ごめんなさい、誤訳がありました。修正は赤字でしている部分です。MTG訳す上でかなり基本的な部分なのでとても恥ずかしいです…ご迷惑おかけしました。いちお怪しいと思って原文併記はしてたのですが、その前の文含めて間違っていたという。コメ欄での指摘には超感謝。これからは少しでも怪しいと思ったら注釈や原文併記しようと思います。

http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Events.aspx?x=mtg/daily/eventcoverage/gpsyd10/welcome

この環境は「アーキタイプの深い理解が求められるとても複雑な環境」と未経験ながらに思っているので、MOに導入される前にDN読んだりして予習してます。bunさん経由でGPシドニーが今週末開催されていることを知ったので、ヒントを求めてカヴァレッジを読んでみる。

Kiblerのシールド構築記事とドラフトピック記事だけ訳してみた。

Saturday, October 9: 10:01a.m. – Building a Sealed Deck with Brian Kibler
by Ray "blisterguy" Walkinshaw
殿堂入りがすぐそこまで来ているBrian Kiblerは、彼が登録したプールを返され、慣れた手つきでデッキ構築を始めた。

“デッキをどう組むかを考える時間は既に貰っちゃったね”と彼は2枚の普通のマイアと、Palladium Myrと、Steel Hellkiteを扇状に広げながら答えた。

“カードプールを見てまず考えることは:毒デッキは作れるか?5枚しか毒絡みのカードはない。無理だ。毒なしで優秀な緑のクリーチャーが何体かいるね…でも、金属術絡みの良カードがいっぱいある。”と、残りのプールを眺めながら彼は内容を把握していく。

“最も重要なことは、シールドデッキを組んでいるのだと忘れないことだ。ドラフトのデッキじゃなくてね。ドラフトは、かなり速いんだ。でもシールドではそうじゃない。だからボムに対処できる手段が必要になるね。僕の赤いカードは4枚の除去があるから、是非使いたい色だ。緑にはEngulfing Slagwurmがいる。こいつを殺すのは難しいよ。緑には2枚のCarapace Forgerもあるね。白には3枚のAuriok Sunchaserに1枚のArrest、そしてDispense Justiceがあるけど、この色はゲーム後半に十分な勝ち手段を提供してくれないね。青と黒は十分なカードがない。”

“スラグワームはドラフトでは遅すぎるけど、シールドでは場を支配できる。Steel Hellkiteはドラフトではこれより優先するカードはいくつかあるけど、シールドではないね。Argentum Armorは使えるかもしれない。でも、用意に12マナ必要なのは重いし、フィニッシャーは既に十分にある。白赤にするとボムへの対処手段は増えるけど、緑赤にするとこちらのボムが増えるね”

2色目を決められない彼はとりあえず既に採用を決めたカードを脇に置いた;14枚のアーティファクトと4枚の赤いカードを。”緑をプレイするとしたら17枚の土地が必要だ。うん、緑にしよう。非アーティファクトの大型クリーチャーが僕は好きだし、それは緑を使う利点だ。アーティファクトでない大型生物を除去するカードはこのセット、そんなに多くないからね。”

残った4枚のスロットを、どの緑のカードで埋めるかを考える。そして、サイド後にどのカードが使えるかも。スラグワームと、Acid Web Spiderがまず入る。”こいつはホントに、ホントに使えるやつなんだ。だいたいどんな奴も止められる適切なサイズだよね。”残った2枚のスロットはMolder Beastと2枚のCarapace Forgersで争うことになった。この選択は難しいように見える。Kiblerは3枚ともプレイしたいのだが、そうするとアーティファクトを1枚削ることになる。アーティファクトを削るとForgersの期待値は下がる…争点となるアーティファクトはRusted Relicだ。”自分自身が金属術に貢献しているという点では彼は偉い。でも、わりと簡単にスイッチが切れちゃうんだ。アーティファクトを一枚削るとしたら、その可能性はさらに上がるだろうね…”結局、彼はCarapace Forgersを1枚だけ入れることにした。そして、Rusted RelicをカットしてFlameborn Hellionを加えた。”こいつはできるやつだよ”

“僕はシールドもドラフトも同じくらい好きだ。毒/感染デッキを相手にゲームをするのも、 金属術相手にドローするのもね(Play against Poison/Infect, and draw against Metalcraft)。僕はシールドでもドラフトでも後手が好きだ。毒/感染デッキ相手には先手、金属術相手には後手がいいね。 毒は注意してないとあっという間にゲームが終わる。逆に金属術デッキはカードを引かなきゃ達成できない”

