http://www.channelfireball.com/articles/riding-the-avalanche-sealed-scars-style/
Posted by Darwin Kastle
October 31, 2010
ミラディンの傷跡シールドで行われたトーナメントのレポートです。赤白金属術祭り。
以下本文
先週末、私はミラディンの傷跡シールドで行われたNYCの5kトーナメントに参加してきました。200人近いプレイヤーが参加し、Top16のprizeを目指して競いあいました。その前の週に、傷跡シールドは何度かこなしていたので、いい結果を期待していました。
傷跡でのリミテッドにおける2大アーキタイプは金属術と感染です。シールドでは、めったに感染デッキを組むことはできませんが。ドラフトでもシールドでも、感染をテーマにしたデッキは非感染クリーチャーをデッキに入れることが避けられない様に思えます。感染デッキ相手にゲームが終わった時は、私はいくつかの毒カウンターといくらかのダメージを受けています。その一方で、私は通常ダメージのみに焦点を当てて勝利を得ているというのに。感染はあなたのライフを20より少ない10とするものですが、時にそれを30としてしまうことも頻繁に起こります。
私が傷跡シールドでデッキを組む際は、大抵は金属術クリーチャーの一群を、何枚かの除去と大量のアーティファクトと共に入れる、という構築をせざるをえなくなります。以下が私の5kトーナメントでのカードプールです。
Blue:
1 Bond of Quickdilver
1 Grand Architect
2 Plated Seastrider
1 Steady Progress
1 Stoic Rebuttal
1 Turn Aside
1 Vedalken Certarch
Black:
2 Dross Hopper
1 Exsanguinate
1 Flesh Allergy
1 Ichor Rats
1 Instill Infection
1 Painful Quandary
3 Psychic Miasma
1 Skinrender
White:
1 Loxodon Wayfare
2 Seize the Initiative
1 Soul Parry
1 Whitesan’s Passage
1 Sunspear Shikari
1 Dispense Justice
3 Auriok Sunchaser
1 Razor Hippogriff
1 Kemba’s Skyguard
Red:
2 Turn to Slag
2 Shatter
1 Barrage Ogere
2 Flameborn Hellion
1 Melt Terrain
1 Oxida Daredevil
1 Vulshok Heatstorker
Gleen:
3 Alpha Tyrranax
1 Tel-Jilad Defiance
1 Tel-Jilad Fallen
1 Ezuri’s Archers
1 Molder Beast
1 Acid Web Spider
1 Viridian Revel
1 Wing Puncture
1 Ezuri’s Brigade
1 Untamed Might
1 Slice in Twain
Artifact:
1 Corpse Cur
1 Culling Dais
1 Echo Circlet
1 Flight Spellbomb
1 Golem’s Heart
1 Ichorclaw Myr
1 Nihil Spellbomb
1 Myr Battlesphere
1 Razorfileld Thresher
1 Soliton
1 Argentum Armor
1 Moriok Replica
1 Vulshok Replica
1 Myr Galvanizer
1 Palladium Myr
1 Accorder’s Shield
1 Memnite
1 Strider Harness
1 Glint Hawk Idol
1 Golem Artisan
1 Contagion Clasp
1 Iron Myr
1 Rusted Relic
1 Auriok Replica
1 Bladed Pinions
1 Wall of Tanglecord
2 Perious Myr
1 Sylvok Replica
Land:
Razorverge Thicket
私は、この環境のシールドにおいて緑黒感染と赤白金属術が、皆の行きやすいアーキタイプであることに気づきました。このプールでの赤白はとても魅力的に思えます。3枚のAuriok Sunchaserに1枚の Razor Hippogriff、白をプレイするのは間違いないと考えました。大抵のフォーマットと同じように、飛行は傷跡リミテッドでも非常にパワフルです。赤には2枚ずつのShatterとTurn to Slagがあり、赤白で強力なデッキが組めるでしょう。しかし、Ezuri’s Brigadeの存在が、赤白から離れる決定的な理由となりました。シールドでボムをプレイできるのは喜ばしいことで、今回はEzuri’s Brigadeがそれに相当します。4マナで8/8トランプルはありえない強さです。緑白で組むもう一つの理由は、それがとてもアグレッシブだったからです。Sunchasers,やBrigade、そしてUntamed Mightといったカードによって、対戦相手がボムを用意する前に勝つこともできるでしょう。沢山のアーティファクトをデッキに入れなければならないので、有色の強力なカードはそんなにたくさん必要ではないのです。これはとても重要なことです。以下が私の組んだデッキです。
