Posted by Antoine Ruel October 3, 2010
http://www.channelfireball.com/home/ruel-ultimatum-approaching-the-new-standard-format/
channel Fireball様の記事です
アントワン・ルーエルが現スタン対応のデッキをいくつか紹介しています。集団変身デッキ/Affinity/など新しいアーキタイプについての特集のようです。
本文
Hi everyone!
これが僕のChannelFireballでの最初の記事だよ。ベストを尽くすので、気に入ってもらえると嬉しい。
自己紹介とか(略)
今日は新スタンについて話をしようと思う。ローテーションでどんなカードやデッキがいなくなったかの参考にはこのLSVの記事をおススメします→http://www.channelfireball.com/articles/initial-technology-seeing-shards-off/
まず断っておくのは、これらのデッキリストに掛けることができた時間は非常に少なかったということ。だからまだまだこれらのデッキには改良の余地があるし、メタゲームにあわせて調整する必要があるということだね。
今回は二つのテーマに着目しています。「変身」と「親和」です。一つ目は前環境でとてもいい戦略だったし、ローテーション後にどうやって生き残るか知りたいところだからね。二つ目は新セットで導入された新しいメカニズムだから(試してみたかったんだ)。
Mass Polymorph
僕がフランス選手権で使ったオリジナルのPolymorphはM10の退場とともに消えてしまった。でも、M11はMass Polymorphをもたらしてくれた。これを試してみようと思う。
まずこのデッキに必要なものはトークン製造エンジンだ。明らかに使えるKhalni Gardenと Awakening Zone、そして Elspeth Tirelはトークンエンジンとして魅力的に見えた。まずはこれらからデッキを組むことにしたんだ。だけど、マナを工面するのはちょっと大変だった。ちょっとプレイしただけでこの白のPWは僕が期待していた仕事をしてくれないことが分かった。また、このデッキは一枚のカードに頼っている:Mass Polymorphにね。単純にこれを引けない、または引くのが遅すぎて負けることが多々あったのでドローソースは大量に必要だと考えた。
次に必要なのはマナ加速だ。トークン製造とドローに費やすためのね。大量のマナ加速によって、コントロールのMana Leakを苦にしなくなるし、アグロに殺される前にコンボを決めることができる様になる。
トークンはコンボ要員としてだけでなく、こちらが場を作るまで相手の攻勢を削ぐ役割も兼ねているよ。
4 Preordain
4 Jace, the Mind Sculptor
4 Awakening Zone
4 Explore
3 Growth Spasm
3 Treasure Hunt
3 Everflowing Chalice
4 See Beyond
1 Platinum Emperion
1 Emrakul, the Aeons Torn
1 Iona, Shield of Emeria
4 Mass Polymorph
4 Halimar Depths
5 Forest
4 Khalni Garden
7 Island
4 Misty Rainforest
Sideboard
4 Obstinate Baloth
3 Dispel
1 Vensers Journal
3 Negate
4 Ratchet Bomb
このデッキはだいたいMass Polymorphで5ターン目に2体、6ターン目に3体の変身を決めることができる。デッキに入れるクリーチャーは3体だけにした。これらが手札に来た際のリシャッフル手段としてJace, the Mind SculptorやSee Beyondを使う。いつでも出せば勝てるやつらとして、Platinum EmperionをEmrakul, the Aeons TornとIona, Shield of Emeria.と共に選んだ。
変身デッキがローテーション後に生き残るかどうかは、僕がとても興味を持ってることだ。このデッキは致死コンボを含んだコントロール(僕がフランス選手権で使用したような)というより「歯と爪」デッキに近い。6マナソーサリーと追加コストのクリーチャーの犠牲、が求められるので、デッキの本質は進化する必要があった(致死コンボ含んだコントロールから「歯と爪」の様なデッキに)。
