Posted by Paulo Vitor Damo da Rosa
Cannel Fireball様の記事です

http://www.channelfireball.com/home/pvs-playhouse-why-i-didnt-win-brazilian-nationals/

Paulo Vitor Damo da Rosaさんが国別選手権の敗因を語っています。やや長いので分割しています。

以下本分、①からの続き

まず明確な第一の問題から始めましょうー私はスタンダードの練習を全くしていなかったのです。言い訳としては、国別選手権の前三週間は他のイベントで詰まっていて(Gothenburg, Amsterdam, Portland)、このうちの構築戦は実際には国別選手権より重要ですし、私の周りにはスタンダードに注意を払える人間はいませんでした。幸いに、当時のスタンは十分に開拓されたフォーマットで(どうせすぐにローテーションする環境だから長居する気がなかったというのもありますが)、新しいデックが台等する可能性はもうほとんどなかったし、デッキ同士の相性が劇的に変わることも無いと思われました。結局、私はデッキを選ぶだけにしようという結論に達しました(どのデッキも一長一短であり、どれも同じようによい選択に思えました。選択をよしとするかは貴方の性格―グラスにある半分の水を半分しかないと考えるか、それとも半分満たされていると捉えるかー次第だと思います)。そしてメタゲームの読みが正しいことを願うだけでした。

最初に選んだのはMythicでしたー最も強力なデッキに思えたからです。Josh (Utter-Leyton)にGPポートランドで相談することにしました。私が国別選手権でこれを使うのはどうだろうかと聞くと、彼は肩をすくめながら”ああ、あれはいいデッキだよ”と答えました。これは私の期待していた答え、“まったくもってサイコーのデッキだから絶対に国別選手権で使うべきさ!”とは違うものでした。しかしまだMythicでいくつもりでしたー彼の、メインに2枚のリンヴァーラ(訳注:Linvalas over the Explores…ってあるけどどういうことでしょう?2ターン目探検からリンヴァーラにつなぐってこと?それもと探検のスロットがリンヴァーラになってるってことですかね。)―ミラーを想定してのことだと思われますーそして神ジェイスの含まれていないヴァージョンで。

私はブラジルに帰るまで全くM11対応のスタンをプレイしませんでした。そしてブラジルでLucas, Paulo, Eduardoといった友人に相談しました。彼らはmythicかNayaはたくさんいるだろう、そしてMythicの際限のないミラーマッチはやりたくない(mythicのミラーは技量の影響が少ない様です)/またNayaとの相性も十分なものではない、とのことでした。彼らはジャンドで出るつもりでした。ジャンドは1ゲーム目では際立ったデッキではない(もちろん他の人気デッキに劣っているわけでもない)が、2ゲーム目3ゲーム目においては常に素晴らしいデッキになるとのことでした。相性の悪いカードを抜き、相手に非常によく効くカードを加えることによって。これは国別選手権においてはとても重要な特徴です。準々決勝および準決勝においては5戦できますからね。

私は2本先取のゲームをジャンドでプレイすることに決め、ジャンドデッキが十分に“切り替え”ができることを気に入りました。また、ジャンドはmythicに比べてプレイした経験が多い点もいい点でした。私たちは最善のリストを作るために沢山のセオリーを議論し、非凡なジャンドプレイヤーであるOwen Turtenwaldの協力を仰ぎました。以下は私たちが最終的に採用したリストです。

4 Putrid Leech
4 Sprouting Thrinax
4 Bloodbraid Elf
2 Abyssal Persecutor
1 Grave Titan
2 Sarkhan the Mad
4 Lightning Bolt
4 Maelstrom Pulse
3 Bituminous Blast
4 Blightning
2 Terminate
4 Savage Lands
4 Verdant Catacombs
4 Raging Ravine
4 Dragonskull Summit
1 Rootbound Crag
3 Swamp
3 Forest
3 Mountain
Sideboard
2 Pyroclasm
2 Terminate
4 Obstinate Baloth
4 Duress
2 Slave of Bolas
1 Malakir Bloodwitch