3 Auriok Sunchaser
Razor Hippogriff
Kembas Skyguard
Ezuris Brigade
Untamed Might
Slice in Twain
Myr Galvanizer
Palladium Myr
Accorders Shield
Memnite
Strider Harness
Glint Hawk Idol
Golem Artisan
Contagion Clasp
Iron Myr
Rusted Relic
Auriok Replica
Bladed Pinions
Wall of Tanglecord
2 Perilous Myr
Sylvok Replica
7 Forest
8 Plains
Razorverge Thicket
ラウンド1は一番簡単なマッチアップでした。対戦相手は4色の感染デッキをプレイしていたのです。2ゲームとも楽に勝てました。その内の1ゲームではEzuri’s Brigadeに, Strider Harnessを装備させて出したターンにアタックさせるという奇襲が成功しました。
Record: 1-0
2ラウンド目から、終わりのない赤白デッキ達との対戦が始まりました。3ゲームを戦う激闘でしたが、大量の飛行クリーチャーの力で勝つことができました。
Record: 2-0
ラウンド3では厳しい試練が待っていました。赤白デッキを相手にして、1ゲーム目において白マナソースをまったく引けなかったのです。ゲーム序盤にEzuri’s Brigadeを場に出せましたが、これはArrestで対処されました。ゲーム2では、マナフラッドを起こし、対戦相手のSpikeshot Elderに対処できませんでした。
Record: 2-1
4ランド目でもおなじみのマッチアップです;赤白。でも今回は違った結果になりました。Ezuri’s Brigade に張られたAresstをSlice in Twainで割ることができました。ゲーム2では3枚のSunchasers全てをプレイでき、対戦相手を圧倒しました。
Record: 3-1
ラウンド5でも赤白デッキにあたり、傷跡リミテッドにおける赤白の恐ろしいほどの流行ぶりを目の当たりにしました。このラウンドでは、対戦相手がArc Trail (ドラフトでは初手級のカードですね!) を打ってきたゲームではついに勝つことが出来ませんでした。ゲーム1は特に酷く、2枚の重要なクリーチャーをArc Trailで失っただけでなく, 対戦相手は Steel Hellkiteというとんでもない奴をプレイしました。こいつに対する備えをよりよくするために、サイドボーディングにおいて緑を抜いて赤を加え、2枚ずつのShatterとTurn to Slagを投入しました。もちろん、これではArc Trailに対処したことにはなりません(BrigadeとMightを抜いたことで、どちらかというと悪化しています)。 またしても、重要なクリーチャー2体が彼の2マナスペルで屠られ、そこからリカバリーすることが出来ませんでした。
Record: 3-2
最初の2戦に勝っているので、タイブレーカ・ポイントは高いのではないかと判断しました。このことを考慮に入れて、2敗した時点でTop8を逃したことを知りつつも、私はTop16を目指してドロップしないことを選びました。Top16に入れれば、100$の賞金が出るので、ゲームに時間を費やす勝ちがあると考えたのです。
6ラウンド目は、赤白の襲撃から一休みできwinning trackに戻ることができました。ゲーム1では私のBrigadeが彼の赤黒デッキを蹴散らしました。ゲーム2では、Golem Artisan とRazor Hippogriffのカードパワーで勝つことが出来ました。
Record: 4-2
ラウンド7は他の赤白以上に手ごわい赤白との対戦でした。彼のデッキは何枚かの白の強力なエンチャントを中心としたものでした: Tempered SteelとTrue Convictionです。幸運なことに、Slice in Twain を用いてこれらに対処することができました(エンチャント除去はこの環境で過小評価されています)。不幸なことに、Tempered Steelが引かれたのはゲーム後半で、既に2枚のGlint Hawk Idolが私に十分なダメージを与えた後でした。しかし、他の2ゲームは運よく勝つことが出来ました。
Record: 5-2
スイス最終戦の8ラウンド目を迎えたとき、私は24位でした。好意的に見ても可能性は低いものでしたが、100$の賞金がまだ狙える位置でした。それを手にするために、私ができることは;最終ラウンドにまず勝つことです。
幸運なことに、また赤白でないデッキと当たることができました。対戦相手は青黒のフライヤーデッキで、何枚かのSky-Eel SchoolとGrasp of Darknessの様な除去を持っていました。1戦目は私のデッキが火を吹き、Sunchaser達が彼を屈服させました。ゲーム2は私がマナフラッドを起こし(17枚土地を入れなくてよかったですよ、まったく)、彼のうなぎ達にのされました。ゲーム3ではどちらもマナフラッドを起こしました。それでもなんとか対戦相手が対処できる以上の攻勢を展開できました。Yay! 3-2スタートからここまでこれました!