デッキの主要な問題点として、相手のゲームプランに介入する手段を持たないという点がある。打ち消し呪文はおろかInto the Roil,Ratchet Bombすら入っていない。このデッキをフォーマットに適応させるには、メターゲームが落ち着くのを待つ必要があるだろう。それはサイドボードにも言えることで、特にVenser’s Journalは、興味深いカードだけど、テストが必要だろうね。
ミラディンの傷跡の2枚のカードはこのデッキの転的だ。:一つ目はRatchet Bomb。Mass Polymorphに対応してトークンを一掃されてしまうからね。もうひとつはLux Cannon。これら2つのカードをスタンダードで見るようになれば(確率は高い)、デッキにアーティファクト除去手段や、Into the Roil, Ratchet Bomb等をメインデッキに入れなきゃいけないだろうね。
そうそう、知らないかもしれないけど、Platinum Emperionが出ているとライフを払うこともできない。例えば、フェッチランドは生贄に捧げられなくなってしまうよ。
Affinity decks:
僕も含めて沢山の人がジャンドが居なくなってハッピーに感じているだろうね。まぁ、皆フェアリーが1年前に居なくなったときも、親和が数年前に居なくなったときも同じ様に感じたことは忘れているだろうけどね。アーティファクトデッキに焦点を当てずしてミラディンの傷跡参入後のスタンダードを語ることはできないだろう。
もちろん、このデッキがわが世の春を迎えるのは2つのセットが追加された後の2011年の夏になるだろうけどね。
茶単じゃとっても弱いと思うので、まずどの色を追加するべきか考えた:
―黒:アーティファクトとシナジーを形成するカードがPhylactery Lichと Painsmithしかないよ…ちっともセクシーじゃない。アーティファクト含んだ黒コンが未来に表れる可能性はあるけど、黒は現スタンでもっともプレイしたくない色だね。
―緑:Carapace ForgerとEzuri’s Brigadeはもう少しセクシーだけど、そもそも緑がファッティをプレイするのに金属術の助けがどうしても必要だとは思えないね。このレアは強いけど。
―赤:Kuldotha Phoenix とGalvanic Blastはすんごいセクシー、だけど赤デッキに入るアーティファクト絡みのシナジーは少なくて、アーティファクト中心で組むのは旨みが無いように思う。そういったコントロールは未来には出てくるかもしれないけどね。でも、マルチカラーのデッキにするとフェニックスを運用しづらくなるのは難点だ。Kuldotha Rebirthはいいカードだから、そのうち使われるだろうね。
―青:Trinket Mage + Voltaic Key + Everflowing Chalice + Lux Cannonには注目せざるを得ない…Inexorable Tideも加えてもいいかも。Grand Architectと Riddlesmith(こいつのおかげでMOx Opalを4枚デッキに入れれるようになるね)も明らかに強力なカードだ。デッキはアグロとしても、コントロールとしても、コンボとしても作れる可能性がある。
―白:Glint HawkとTempered Steelはaffinityビートダウンを作る際にはこのセットでベストなカードかもしれない。Myrsmithも面白いカードだけどちょっと遅いかもしれない。Quest for the Holy Relic/Argentum Armorの「コンボ」を試している人がいるけど、これは効率的というよりはオモシロ的だね。
白がもっともアグレッシブなデッキにあっていると言えるね。シナジーが豊富で効率的だ。だから白絡みのaffinityビートダウンを試してみることにした。
ミラディンの傷跡の攻撃的なアーティファクトをレヴューしてみよう:
-Etched Championは僕にはできない子に思える。間違っているかもしれないけど、僕は灰色オーガをデッキに入れたくないね。しかもこのフォーマットがアーティファクトに対するマークがきつくなったら、こいつはなにもしないだろうからね。
-Chimeric Massは思ってたよりずっとよかった。ゲームの早い段階でMox Opalを起動、またはGlint Hawkをプレイするためのアーティファクトとなってくれるし、ゲーム後半だとDay of Judgmentの様なソーサリーで殺せないファッティとして機能するよ。
-Darksteel Axe:単純にTrusty Macheteの方が強い。
