SoMドラフトswiss-緑黒感染初挑戦
2010年11月7日コメント (2)最近、安西徹雄さんという方が書いた「翻訳英文法」という本をちょっとずつ読んでいます。文法を復習しつつ、各表現をどのように訳せば適切か、詳しく学べる本です。英語の記事の訳を上げるのは、まったく翻訳等に関する前知識がない状態で始めたので、こういう本を読むのは新鮮です。そもそも訳以前に文法知識もあやふやなところが多々あって、いつもコメ欄にて「名乗る程のものでは」さんに助けて頂いているのが現状。しかしあまりにも基本的なところでお手を煩わす分けにはいかない!ともう一度文法を最初から勉強するつもりで読んでいます。
訳すること自体は楽しくて、趣味になりつつある。ドラフトも英語も
①情報収集、学習
②実践
③実践の反省
を順繰りに繰り返して螺旋階段を上るように上手くなるものだと思います。②実践の感覚を掴まなきゃいけないのは、スポーツ的でもある。3つをバランスよくやらねば…
英語は前まで②が足りなかったが、最近は「とにかく訳す」ことでその機会を確保できたと思う。③はコメ欄のありがたい指摘でする機会があります。そしていろいろと足りない部分が見えてきたため、もう一度①の文法の勉強をやろうというわけです。
ドラフトは最近あまり時間が取れないのだが、特に③は全然やってない。もともとドラフトにおいては②や①の楽しさに比べて③がめんどくさく、放置気味になる傾向がある。②はswissで10回ほど。ある程度数こなさなきゃ自分の意見も持てないので、今までやりっぱなしにしていたが、10回目以降は(気が向けば)反省するようにしたい。
・・・前置きが長くなってしまった。以下がSwissドラフトにおける10回目のピック譜です。
http://motor.geocities.jp/cometec84/Som10.html
感染をやるのは初めてです。8人卓で2人なら強いデッキになるらしいので、とっくにやっていてもよさそうなものなのです。でもどこから入ればいいのいつも分からず、躊躇してるうちに普通に金属集めていた・・・ということが多いです。
また、Swissだとたまに対戦相手が感染と非感染をごっちゃにしたデッキを組んでいることもしばしばあり、そういうデッキを見るとSwissで感染をやるのはリスキーだなと思ってしまいます。同じくswissを主戦場にしているlisnerさんのレポを見ると、彼も感染に向かうことが少なく、同じところに理由があるのではと勝手に思っています。「swissはつまみ食いされるから感染は難しい」という(あゃしぃ)持論を持っています。
今回も1-1はアグロなデッキなら広く使える磁石から入りました。他だとrelicやfallenが候補?
1-2は白は避けたい。広く行くなら黒マイア、コントロール気味に行きたいならダークスティールマイア、感染ならfallen…はたまたspitter取って赤黒アグロ?一番カードパワーが高そうなfallenにしました。
1-3は緑黒感染にも一応入るだろうし、そこから外れても使える緑マイアを。Steedという金属術デッキで強いパーツとって、金属術方面にも備えるべきだったかもしれない。
1-4は感染クリーチャーとしてかなり評判のよい野犬をとれて喜ぶ。でも感染パーツを下に流しているのが懸念材料
1-5これも嬉しい。結構なペースで感染生物集まるものだなと思った。
1-6painsmithと悩むが、感染はアーティファクト少なくなると聞いたので。
1-7,1-8感染クリーチャーではないものの、デッキにに入るカードが取れて嬉しい
1-9fallenが一周してくる。この人は俺内で評価が非常に高いのだが、実際そんなでもないのかな?