Record: 6-2
今や、私にできることは祈ることだけです。ジャッジの一人がマイクを取り、これから結果を発表する旨をアナウンスしました。続いて彼はTop8に残った人の名を挙げ、彼らがドラフトをする場所を告げました。Top16の発表はありませんでした!Grrr… 最終的に、彼らはリザルトの完コピを掲示しましたが、そこにあった私の順位は:17th
もちろん、非常に悔しい結末です。どんなMTGプレイヤーにとっても賞金圏から1つ後ろの順位に終わることは耐え難い惨事です。多数の人にとって、MTGのトーナメントにおける最も最悪な結末でしょう。もっとよい結果で終わりたかったです; 率直に言って、トーナメントでの優勝こそが私の欲しかったものです。優勝できないとしても、可能なかぎりそれに近づきたいのです。なので、2-3でドロップするよりは6-2で17位という結果で終わったのは良かったと考えています。2敗目以降も賞金を求めてプレイし続けたて、一日を無駄に浪費したと考える人もいるかもしれません。しかし、私はそうは考えません。
私にとってなにかが掛かっている状態でMTGをプレイするより楽しめるものはあまりありません。私の(2敗してからの)最後の3マッチにおいて、対戦相手も私もTop16に入れることを信じてプレイしていました。そういった潜在的に賞金がかかっているマッチは、アドレナリンの湧く緊張したゲームです。もちろん、結果として3-0しても十分ではなかったのですが、 重要だと思ったマッチに勝つという喜びを得ることができました。最後のリザルトのリストを見て、私は200にちかい数の名前がそこにあること、そして私の名前がかなり上位に位置していることを確認しました。もちろん、プロ・ツアーの創設時から参加していたことが、こうしたことについてのある意味重要な感覚を養ってこられたことに繋がっているのは間違いありません。ひとつのゲーム、ひとつのマッチ、ひとつのトーナメントが、人の競技者としての特徴を決めてしまうわけではないのです。
どんなイベントにおいても、私が参加する1番の理由は勝つためです。しかし、今回の場合は、重要な2つ目の理由もありました。これも8ラウンド戦うに足る大きな理由です。私は傷跡でのリミテッドでの感覚を掴みたかったのです。驚く様な発見はありませんでしたが、私が持っていた印象を裏付ける、多くの実践的な情報を得ることが得きました。
この環境は、少しだけインベイジョンのシールドを思い出させます。インベイジョンのみのシールドでは常に青黒赤のデッキを組むのが正解でした。それが出来ないプールはトーナメントで勝つことが出来なかったのです(もちろん、あなたが十分に優秀なプレイヤーで、イベントの規模が小さければこの限りではありませんが)。 もちろん、それに反乱して緑白でデッキを組むという選択肢もあります。これはドラフトでは機能しますが、シールドでは破滅をもたらす結果になりました(but it was doom in Sealed.)。
ミラディンの傷跡シールドにおいて、赤白は強力なカラーコンビネーションです。優秀なアーティファクト絡みのシナジーと強力な除去は、大抵ベストなデッキを作ります。インベイジョンの時ほどあからさまではないですが(thank you Wizards,)それでもこれはかなり明白な事実です。緑黒毒デッキに熱を上げている人もいますが、シールドでそれに囚われるよりはドラフトで挑戦したほうがよいでしょう。赤と白が貧弱で、青か緑、もしくはその双方に優秀な金属術があるプールを掴めることもあります。また、黒の除去が優秀すぎて無視できないプールであることも。どんなプールを得たとしても、デッキを組み上げる際は常に、上位層に多数存在するであろう赤白に対する備えを用意するべきです。
Posted by Darwin Kastle
October 31, 2010
ミラディンの傷跡シールドで行われたトーナメントのレポートです。赤白金属術祭り。
以下本文
先週末、私はミラディンの傷跡シールドで行われたNYCの5kトーナメントに参加してきました。200人近いプレイヤーが参加し、Top16のprizeを目指して競いあいました。その前の週に、傷跡シールドは何度かこなしていたので、いい結果を期待していました。