-Darksteel Juggernaut: 重すぎ弱すぎ
-Glint Hawk Idol: 大抵はプレイできるね
-Mox Opal:3枚入れた伝説性のカードを2枚引いちゃうこともあるけど気をつけてね。
-Origin Spellbomb:入れるデッキも出てくるだろうけど、ビートダウンで1/1を3マナ使って出そうというのは狂気の沙汰だね。
-Rusted Relic: < Lodestone Golem
-Sword of Body and Mind, Wurmcoil Engine, Precursor Golem:強いけど高いよ…
最初に作ったデッキはこんな感じになった。
UW Affinity
1 Brittle Effigy
4 Tempered Steel
4 Trinket Mage
4 Myrsmith
3 Chimeric Mass
4 Memnite
4 Lodestone Golem
4 Steel Overseer
4 Ornithopter
3 Mox Opal
4 Glint Hawk
10 Plains
4 Glacial Fortress
4 Seachrome Coast
1 Island
2 Tectonic Edge
Trinket Mageのために青を散らすことにした。また、2色目を加えることでサイドボードが充実したものになることは覚えておこう。このデッキはなかなかいいデッキで、シナジーがふんだんに盛り込まれている。だけど、明らかに打撃力が足りないね。コントロールでもアグロでもなく、but rather just simply doing some cool stuff(わかんないです)。Steel Overseerが早期に引けた場合や、Tempered Steelがあれば素晴らしい動きをするけど、これらが居なかったら1/1のマイアだの0/2の飛行機だの、貧弱な連中を溜め込むだけだ。
このデッキの長所はー驚くかもしれないけどーRatchet Bombを白単のバージョンに比べてそれほど苦にしないという事だ。欠点は十分な速度がないことだった。
それで、いくつかの失敗の後に、もっとアグレッシブでシナジティックなデッキを組むことにしたんだ。僕がたどり着いたのは以下の様なリストだ。
Boros Affinity
3 Kor Skyfisher
4 Tempered Steel
4 Adventuring Gear
3 Hedron Scrabbler
4 Ornithopter
4 Glint Hawk
4 Memnite
3 Mox Opal
4 Steppe Lynx
4 Chimeric Mass
4 Marsh Flats
2 Mountain
4 Arid Mesa
9 Plains
3 Scalding Tarn
1 Teetering Peaks
Sideboard
4 Kor Firewalker
3 Galvanic Blast
4 Lodestone Golem
4 Luminarch Ascension
多分、君がもっとも驚くカードはHedron Scrabbler.じゃないかな。上陸も活用するデッキにしようと思ったのでこのカードはベストなカードになった。Plated Geopedeも同じ事ができるけど、Tempered Steelを活用するためにはアーティファクトである必要があった。
15体、というのは多いとはいえないけど、2体に+2/+2の修正を与えればもう十分強いからね。Chimeric Massを1ターン目にプレイしたら、そいつはアクティベートされるたびに2/2のクリーチャーにしてくれるよ。白のフライヤーでそいつを戻すまでね。
1ターン目にAdventuring Gear + OrnithopterまたはMemniteという動きはきちがいじみてる(nuts)。さらにはMox Opalをアクティベートすることまでできるんだ。で、Glint Hawkをプレイして、Glint Hawkをもどして、また出して、Steppe Lynxをキャストしてターンを返すと。ま、こんなシチュエーションは珍しいけど、いやらしい(obscene)初動ができる初手を引く機会は結構あるよ。この例の後に、2ターン目にフェッチだせれば相手のライフは10まで減っちゃうね。まだ君は土地1枚しかプレイしてないのに(訳注:1枚ってのはミス?)。
フライヤー+ Adventuring Gearはすばやいクロックだ。相手は土地とスペルをうまい組み合わせでトップデッキしないと勝てないだろうね。
Affinityがスタンダード帰ってきたことには驚きを隠せないね。後2つのエキスパションがこいつをモンスターデッキにしないことを祈るよ。
