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FFfreaky Friday – Poison Control!!!
Posted by Brad Nelson
November 18, 2010
Nelsonの連載記事の11月3週分です。
<やたら長い拙訳文を読みたくない人のためのまとめ>
・緑黒感染や赤白金属術をきれいに組むのは難しい→特にアーキタイプにこだわらない、中長期戦向けのディフェンシブなデッキを作るのがよい。それには緑が適している
GPナッシュビルのインタビューの内容も参照するとNelsonはこういう考えの様です。今回の記事は感染クリーチャーを入れるものの、毒殺が主目的でないコントロールデッキのドラフトについてです。
パックの内容は元ページに画像付で載っているのでそちらを参照にしてください。
以下本文
リミテッドの記事ばかりでごめんなさい。後一回分と、それから来週の、恐らくGPTop8リポート(訳注:GPナッシュビルのことです。初日落ちでした)になるであろう記事を終えたら構築について書くことを約束します。先週はフリンジなドラフトデッキについて書いたので、今週もリミテッドについて語りたいのです。最近のドラフトは「毒コントロール」デッキに行き着くことが多いのですが、これは過去を遡ってみても、最も興味深いドラフトの一つです。このデッキは右往左往して、デッキのメインテーマはドラフトのかなり終盤まで見えてきません。それでも、最後にはいいデッキが組みあがります。さぁ見てみましょう!
Pack 1 pick 1:
本当に優秀なカードは少ないパックです。《飲み込む金屑ワーム/Engulfing Slagwurm》はかなりいいカードですが、初手で取るにはマナがきつすぎます。これを中心にデッキを組むほどのパワーはありません。といってもこれがピック出来ればそれは検討するべきですが。《存在の破棄/Revoke Existence》と《粉砕/Shatter》はどちらも素晴らしい除去スペルで、これを初手で取ったドラフトも何度もあります。唯一の問題は《剃刀のヒポグリフ/Razor Hippogriff》と《堕落の三角護符/Trigon of Corruption》がカードパワーで言えばさらに高いことです。
これはミラディンの傷跡ドラフトにおいて起きる、最も大きなジレンマのうちの一つです。私は《剃刀のヒポグリフ/Razor Hippogriff》が僅差で強いと考えています。《堕落の三角護符/Trigon of Corruption》と同じくカードアドバンテージをとるカードですが、同時に強力な戦力でもあります。唯一の問題はドラフトの方向性を制限することです。一方で、《堕落の三角護符/Trigon of Corruption》はより多くのデッキに入り、優秀なデッキではデッキの核とすることができます。デッキの中心となれる可能性ではこちらの方が上です。
My pick:《堕落の三角護符/Trigon of Corruption》
Pack 1 pick 2:
前のものほど面白いパックではありません。弱い感染クリーチャーと、弱い色のマイアと、《危険なマイア/Perilous Myr》がいます。《危険なマイア/Perilous Myr》は《堕落の三角護符/Trigon of Corruption》の後続としては素敵なカードです。《堕落の三角護符/Trigon of Corruption》が使えるまでの時間を稼いでくれます。悩むことはないピックだと思います。
My pick:《危険なマイア/Perilous Myr》
Pack 1 pick 3:
このパックは深いですね。補助的なカードが豊富です。2体の模造品は適切なデッキで使えばとても強力なクリーチャーですし、色が合えば穴埋め役として優秀です。《太陽の槍のシカール/Sunspear Shikari》も適切なデッキで使えば強力なクリーチャーとなります。これらのカードはこの後ドラフトできるデッキを制限するでしょう。ここは除去を取るのが安全な選択肢です。
My pick:《金屑化/Turn to Slag》
Pack 1 pick 4:
私にとって際立ったカードが2枚あります。《大石弓/Heavy Arbalest》と《金のマイア/Gold Myr》です。《大石弓/Heavy Arbalest》は大抵のデッキにとって強力なカードです。しかしながら、このカードは遅く、これまでのピックから考えると恐ろしいピックになります。《金のマイア/Gold Myr》はとても軽く、私がかなり欲しかったものです。《感染の賦活/Instill Infection》を流すことに躊躇いは感じません。2色目が決まってしまいますし、感染に行こうとしている誰かをそこに留めておくことができます。
My pick:《金のマイア/Gold Myr》
Pack 1 pick 5:
ここでのピックはリスキーでした。また、とても強力なパックです。候補は《研磨時計/Grindclock》、《テル=ジラードの堕ちたる者/Tel-Jilad Fallen》、《きらめく鷹/Glint Hawk》、《粗石の魔道士/Trinket Mage》、《恐慌の呪文爆弾/Panic Spellbomb》そして《煙霧吐き/Fume Spitter》となります。このパックからは既に4枚のカードがピックされていて、そしてピックされたアンコモンは恐らく2枚です。私はピックする際にフォイルレアの存在はほとんど無視します。時に考慮に入れることもありますが、そうしないほうがずっと一貫しています。このパックからは、誰かが既にここから赤いカードを取った事が伺えます。まだとても強力なカードが残っていますが、赤いカードは既に殆んど取られてしまっています。また、明確なシグナルもないパックです。
《恐慌の呪文爆弾/Panic Spellbomb》をピックするという選択肢もあります。プレイできる可能性が最も高いからです。環境初期ならこれを取っていたと思います。昔はプレイアブルなカードの数を十分に集めることが、パワーレベルがもう少し上のカードを取るより重要だと考えていました。これは2マナのサイクリングカードです。しかしカードを引いても強力な何かがデッキになければ勝てないと最近は考えています。これらのカードは一貫してどのゲームでも同じ仕事をしますが、これが壊されなかったからといって勝てるゲームはありません。
《粗石の魔道士/Trinket Mage》も私が過大評価していたカードです。この魔道士の問題点は2回分のピックを無駄にしてしまうという点です。《粗石の魔道士/Trinket Mage》を取ったなら、その価値を上げるために1マナのアーティファクトをもう少しよいカードに優先して取ることになります。この場合もデッキの一貫性は上がりますが、デッキパワーは低くなります。
しかしながら、《きらめく鷹/Glint Hawk》は、デッキに入らない場合もありますが、とてもパワフルです。これを中心にデッキを組むのはより簡単です。相方となるカードは単体で強いからです。《転倒の磁石/Tumble Magnet》、《伝染病の留め金/Contagion Clasp》、そして三角符らは全て《きらめく鷹/Glint Hawk》と組むとより強くなります。その上、これらは鷹がなくてもピックするカードです。シナジーのためだけにピックを無駄にするということはありません。
《研磨時計/Grindclock》は悪くないカードですが、スペシャルではありません。序盤に出ると10ターンくらいでゲームが終わります。こいつのすることはただそれだけです。とても気長なクロックです。このカードが素晴らしいとは考えませんが、これにやられたことはあります。
My pick: 《きらめく鷹/Glint Hawk》
Pack 1 pick 6:
これは間違いでした。ここでは《ニューロックの透術士/Neurok Invisimancer》をとるべきでした。より強力なカードで、もし青に行くならデッキに入るカードです。どのカードを取ろうと、アンブロッカルなコモンを除けばメインで使うカードはありません。ただ白いカードをパックから取り除いて、2パック目での白の期待値を上げたかったのです。
My pick:《主導権の奪取/Seize the Initiative》
Pack 1 pick 7:
一枚のカードを除いてとても弱いパックです。ほとんど誰もプレイしないレアです。なぜ使わないのか理解できません。起動するまで時間がかかるのは分かっていますが、そうなれば大抵のゲームを終わらせられます。《災難の塔/Tower of Calamities》はどのデッキにもはいるカードではありません。しかし、最近私がドラフトしたデッキは、これが入るものが多いです:とても遅くて、clunkyで、適当(原文はrandom。先のインタビューでも言及があったが、金属術等のアーキタイプに無理に寄せないという意味の様です。)なデッキです 。これはお宝です!