傷跡でのリミテッドにおける2大アーキタイプは金属術と感染です。シールドでは、めったに感染デッキを組むことはできませんが。ドラフトでもシールドでも、感染をテーマにしたデッキは非感染クリーチャーをデッキに入れることが避けられない様に思えます。感染デッキ相手にゲームが終わった時は、私はいくつかの毒カウンターといくらかのダメージを受けています。その一方で、私は通常ダメージのみに焦点を当てて勝利を得ているというのに。感染はあなたのライフを20より少ない10とするものですが、時にそれを30としてしまうことも頻繁に起こります。
私が傷跡シールドでデッキを組む際は、大抵は金属術クリーチャーの一群を、何枚かの除去と大量のアーティファクトと共に入れる、という構築をせざるをえなくなります。以下が私の5kトーナメントでのカードプールです。
Blue:
1 Bond of Quickdilver
1 Grand Architect
2 Plated Seastrider
1 Steady Progress
1 Stoic Rebuttal
1 Turn Aside
1 Vedalken Certarch
Black:
2 Dross Hopper
1 Exsanguinate
1 Flesh Allergy
1 Ichor Rats
1 Instill Infection
1 Painful Quandary
3 Psychic Miasma
1 Skinrender
White:
1 Loxodon Wayfare
2 Seize the Initiative
1 Soul Parry
1 Whitesan’s Passage
1 Sunspear Shikari
1 Dispense Justice
3 Auriok Sunchaser
1 Razor Hippogriff
1 Kemba’s Skyguard
Red:
2 Turn to Slag
2 Shatter
1 Barrage Ogere
2 Flameborn Hellion
1 Melt Terrain
1 Oxida Daredevil
1 Vulshok Heatstorker
Gleen:
3 Alpha Tyrranax
1 Tel-Jilad Defiance
1 Tel-Jilad Fallen
1 Ezuri’s Archers
1 Molder Beast
1 Acid Web Spider
1 Viridian Revel
1 Wing Puncture
1 Ezuri’s Brigade
1 Untamed Might
1 Slice in Twain
Artifact:
1 Corpse Cur
1 Culling Dais
1 Echo Circlet
1 Flight Spellbomb
1 Golem’s Heart
1 Ichorclaw Myr
1 Nihil Spellbomb
1 Myr Battlesphere
1 Razorfileld Thresher
1 Soliton
1 Argentum Armor
1 Moriok Replica
1 Vulshok Replica
1 Myr Galvanizer
1 Palladium Myr
1 Accorder’s Shield
1 Memnite
1 Strider Harness
1 Glint Hawk Idol
1 Golem Artisan
1 Contagion Clasp
1 Iron Myr
1 Rusted Relic
1 Auriok Replica
1 Bladed Pinions
1 Wall of Tanglecord
2 Perious Myr
1 Sylvok Replica
Land:
Razorverge Thicket
私は、この環境のシールドにおいて緑黒感染と赤白金属術が、皆の行きやすいアーキタイプであることに気づきました。このプールでの赤白はとても魅力的に思えます。3枚のAuriok Sunchaserに1枚の Razor Hippogriff、白をプレイするのは間違いないと考えました。大抵のフォーマットと同じように、飛行は傷跡リミテッドでも非常にパワフルです。赤には2枚ずつのShatterとTurn to Slagがあり、赤白で強力なデッキが組めるでしょう。しかし、Ezuri’s Brigadeの存在が、赤白から離れる決定的な理由となりました。シールドでボムをプレイできるのは喜ばしいことで、今回はEzuri’s Brigadeがそれに相当します。4マナで8/8トランプルはありえない強さです。緑白で組むもう一つの理由は、それがとてもアグレッシブだったからです。Sunchasers,やBrigade、そしてUntamed Mightといったカードによって、対戦相手がボムを用意する前に勝つこともできるでしょう。沢山のアーティファクトをデッキに入れなければならないので、有色の強力なカードはそんなにたくさん必要ではないのです。これはとても重要なことです。以下が私の組んだデッキです。