Bonus:Dregevine
Guillaume Matignonがこのデッキリストを教えてくれたよ。
3 Renegade Doppelganger
4 Necrotic Ooze
4 Birds of Paradise
4 Fauna Shaman
1 Joraga Treespeaker
4 Hedron Crab
4 Lotus Cobra
4 Enclave Cryptologist
1 Molten-Tail Masticore
4 Vengevine
3 Gigantomancer
4 Forest
2 Island
2 Swamp
4 Verdant Catacombs
2 Drowned Catacomb
2 Scalding Tarn
4 Misty Rainforest
4 Darkslick Shores
まだまだ調整が必要だけど、Necrotic Oozeはローテーションでいろいろと大切なものを失ったこのアーキタイプにとって素晴らしい援軍だね。Gigatomancerが墓地に落ちていればどんなちびっこも7/7にできる。このギミックはこのデッキにぴったりだと思うよ。
忘れて欲しくないのは、この記事の目的は面白いデッキとメカニズムを紹介することだということだ。やがてメタゲームが全貌を現して、どのデッキも進化して、ベストなヤツだけが生き残るだろうね。一方で、他のデッキには審判が下されて、それらの居場所はトーナメントテーブルの下位卓か友達とのカジュアル・ゲームになるだろうね。
Quick hints Sealed deck(さらにおまけ)
以下が僕のプレリリースでのデッキだ。赤緑で、Furnace Celebrationとアーティファクト除去を中心に組んでみた。前のミラディンで(アーティファクト除去を中心に組むこと)は有効だったからね。
2 Alpha Tyrranax
1 Carapace Forger
1 Bellowing Tanglewurm
1 Viridian Revel
1 Slice in Twain
1 Tel-Jilad Defiance
1 Oxidda Daredevil
1 Embersmith
1 Ferrovore
2 Shatter
1 Turn to Slag
1 Furnace Celebration
1 Horizon Spellbomb
1 Panic Spellbomb
1 Silver Myr
1 Leaden Myr
1 Sylvok Replica
1 Vulshok Replica
1 Cerebral Eruption
1 Wurmcoil Engine
1 Molten-Tail Masticore
9 Forest
8 Mountain
パリのプレリ参加者は以下の二つのことを理解していなかったように思う:
―金属術は強力だが、4,5枚の質の低いカードを足してまでデッキ内に13枚のアーティファクトを確保しようとするのはまったくもって意味が無い。3枚以上のアーティファクトを同時に場に出していられる保証は無い。よっぽどカードプールに恵まれていないのなら、ゲームにインパクトを与えないアーティファクトを無理にプレイする必要はないだろう。
―感染はドラフト向きの能力だと思う。何回も2ライフ、9個の毒カウンターで勝ってる人を見たよ。通常のダメージと感染のダメージををごっちゃにするのは相手を助けるだけだと思うよ。
Props and flops of the tournament(訳注:慣用句だろうけど、分からない):
+Grafted Exoskeletonを纏ったファッティをTel-Jilad Defianceでやっつけたよ。
FerrovoreでWurmcoil Engineとそのトーク2つをサクって勝ったよ。
ちなみに5-2でした。
1/1のマイアにStrata Scytheがついて飛行与える呪文爆弾(相手は青使ってなかった)とAssault Strobeで16点食らって負けたよ。
読んでくれてありがとう、コメントくれたらすぐに返信するよ!
Antoine Ruel
http://www.channelfireball.com/home/ruel-ultimatum-approaching-the-new-standard-format/
channel Fireball様の記事です
アントワン・ルーエルが現スタン対応のデッキをいくつか紹介しています。集団変身デッキ/Affinity/など新しいアーキタイプについての特集のようです。
本文
Hi everyone!