1-10感染のオプションとしてTainted Strikeと弓はどっちがいいのだろう。感染が少ないなら前者、多いなら後者だと思い、感染生物の豊作っぷりを鑑みて弓。
2-1むぅ、ゴブリンとcallの二択。同じ打撃力なら分裂してるほうが使い勝手が良いだろうと考えてcall。だれかがそんなこと言ってた。
2-2除去に斧に感染生物と選択肢の多いパック。速めに感染生物を集めたかったのでspitter。
2-5疑問のピック。4マナ圏がfallen3枚で渋滞気味、感染生物結構あつまるなと想いslice。一個前の記事の「感染+重量除去戦略」の影響も受けている
後は手なり。後半感染クリーチャーの流れが明らかに悪くなり、デッキとして成立するか危うい事態に。Withstand Deathが噛み合えば水増しできるかなぁという希望的観測を持ちつつデッキを組む。2枚目のWithstand DeathはRelic Putrescenceと悩んだが、後者の様なカードは弱いという先入観が捨てきれず排除。磁石で寝かせるのは面白そうなのだけど。
2 Plague Stinger
2 Contagious Nim
3 Tel-Jilad Fallen
1 Cooper Cur
1 Copper Myr
1 Wall of Tanglecord
1 Moriok Replica
1 Horizon Spellbomb
1 Contagion Clasp
2 Tumble Magnet
1 Sylvok Lifestaff
1 Strider Harness
1 Wing Puncture
2 Withstand Death
1 Carrion Call
1 Slice in Twain
2 Instill Infection
8 Forsest
8 Swamp
レポは割愛
数少ない割に2ターン目stringer、3ターン目Nimといった動きがやたらできたり、Withstand Deathが1回も対象不適正にならなかったりと、運にも助けられ3-0
雑感
・Strider Harnessは感染デッキに相性抜群じゃないですか?主に速攻付与が感染にとって意味がある様な。装備コストが①と安くて、これ置いとけば、どのクリーチャーも1ターン遅れて出る代わりに速攻、というオプションが持てる。もちろん+1/+1とはいえ修正も感染デッキには超重要ですし。
・増殖手段がもう1枚くらい欲しかった。Contagion ClaspはMVP。
・Fallenは意外に立ち往生するし、装備品がつけられない。まだまだ強いと思っているけどちょっと過大評価してた感はある
・消耗戦ぽい展開になったのが2回ほどあったけど、キャンリップでコンバットトリックしたりしてコツコツアド取っていたらいつの間にか相手の場が綺麗になってた。これがKyle氏のいう「重量除去戦略」なのか?狙ってできるものなのかしら。
・新鮮だからだろうけど、感染デッキでゲームするのは楽しい。
・しかし流れがよいと思ったら後半枯れたり、リスキーだな。序盤感染クリーチャーとりつつも、1pack内に2枚いて1枚は流す、ということが多かったからだろうか。来る時は2枚一組、来ないときは0、みたいな流れだったから。
2-2、2-5あたりはどうするべきだったか他の人の意見が聞きたいです。そもそもこの初手からの流れだと感染いかない、とかの意見も。
蛇足
現状のレーティングは1798(殆どSwissのみでの成績)。強い人はホント勝っててレーティングも高いので、それに並べて自分の意見を上げるのは気が引けると思ったこともある。が、これくらいの奴はこんなこと考えてるんだなぁ、という情報としての価値があるのではと最近思ったので載せます。
訳すること自体は楽しくて、趣味になりつつある。ドラフトも英語も
①情報収集、学習
②実践
③実践の反省
を順繰りに繰り返して螺旋階段を上るように上手くなるものだと思います。②実践の感覚を掴まなきゃいけないのは、スポーツ的でもある。3つをバランスよくやらねば…
英語は前まで②が足りなかったが、最近は「とにかく訳す」ことでその機会を確保できたと思う。③はコメ欄のありがたい指摘でする機会があります。そしていろいろと足りない部分が見えてきたため、もう一度①の文法の勉強をやろうというわけです。
ドラフトは最近あまり時間が取れないのだが、特に③は全然やってない。もともとドラフトにおいては②や①の楽しさに比べて③がめんどくさく、放置気味になる傾向がある。②はswissで10回ほど。ある程度数こなさなきゃ自分の意見も持てないので、今までやりっぱなしにしていたが、10回目以降は(気が向けば)反省するようにしたい。
・・・前置きが長くなってしまった。以下がSwissドラフトにおける10回目のピック譜です。
http://motor.geocities.jp/cometec84/Som10.html
感染をやるのは初めてです。8人卓で2人なら強いデッキになるらしいので、とっくにやっていてもよさそうなものなのです。でもどこから入ればいいのいつも分からず、躊躇してるうちに普通に金属集めていた・・・ということが多いです。
また、Swissだとたまに対戦相手が感染と非感染をごっちゃにしたデッキを組んでいることもしばしばあり、そういうデッキを見るとSwissで感染をやるのはリスキーだなと思ってしまいます。同じくswissを主戦場にしているlisnerさんのレポを見ると、彼も感染に向かうことが少なく、同じところに理由があるのではと勝手に思っています。「swissはつまみ食いされるから感染は難しい」という(あゃしぃ)持論を持っています。
今回も1-1はアグロなデッキなら広く使える磁石から入りました。他だとrelicやfallenが候補?