My pick:《災難の塔/Tower of Calamities》
Pack 1 pick 8:
おそらくどのカードも使わないでしょう。一番強いのはソリトンです。《大石弓/Heavy Arbalest》をとったプレイヤーに《ソリトン/Soliton》を渡さず、もし《大石弓/Heavy Arbalest》が一周してきたらその価値が上がります。帰ってくることを期待してはいませんが、どっちに転んでも勝つためのピックをしたのです。
My pick:《ソリトン/Soliton》
Pack 1 pick 9:
《飲み込む金屑ワーム/Engulfing Slagwurm》は初手でとるカードではありませんがこんな遅くまで回るカードでもありません。このカードが一周してきたことはclunkyな緑があいていることを示しています。この卓大好き!
My pick:《飲み込む金屑ワーム/Engulfing Slagwurm》
Pack 1 pick 10:
青にいけるとは考えていないのと、《ヴァルショクの心臓焚き/Vulshok Heartstoker》は万に一つデッキに入る可能性があるので。
My pick:《ヴァルショクの心臓焚き/Vulshok Heartstoker》
Pack 1 pick 11:
初期のドラフトでは大抵、《剣爪のゴーレム/Saberclaw Golem》を《腐食獣/Molder Beast》よりやや高く見ていました。これらが残り3枚ぐらいのパックで回ってきて、数枚とれて、どっちをプレイしようか考えることがあると思います。彼らは卓をぐるぐる回っています。
My pick:《剣爪のゴーレム/Saberclaw Golem》
Pack 1 pick 12:
My pick:《炎生まれのヘリオン/Flameborn Hellion》
Pack 1 pick 13:
My pick:《地形の融解/Melt Terrain》
Pack 1 pick 14:
My pick:《取り繕い/Turn Aside》
Pack 1 pick 15:《島/Island》
Pack 2 pick 1:
最終的には緑赤になるなと考えました。他の色を使うとしても、《オキシダの屑鉄溶かし/Oxidda Scrapmelter》は恐ろしいカードです。《荒廃のマンバ/Blight Mamba》と《オーリオックの模造品/Auriok Replica》は恐らく1周すると思います。恐らく2人感染に向かったプレイヤーがいるからです。《荒廃のマンバ/Blight Mamba(SOM)》が帰ってくるかどうかで、それが3人なのかどうか分かるでしょう。2人以上いたなら、私は弱すぎる3パック目に備えなくてはなりません。それらのうち1色は私の色と被っているので、それを見極めるのは重要なことです。
My pick:《オキシダの屑鉄溶かし/Oxidda Scrapmelter》
Pack 2 pick 2:
《ゴーレムの職工/Golem Artisan》は大抵のデッキでとても強力なカードです。しかし既に重いカードを大量に取っているので、これ以上パック序盤のピックをそこに費やすわけにはいきません。《真っ二つ/Slice in Twain》もまた強力な除去スペルです。この様なcrunkyなデッキでは常に重要なカードです。
My pick:《真っ二つ/Slice in Twain》
私は《化膿獣/Putrefax》を見るのが嫌いです。対戦相手が使う前に確認できるのはいいことなんですがね!
Pack 2 pick 3:
この手のデッキはマイアならなんでも取っておきたいです。このパックにプレイする価値のあるカードはありませんし、呪文を1ターン速く打てるようになることはとても重要です。
My pick:《鉛のマイア/Leaden Myr》
Pack 2 pick 4:
さぁこのパックを精査してみましょう。3体の飛行クリーチャーと、コモン最強の感染クリーチャーがいます。皆さんここで何をとりますか?ここまでの流れで、感染に向かったプレイヤーがいない事がわかります。《化膿獣/Putrefax(SOM)》が流れてきたことからも明らかです。では感染にいけるのでしょうか?《嚢胞抱え/Cystbearer(SOM)》をピックしたとして、それを使えるのでしょうか?
このフォーマットについて語る際に、大抵のプレイヤーは半端な感染デッキは弱いと言います。これには大体において同意できます。しかし、一部の感染クリーチャーはどんなデッキでも使えるのです。《嚢胞抱え/Cystbearer》はそのひとつです。こいつは努力せずしてゲームを遅い展開に持ち込める超優秀な手段なのです。ゲーム序盤に感染クリーチャーを数体出すと、たとえ貴方のデッキが感染をテーマにしたものでなくても、対戦相手のプレイはぎこちなくなり、貴方に向けられた序盤の脅威とそれら感染クリーチャーを交換してくれるでしょう。
《嚢胞抱え/Cystbearer》は序盤の地上を止める非常に強力な手段です。マナカーブが高くて、除去がそこそこしか取れていないデッキではいつでもプレイしたいクリーチャーです。
My pick:《嚢胞抱え/Cystbearer》
Pack 2 pick 5:
ここでマイアをもう1枚とれたのは素晴らしいピックです。ここにはこれ以上に価値のあるカードはありません。ここでマナマイアが取れたことで、この以降のピックで難しい選択を迫られた際に、マイアを無視できる様になりました。
My pick:《銅のマイア/Copper Myr》
Pack 2 pick 6:
例え他にいいカードが沢山あったとしても、《胆液爪のマイア/Ichorclaw Myr》はここまで残るべきカードではありません。 白と青のカードがかなり残っていることから、いまや数人のプレイヤーが感染に向かった可能性があります。つまり、私にとって他のスペル以上にこのカードが脅威になるということです。
My pick:《胆液爪のマイア/Ichorclaw Myr》
Pack 2 pick 7:
《腐食獣/Molder Beast)》はこのドラフトにおいて非常に重要視しているカードです。これを使うことになるかは分かりませんが、他にプレイしたいカードはなにもありません。
My pick:《腐食獣/Molder Beast》
Pack 2 pick 8:
《嵌め乗りの滑空者/Snapsail Glider》は優秀な航空防衛戦力となるでしょう。それなりの数のフライヤーが卓を回っていますからね。
My pick:《嵌め乗りの滑空者/Snapsail Glider》
Pack 2 pick 9:
《荒廃のマンバ/Blight Mamba》が結局戻ってきましたね。つまり、おそらく2人のプレイヤーが感染をドラフトしているのでしょう。
My pick:《荒廃のマンバ/Blight Mamba》
Pack 2 pick 10:
プレイしても嬉しくなく、悲しくもない、常に1ドローのこれ。
My pick:《テル=ジラードの抵抗/Tel-Jilad Defiance》
Pack 2 pick 11:
My pick:《モリオックの肉裂き/Moriok Reaver》
Pack 2 pick 12:
My pick:《鉄を食うもの/Ferrovore》
Pack 2 pick 13:
My pick:《ゴーレムの心臓/Golem’s Heart》
Pack 2 pick 14:
My pick:《剃刀ヶ原の打つもの/Razorfield Thresher》
Pack 2 pick 15:《島/Island》
Pack 3 pick 1:
