http://www.channelfireball.com/home/ruel-ultimatum-double-sealed-analysis/
Posted by Antoine Ruel

October 20, 2010

ルーエル兄弟のシールドに関する雑談その2です。今回はAntoineの投稿記事です。結局どっちも出てくるのですが。2プール分考察してるので2つに分けます。 追加訳・修正部は青字

以下本文

多くのプレイヤーと同じように、僕もSoMがMagicOnlineでプレイできるのを待っていたよ(最初のキューは1秒もたたずして埋まっちゃったね)。でもプレリの値段設定はおかしいね、4-0しても10パック、3-1しても4パック、2-2で1パックしかもらえないのに30tixもするんだから。真面目な話、皆嵌りすぎだよね(訳注:だから足元みられるってことかな)。数日後に4322のドラフトプレリリースも始まったけど…20tixもするよ!

もっと愚痴りたいけど、Oliが昨日すでに物申したからね。

今までのところ、SoMでプレイしたのはパリでのプレリリースだけなんだ。だから、今日はこのフォーマットについて勉強して、僕の考えとミスを皆と共有しようと思う。

最初のシールドデッキ(キューを入れたら1分たたずに卓がたった。―Sealed Swiss queues roomには1927人ものプレイヤーが同時にいたよ!):

まずシールドプールを見てビックリしたのは黒のカードが一枚たりともないことだった。そうか、このアーティファクトだらけのフォーマットではそんなことも起こりえるんだな、と僕は考えた。プールのカード枚数をちょっと確認すると、90とある。よし、少なくとも他の色はその分強いに違いない、と考えた。

しかし、サイドボーディングしている最中に気がつきました。黒のカードがいっぱいあるではありませんか!デッキ構築時は見えなかったのに…Carnifex Demonもいるのに…

今日はOliverと2つのシールドデッキ構築に関して議論します。

Antonie:Hi,Oli、これが最初のプールだよ。
(例によって本家見たほうがみやすいです)

White:
3 Glint Hawk
1 Seize the Initiative
2 Auriok Sunchaser
1 Dispense Justice
1 Arrest Whitesun’s Passage
1 Abuna Acolyte

Blue:
2 Turn Aside
1 Vedalken Certarch
2 Neurok Invisimancer
1 Lumengrid Drake
1 Darkslick Drake
2 Sky-Eel School
1 Scrapdiver Serpent

Black:
2 Fume Spitter
1 Tainted Strike
2 Psychic Miasma
1 Blistergrub
1 Moriok Reaver
1 Instill Infection
1 Memoricide
1 Skinrender
1 Break Coven Vampires
1 Carnifex Demon
1 Exsanguinate

Red:
1 Galvanic Blast
1 Embersmith
2 Oxidda Daredevil
2 Arctrail
2 Vulshok Heartstoker
1 Blade-Tribe Berserker
1 Koth of the Hammer
2 Scoria Elemental

Green:
1 Withstand Death
1 Blight Mamba
1 Carapace Forger
1 Tel-Jilad Defence
1 Tangle Angler
1 Tel-Jilad Fallen

Artifact:
1 Accorder’s Shield
1 Golden Urn
1 Sylvok Lifestaff
1 Bladed Pinions
1 Copper Myr
2 Culling Dais
1 Glind Hawk Idol
2 Leaden Myr
1 Liquimetal Coating
1 Perilous Myr
1 Silver Myr
1 Auriok replica
1 Barbed Battle gear
1 Golem Goundry
1 Myr Galcanizer
1 Rust Tick
2 Sylvok replica
1 Tumble Magnet
2 Chrome Steed
1 Trigon of Infection
2 Saberclaw Golem
1 Trigon of Thought
1 Venser’s Journal
2 Razorfield Thresher
1 Darkslick Shores
1 Razorverge Thicket

で、以下のように組みました。

1 Dispense Justice
1 Arrest
3 Glint Hawk
2 Arc Trail
1 Galvanic Blast
1 Embersmith
1 Copper Myr
2 Leaden Myr
1 Silver Myr
2 Chrome Steed
1 Saberclaw Golem
1 Rust Tick
1 Perilous Myr
1 Myr Galvanizer
2 Sylvok Replica
1 Glint Hawk Idol
1 Golem Foundry
1 Tumble Magnet
1 Razorverge Thicket
8 Plains
5 Mountains
2 Forest

Oli: Hey Antoine, hey everyone! とても面白いプールだね。

Antonie: でも、デッキ構築時に問題が起きてね。黒いカードが使えなかったんだ。だから3つの違うデッキを黒なしで組んだよ。

初めてサイドボーディングした時僕の黒いカードが見れたんだ。それらは非常に良かったけど、数は白や赤より少なかった。だから黒を除いたベストなデッキを使うことにしたんだ。

で、君はどう組んだんだい?