1-2は白は避けたい。広く行くなら黒マイア、コントロール気味に行きたいならダークスティールマイア、感染ならfallen…はたまたspitter取って赤黒アグロ?一番カードパワーが高そうなfallenにしました。
1-3は緑黒感染にも一応入るだろうし、そこから外れても使える緑マイアを。Steedという金属術デッキで強いパーツとって、金属術方面にも備えるべきだったかもしれない。
1-4は感染クリーチャーとしてかなり評判のよい野犬をとれて喜ぶ。でも感染パーツを下に流しているのが懸念材料
1-5これも嬉しい。結構なペースで感染生物集まるものだなと思った。
1-6painsmithと悩むが、感染はアーティファクト少なくなると聞いたので。
1-7,1-8感染クリーチャーではないものの、デッキにに入るカードが取れて嬉しい
1-9fallenが一周してくる。この人は俺内で評価が非常に高いのだが、実際そんなでもないのかな?
1-10感染のオプションとしてTainted Strikeと弓はどっちがいいのだろう。感染が少ないなら前者、多いなら後者だと思い、感染生物の豊作っぷりを鑑みて弓。
2-1むぅ、ゴブリンとcallの二択。同じ打撃力なら分裂してるほうが使い勝手が良いだろうと考えてcall。だれかがそんなこと言ってた。
2-2除去に斧に感染生物と選択肢の多いパック。速めに感染生物を集めたかったのでspitter。
2-5疑問のピック。4マナ圏がfallen3枚で渋滞気味、感染生物結構あつまるなと想いslice。一個前の記事の「感染+重量除去戦略」の影響も受けている
後は手なり。後半感染クリーチャーの流れが明らかに悪くなり、デッキとして成立するか危うい事態に。Withstand Deathが噛み合えば水増しできるかなぁという希望的観測を持ちつつデッキを組む。2枚目のWithstand DeathはRelic Putrescenceと悩んだが、後者の様なカードは弱いという先入観が捨てきれず排除。磁石で寝かせるのは面白そうなのだけど。
2 Plague Stinger
2 Contagious Nim
3 Tel-Jilad Fallen
1 Cooper Cur
1 Copper Myr
1 Wall of Tanglecord
1 Moriok Replica
1 Horizon Spellbomb
1 Contagion Clasp
2 Tumble Magnet
1 Sylvok Lifestaff
1 Strider Harness
1 Wing Puncture
2 Withstand Death
1 Carrion Call
1 Slice in Twain
2 Instill Infection
8 Forsest
8 Swamp
レポは割愛
数少ない割に2ターン目stringer、3ターン目Nimといった動きがやたらできたり、Withstand Deathが1回も対象不適正にならなかったりと、運にも助けられ3-0
雑感
・Strider Harnessは感染デッキに相性抜群じゃないですか?主に速攻付与が感染にとって意味がある様な。装備コストが①と安くて、これ置いとけば、どのクリーチャーも1ターン遅れて出る代わりに速攻、というオプションが持てる。もちろん+1/+1とはいえ修正も感染デッキには超重要ですし。
・増殖手段がもう1枚くらい欲しかった。Contagion ClaspはMVP。
・Fallenは意外に立ち往生するし、装備品がつけられない。まだまだ強いと思っているけどちょっと過大評価してた感はある