Sunday, 2:13p.m. – Drafting with Brian Kibler
by Pip Hunn

Brian KiblerはTop8に辿り着くには3-0が必要という成績でセカンドドラフトを迎えた。2連敗から週末が始まったKiblerは、優勝するには12-0が要求されていたのだ。Top8なら9-0(3byeは除いて)で十分だが、彼はトロフィーを持って帰るためにここにいるのだ。1stドラフトが終わった段階でKiblerは2連敗後を6-0でやり過ごし、優勝への道半ばまで来ていた。

パックを開けじっくりと観察するKibler。そして凝視したのはEzuri’s Brigade、適切なデッキで使えばパワフルなカードだ。少しばかりの沈思黙考の後に、KiblerはGold Myrをピック。Kiblerのドラフト戦略は可能な限り広く受ける(stay as open as possible)ことで、有色の強力なカードに優先してアーティファクトをピックすることさえある。Kiblerの考えは可能な限り遅くまで、広く受け続けることで(remaining open as long as possible)、この戦略ではドラフト後半に流れてくるunder-drafted(アンダードラフトってなんでしたっけ?)なカードから恩恵を受けることができる。この戦略に従い、Kiblerは次いでTumble Magnet、そして続けて強力なTrinket Mageをピックする。Darkslick DrakeはKiblerが幸運にもアーティファクトヘビーな青デッキに向かえることを示していた。青は非常に空いている様に思われ、そしてChrome Steedやorizon Spellbombといった堅実なアーティファクトを後半に回収することができた。

2パック目においてはNim Deathmantle、そして何枚かの小さいけど有用なマイアたち、ピック後半に流れてきたRiddlesmith、そしてかなり終盤に流れてきたVulshok Replicaなどを手に入れた。”すこしunder-draftedだったね”Kiblerの言うところでは”緑ベースのデッキは感染重視になりやすく、彼はその戦略に会っていないんだ。だから彼は強いわりにはピックされる順目は遅いよ(訳注:Ezuri’s Brigadeのことかな?)”

最終パックでもいい流れは続き、彼は二色目を決定することを引き延ばしていたおかげで2ピック目においてArc Trailを掴み取る事ができた。その後のパックも強力で、2枚目のVulshok Replica、そしてQuicksilver Gargantuanを手に入れた。喜ばしいことにKiblerは既に2枚のClone Shellを手に入れており、この青の神話カードをうまく働かせることができそうである。Kiblerはすばやくデッキを構築し、自信ありげに次ラウンドに向かった。

コメント

akr
2010年10月12日2:43

いつも翻訳すばらしいです。。。
リンクさせていただきました。

ペンティーノ
2010年10月12日2:47

あしあとから飛んだらstateの考察をすでになされていて、気になったので既にリンクさせてもらってましたw

宜しくお願いします

akr
2010年10月12日2:54

そうでしたかw
ありがたいことです。
青系が一番気になったので青系だけですが・・・こちらこそ宜しくお願いします

ティル@那珂ちゃん改二記念
2010年10月13日1:20

翻訳系好きなのでリンクしました!

ペンティーノ
2010年10月13日2:07

相互しました!

nophoto
名乗るほどの者では
2010年10月13日9:02

>アンダードラフトってなんでしたっけ?

underで作られる造語のパターンは複数ありますが、ここではunderestimate, underevaluate, underrateなどと同じパターンかと思います。
つまり、カード・パワーからすると遅い順目でピックされることを意味しているのでしょう。

>I like to draw in sealed and draft. Play against Poison/Infect, and draw against Metalcraft.

ぼくはシールドでもドラフトでも後手がいい。相手が毒/感染デッキなら先手で、金属術なら後手。

ドラフト・ポッドの8人のうち5人から6人は金属術ですし、シールドではそれ以上ですから、確率的に言って後手持ちがいいと考えているのでしょう。

ペンティーノ
2010年10月13日9:50

いつもお世話になります。
>アンダードラフト
なるほど、たしかにそんな感じですね

>先手後手
こっちは重要ですね。drawが後手というのは頭の片隅には入っていた筈なのですが…失念していました。ご指摘ありがとうございます。凄く重要なところですので、修正しておきます。

nophoto
Anushka
2012年11月1日0:13

Great article but it didn’t have everything-I didn’t find the kichten sink!

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