Oli: このプールは2通りの組み方が有る様に見えるね。アーティファクトをフル投入してたくさんある金属術を有効に使えるようにすること、それか(アーティファクトに頼らない)いつもの様なデッキを組むか。僕は後者にしたよ。

7 Mountain
7 Swamp
3 Forest
1 Fume Spitter
2 Leaden Myr
1 Embersmith
1 Silver Myr
1 Copper Myr
1 Perilous Myr
1 Rust Tick
1 Moriok Reaver
1 Myr Galvanizer
2 Sylvok Replica
1 Skinrender
1 Blade-Tribe Berserkers
1 Bleak Coven Vampires
1 Carnifex Demon
1 Galvanic Blast
2 Arc Trail
1 Koth of the Hammer
1 Trigon of Infestation
1 Instill Infection
1 Trigon of Thought

Antoine:僕のデッキと大分違うね!僕はこのフォーマットの経験がこれでまだ2回目だから、僕が組んだのはベストではないかもしれない。特に黒のカードにおける問題を考えたならね。でも、僕はまだ自分が組んだNayaは良かったと思ってるよ。

Oli:僕は、金属術を機能させるには少なくとも16枚のアーティファクトが必要だと考えている。それと、金属術でもアーティファクトでもないけど入れたいカードが(このプールには)少なくとも5枚はあるね。そう考えると、金属術それ自体にはあまりスペースがない。

Antonie: で、僕らに合意できる点はあるかな? 赤の除去を使うこと、緑を散らすことがそうだと思うけど。

君はデッキを重いスペルを使うコントロールデッキとして仕上げたけど、僕は3体のGlint Hawksを使ってアグロデッキとして作った。君のプランはボム(Koth of the HammerとCarnifey Demonね)をより上手く使うことで、僕のそれはシナジーと速攻だ。

Oli: 赤いカードは優秀なものが多いから、この色を無視することはできないね。3枚の鷹はとてもセクシーで、EmbersmithやFoundryと合わせれば上手く働くだろう。でも、アグロプランは金属術と上手く働かない何枚かのカードをデッキに入れざるを得なくなる。だから僕は(白を)敬遠したのさ。

Antoine: 最初に組んだのは白単金属術だったんだ。

MONO-W
1 Copper Myr
1 Perilous Myr
1 Glint Hawk Idol
1 Rust Tick
1 Sylvok Lifestaff
2 Sylvok Replica
1 Auriok Replica
2 Leaden Myr
1 Myr Galvanizer
2 Chrome Steed
1 Silver Myr
2 Auriok Sunchaser
3 Glint Hawk
1 Dispense Justice
1 Arrest
1 Golem Foundry
1 Barbed Battlegear
1 Tumble Magnet
2 Forest
13 Plains
1 Razorverge Thicket

Oli:このデッキはとてもいいね!除去はすごく少ないけど、シナジーが豊富だし、まっすぐだ。僕は装備品をそれほどプレイするわけじゃないけど、このデッキだと強いね。

Antonie:サイドボーディングでデッキをあれこれ変えて、ベストな構築を見つけようとしたんだ。このデッキの成績は1-1だったよ。このデッキは速いけど、ゲーム後半用のカードも除去もないんだよね。これも明らかに少しなにか足りない部分があるから、赤単も試したんだ。

MONO-RED

1 Embersmith
1 Blade-Tribe Berserker
2 Arc trail
1 Galvanic Blast
1 Koth of the Hammer
P(記事中でもP,誤植?)
P(同上)
1 Copper Myr
2 Leaden Myr
1 Silver Myr
1 Perilous Myr
1 Myr Galvanizer
1 Rust Tick
2 Sylvok Replica
2 Chrome Steed
2 Saberclaw Golem
1 Razorfield Thresher
1 Tumble Magnet
1 Cunning Dais
1 Barbed Battlegear
3 Forest
13 Mountains

このヴァージョンはKoth of the Hammerを生かそうと思ったんだ。このデッキもラウンドの合間に試したよ。この赤単は明らかにアーティファクト除去に欠けていたから、2枚のSylvok Replicaを追加したよ。

Oli:除去は大量にあるし、このデッキのkothはありえない強さだろうけど、あまりいいデッキには見えないなぁ。このデッキ、見た目はいいけど、勝ち手段が1つしかないように見える。(白単の)飛行装備デッキのほうがずっとシナジーがあるよ。

Antonie: このデッキで2-1だったけど、それは主に対戦相手のドローが悪かったからだったね。1回負けたゲームはコスを3ターン目に出せたけど全くもって無意味だったよ。生物と除去は勝つには十分あって、それは白単のデッキに無かったものなんだ。

Oli: Naya と白単ウィニーではどっちがベストだと思う(赤単のデッキが一番弱いとして)?