これが僕のChannelFireballでの最初の記事だよ。ベストを尽くすので、気に入ってもらえると嬉しい。
自己紹介とか(略)
今日は新スタンについて話をしようと思う。ローテーションでどんなカードやデッキがいなくなったかの参考にはこのLSVの記事をおススメします→http://www.channelfireball.com/articles/initial-technology-seeing-shards-off/
まず断っておくのは、これらのデッキリストに掛けることができた時間は非常に少なかったということ。だからまだまだこれらのデッキには改良の余地があるし、メタゲームにあわせて調整する必要があるということだね。
今回は二つのテーマに着目しています。「変身」と「親和」です。一つ目は前環境でとてもいい戦略だったし、ローテーション後にどうやって生き残るか知りたいところだからね。二つ目は新セットで導入された新しいメカニズムだから(試してみたかったんだ)。
Mass Polymorph
僕がフランス選手権で使ったオリジナルのPolymorphはM10の退場とともに消えてしまった。でも、M11はMass Polymorphをもたらしてくれた。これを試してみようと思う。
まずこのデッキに必要なものはトークン製造エンジンだ。明らかに使えるKhalni Gardenと Awakening Zone、そして Elspeth Tirelはトークンエンジンとして魅力的に見えた。まずはこれらからデッキを組むことにしたんだ。だけど、マナを工面するのはちょっと大変だった。ちょっとプレイしただけでこの白のPWは僕が期待していた仕事をしてくれないことが分かった。また、このデッキは一枚のカードに頼っている:Mass Polymorphにね。単純にこれを引けない、または引くのが遅すぎて負けることが多々あったのでドローソースは大量に必要だと考えた。
次に必要なのはマナ加速だ。トークン製造とドローに費やすためのね。大量のマナ加速によって、コントロールのMana Leakを苦にしなくなるし、アグロに殺される前にコンボを決めることができる様になる。
トークンはコンボ要員としてだけでなく、こちらが場を作るまで相手の攻勢を削ぐ役割も兼ねているよ。
4 Preordain
4 Jace, the Mind Sculptor
4 Awakening Zone
4 Explore
3 Growth Spasm
3 Treasure Hunt
3 Everflowing Chalice
4 See Beyond
1 Platinum Emperion
1 Emrakul, the Aeons Torn
1 Iona, Shield of Emeria
4 Mass Polymorph
4 Halimar Depths
5 Forest
4 Khalni Garden
7 Island
4 Misty Rainforest
Sideboard
4 Obstinate Baloth
3 Dispel
1 Vensers Journal
3 Negate
4 Ratchet Bomb
このデッキはだいたいMass Polymorphで5ターン目に2体、6ターン目に3体の変身を決めることができる。デッキに入れるクリーチャーは3体だけにした。これらが手札に来た際のリシャッフル手段としてJace, the Mind SculptorやSee Beyondを使う。いつでも出せば勝てるやつらとして、Platinum EmperionをEmrakul, the Aeons TornとIona, Shield of Emeria.と共に選んだ。
変身デッキがローテーション後に生き残るかどうかは、僕がとても興味を持ってることだ。このデッキは致死コンボを含んだコントロール(僕がフランス選手権で使用したような)というより「歯と爪」デッキに近い。6マナソーサリーと追加コストのクリーチャーの犠牲、が求められるので、デッキの本質は進化する必要があった(致死コンボ含んだコントロールから「歯と爪」の様なデッキに)。
デッキの主要な問題点として、相手のゲームプランに介入する手段を持たないという点がある。打ち消し呪文はおろかInto the Roil,Ratchet Bombすら入っていない。このデッキをフォーマットに適応させるには、メターゲームが落ち着くのを待つ必要があるだろう。それはサイドボードにも言えることで、特にVenser’s Journalは、興味深いカードだけど、テストが必要だろうね。
