホッケさん

どうもです。相互させていただきました、宜しくお願いします。

MTGだらだら日記
2010年12月19日2:58

はじまして
青黒調整中なので助かりました
リンクさせていただきました

ペンティーノ
2010年12月19日10:28

ありがとうございます。やっぱ需要あるみたいですね、よかった
相互いたしました、宜しくお願いします。

ナナシ
2010年12月19日16:08

自分も青黒を乱動の突入四枚入れたタイプをテストしていて翻訳助かりました。
リンクさせて頂いたのでよろしくお願いします

ペンティーノ
2010年12月19日19:30

おお、訳してよかったです。相互させていただきました

nophoto
高潮の
2010年12月20日0:51

いつも楽しく拝読しています。
something like 1-15 ですが、おそらく「何度も対戦をして、正確にはわからないけど(青黒側の)1勝15敗ぐらいだった」というような意味かと思います。初日と2日目は青黒で勝てて、火曜日の朝に何故か急に全く勝てなくなり、昼飯の後にはまた勝てるようになった、ということではないでしょうか。直前のプレイテスト中にこんなことがあると動揺するでしょうね。
あと、揚げ物を頼んだ店はインド料理店のようですね。「5ドルも払ったのに10切れしかない」と怒っていることからしても、ここでの fries はフライドポテトを指すのかな、という気がしますが、これはあまり自信がありません。

ペンティーノ
2010年12月20日1:12



なぜ僕は「1-15」を見て最初に1勝15敗が連想できないんだ!?完全に合点がいきました、ありがとうございます。

インドをイタリアとしたのは読み間違えというか、ケアレスミスというかそんな感じです。
この手のおっちょこちょい系のミスはよくしてしまいます。MTGでも。

friesは揚げ物全般を指すと思って、辞書引かないで訳してしまったのですが、辞書見るとフライドポテトの事しか書いていませんね。



ご指摘ありがとうございました。コメ欄でのツッコミはとても助かります。

よーいち
よーいち
2010年12月21日10:59

翻訳お疲れ様です。
そして、ありがとうございます。

国内にはこのように詳細にデッキの動きやカードの取捨選択について解説している場所がないので(公式はありますが、やはり物足りなさを感じる)、このような翻訳はとてもためになります。

これからもお邪魔しますので、どうぞよろしくお願いします。

ペンティーノ
2010年12月21日12:31

公式は新規参入者を対象としている部分もあるので、あまり深く詳しくとできない部分もあるかもですね。

相互させていただきました、宜しくお願いします。

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