Antonie: 白単には、赤単の一番いい部分が欠けてるよね。Galvanic Blastと, Embersmith 、そして2枚のArc Trailが。

Oli: そうそう、どっちのデッキも面白いんだけど、どちらも欠けてる部分があるんだ。それこそが僕が自分が組んだデッキと、君の組んだNAYAが好きな理由だね。これらのデッキは高い一貫性があって、除去と、いいマナカーブと、ボムを持っている。

ボムと言えば、コスはどうかな?明らかにいいカードだけど、どれだけどう強いのか分からないんだ。使ったことも使われたこともなくてね。

Antonie: 一回しか使えなかったけど、そのときはただ4点ダメージを与えただけだったよ。4マナのドレインカードみたいな動きだった。

Oli: それと、僕は鷹が大好きなんだが、これらのを少し減らしてアーティファクトを増量するのはどうだい?

Antonie: Nayaのヴァージョンだと既に14枚のアーティファクトを入れてるからね。僕の認識では、この枚数は素晴らしいとはいえないけど、最低限の枚数ではあるよ。まぁ、だから2枚のAuriok Sunchaser をカットして金属術にあまり頼らない構成にしたんだけど。

Oli: 僕は黒赤の方がずっと好きだな。このデッキのマナカーブはかなりいいし、Embersmithを驚くほど上手に使える(君のデッキだと赤単のやつでしか十分に使えないよね)。それに、弱点が二つしかない:大型フライヤーと非アーティファクトボムの不在、という弱点しかね。

このデッキの大抵の除が2以上のタフネスをもった生物に対処できないことは分かっている。これは他のフォーマットだと大きな問題だけど、傷跡だとそれで困ることはないね。

Antonie: 僕のアプローチとは大分違うよね。僕がこのフォーマットに詳しくないというのも、ビートダウンプランを選んだ理由だけど。よきマナカーブを持ってアグレッシブに行くことは、新フォーマットで常にいい選択だからね。

まず、新しい環境で遅いデッキだと、対戦相手の挙動が読めなくて困るけど、ビートダウンだとそれほどケアする必要がないからね。

それに、アグロデッキだと対戦相手の構築ミスにも付け込めるよ。

Oli: アグロデッキだと相手のマナベース構築ミスにも付け込めるね。でもこの環境だとマナスクリューはそんなに起きないよ。そのプランには、ラヴニカやアラーラのプレリリースでは同意できただろうけどね。でも、コントロールを組むのに必要なものがすべてある(マナカーブ、ボム、除去、そしてカードアドバンテージ)から、単純にコントロールを組むよ。

それに、コントロールをプレイするのは楽しいしね!

Antonie: これら2つのデッキはどっちも強いと思うよ。どっちのデッキがいいかは、相手がどんなデッキかに依ると思わない?

Oli: 基本的には自分が組んだやつのほうが好みだけど、青いデッキか緑の(毒よりも)巨大生物をフューチャーしたデッキと対戦する場合はサイド後に君のNAYAバージョンにするかもね。

最後にこのデッキに付け加えることとしては:
僕は青黒の2色ランドをプレイすることも考えた。あわよくば青三角符のための青マナを(Myrとともに)確保するためにね。しかし、結局はこれで勝ちに繋がることはほとんど無くて、タップインによる不利益が明らかに大きいと考えた。それに1ターンにUUを生む手段なら、既にSilver MyrとMyr Galvanizerのコンボがあったしね。

Antonie:僕も今はこのフォーマットに前より詳しくなったから、君の組み方のほうがいいのには同意するよ。でも、僕のバージョンも手探りのフォーマットではいい選択だったと思うよ。理由はさっきアグロについて話したとおりで。

Oli: そうかもね(Sounds fair)!

より環境について学ぶため、デッキをラウンド毎に変えました。最終的な結果は以下の通りです:WW 1-1, Mono Red 2-1, Naya 2-2 and matches 2-2 … for 1 pack!

続く

コメント

nophoto
名乗るほどの者では
2010年10月29日14:26

お疲れ様です。

>Do you think that what will make one better than the other will be the archetype run by the opponent?

どっちのデッキがいいかは、相手がどんなデッキかに依ると思わない?

>フューチャーした

フィーチャーした

この間違いは、マジックに関連するサイトでときどき見掛けますね。
誰か最初に間違えた方がいらっしゃるのでしょうか?

ペンティーノ
2010年10月29日23:36

お世話になります

>どっちのデッキがいいかは、相手がどんなデッキかに依ると思わない?

なるほど!教えてもらえるとあーそっかと理解できるのですけどねぇ。慣れの問題かなあ

>フィーチャーした
これは素で間違ってましたwマジックの記事読んでたからそう覚えちゃったのかな?
でもシミュレーションとシュミレーションもよく間違えてしまうのでそういうのに弱いのかもしれません

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