ミラディンの傷跡の2枚のカードはこのデッキの転的だ。:一つ目はRatchet Bomb。Mass Polymorphに対応してトークンを一掃されてしまうからね。もうひとつはLux Cannon。これら2つのカードをスタンダードで見るようになれば(確率は高い)、デッキにアーティファクト除去手段や、Into the Roil, Ratchet Bomb等をメインデッキに入れなきゃいけないだろうね。
そうそう、知らないかもしれないけど、Platinum Emperionが出ているとライフを払うこともできない。例えば、フェッチランドは生贄に捧げられなくなってしまうよ。
Affinity decks:
僕も含めて沢山の人がジャンドが居なくなってハッピーに感じているだろうね。まぁ、皆フェアリーが1年前に居なくなったときも、親和が数年前に居なくなったときも同じ様に感じたことは忘れているだろうけどね。アーティファクトデッキに焦点を当てずしてミラディンの傷跡参入後のスタンダードを語ることはできないだろう。
もちろん、このデッキがわが世の春を迎えるのは2つのセットが追加された後の2011年の夏になるだろうけどね。
茶単じゃとっても弱いと思うので、まずどの色を追加するべきか考えた:
―黒:アーティファクトとシナジーを形成するカードがPhylactery Lichと Painsmithしかないよ…ちっともセクシーじゃない。アーティファクト含んだ黒コンが未来に表れる可能性はあるけど、黒は現スタンでもっともプレイしたくない色だね。
―緑:Carapace ForgerとEzuri’s Brigadeはもう少しセクシーだけど、そもそも緑がファッティをプレイするのに金属術の助けがどうしても必要だとは思えないね。このレアは強いけど。
―赤:Kuldotha Phoenix とGalvanic Blastはすんごいセクシー、だけど赤デッキに入るアーティファクト絡みのシナジーは少なくて、アーティファクト中心で組むのは旨みが無いように思う。そういったコントロールは未来には出てくるかもしれないけどね。でも、マルチカラーのデッキにするとフェニックスを運用しづらくなるのは難点だ。Kuldotha Rebirthはいいカードだから、そのうち使われるだろうね。
―青:Trinket Mage + Voltaic Key + Everflowing Chalice + Lux Cannonには注目せざるを得ない…Inexorable Tideも加えてもいいかも。Grand Architectと Riddlesmith(こいつのおかげでMOx Opalを4枚デッキに入れれるようになるね)も明らかに強力なカードだ。デッキはアグロとしても、コントロールとしても、コンボとしても作れる可能性がある。
―白:Glint HawkとTempered Steelはaffinityビートダウンを作る際にはこのセットでベストなカードかもしれない。Myrsmithも面白いカードだけどちょっと遅いかもしれない。Quest for the Holy Relic/Argentum Armorの「コンボ」を試している人がいるけど、これは効率的というよりはオモシロ的だね。
白がもっともアグレッシブなデッキにあっていると言えるね。シナジーが豊富で効率的だ。だから白絡みのaffinityビートダウンを試してみることにした。
ミラディンの傷跡の攻撃的なアーティファクトをレヴューしてみよう:
-Etched Championは僕にはできない子に思える。間違っているかもしれないけど、僕は灰色オーガをデッキに入れたくないね。しかもこのフォーマットがアーティファクトに対するマークがきつくなったら、こいつはなにもしないだろうからね。
-Chimeric Massは思ってたよりずっとよかった。ゲームの早い段階でMox Opalを起動、またはGlint Hawkをプレイするためのアーティファクトとなってくれるし、ゲーム後半だとDay of Judgmentの様なソーサリーで殺せないファッティとして機能するよ。
-Darksteel Axe:単純にTrusty Macheteの方が強い。
-Darksteel Juggernaut: 重すぎ弱すぎ
-Glint Hawk Idol: 大抵はプレイできるね
-Mox Opal:3枚入れた伝説性のカードを2枚引いちゃうこともあるけど気をつけてね。
-Origin Spellbomb:入れるデッキも出てくるだろうけど、ビートダウンで1/1を3マナ使って出そうというのは狂気の沙汰だね。
-Rusted Relic: < Lodestone Golem
-Sword of Body and Mind, Wurmcoil Engine, Precursor Golem:強いけど高いよ…