3 Auriok Sunchaser
Razor Hippogriff
Kembas Skyguard
Ezuris Brigade
Untamed Might
Slice in Twain
Myr Galvanizer
Palladium Myr
Accorders Shield
Memnite
Strider Harness
Glint Hawk Idol
Golem Artisan
Contagion Clasp
Iron Myr
Rusted Relic
Auriok Replica
Bladed Pinions
Wall of Tanglecord
2 Perilous Myr
Sylvok Replica
7 Forest
8 Plains
Razorverge Thicket
ラウンド1は一番簡単なマッチアップでした。対戦相手は4色の感染デッキをプレイしていたのです。2ゲームとも楽に勝てました。その内の1ゲームではEzuri’s Brigadeに, Strider Harnessを装備させて出したターンにアタックさせるという奇襲が成功しました。
Record: 1-0
2ラウンド目から、終わりのない赤白デッキ達との対戦が始まりました。3ゲームを戦う激闘でしたが、大量の飛行クリーチャーの力で勝つことができました。
Record: 2-0
ラウンド3では厳しい試練が待っていました。赤白デッキを相手にして、1ゲーム目において白マナソースをまったく引けなかったのです。ゲーム序盤にEzuri’s Brigadeを場に出せましたが、これはArrestで対処されました。ゲーム2では、マナフラッドを起こし、対戦相手のSpikeshot Elderに対処できませんでした。
Record: 2-1
4ランド目でもおなじみのマッチアップです;赤白。でも今回は違った結果になりました。Ezuri’s Brigade に張られたAresstをSlice in Twainで割ることができました。ゲーム2では3枚のSunchasers全てをプレイでき、対戦相手を圧倒しました。
Record: 3-1
ラウンド5でも赤白デッキにあたり、傷跡リミテッドにおける赤白の恐ろしいほどの流行ぶりを目の当たりにしました。このラウンドでは、対戦相手がArc Trail (ドラフトでは初手級のカードですね!) を打ってきたゲームではついに勝つことが出来ませんでした。ゲーム1は特に酷く、2枚の重要なクリーチャーをArc Trailで失っただけでなく, 対戦相手は Steel Hellkiteというとんでもない奴をプレイしました。こいつに対する備えをよりよくするために、サイドボーディングにおいて緑を抜いて赤を加え、2枚ずつのShatterとTurn to Slagを投入しました。もちろん、これではArc Trailに対処したことにはなりません(BrigadeとMightを抜いたことで、どちらかというと悪化しています)。 またしても、重要なクリーチャー2体が彼の2マナスペルで屠られ、そこからリカバリーすることが出来ませんでした。
Record: 3-2
最初の2戦に勝っているので、タイブレーカ・ポイントは高いのではないかと判断しました。このことを考慮に入れて、2敗した時点でTop8を逃したことを知りつつも、私はTop16を目指してドロップしないことを選びました。Top16に入れれば、100$の賞金が出るので、ゲームに時間を費やす勝ちがあると考えたのです。
6ラウンド目は、赤白の襲撃から一休みできwinning trackに戻ることができました。ゲーム1では私のBrigadeが彼の赤黒デッキを蹴散らしました。ゲーム2では、Golem Artisan とRazor Hippogriffのカードパワーで勝つことが出来ました。
Record: 4-2