O_O!!!! これで勝つる!《伝染病エンジン/Contagion Engine》はいわゆるボムです。感染クリーチャーと一緒に使いたくてたまらないカードです。互いにカウンターが乗っている何かがあれば、何時引いても勝ちに繋がります。《堕落の三角護符/Trigon of Corruption》と共に使えば完璧なボムです。《腐食獣/Molder Beast》は恐らく一周してくるでしょう。多分使わないとは思いますが。
My pick:《伝染病エンジン/Contagion Engine》
Pack 3 pick 2:
かなり難しい選択です。《シルヴォクの模造品/Sylvok Replica》はこういうデッキでは相当優秀なカードです。優秀な除去です。しかしながら、《嚢胞抱え/Cystbearer》をピックすると、感染をサブテーマとするのが現実的になります。このピックは私が既に取ったいくつかのカードの強さを上げてくれるでしょう。
My pick:《嚢胞抱え/Cystbearer》
Pack 3 pick 3:
簡単なピックです。2枚の《堕落の三角護符/Trigon of Corruption》があれば、《伝染病エンジン/Contagion Engine》でとんでもないプレイが何度もできるでしょう。
My pick:《堕落の三角護符/Trigon of Corruption》
Pack 3 pick 4:
優秀なカードが多いパックですが、《感電破/Galvanic Blast》が頭一つ抜けています。1パック目で赤が枯れていたことを考えると、この赤い呪文をこんな遅くに見るのは奇妙ですね。きっともっと優秀なカードがあったのでしょう。ゲームでは、ボムに警戒しないといけませんね。
My pick:《感電破/Galvanic Blast》
Pack 3 pick 5:
《粉砕/Shatter》がまだ残っているのもとても奇妙です。結構な数のプレイヤーが感染に向かったのかもしれません。これ以上感染クリーチャーは回ってこないでしょうね。これは既にピックした《嚢胞抱え/Cystbearer》をデッキに入れないということにはなりません。
My pick:《粉砕/Shatter》
Pack 3 pick 6:
とても弱いパックなので感染クリーチャーをカット。
My pick:《伝染病の屍賊/Contagious Nim》
Pack 3 pick 7:
おぉ!《胆液爪のマイア/Ichorclaw Myr》はまさに欲しかった類のカードです。これで序盤にだせるとかなり強力な感染クリーチャーを4体確保できました。ようやく、やりたかったゲームプランにたどり着けました:ゲーム序盤は感染クリーチャーを展開し、対戦相手に対処が必須だと思わせます。かれらはゲーム後半でなにが起きるのか知らないのです!
My pick:《胆液爪のマイア/Ichorclaw Myr》
Pack 3 pick 8:
My pick:《剣爪のゴーレム/Saberclaw Golem》
Pack 3 pick 9:
よしよし
My pick:《腐食獣/Molder Beast》
Pack 3 pick 10:
My pick:《カルドーサの再誕/Kuldotha Rebirth》
Pack 3 pick 11:
こんな遅くまで《屍肉の呼び声/Carrion Call》が流れてくるとは。とても興味深いです。他の人が何をピックしたいのか凄く見たいです。ふしぎ!
My pick:《屍肉の呼び声/Carrion Call》
Pack 3 pick 12:
My pick:《高僧の見習い/Abuna Acolyte》
Pack 3 pick 13:
My pick:《ドロスバッタ/Dross Hopper》
Pack 3 pick 14:
My pick:《微光地/Glimmerpost》
Pack 3 pick 15:《沼/Swamp》
では、ピックしたカードをチェックしてみましょう!まず、これらが確実にデッキに入るカードです:
《伝染病エンジン/Contagion Engine》《オキシダの屑鉄溶かし/Oxidda Scrapmelter》《堕落の三角護符/Trigon of Corruption》《堕落の三角護符/Trigon of Corruption》《粉砕/Shatter》《金屑化/Turn to Slag》《鉄のマイア/Iron Myr》《真っ二つ/Slice in Twain》《鉛のマイア/Leaden Myr》《危険なマイア/Perilous Myr》《感電破/Galvanic Blast》《災難の塔/Tower of Calamities》《金のマイア/Gold Myr》
ここまでで13枚です。ご覧の様に、勝ち手段がありませんので、それを加える必要があります。
感染クリーチャー:
《荒廃のマンバ/Blight Mamba》《嚢胞抱え/Cystbearer》《嚢胞抱え/Cystbearer》《屍肉の呼び声/Carrion Call》《胆液爪のマイア/Ichorclaw Myr》《胆液爪のマイア/Ichorclaw Myr》
非感染クリーチャー:
《嵌め乗りの滑空者/Snapsail Glider》《飲み込む金屑ワーム/Engulfing Slagwurm》《腐食獣/Molder Beast》《腐食獣/Molder Beast》《剣爪のゴーレム/Saberclaw Golem》《剣爪のゴーレム/Saberclaw Golem》《ヴァルショクの心臓焚き/Vulshok Heartstoker》《炎生まれのヘリオン/Flameborn Hellion》
穴埋め:
《テル=ジラードの抵抗/Tel-Jilad Defiance》
このマナカーブでは感染クリーチャーが絶対に必要です。といっても、サイズを上げるカードがないので《屍肉の呼び声/Carrion Call》はこのデッキに適したカードではありません。私は5体の感染クリーチャーをデッキに加えることにしました。あと5枚のカードが必要です:
《嵌め乗りの滑空者/Snapsail Glider》《飲み込む金屑ワーム/Engulfing Slagwurm》《腐食獣/Molder Beast》《腐食獣/Molder Beast》《剣爪のゴーレム/Saberclaw Golem》
これで完成
1《剣爪のゴーレム/Saberclaw Golem》
2《胆液爪のマイア/Ichorclaw Myr》
1《金のマイア/Gold Myr》
2《腐食獣/Molder Beast》
1《真っ二つ/Slice in Twain》
1《鉛のマイア/Leaden Myr》
1《危険なマイア/Perilous Myr》
1《感電破/Galvanic Blast》
1《鉄のマイア/Iron Myr》
2《嚢胞抱え/Cystbearer》
1《金屑化/Turn to Slag》
1《荒廃のマンバ/Blight Mamba》
1《粉砕/Shatter》
1《飲み込む金屑ワーム/Engulfing Slagwurm》
2《堕落の三角護符/Trigon of Corruption》
1《嵌め乗りの滑空者/Snapsail Glider》
1《オキシダの屑鉄溶かし/Oxidda Scrapmelter》
1《災難の塔/Tower of Calamities》
1《伝染病エンジン/Contagion Engine》
9《森/Forest》
8《山/Mountain》
ではこのデッキの動きについて説明しましょう。大抵のプレイヤーはこんなデッキを作らないのは承知していますが、個人的には驚異的なデッキだと考えています。飛行クリーチャーを大量に積んだデッキに対するプランこそ無いですが、まあそれはしょうがない。このデッキはできるだけ容易にゲーム後半にたどり着ける様作られています。このデッキは感染デッキではないため、相手を毒殺しようと頑張ることはないでしょう。しかし、場合によっては毒が勝ち手段となることもあります。