最初に作ったデッキはこんな感じになった。
UW Affinity
1 Brittle Effigy
4 Tempered Steel
4 Trinket Mage
4 Myrsmith
3 Chimeric Mass
4 Memnite
4 Lodestone Golem
4 Steel Overseer
4 Ornithopter
3 Mox Opal
4 Glint Hawk
10 Plains
4 Glacial Fortress
4 Seachrome Coast
1 Island
2 Tectonic Edge
Trinket Mageのために青を散らすことにした。また、2色目を加えることでサイドボードが充実したものになることは覚えておこう。このデッキはなかなかいいデッキで、シナジーがふんだんに盛り込まれている。だけど、明らかに打撃力が足りないね。コントロールでもアグロでもなく、but rather just simply doing some cool stuff(わかんないです)。Steel Overseerが早期に引けた場合や、Tempered Steelがあれば素晴らしい動きをするけど、これらが居なかったら1/1のマイアだの0/2の飛行機だの、貧弱な連中を溜め込むだけだ。
このデッキの長所はー驚くかもしれないけどーRatchet Bombを白単のバージョンに比べてそれほど苦にしないという事だ。欠点は十分な速度がないことだった。
それで、いくつかの失敗の後に、もっとアグレッシブでシナジティックなデッキを組むことにしたんだ。僕がたどり着いたのは以下の様なリストだ。
Boros Affinity
3 Kor Skyfisher
4 Tempered Steel
4 Adventuring Gear
3 Hedron Scrabbler
4 Ornithopter
4 Glint Hawk
4 Memnite
3 Mox Opal
4 Steppe Lynx
4 Chimeric Mass
4 Marsh Flats
2 Mountain
4 Arid Mesa
9 Plains
3 Scalding Tarn
1 Teetering Peaks
Sideboard
4 Kor Firewalker
3 Galvanic Blast
4 Lodestone Golem
4 Luminarch Ascension
多分、君がもっとも驚くカードはHedron Scrabbler.じゃないかな。上陸も活用するデッキにしようと思ったのでこのカードはベストなカードになった。Plated Geopedeも同じ事ができるけど、Tempered Steelを活用するためにはアーティファクトである必要があった。
15体、というのは多いとはいえないけど、2体に+2/+2の修正を与えればもう十分強いからね。Chimeric Massを1ターン目にプレイしたら、そいつはアクティベートされるたびに2/2のクリーチャーにしてくれるよ。白のフライヤーでそいつを戻すまでね。
1ターン目にAdventuring Gear + OrnithopterまたはMemniteという動きはきちがいじみてる(nuts)。さらにはMox Opalをアクティベートすることまでできるんだ。で、Glint Hawkをプレイして、Glint Hawkをもどして、また出して、Steppe Lynxをキャストしてターンを返すと。ま、こんなシチュエーションは珍しいけど、いやらしい(obscene)初動ができる初手を引く機会は結構あるよ。この例の後に、2ターン目にフェッチだせれば相手のライフは10まで減っちゃうね。まだ君は土地1枚しかプレイしてないのに(訳注:1枚ってのはミス?)。
フライヤー+ Adventuring Gearはすばやいクロックだ。相手は土地とスペルをうまい組み合わせでトップデッキしないと勝てないだろうね。
Affinityがスタンダード帰ってきたことには驚きを隠せないね。後2つのエキスパションがこいつをモンスターデッキにしないことを祈るよ。
Bonus:Dregevine
Guillaume Matignonがこのデッキリストを教えてくれたよ。
3 Renegade Doppelganger
4 Necrotic Ooze
4 Birds of Paradise
4 Fauna Shaman
1 Joraga Treespeaker
4 Hedron Crab
4 Lotus Cobra
4 Enclave Cryptologist
1 Molten-Tail Masticore
4 Vengevine
3 Gigantomancer
4 Forest