・消耗戦ぽい展開になったのが2回ほどあったけど、キャンリップでコンバットトリックしたりしてコツコツアド取っていたらいつの間にか相手の場が綺麗になってた。これがKyle氏のいう「重量除去戦略」なのか?狙ってできるものなのかしら。
・新鮮だからだろうけど、感染デッキでゲームするのは楽しい。
・しかし流れがよいと思ったら後半枯れたり、リスキーだな。序盤感染クリーチャーとりつつも、1pack内に2枚いて1枚は流す、ということが多かったからだろうか。来る時は2枚一組、来ないときは0、みたいな流れだったから。
2-2、2-5あたりはどうするべきだったか他の人の意見が聞きたいです。そもそもこの初手からの流れだと感染いかない、とかの意見も。
蛇足
現状のレーティングは1798(殆どSwissのみでの成績)。強い人はホント勝っててレーティングも高いので、それに並べて自分の意見を上げるのは気が引けると思ったこともある。が、これくらいの奴はこんなこと考えてるんだなぁ、という情報としての価値があるのではと最近思ったので載せます。
コメント
感染に行きたいなら2手目はfallenよりは《荒々しき力/Untamed Might》ですかね
1-4は《死体の野犬/Corpse Cur》より《嚢胞抱え/Cystbearer》を優先したほうが良いかと思います。3t目《嚢胞抱え/Cystbearer》が感染で最も強いアクションと言っても過言ではありません。
3-6はまず使わないであろう《突撃の鈍化/Blunt the Assault》などより《液鋼の塗膜/Liquimetal Coating》を取ると良いかと思います
《テル=ジラードの抵抗/Tel-Jilad Defiance》《テル=ジラードの堕ちたる者/Tel-Jilad Fallen》や各種茶除去と相性が良く意外と重宝します。
多分自分だったら
1-1《錆びた秘宝/Rusted Relic》から金属術系に行っていた可能性が高いですね。
《テル=ジラードの堕ちたる者/Tel-Jilad Fallen》は感染に行く理由としては弱く、コモンで言うとできれば《嚢胞抱え/Cystbearer》《胆液爪のマイア/Ichorclaw Myr》《疫病のとげ刺し/Plague Stinger》少し落ちて《死体の野犬/Corpse Cur》あたりから入りたいところです。
背嚢抱えは使われて対処に困る事態は多々あったのに、自分の中で評価上げてませんでした。タフ3が強いんですよね、使われてよく知ってる筈なのに…アドとれる野犬のほうが強いと決めてかかっていました。感染は序盤に殴れるかが大切ということですね。
突撃の鈍化は、軸のずれた殴り合いで、こちらが殴る時間が確保できるのでは・・・などと考えて取りましたが、結局使いませんでした。fallen3枚とれてると塗膜強そうだし、もともとこのカード便利ですよね。
>《テル=ジラードの堕ちたる者/Tel-Jilad Fallen》は感染に行く理由としては弱く、コモンで言うとできれば《嚢胞抱え/Cystbearer》《胆液爪のマイア/Ichorclaw Myr》《疫病のとげ刺し/Plague Stinger》少し落ちて《死体の野犬/Corpse Cur》あたりから入りたいところです。
やはり感染に行くのは序盤殴れることが肝要ということですね。fallenをかなり高く見ていたので、そこは修正せねばと思います。《荒々しき力/Untamed Might》も必須であろうに代替が利かないのでかなり早期にピックするべきですね。
とてもためになりました。繰り返しになりますがコメありがとうございました。精進します。