このデッキの欠点は、後半引いた《胆液爪のマイア/Ichorclaw Myr》がほぼ無駄カードとなることです。しかし、それでも適当なマナマイアよりは役に立つでしょう。このデッキは毒での勝ちも狙える新たな中速コントロールデッキなのです。
Round 1 – Rhoaen
Rich Hoaenとは同じプロツアーに出たことが無かったので、対戦できて非常に嬉しかったです。私はかなりいい初手をキープしました。欲しいカードが全てあります:
《森/Forest》《山/Mountain》《山/Mountain》《堕落の三角護符/Trigon of Corruption》《真っ二つ/Slice in Twain》《伝染病エンジン/Contagion Engine》《金のマイア/Gold Myr》
私がなにも出来ないうちに、彼はアグレッシブなスタートを切ります。私が《伝染病エンジン/Contagion Engine》を出せたターンには、《錆ダニ/Rust Tick(SOM)》の能力が使用できる状態でした。彼は《伝染病エンジン/Contagion Engine(SOM)》が悪さをしないようにダニでタップ。まだ対戦相手のクリーチャーを除去することはできたのですが、次のターンにはもっと酷い展開が待っていました。Richは《鋼のヘルカイト/Steel Hellkite》をプレイしたのです。私はまだ2枚目の《森/Forest》が引けておらず、結局勝負が決まるまで引けませんでした。ドラゴンを除去できるカードは沢山あるはずですが、どれも引けませんでした。
2ゲーム目、私は先攻を選び、1ゲーム目と同じ様に展開できました。結局彼は、《堕落の三角護符/Trigon of Corruption》を除去できる《存在の破棄/Revoke Existence(SOM)》をトップデッキできたのですが、その前のターンに私は《災難の塔/Tower of Calamities》を建立していました。適当なクリーチャーで殴ると彼は投了しました。
3ゲーム目、彼は私を先攻としました。このデッキが除去ばかりであることを知っているため、カードアドバンテージを求めたのでしょう。しかしその必要は無かった様です。というのも私の手札が:
《森/Forest》《森/Forest》《山/Mountain》《胆液爪のマイア/Ichorclaw Myr》《胆液爪のマイア/Ichorclaw Myr》《真っ二つ/Slice in Twain》《金屑化/Turn to Slag》
彼のファーストアクションは《パラジウムのマイア/Palladium Myr》、一方で私は既に、彼に苦痛をもたらす2体の感染クリーチャーを並べていました。私は彼のマナクリーチャーを真っ二つにし、彼に3つの毒カウンターを載せました。
彼はナイスな2/4をプレイしてターンを返し、私は《荒廃のマンバ/Blight Mamba》をプレイ、アタックで毒カウンターを5つにしました。次のターン、彼は間違って《きらめく鷹/Glint Hawk》を《起源の呪文爆弾/Origin Spellbomb》を出す前にプレイするミス。これで2/2を追加しそこない、ここがゲームの分岐点だったのかもしれません。しかしこれは些細な違いだったと思います。次の私のターン、前のターンに《テル=ジラードの抵抗/Tel-Jilad Defiance》を引いていたので3体のクリーチャーでアタック。彼は《胆液爪のマイア/Ichorclaw Myr》をダブルブロックするのではなく、《荒廃のマンバ/Blight Mamba》をブロックして私にマナを使わせました。先のゲームから考えるに、次のターンはドラゴンが出てくるでしょう。
彼はドラゴンをプレイしたので金屑にしました。Richは投了しました。
Round 2 – The Great Dustini
彼のデッキは感染でした。これは恐ろしいマッチアップになるということです。というのも、このデッキは感染に非常に強いのです。私は感染クリーチャーの召喚からゲームに入り、対戦相手のカードと合打ちをとりました。続いて、《伝染病エンジン/Contagion Engine》《堕落の三角護符/Trigon of Corruption》+緑のファッティとプレイしました。ゲームはすぐに終わりました。
次のゲーム、彼はマリガンして初手が5枚になりました。私は《堕落の三角護符/Trigon of Corruption》を含んだまずまずの手札。しかしこれに続くドローが問題でした。初手にはクリーチャーが少なかったのですが、ライブラリトップからはなにも供給されませんでした。彼は有効なドローと《死体の野犬/Corpse Cur》によってマリガンのハンデをリカバリーし、私は有効な呪文を引くことは無かったのです。
あなたならこの3戦目の初手をキープしますか?
《森/Forest》《森/Forest》《森/Forest》《堕落の三角護符/Trigon of Corruption》《伝染病エンジン/Contagion Engine》《危険なマイア/Perilous Myr》《胆液爪のマイア/Ichorclaw Myr》
私はとてもいいハンドだと思います。デッキにはまだ14枚の土地と3枚のマナマイアが残っています。そして、6マナに到達できれば勝てるのです。もちろん私はキープしました。どうなったかって?一枚も土地を引けることなく負けました。
このドラフトで負けたのは非常に残念でした。大抵の人はこのデッキをゴミと考えるかも知れませんが、私は本当に、このフォーマットにおける新たな選択肢だと考えています。私は、このフォーマットでの3-0が、その卓最強のアーキタイプと当たって達成できた事が非常に多いことに気がつきました。これは、失敗した赤白金属術と緑黒感染との対戦を意味しています。
私が見つけたもう一つの問題は、彼らのドラフトが成功せず、私が初手に引きずられて何かを決めうちした場合にデッキが酷いものになるということです。最近は、可能な限り広く受けられるようにドラフトしています。時には3パック2ピック目までそうすることもあります。この記事から、貴方が何か新しいものをつかめればよいのですが。
As Chief would say,”Poison Control!!”
Brad Nelson
FFfreaky Friday – Poison Control!!!
Posted by Brad Nelson
November 18, 2010
Nelsonの連載記事の11月3週分です。
<やたら長い拙訳文を読みたくない人のためのまとめ>
・緑黒感染や赤白金属術をきれいに組むのは難しい→特にアーキタイプにこだわらない、中長期戦向けのディフェンシブなデッキを作るのがよい。それには緑が適している
GPナッシュビルのインタビューの内容も参照するとNelsonはこういう考えの様です。今回の記事は感染クリーチャーを入れるものの、毒殺が主目的でないコントロールデッキのドラフトについてです。
パックの内容は元ページに画像付で載っているのでそちらを参照にしてください。
以下本文
リミテッドの記事ばかりでごめんなさい。後一回分と、それから来週の、恐らくGPTop8リポート(訳注:GPナッシュビルのことです。初日落ちでした)になるであろう記事を終えたら構築について書くことを約束します。先週はフリンジなドラフトデッキについて書いたので、今週もリミテッドについて語りたいのです。最近のドラフトは「毒コントロール」デッキに行き着くことが多いのですが、これは過去を遡ってみても、最も興味深いドラフトの一つです。このデッキは右往左往して、デッキのメインテーマはドラフトのかなり終盤まで見えてきません。それでも、最後にはいいデッキが組みあがります。さぁ見てみましょう!