2 Island
2 Swamp
4 Verdant Catacombs
2 Drowned Catacomb
2 Scalding Tarn
4 Misty Rainforest
4 Darkslick Shores
まだまだ調整が必要だけど、Necrotic Oozeはローテーションでいろいろと大切なものを失ったこのアーキタイプにとって素晴らしい援軍だね。Gigatomancerが墓地に落ちていればどんなちびっこも7/7にできる。このギミックはこのデッキにぴったりだと思うよ。
忘れて欲しくないのは、この記事の目的は面白いデッキとメカニズムを紹介することだということだ。やがてメタゲームが全貌を現して、どのデッキも進化して、ベストなヤツだけが生き残るだろうね。一方で、他のデッキには審判が下されて、それらの居場所はトーナメントテーブルの下位卓か友達とのカジュアル・ゲームになるだろうね。
Quick hints Sealed deck(さらにおまけ)
以下が僕のプレリリースでのデッキだ。赤緑で、Furnace Celebrationとアーティファクト除去を中心に組んでみた。前のミラディンで(アーティファクト除去を中心に組むこと)は有効だったからね。
2 Alpha Tyrranax
1 Carapace Forger
1 Bellowing Tanglewurm
1 Viridian Revel
1 Slice in Twain
1 Tel-Jilad Defiance
1 Oxidda Daredevil
1 Embersmith
1 Ferrovore
2 Shatter
1 Turn to Slag
1 Furnace Celebration
1 Horizon Spellbomb
1 Panic Spellbomb
1 Silver Myr
1 Leaden Myr
1 Sylvok Replica
1 Vulshok Replica
1 Cerebral Eruption
1 Wurmcoil Engine
1 Molten-Tail Masticore
9 Forest
8 Mountain
パリのプレリ参加者は以下の二つのことを理解していなかったように思う:
―金属術は強力だが、4,5枚の質の低いカードを足してまでデッキ内に13枚のアーティファクトを確保しようとするのはまったくもって意味が無い。3枚以上のアーティファクトを同時に場に出していられる保証は無い。よっぽどカードプールに恵まれていないのなら、ゲームにインパクトを与えないアーティファクトを無理にプレイする必要はないだろう。
―感染はドラフト向きの能力だと思う。何回も2ライフ、9個の毒カウンターで勝ってる人を見たよ。通常のダメージと感染のダメージををごっちゃにするのは相手を助けるだけだと思うよ。
Props and flops of the tournament(訳注:慣用句だろうけど、分からない):
+Grafted Exoskeletonを纏ったファッティをTel-Jilad Defianceでやっつけたよ。
FerrovoreでWurmcoil Engineとそのトーク2つをサクって勝ったよ。
ちなみに5-2でした。
1/1のマイアにStrata Scytheがついて飛行与える呪文爆弾(相手は青使ってなかった)とAssault Strobeで16点食らって負けたよ。
読んでくれてありがとう、コメントくれたらすぐに返信するよ!
Antoine Ruel
コメント
コントロールでもなければアグロでもなく、ただちょっと良さげなことをするだけでした。
>Props and flops of the tournament:
本日の好プレイ珍プレイ:
語源には諸説あるようですが、
props = proper respects / flops = floppy persons
てなところではないかと思います。
なお、この手の俗語はUrban Dictionaryが参考になることもあるかもしれません。
www.urbandictionary.com
一個目
やっぱ訳うまいですね、直訳に近い言葉をちゃんと使ってかつ日本語としても通じる…
二個目
おおお、こんなツールが。俗語は対応が難しいのでとてもありがたいです。
この場にあうかはわかりません。
Flopsはそれ自体で「大失敗」の意があるようです。
たしかに訳すとPropsになる英単語は多い様に思えます。場面場面で考えて訳すべきですね。
Flopsはそれ自体で「大失敗」の意があるようです。
>これと並べてることから今回のpropsが、「名乗るほどの者では」さんの訳で正しいことがわかりますね。
今後も助言ください!