勝手に訳:In Development – Dr. Shaman and the Ooze①ローテーション後のFauna Shamanの相方の解説~既存のShamanデッキの紹介
2010年10月9日 翻訳:構築Posted by Alexander Shearer
October 6, 2010
http://www.channelfireball.com/articles/in-development-dr-shaman-and-the-ooze/
channel Fireball様の記事です。SoMにおけるAlexander Shearerの推しメンはFauna Shamanのようです。きりのいいところがあるので2つに分けます。前半は、既存の、そして結果をだしたFauna Shamanデッキの紹介&解説まで、後半はNecrotic Oozeとの組み合わせを中心に組んだデッキの紹介です。
本文
前置き
略(粘性菌の多様性についての説明。よく分かりません。筆者の専攻は生物学系?前回もそういう記述があった様な)
私はこの手の多様性が大好きです。
故に、Fauna Shamanは現スタンダード環境でも引き続きマイ・フェイヴァレット・カードです。
今週はZendikar-Scarsスタンダード環境におけるFauna Shamanを、「コンボ」の観点から探求します。その中には、正確にはコンボとはいえなくとも、とても巧く働いている様に感じられるアプローチも含んでいます。Fauna Shamanの今後使われるであろうオプションをレビューし、そのアプローチが巧くいくかどうかを試してみます。そして記事の最後では、みんなの大好きなNecrotic OozeとFauna Shamanを中心に組んだ2つのデッキを紹介します。
Fauna Shaman builds for a new world
Bloodbraid Elfがエクステンデットの世界へと旅立ったことは、スタンダードのローテーションにおいて最も大きなトピックでしょう。このシンプルな転換はデッキデザインの段階から大きな変化を与え、またどんなデッキがプレイに値するかということにも影響を与えます。さらに、以前Bloodbraid Elfを使っていたデッキが今後どう組まれるのか、などのトピックもあり大きな変化を起こしています。
Fauna Shamanにおいては以下の2点で特に影響を与えます。まず第一に、もはやVengevinesのリターンにBloodbraid Elfを頼れない点。そして第二に、Bloodbraid Elfの続唱によりVengevinesを場に戻すためにデッキ構成を歪めることは無くなったという点です。
Fauna Shaman essentials
大抵のFauna Shamanデッキは以下の2点を中心に構成されています。
まず、この怪物。
4*Vengevine
次に、Shamanで引っ張ってこられる、簡易な怪物の吊り上げ装置。
白では…
Kor Skyfisher とか4*Squadron Hawk
どっちのオプションでもかかるコストは2WWですね。Skyfisherはキャストした後に自分を戻して、再キャストすることでVengevineを吊り上げます。Squadron Hawkは彼の群れを引き連れてくるので、そのうちの1つをキャストすればVengevineを再買取できます。
Skyfisherの方が一般的にはアグレッシヴであり、、またある意味でデッキのスペースを省きますが、スペースの点でSquadron Hawkは「非常にまずい」となるわけではありません。それは4枚1組の存在ですから、1度キャストすればデッキ内においてはスリムになります。
青においては魅力的な旧友が変えてきました。
Trinket Mage+ Ornithopter/ Memnite
Trinket MageとMemniteのコンビを試すのと同時に、私たちはOrnithopterについても試しました。Ornithopterはアグレッシヴさがたりません―無限にかかるクロックは20ターンクロックとちがって放置されてしまいます―が、空中戦でのチャンプブロッカー、そして装備品をつけての飛行持ちアタッカーとなれる可能性があります。
1/1 と0/2飛行のどちらが有用で、デッキに採用すべきかの議論はとりあえず止めておきましょう。
次に、これから見られるであろう3つのデッキタイプについて考察します。
Stoneforge Sparkmage Shaman (aka “Naya”)
4 Birds of Paradise
4 Llanowar Elves
4 Squadron Hawk
1 Stoneforge Mystic
4 Fauna Shaman
3 Lotus Cobra
4 Cunning Sparkmage
4 Vengevine
2 Molten-Tail Masticore
1 Inferno Titan
1 Basilisk Collar
2 Journey to Nowhere
2 Eldrazi Monument
4 Copperline Gorge
4 Razorverge Thicket
4 Arid Mesa
2 Mountain
2 Plains
1 Misty Rainforest
4 Forest
2 Raging Ravine
1 Sunpetal Grove
Sideboard
3 Flame Slash