ラウンド7は他の赤白以上に手ごわい赤白との対戦でした。彼のデッキは何枚かの白の強力なエンチャントを中心としたものでした: Tempered SteelとTrue Convictionです。幸運なことに、Slice in Twain を用いてこれらに対処することができました(エンチャント除去はこの環境で過小評価されています)。不幸なことに、Tempered Steelが引かれたのはゲーム後半で、既に2枚のGlint Hawk Idolが私に十分なダメージを与えた後でした。しかし、他の2ゲームは運よく勝つことが出来ました。
Record: 5-2
スイス最終戦の8ラウンド目を迎えたとき、私は24位でした。好意的に見ても可能性は低いものでしたが、100$の賞金がまだ狙える位置でした。それを手にするために、私ができることは;最終ラウンドにまず勝つことです。
幸運なことに、また赤白でないデッキと当たることができました。対戦相手は青黒のフライヤーデッキで、何枚かのSky-Eel SchoolとGrasp of Darknessの様な除去を持っていました。1戦目は私のデッキが火を吹き、Sunchaser達が彼を屈服させました。ゲーム2は私がマナフラッドを起こし(17枚土地を入れなくてよかったですよ、まったく)、彼のうなぎ達にのされました。ゲーム3ではどちらもマナフラッドを起こしました。それでもなんとか対戦相手が対処できる以上の攻勢を展開できました。Yay! 3-2スタートからここまでこれました!
Record: 6-2
今や、私にできることは祈ることだけです。ジャッジの一人がマイクを取り、これから結果を発表する旨をアナウンスしました。続いて彼はTop8に残った人の名を挙げ、彼らがドラフトをする場所を告げました。Top16の発表はありませんでした!Grrr… 最終的に、彼らはリザルトの完コピを掲示しましたが、そこにあった私の順位は:17th
もちろん、非常に悔しい結末です。どんなMTGプレイヤーにとっても賞金圏から1つ後ろの順位に終わることは耐え難い惨事です。多数の人にとって、MTGのトーナメントにおける最も最悪な結末でしょう。もっとよい結果で終わりたかったです; 率直に言って、トーナメントでの優勝こそが私の欲しかったものです。優勝できないとしても、可能なかぎりそれに近づきたいのです。なので、2-3でドロップするよりは6-2で17位という結果で終わったのは良かったと考えています。2敗目以降も賞金を求めてプレイし続けたて、一日を無駄に浪費したと考える人もいるかもしれません。しかし、私はそうは考えません。
私にとってなにかが掛かっている状態でMTGをプレイするより楽しめるものはあまりありません。私の(2敗してからの)最後の3マッチにおいて、対戦相手も私もTop16に入れることを信じてプレイしていました。そういった潜在的に賞金がかかっているマッチは、アドレナリンの湧く緊張したゲームです。もちろん、結果として3-0しても十分ではなかったのですが、 重要だと思ったマッチに勝つという喜びを得ることができました。最後のリザルトのリストを見て、私は200にちかい数の名前がそこにあること、そして私の名前がかなり上位に位置していることを確認しました。もちろん、プロ・ツアーの創設時から参加していたことが、こうしたことについてのある意味重要な感覚を養ってこられたことに繋がっているのは間違いありません。ひとつのゲーム、ひとつのマッチ、ひとつのトーナメントが、人の競技者としての特徴を決めてしまうわけではないのです。
どんなイベントにおいても、私が参加する1番の理由は勝つためです。しかし、今回の場合は、重要な2つ目の理由もありました。これも8ラウンド戦うに足る大きな理由です。私は傷跡でのリミテッドでの感覚を掴みたかったのです。驚く様な発見はありませんでしたが、私が持っていた印象を裏付ける、多くの実践的な情報を得ることが得きました。
この環境は、少しだけインベイジョンのシールドを思い出させます。インベイジョンのみのシールドでは常に青黒赤のデッキを組むのが正解でした。それが出来ないプールはトーナメントで勝つことが出来なかったのです(もちろん、あなたが十分に優秀なプレイヤーで、イベントの規模が小さければこの限りではありませんが)。 もちろん、それに反乱して緑白でデッキを組むという選択肢もあります。これはドラフトでは機能しますが、シールドでは破滅をもたらす結果になりました(but it was doom in Sealed.)。