Pack 1 pick 1:
本当に優秀なカードは少ないパックです。《飲み込む金屑ワーム/Engulfing Slagwurm》はかなりいいカードですが、初手で取るにはマナがきつすぎます。これを中心にデッキを組むほどのパワーはありません。といってもこれがピック出来ればそれは検討するべきですが。《存在の破棄/Revoke Existence》と《粉砕/Shatter》はどちらも素晴らしい除去スペルで、これを初手で取ったドラフトも何度もあります。唯一の問題は《剃刀のヒポグリフ/Razor Hippogriff》と《堕落の三角護符/Trigon of Corruption》がカードパワーで言えばさらに高いことです。
これはミラディンの傷跡ドラフトにおいて起きる、最も大きなジレンマのうちの一つです。私は《剃刀のヒポグリフ/Razor Hippogriff》が僅差で強いと考えています。《堕落の三角護符/Trigon of Corruption》と同じくカードアドバンテージをとるカードですが、同時に強力な戦力でもあります。唯一の問題はドラフトの方向性を制限することです。一方で、《堕落の三角護符/Trigon of Corruption》はより多くのデッキに入り、優秀なデッキではデッキの核とすることができます。デッキの中心となれる可能性ではこちらの方が上です。
My pick:《堕落の三角護符/Trigon of Corruption》
Pack 1 pick 2:
前のものほど面白いパックではありません。弱い感染クリーチャーと、弱い色のマイアと、《危険なマイア/Perilous Myr》がいます。《危険なマイア/Perilous Myr》は《堕落の三角護符/Trigon of Corruption》の後続としては素敵なカードです。《堕落の三角護符/Trigon of Corruption》が使えるまでの時間を稼いでくれます。悩むことはないピックだと思います。
My pick:《危険なマイア/Perilous Myr》
Pack 1 pick 3:
このパックは深いですね。補助的なカードが豊富です。2体の模造品は適切なデッキで使えばとても強力なクリーチャーですし、色が合えば穴埋め役として優秀です。《太陽の槍のシカール/Sunspear Shikari》も適切なデッキで使えば強力なクリーチャーとなります。これらのカードはこの後ドラフトできるデッキを制限するでしょう。ここは除去を取るのが安全な選択肢です。
My pick:《金屑化/Turn to Slag》
Pack 1 pick 4:
私にとって際立ったカードが2枚あります。《大石弓/Heavy Arbalest》と《金のマイア/Gold Myr》です。《大石弓/Heavy Arbalest》は大抵のデッキにとって強力なカードです。しかしながら、このカードは遅く、これまでのピックから考えると恐ろしいピックになります。《金のマイア/Gold Myr》はとても軽く、私がかなり欲しかったものです。《感染の賦活/Instill Infection》を流すことに躊躇いは感じません。2色目が決まってしまいますし、感染に行こうとしている誰かをそこに留めておくことができます。
My pick:《金のマイア/Gold Myr》
Pack 1 pick 5:
ここでのピックはリスキーでした。また、とても強力なパックです。候補は《研磨時計/Grindclock》、《テル=ジラードの堕ちたる者/Tel-Jilad Fallen》、《きらめく鷹/Glint Hawk》、《粗石の魔道士/Trinket Mage》、《恐慌の呪文爆弾/Panic Spellbomb》そして《煙霧吐き/Fume Spitter》となります。このパックからは既に4枚のカードがピックされていて、そしてピックされたアンコモンは恐らく2枚です。私はピックする際にフォイルレアの存在はほとんど無視します。時に考慮に入れることもありますが、そうしないほうがずっと一貫しています。このパックからは、誰かが既にここから赤いカードを取った事が伺えます。まだとても強力なカードが残っていますが、赤いカードは既に殆んど取られてしまっています。また、明確なシグナルもないパックです。
《恐慌の呪文爆弾/Panic Spellbomb》をピックするという選択肢もあります。プレイできる可能性が最も高いからです。環境初期ならこれを取っていたと思います。昔はプレイアブルなカードの数を十分に集めることが、パワーレベルがもう少し上のカードを取るより重要だと考えていました。これは2マナのサイクリングカードです。しかしカードを引いても強力な何かがデッキになければ勝てないと最近は考えています。これらのカードは一貫してどのゲームでも同じ仕事をしますが、これが壊されなかったからといって勝てるゲームはありません。
《粗石の魔道士/Trinket Mage》も私が過大評価していたカードです。この魔道士の問題点は2回分のピックを無駄にしてしまうという点です。《粗石の魔道士/Trinket Mage》を取ったなら、その価値を上げるために1マナのアーティファクトをもう少しよいカードに優先して取ることになります。この場合もデッキの一貫性は上がりますが、デッキパワーは低くなります。
しかしながら、《きらめく鷹/Glint Hawk》は、デッキに入らない場合もありますが、とてもパワフルです。これを中心にデッキを組むのはより簡単です。相方となるカードは単体で強いからです。《転倒の磁石/Tumble Magnet》、《伝染病の留め金/Contagion Clasp》、そして三角符らは全て《きらめく鷹/Glint Hawk》と組むとより強くなります。その上、これらは鷹がなくてもピックするカードです。シナジーのためだけにピックを無駄にするということはありません。
《研磨時計/Grindclock》は悪くないカードですが、スペシャルではありません。序盤に出ると10ターンくらいでゲームが終わります。こいつのすることはただそれだけです。とても気長なクロックです。このカードが素晴らしいとは考えませんが、これにやられたことはあります。
My pick: 《きらめく鷹/Glint Hawk》
Pack 1 pick 6:
これは間違いでした。ここでは《ニューロックの透術士/Neurok Invisimancer》をとるべきでした。より強力なカードで、もし青に行くならデッキに入るカードです。どのカードを取ろうと、アンブロッカルなコモンを除けばメインで使うカードはありません。ただ白いカードをパックから取り除いて、2パック目での白の期待値を上げたかったのです。
My pick:《主導権の奪取/Seize the Initiative》
Pack 1 pick 7:
一枚のカードを除いてとても弱いパックです。ほとんど誰もプレイしないレアです。なぜ使わないのか理解できません。起動するまで時間がかかるのは分かっていますが、そうなれば大抵のゲームを終わらせられます。《災難の塔/Tower of Calamities》はどのデッキにもはいるカードではありません。しかし、最近私がドラフトしたデッキは、これが入るものが多いです:とても遅くて、clunkyで、適当(原文はrandom。先のインタビューでも言及があったが、金属術等のアーキタイプに無理に寄せないという意味の様です。)なデッキです 。これはお宝です!