1 Linvala, Keeper of Silence
1 Eldrazi Monument
2 Obstinate Baloth
3 Refraction Trap
1 Journey to Nowhere
1 War Priest of Thune
1 Manic Vandal
これはBradが先週の記事で紹介したリストですね。
本家:http://www.channelfireball.com/articles/fffreaky-friday-naya-revisited-for-states/
拙訳:http://biggbo.diarynote.jp/201010020156248755/
詳しい説明はBradの記事に書いてあります。前Shards-Zendikarスタンダード環境で中心となっていたNayaの要素を色濃く受け継いでいます。火花魔道士-首輪コンボもそうですね。
Knight of the Reliquaryの退場によりデッキの攻撃性はかなり削がれてしまいました。また、私は火花魔道士の現環境での有用性に疑問を感じています。前環境よりタフネス1のクリーチャーは少なくなりましたから。それでも、このデッキはしっかりと作られていて、よく練られたレシピです。
Trinket Shaman (aka “Bant”)
1 Memnite
4 Birds of Paradise
4 Squadron Hawk
4 Fauna Shaman
3 Lotus Cobra
1 Trinket Mage
4 Vengevine
1 Sphinx of Lost Truths
1 Frost Titan
1 Brittle Effigy
3 Jace, the Mind Sculptor
3 Venser, the Sojourner
1 Eldrazi Monument
4 Mana Leak
4 Celestial Colonnade
5 Forest
2 Glacial Fortress
2 Island
4 Misty Rainforest
2 Plains
3 Razorverge Thicket
2 Stirring Wildwood
1 Terramorphic Expanse
Sideboard
1 Acidic Slime
1 Baneslayer Angel
1 Brittle Effigy
1 Chimeric Mass
2 Day of Judgment
1 Linvala, Keeper of Silence
1 Nihil Spellbomb
4 Unified Will
3 Wall of Omens
Joshua Harrisはこのデッキを駆ってTCGPlayer 5K in New York(どういうトーナメントか詳しい人教えてください!賞金が5K$?どれくらいの規模のイベントなの?)にてトップ16に入賞しました。この手のリストで特筆すべきはTrinket Mageの有用性です。Vengevinesの一本釣りはもとより、メインデッキのBrittle Effigy やサイドボードのChimeric Mass、Nihil Spellbomb等のサーチもできます。しかし(それらにスロットを割いているため)Stoneforge Mystic絡みのアクションは控えられているようです。
前述のBradのリストと違い、Harrisのバントのリストはあまり洗練されていない様にみえます(もちろん、彼はこれを十分に使いこなしたのですが)。ヴェンセールはこのデッキの通常の動きとは特別シナジーがあるわけではないですし、コブラを4枚積んでいないのは単純に疑問です。
今後私たちはさらに沢山のバントのデッキリストを見ることになるでしょう。その中にはTrinket MageとStoneforge Mysticのサーチ能力を上手に両立させたもの沢山あるだろうと予想しています。
Cunning Trinks (URG Fauna Shaman)
4 Birds of Paradise
4 Cunning Sparkmage
4 Fauna Shaman
1 Goblin Ruinblaster
1 Inferno Titan
3 Jace, the Mind Sculptor
4 Lotus Cobra
1 Memnite
3 Trinket Mage
4 Vengevine
1 Wurmcoil Engine
1 Basilisk Collar
1 Brittle Effigy
4 Mana Leak
4 Copperline Gorge
4 Forest
4 Island
4 Misty Rainforest
1 Mountain
3 Raging Ravine
4 Scalding Tarn
Sideboard
3 Arc Trail
1 Brittle Effigy
3 Goblin Ruinblaster
1 Manic Vandal
4 Obstinate Baloth
3 Unified Will
Jim Davisもこのデッキを用いて同じトーナメントで16位に入りました。このデッキでもTrinket MageはBasilisk Collarや Memniteそして Brittle Effigyをサーチする重要な役割を果たしています。これら既存のFauna Shamanデッキから一つ選べとすると、私はこれにするでしょう。
しかし、私は既存のリストを使おうとは思いません。