少し補足をすると
2 Abyssal Persecutor:彼をジャンドでプレイされのが主流になったことは無いが、私にはそれがなぜだか理解できません。サンディエゴで我々のヴァージョンのジャンドに採用しようとしたことを思い出します。結局私はNayaをプレイしましたが。そして皆が使わないのでPersecutorはじつは弱いのだろうと単純に考えました。しかし、友人はPersecutorを使いました。また、私も熟考の後に、自分がPersecutorを使わない理由にたどり着けないのに、使う理由ならいくらでも思いつくことに気がついたのです。6/6飛行トランプルは圧倒的なサイズですし、2BBというコストは安すぎます!彼を取り除く除去は沢山ありますし
(メインに8枚、さらに4枚の Bolt, 4枚の Elfおよび 3枚の Blastも)、ほとんどのデッキは勝つためには彼を除去せざるを得ないでしょう。少し前まではコントロール相手には除去をサイドアウトしていたため、彼の採用は難しいものでしたが、今現在はどのデッキ相手でも除去をサイドアウトすることはない(足すことはある)ため、彼をどかす手段に困ったことはほとんどありません。唯一の懸念として歴青破からのcascadeで登場し、除去する手段がない、という場合ですが、その時は他のスペルの助けを借りればよいでしょう(訳注:直訳してみましたが、意味がよくわかりません)

もしあなたがjundを使うなら、彼を採用するべきだと私は思いますー最悪のマッチアップ(Ramp)相手に本当に、本当に助けになってくれるからです。私の膨大な経験(トーナメントではほとんど彼を引いたことは無いですが)から言わせて貰うと、彼を引いて後悔したことはありません。

2 Sarkhan the Mad:サルカンはersecutorと逆でしたー皆は使っていたのに、私にはその理由が分からなかったのです。最初はプレイするに値するカードとは思っていませんでしたが、Owenが彼の良さを保障したので試すことにし、そして彼ら(サルカンとOwen?)に失望することはありませんでした。トーナメントを通して、Owenは彼を専らドラゴン生産に使ったと言いましたが、私は逆に彼を使ってたくさんのカードを引きましたーまあ、普通は半々です。私はまたサルカンを使うでしょう。

1 Grave Titan:後半使うスペルを探していて、これはギャンコマや4枚目の歴青破より良いように思えました。彼は悪くは無かったのですが、彼を27枚目の土地にしておけば、土地を27枚にするならまずデッキから抜けるカードであったと今は考えています。

ジャンドの残りのパーツはほぼ自動的に決まる部分でしょう。以下はサイドボードです。

Mythic
OUT 4*blightning,2*トリナクス
IN  2*紅蓮地獄、2*終止、2*ボーラスの奴隷

NAYA
OUT 4*blighting
IN 2*pyroclasm,2*terminate(訳注:本記事ではDoom Bladeだけど多分ミスでしょう)
3戦目にもつれたら、
OUT 2*Leech
IN 2*baloth

The mirror
OUT 4*bolt,4*pulse
IN 2*terminate 4*baloth 2*ボーラスの奴隷
パルスや稲妻より終止がよい。断定はできないが

UW
OUT 4*bolt 3*歴青破
IN 4*duress 1*マラキールの血魔女、2*終止
※あくざんがいないと分かっていればblast残して終止いれない

Red
Out 4*パルス、1*Taitan
IN 4*baloth 2*終止
※一つカミングアウトしなくてはいけなのは、トーナメント中ヒルをサイドアウトしてしまっていたことです。すぐ分かる間違いであるように思えますが。

以上が良くあるマッチアップです。Nayaとmythicに対して、私たちはg1はやや有利、サイド後は更に良くなる、赤単に対してはメイン不利、サイド後有利(これはマッチで有利がつくということ)、UWにはメイン不利サイド後互角、そして我々のバージョンはミラーマッチには有利、と考えていました。また、RGヴァラクートにはマッチで不利がつき、エルドラージグリーンには超不利でしたが、私たちはそれらが会場にいない事に賭けました(間違っていましたが…)。当時は、我々のデッキはとても素晴らしく思えました。

続く

コメント

nophoto
通りすがり
2010年9月24日12:37

>Linvalas over the Explores
Josh Utter-Leytonが今年のアメリカ選手権で優勝したときのMythicには探検が2枚入っていたので、それをリンヴァーラに差し替えた、って意味だと思います

ペンティーノ
2010年9月24日22:54

おおお、そういうことだったのですか。ご指摘超感謝です。最近MTGから離れていたという理由はありますが不勉強でした

さんた
2010年9月25日0:52

はじめまして。

こういう、プレイヤーの直の感想翻訳はすごく面白いので読ませていただきました。
続きも期待してます。

リンクさせていただきますね。

ペンティーノ
2010年9月25日10:53

相互させていただきました。

僕もこういう記事好きなのですが、果たして需要はあるのかと思いながら訳していたのでとてもうれしいです。

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