ミラディンの傷跡シールドにおいて、赤白は強力なカラーコンビネーションです。優秀なアーティファクト絡みのシナジーと強力な除去は、大抵ベストなデッキを作ります。インベイジョンの時ほどあからさまではないですが(thank you Wizards,)それでもこれはかなり明白な事実です。緑黒毒デッキに熱を上げている人もいますが、シールドでそれに囚われるよりはドラフトで挑戦したほうがよいでしょう。赤と白が貧弱で、青か緑、もしくはその双方に優秀な金属術があるプールを掴めることもあります。また、黒の除去が優秀すぎて無視できないプールであることも。どんなプールを得たとしても、デッキを組み上げる際は常に、上位層に多数存在するであろう赤白に対する備えを用意するべきです。
コメント
>Of course, I’m sure playing on the Pro Tour since its inception has helped me gain some valuable perspective on these things. No one game, no one match and no one tournament has to define you as a player.
「もちろん、プロ・ツアーの創設時から参加していたことが、こうしたことについてのある意味重要な感覚を養ってこられたことに繋がっているのは間違いありません。ひとつのゲーム、ひとつのマッチ、ひとつのトーナメントが、人の競技者としての特徴を決めてしまうわけではないのです。」
>There are few things I enjoy more than playing Magic with something on the line.
この「something on the line」には、「何かが賭かっている」という意味があります(ギャンブルとかではなく、名誉とか賞金とかそういうことでしょうけど)。
>but I still got the thrill of winning what I thought were important matches.
「それでも、重要だと思ったマッチに勝つという喜びを得ることができました。」
(importantは、thrillにかかっているのではなく、matchesにかかっています。)
>「もちろん、プロ・ツアーの創設時から参加していたことが、こうしたことについてのある意味重要な感覚を養ってこられたことに繋がっているのは間違いありません。ひとつのゲーム、ひとつのマッチ、ひとつのトーナメントが、人の競技者としての特徴を決めてしまうわけではないのです。」
ここは、前後とうまく繋がる様解釈できなかったのです。「こうしたことについてのある意味重要な感覚」というのはこの段落で述べられている「賞金等がかかった重要なゲームに対する感覚」ということですかね。
>この「something on the line」には、「何かが賭かっている」という意味があります(ギャンブルとかではなく、名誉とか賞金とかそういうことでしょうけど)。
ここはちょっと分からなかったのと、省いても通じそうだったので省略してしまいました(汗
でもそれに続く部分を考えるととても重要ですね。
>「それでも、重要だと思ったマッチに勝つという喜びを得ることができました。」
あわわ、ここはまずいですね。単語の羅列から意味を推測して飛びついてしまうという悪癖がでました。
いつも助かります。ありがとうございました。
そうです。
Perspectiveはちょっと訳し難い単語ですが、ここでは「考え方」みたいな意味で使っています。
いつも翻訳記事をありがとうございます。
僕も出来ればLimits予選を抜けられたら良いなぁと思っているので、多くのリミテッド記事を読ませていただいて参考にさせてもらっています。
自分には英語力が欠如しているので、翻訳についてのお手伝いはできませんが・・・。
これからも更新楽しみにしています。
そうですね、難しい単語だとおもいます。perspeciveには「ものの見方」というイメージを持っています。これが文脈によって「考え方」になったり「眺め」とかになったり、ですね。
bunさん
Limits応援します!僕の方は仙台予選が予定会わなくて出られなかった…頑張ってください。いいプール引けるよう祈ってます。