後編(シャーマンとウーズを一緒に使ったデッキを作ろう!編に続く)
October 6, 2010
http://www.channelfireball.com/articles/in-development-dr-shaman-and-the-ooze/
channel Fireball様の記事です。SoMにおけるAlexander Shearerの推しメンはFauna Shamanのようです。きりのいいところがあるので2つに分けます。前半は、既存の、そして結果をだしたFauna Shamanデッキの紹介&解説まで、後半はNecrotic Oozeとの組み合わせを中心に組んだデッキの紹介です。
本文
前置き
略(粘性菌の多様性についての説明。よく分かりません。筆者の専攻は生物学系?前回もそういう記述があった様な)
私はこの手の多様性が大好きです。
故に、Fauna Shamanは現スタンダード環境でも引き続きマイ・フェイヴァレット・カードです。
今週はZendikar-Scarsスタンダード環境におけるFauna Shamanを、「コンボ」の観点から探求します。その中には、正確にはコンボとはいえなくとも、とても巧く働いている様に感じられるアプローチも含んでいます。Fauna Shamanの今後使われるであろうオプションをレビューし、そのアプローチが巧くいくかどうかを試してみます。そして記事の最後では、みんなの大好きなNecrotic OozeとFauna Shamanを中心に組んだ2つのデッキを紹介します。
Fauna Shaman builds for a new world
Bloodbraid Elfがエクステンデットの世界へと旅立ったことは、スタンダードのローテーションにおいて最も大きなトピックでしょう。このシンプルな転換はデッキデザインの段階から大きな変化を与え、またどんなデッキがプレイに値するかということにも影響を与えます。さらに、以前Bloodbraid Elfを使っていたデッキが今後どう組まれるのか、などのトピックもあり大きな変化を起こしています。
Fauna Shamanにおいては以下の2点で特に影響を与えます。まず第一に、もはやVengevinesのリターンにBloodbraid Elfを頼れない点。そして第二に、Bloodbraid Elfの続唱によりVengevinesを場に戻すためにデッキ構成を歪めることは無くなったという点です。
Fauna Shaman essentials
大抵のFauna Shamanデッキは以下の2点を中心に構成されています。
まず、この怪物。
4*Vengevine
次に、Shamanで引っ張ってこられる、簡易な怪物の吊り上げ装置。
白では…
Kor Skyfisher とか4*Squadron Hawk
どっちのオプションでもかかるコストは2WWですね。Skyfisherはキャストした後に自分を戻して、再キャストすることでVengevineを吊り上げます。Squadron Hawkは彼の群れを引き連れてくるので、そのうちの1つをキャストすればVengevineを再買取できます。
Skyfisherの方が一般的にはアグレッシヴであり、、またある意味でデッキのスペースを省きますが、スペースの点でSquadron Hawkは「非常にまずい」となるわけではありません。それは4枚1組の存在ですから、1度キャストすればデッキ内においてはスリムになります。
青においては魅力的な旧友が変えてきました。
Trinket Mage+ Ornithopter/ Memnite
Trinket MageとMemniteのコンビを試すのと同時に、私たちはOrnithopterについても試しました。Ornithopterはアグレッシヴさがたりません―無限にかかるクロックは20ターンクロックとちがって放置されてしまいます―が、空中戦でのチャンプブロッカー、そして装備品をつけての飛行持ちアタッカーとなれる可能性があります。
1/1 と0/2飛行のどちらが有用で、デッキに採用すべきかの議論はとりあえず止めておきましょう。
次に、これから見られるであろう3つのデッキタイプについて考察します。
Stoneforge Sparkmage Shaman (aka “Naya”)
4 Birds of Paradise
4 Llanowar Elves
4 Squadron Hawk
1 Stoneforge Mystic
4 Fauna Shaman
3 Lotus Cobra
4 Cunning Sparkmage
4 Vengevine
2 Molten-Tail Masticore
1 Inferno Titan
1 Basilisk Collar
2 Journey to Nowhere
2 Eldrazi Monument
4 Copperline Gorge
4 Razorverge Thicket
4 Arid Mesa
2 Mountain
2 Plains
1 Misty Rainforest
4 Forest
2 Raging Ravine
1 Sunpetal Grove
Sideboard
3 Flame Slash
1 Linvala, Keeper of Silence
1 Eldrazi Monument
2 Obstinate Baloth
3 Refraction Trap
1 Journey to Nowhere