My pick:《災難の塔/Tower of Calamities》
Pack 1 pick 8:
おそらくどのカードも使わないでしょう。一番強いのはソリトンです。《大石弓/Heavy Arbalest》をとったプレイヤーに《ソリトン/Soliton》を渡さず、もし《大石弓/Heavy Arbalest》が一周してきたらその価値が上がります。帰ってくることを期待してはいませんが、どっちに転んでも勝つためのピックをしたのです。
My pick:《ソリトン/Soliton》
Pack 1 pick 9:
《飲み込む金屑ワーム/Engulfing Slagwurm》は初手でとるカードではありませんがこんな遅くまで回るカードでもありません。このカードが一周してきたことはclunkyな緑があいていることを示しています。この卓大好き!
My pick:《飲み込む金屑ワーム/Engulfing Slagwurm》
Pack 1 pick 10:
青にいけるとは考えていないのと、《ヴァルショクの心臓焚き/Vulshok Heartstoker》は万に一つデッキに入る可能性があるので。
My pick:《ヴァルショクの心臓焚き/Vulshok Heartstoker》
Pack 1 pick 11:
初期のドラフトでは大抵、《剣爪のゴーレム/Saberclaw Golem》を《腐食獣/Molder Beast》よりやや高く見ていました。これらが残り3枚ぐらいのパックで回ってきて、数枚とれて、どっちをプレイしようか考えることがあると思います。彼らは卓をぐるぐる回っています。
My pick:《剣爪のゴーレム/Saberclaw Golem》
Pack 1 pick 12:
My pick:《炎生まれのヘリオン/Flameborn Hellion》
Pack 1 pick 13:
My pick:《地形の融解/Melt Terrain》
Pack 1 pick 14:
My pick:《取り繕い/Turn Aside》
Pack 1 pick 15:《島/Island》
Pack 2 pick 1:
最終的には緑赤になるなと考えました。他の色を使うとしても、《オキシダの屑鉄溶かし/Oxidda Scrapmelter》は恐ろしいカードです。《荒廃のマンバ/Blight Mamba》と《オーリオックの模造品/Auriok Replica》は恐らく1周すると思います。恐らく2人感染に向かったプレイヤーがいるからです。《荒廃のマンバ/Blight Mamba(SOM)》が帰ってくるかどうかで、それが3人なのかどうか分かるでしょう。2人以上いたなら、私は弱すぎる3パック目に備えなくてはなりません。それらのうち1色は私の色と被っているので、それを見極めるのは重要なことです。
My pick:《オキシダの屑鉄溶かし/Oxidda Scrapmelter》
Pack 2 pick 2:
《ゴーレムの職工/Golem Artisan》は大抵のデッキでとても強力なカードです。しかし既に重いカードを大量に取っているので、これ以上パック序盤のピックをそこに費やすわけにはいきません。《真っ二つ/Slice in Twain》もまた強力な除去スペルです。この様なcrunkyなデッキでは常に重要なカードです。
My pick:《真っ二つ/Slice in Twain》
私は《化膿獣/Putrefax》を見るのが嫌いです。対戦相手が使う前に確認できるのはいいことなんですがね!
Pack 2 pick 3:
この手のデッキはマイアならなんでも取っておきたいです。このパックにプレイする価値のあるカードはありませんし、呪文を1ターン速く打てるようになることはとても重要です。
My pick:《鉛のマイア/Leaden Myr》
Pack 2 pick 4:
さぁこのパックを精査してみましょう。3体の飛行クリーチャーと、コモン最強の感染クリーチャーがいます。皆さんここで何をとりますか?ここまでの流れで、感染に向かったプレイヤーがいない事がわかります。《化膿獣/Putrefax(SOM)》が流れてきたことからも明らかです。では感染にいけるのでしょうか?《嚢胞抱え/Cystbearer(SOM)》をピックしたとして、それを使えるのでしょうか?
このフォーマットについて語る際に、大抵のプレイヤーは半端な感染デッキは弱いと言います。これには大体において同意できます。しかし、一部の感染クリーチャーはどんなデッキでも使えるのです。《嚢胞抱え/Cystbearer》はそのひとつです。こいつは努力せずしてゲームを遅い展開に持ち込める超優秀な手段なのです。ゲーム序盤に感染クリーチャーを数体出すと、たとえ貴方のデッキが感染をテーマにしたものでなくても、対戦相手のプレイはぎこちなくなり、貴方に向けられた序盤の脅威とそれら感染クリーチャーを交換してくれるでしょう。
《嚢胞抱え/Cystbearer》は序盤の地上を止める非常に強力な手段です。マナカーブが高くて、除去がそこそこしか取れていないデッキではいつでもプレイしたいクリーチャーです。
My pick:《嚢胞抱え/Cystbearer》
Pack 2 pick 5:
ここでマイアをもう1枚とれたのは素晴らしいピックです。ここにはこれ以上に価値のあるカードはありません。ここでマナマイアが取れたことで、この以降のピックで難しい選択を迫られた際に、マイアを無視できる様になりました。
My pick:《銅のマイア/Copper Myr》
Pack 2 pick 6:
例え他にいいカードが沢山あったとしても、《胆液爪のマイア/Ichorclaw Myr》はここまで残るべきカードではありません。 白と青のカードがかなり残っていることから、いまや数人のプレイヤーが感染に向かった可能性があります。つまり、私にとって他のスペル以上にこのカードが脅威になるということです。
My pick:《胆液爪のマイア/Ichorclaw Myr》
Pack 2 pick 7:
《腐食獣/Molder Beast)》はこのドラフトにおいて非常に重要視しているカードです。これを使うことになるかは分かりませんが、他にプレイしたいカードはなにもありません。
My pick:《腐食獣/Molder Beast》
Pack 2 pick 8:
《嵌め乗りの滑空者/Snapsail Glider》は優秀な航空防衛戦力となるでしょう。それなりの数のフライヤーが卓を回っていますからね。
My pick:《嵌め乗りの滑空者/Snapsail Glider》
Pack 2 pick 9:
《荒廃のマンバ/Blight Mamba》が結局戻ってきましたね。つまり、おそらく2人のプレイヤーが感染をドラフトしているのでしょう。
My pick:《荒廃のマンバ/Blight Mamba》
Pack 2 pick 10:
プレイしても嬉しくなく、悲しくもない、常に1ドローのこれ。
My pick:《テル=ジラードの抵抗/Tel-Jilad Defiance》
Pack 2 pick 11:
My pick:《モリオックの肉裂き/Moriok Reaver》
Pack 2 pick 12:
My pick:《鉄を食うもの/Ferrovore》
Pack 2 pick 13:
My pick:《ゴーレムの心臓/Golem’s Heart》
Pack 2 pick 14:
My pick:《剃刀ヶ原の打つもの/Razorfield Thresher》
Pack 2 pick 15:《島/Island》
Pack 3 pick 1:
O_O!!!! これで勝つる!《伝染病エンジン/Contagion Engine》はいわゆるボムです。感染クリーチャーと一緒に使いたくてたまらないカードです。互いにカウンターが乗っている何かがあれば、何時引いても勝ちに繋がります。《堕落の三角護符/Trigon of Corruption》と共に使えば完璧なボムです。《腐食獣/Molder Beast》は恐らく一周してくるでしょう。多分使わないとは思いますが。