1 War Priest of Thune
1 Manic Vandal
これはBradが先週の記事で紹介したリストですね。
本家:http://www.channelfireball.com/articles/fffreaky-friday-naya-revisited-for-states/
拙訳:http://biggbo.diarynote.jp/201010020156248755/
詳しい説明はBradの記事に書いてあります。前Shards-Zendikarスタンダード環境で中心となっていたNayaの要素を色濃く受け継いでいます。火花魔道士-首輪コンボもそうですね。
Knight of the Reliquaryの退場によりデッキの攻撃性はかなり削がれてしまいました。また、私は火花魔道士の現環境での有用性に疑問を感じています。前環境よりタフネス1のクリーチャーは少なくなりましたから。それでも、このデッキはしっかりと作られていて、よく練られたレシピです。
Trinket Shaman (aka “Bant”)
1 Memnite
4 Birds of Paradise
4 Squadron Hawk
4 Fauna Shaman
3 Lotus Cobra
1 Trinket Mage
4 Vengevine
1 Sphinx of Lost Truths
1 Frost Titan
1 Brittle Effigy
3 Jace, the Mind Sculptor
3 Venser, the Sojourner
1 Eldrazi Monument
4 Mana Leak
4 Celestial Colonnade
5 Forest
2 Glacial Fortress
2 Island
4 Misty Rainforest
2 Plains
3 Razorverge Thicket
2 Stirring Wildwood
1 Terramorphic Expanse
Sideboard
1 Acidic Slime
1 Baneslayer Angel
1 Brittle Effigy
1 Chimeric Mass
2 Day of Judgment
1 Linvala, Keeper of Silence
1 Nihil Spellbomb
4 Unified Will
3 Wall of Omens
Joshua Harrisはこのデッキを駆ってTCGPlayer 5K in New York(どういうトーナメントか詳しい人教えてください!賞金が5K$?どれくらいの規模のイベントなの?)にてトップ16に入賞しました。この手のリストで特筆すべきはTrinket Mageの有用性です。Vengevinesの一本釣りはもとより、メインデッキのBrittle Effigy やサイドボードのChimeric Mass、Nihil Spellbomb等のサーチもできます。しかし(それらにスロットを割いているため)Stoneforge Mystic絡みのアクションは控えられているようです。
前述のBradのリストと違い、Harrisのバントのリストはあまり洗練されていない様にみえます(もちろん、彼はこれを十分に使いこなしたのですが)。ヴェンセールはこのデッキの通常の動きとは特別シナジーがあるわけではないですし、コブラを4枚積んでいないのは単純に疑問です。
今後私たちはさらに沢山のバントのデッキリストを見ることになるでしょう。その中にはTrinket MageとStoneforge Mysticのサーチ能力を上手に両立させたもの沢山あるだろうと予想しています。
Cunning Trinks (URG Fauna Shaman)
4 Birds of Paradise
4 Cunning Sparkmage
4 Fauna Shaman
1 Goblin Ruinblaster
1 Inferno Titan
3 Jace, the Mind Sculptor
4 Lotus Cobra
1 Memnite
3 Trinket Mage
4 Vengevine
1 Wurmcoil Engine
1 Basilisk Collar
1 Brittle Effigy
4 Mana Leak
4 Copperline Gorge
4 Forest
4 Island
4 Misty Rainforest
1 Mountain
3 Raging Ravine
4 Scalding Tarn
Sideboard
3 Arc Trail
1 Brittle Effigy
3 Goblin Ruinblaster
1 Manic Vandal
4 Obstinate Baloth
3 Unified Will
Jim Davisもこのデッキを用いて同じトーナメントで16位に入りました。このデッキでもTrinket MageはBasilisk Collarや Memniteそして Brittle Effigyをサーチする重要な役割を果たしています。これら既存のFauna Shamanデッキから一つ選べとすると、私はこれにするでしょう。
しかし、私は既存のリストを使おうとは思いません。
後編(シャーマンとウーズを一緒に使ったデッキを作ろう!編に続く)
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