My pick:《伝染病エンジン/Contagion Engine》
Pack 3 pick 2:
かなり難しい選択です。《シルヴォクの模造品/Sylvok Replica》はこういうデッキでは相当優秀なカードです。優秀な除去です。しかしながら、《嚢胞抱え/Cystbearer》をピックすると、感染をサブテーマとするのが現実的になります。このピックは私が既に取ったいくつかのカードの強さを上げてくれるでしょう。
My pick:《嚢胞抱え/Cystbearer》
Pack 3 pick 3:
簡単なピックです。2枚の《堕落の三角護符/Trigon of Corruption》があれば、《伝染病エンジン/Contagion Engine》でとんでもないプレイが何度もできるでしょう。
My pick:《堕落の三角護符/Trigon of Corruption》
Pack 3 pick 4:
優秀なカードが多いパックですが、《感電破/Galvanic Blast》が頭一つ抜けています。1パック目で赤が枯れていたことを考えると、この赤い呪文をこんな遅くに見るのは奇妙ですね。きっともっと優秀なカードがあったのでしょう。ゲームでは、ボムに警戒しないといけませんね。
My pick:《感電破/Galvanic Blast》
Pack 3 pick 5:
《粉砕/Shatter》がまだ残っているのもとても奇妙です。結構な数のプレイヤーが感染に向かったのかもしれません。これ以上感染クリーチャーは回ってこないでしょうね。これは既にピックした《嚢胞抱え/Cystbearer》をデッキに入れないということにはなりません。
My pick:《粉砕/Shatter》
Pack 3 pick 6:
とても弱いパックなので感染クリーチャーをカット。
My pick:《伝染病の屍賊/Contagious Nim》
Pack 3 pick 7:
おぉ!《胆液爪のマイア/Ichorclaw Myr》はまさに欲しかった類のカードです。これで序盤にだせるとかなり強力な感染クリーチャーを4体確保できました。ようやく、やりたかったゲームプランにたどり着けました:ゲーム序盤は感染クリーチャーを展開し、対戦相手に対処が必須だと思わせます。かれらはゲーム後半でなにが起きるのか知らないのです!
My pick:《胆液爪のマイア/Ichorclaw Myr》
Pack 3 pick 8:
My pick:《剣爪のゴーレム/Saberclaw Golem》
Pack 3 pick 9:
よしよし
My pick:《腐食獣/Molder Beast》
Pack 3 pick 10:
My pick:《カルドーサの再誕/Kuldotha Rebirth》
Pack 3 pick 11:
こんな遅くまで《屍肉の呼び声/Carrion Call》が流れてくるとは。とても興味深いです。他の人が何をピックしたいのか凄く見たいです。ふしぎ!
My pick:《屍肉の呼び声/Carrion Call》
Pack 3 pick 12:
My pick:《高僧の見習い/Abuna Acolyte》
Pack 3 pick 13:
My pick:《ドロスバッタ/Dross Hopper》
Pack 3 pick 14:
My pick:《微光地/Glimmerpost》
Pack 3 pick 15:《沼/Swamp》
では、ピックしたカードをチェックしてみましょう!まず、これらが確実にデッキに入るカードです:
《伝染病エンジン/Contagion Engine》《オキシダの屑鉄溶かし/Oxidda Scrapmelter》《堕落の三角護符/Trigon of Corruption》《堕落の三角護符/Trigon of Corruption》《粉砕/Shatter》《金屑化/Turn to Slag》《鉄のマイア/Iron Myr》《真っ二つ/Slice in Twain》《鉛のマイア/Leaden Myr》《危険なマイア/Perilous Myr》《感電破/Galvanic Blast》《災難の塔/Tower of Calamities》《金のマイア/Gold Myr》
ここまでで13枚です。ご覧の様に、勝ち手段がありませんので、それを加える必要があります。
感染クリーチャー:
《荒廃のマンバ/Blight Mamba》《嚢胞抱え/Cystbearer》《嚢胞抱え/Cystbearer》《屍肉の呼び声/Carrion Call》《胆液爪のマイア/Ichorclaw Myr》《胆液爪のマイア/Ichorclaw Myr》
非感染クリーチャー:
《嵌め乗りの滑空者/Snapsail Glider》《飲み込む金屑ワーム/Engulfing Slagwurm》《腐食獣/Molder Beast》《腐食獣/Molder Beast》《剣爪のゴーレム/Saberclaw Golem》《剣爪のゴーレム/Saberclaw Golem》《ヴァルショクの心臓焚き/Vulshok Heartstoker》《炎生まれのヘリオン/Flameborn Hellion》
穴埋め:
《テル=ジラードの抵抗/Tel-Jilad Defiance》
このマナカーブでは感染クリーチャーが絶対に必要です。といっても、サイズを上げるカードがないので《屍肉の呼び声/Carrion Call》はこのデッキに適したカードではありません。私は5体の感染クリーチャーをデッキに加えることにしました。あと5枚のカードが必要です:
《嵌め乗りの滑空者/Snapsail Glider》《飲み込む金屑ワーム/Engulfing Slagwurm》《腐食獣/Molder Beast》《腐食獣/Molder Beast》《剣爪のゴーレム/Saberclaw Golem》
これで完成
1《剣爪のゴーレム/Saberclaw Golem》
2《胆液爪のマイア/Ichorclaw Myr》
1《金のマイア/Gold Myr》
2《腐食獣/Molder Beast》
1《真っ二つ/Slice in Twain》
1《鉛のマイア/Leaden Myr》
1《危険なマイア/Perilous Myr》
1《感電破/Galvanic Blast》
1《鉄のマイア/Iron Myr》
2《嚢胞抱え/Cystbearer》
1《金屑化/Turn to Slag》
1《荒廃のマンバ/Blight Mamba》
1《粉砕/Shatter》
1《飲み込む金屑ワーム/Engulfing Slagwurm》
2《堕落の三角護符/Trigon of Corruption》
1《嵌め乗りの滑空者/Snapsail Glider》
1《オキシダの屑鉄溶かし/Oxidda Scrapmelter》
1《災難の塔/Tower of Calamities》
1《伝染病エンジン/Contagion Engine》
9《森/Forest》
8《山/Mountain》
ではこのデッキの動きについて説明しましょう。大抵のプレイヤーはこんなデッキを作らないのは承知していますが、個人的には驚異的なデッキだと考えています。飛行クリーチャーを大量に積んだデッキに対するプランこそ無いですが、まあそれはしょうがない。このデッキはできるだけ容易にゲーム後半にたどり着ける様作られています。このデッキは感染デッキではないため、相手を毒殺しようと頑張ることはないでしょう。しかし、場合によっては毒が勝ち手段となることもあります。
このデッキの欠点は、後半引いた《胆液爪のマイア/Ichorclaw Myr》がほぼ無駄カードとなることです。しかし、それでも適当なマナマイアよりは役に立つでしょう。このデッキは毒での勝ちも狙える新たな中速コントロールデッキなのです。
Round 1 – Rhoaen
Rich Hoaenとは同じプロツアーに出たことが無かったので、対戦できて非常に嬉しかったです。私はかなりいい初手をキープしました。欲しいカードが全てあります:
《森/Forest》《山/Mountain》《山/Mountain》《堕落の三角護符/Trigon of Corruption》《真っ二つ/Slice in Twain》《伝染病エンジン/Contagion Engine》《金のマイア/Gold Myr》
私がなにも出来ないうちに、彼はアグレッシブなスタートを切ります。私が《伝染病エンジン/Contagion Engine》を出せたターンには、《錆ダニ/Rust Tick(SOM)》の能力が使用できる状態でした。彼は《伝染病エンジン/Contagion Engine(SOM)》が悪さをしないようにダニでタップ。まだ対戦相手のクリーチャーを除去することはできたのですが、次のターンにはもっと酷い展開が待っていました。Richは《鋼のヘルカイト/Steel Hellkite》をプレイしたのです。私はまだ2枚目の《森/Forest》が引けておらず、結局勝負が決まるまで引けませんでした。ドラゴンを除去できるカードは沢山あるはずですが、どれも引けませんでした。
2ゲーム目、私は先攻を選び、1ゲーム目と同じ様に展開できました。結局彼は、《堕落の三角護符/Trigon of Corruption》を除去できる《存在の破棄/Revoke Existence(SOM)》をトップデッキできたのですが、その前のターンに私は《災難の塔/Tower of Calamities》を建立していました。適当なクリーチャーで殴ると彼は投了しました。
3ゲーム目、彼は私を先攻としました。このデッキが除去ばかりであることを知っているため、カードアドバンテージを求めたのでしょう。しかしその必要は無かった様です。というのも私の手札が:
《森/Forest》《森/Forest》《山/Mountain》《胆液爪のマイア/Ichorclaw Myr》《胆液爪のマイア/Ichorclaw Myr》《真っ二つ/Slice in Twain》《金屑化/Turn to Slag》
彼のファーストアクションは《パラジウムのマイア/Palladium Myr》、一方で私は既に、彼に苦痛をもたらす2体の感染クリーチャーを並べていました。私は彼のマナクリーチャーを真っ二つにし、彼に3つの毒カウンターを載せました。
彼はナイスな2/4をプレイしてターンを返し、私は《荒廃のマンバ/Blight Mamba》をプレイ、アタックで毒カウンターを5つにしました。次のターン、彼は間違って《きらめく鷹/Glint Hawk》を《起源の呪文爆弾/Origin Spellbomb》を出す前にプレイするミス。これで2/2を追加しそこない、ここがゲームの分岐点だったのかもしれません。しかしこれは些細な違いだったと思います。次の私のターン、前のターンに《テル=ジラードの抵抗/Tel-Jilad Defiance》を引いていたので3体のクリーチャーでアタック。彼は《胆液爪のマイア/Ichorclaw Myr》をダブルブロックするのではなく、《荒廃のマンバ/Blight Mamba》をブロックして私にマナを使わせました。先のゲームから考えるに、次のターンはドラゴンが出てくるでしょう。
彼はドラゴンをプレイしたので金屑にしました。Richは投了しました。
Round 2 – The Great Dustini
彼のデッキは感染でした。これは恐ろしいマッチアップになるということです。というのも、このデッキは感染に非常に強いのです。私は感染クリーチャーの召喚からゲームに入り、対戦相手のカードと合打ちをとりました。続いて、《伝染病エンジン/Contagion Engine》《堕落の三角護符/Trigon of Corruption》+緑のファッティとプレイしました。ゲームはすぐに終わりました。
次のゲーム、彼はマリガンして初手が5枚になりました。私は《堕落の三角護符/Trigon of Corruption》を含んだまずまずの手札。しかしこれに続くドローが問題でした。初手にはクリーチャーが少なかったのですが、ライブラリトップからはなにも供給されませんでした。彼は有効なドローと《死体の野犬/Corpse Cur》によってマリガンのハンデをリカバリーし、私は有効な呪文を引くことは無かったのです。
あなたならこの3戦目の初手をキープしますか?
《森/Forest》《森/Forest》《森/Forest》《堕落の三角護符/Trigon of Corruption》《伝染病エンジン/Contagion Engine》《危険なマイア/Perilous Myr》《胆液爪のマイア/Ichorclaw Myr》
私はとてもいいハンドだと思います。デッキにはまだ14枚の土地と3枚のマナマイアが残っています。そして、6マナに到達できれば勝てるのです。もちろん私はキープしました。どうなったかって?一枚も土地を引けることなく負けました。
このドラフトで負けたのは非常に残念でした。大抵の人はこのデッキをゴミと考えるかも知れませんが、私は本当に、このフォーマットにおける新たな選択肢だと考えています。私は、このフォーマットでの3-0が、その卓最強のアーキタイプと当たって達成できた事が非常に多いことに気がつきました。これは、失敗した赤白金属術と緑黒感染との対戦を意味しています。
私が見つけたもう一つの問題は、彼らのドラフトが成功せず、私が初手に引きずられて何かを決めうちした場合にデッキが酷いものになるということです。最近は、可能な限り広く受けられるようにドラフトしています。時には3パック2ピック目までそうすることもあります。この記事から、貴方が何か新しいものをつかめればよいのですが。
As Chief would say,”Poison Control!!”
Brad Nelson
コメント
自分の妄想であることないこと書いてるので、意訳です・・・
《胆液爪のマイア/Ichorclaw Myr》は流すべきカードではありません。他に良いカードが山ほどあったとしてもです。
まだ白と青のちゃんとしたカードが残っているということは分かりますが、これらを取ると他の数人のプレイヤーに感染をやらせてしまいます。
つまり、私にとって他のスペル以上にこのカードを流すことが脅威になるということです。
参考になれば幸いです。
Pack 2 pick 6
第2パック 6ピック目
Ichorclaw Myr should not still be in this pack, even if it has a ton of good cards.
このパックにIchoclaw Myrがまだ残っているのはおかしい。
例え他にいいカードがわんさか入っていたとしても、だ。
I know there is a decent amount of white and blue cards,
making it possible that there are several infect players on the table now.
相当な量の青と白のカードが回っていることから
今や卓には感染へと回ったプレイヤーが複数いる可能性がある。
This means that it is much more of a threat to me than the other spells.
つまりこれが何を意味するか、というと、
このカードは他のスペルよりも俺に対する脅威度が高いということだ。
ありがとうございます。
問題はここですね
making it possible that there are several infect players on the table now.
that節内部を直訳すると確かに「今や卓に感染プレイヤーが複数居る」
なのに「making it possible」に引き摺られて「今後起こること」と考えてしまいました。
あと青白のカードが残っている→何人か感染に向かった
という因果関係に思い至れませんでした。
四日市さん
我々も全て間違っていたわけではない!
大事なとこがあべこべでしたがorz
逆接付加せざるをえない?